洋楽と邦楽2010/10/01 20:07

今日も朝からリハーサル!
しかし今日は洋楽の指揮、
月曜の公演のオーケストラのリハ。
日替わりで邦楽と洋楽演奏するのは、
混乱しないのか?と訊かれますが、
全然大丈夫!問題なし。
ただ、楽器と音に対する考えが、
邦楽器(和楽器)と洋楽器では違い、
洋楽を規準に進めると、
見当違いな事になるものです。
邦楽の美学、美意識は、
日本として大変愉快であり、
洋楽の美徳、西洋音楽理論は、
現代日本人なら誰でも馴染みます。

今日のリハーサル場所。
池袋の某公共施設ですが、
立て替えもしていないこの古さは、
23区内でも珍しいのではないか。
ここまで持ち堪えれば国宝級の古さ、
年季が違います。
今日指揮をしていて思いましたが、
私が小学生の時から学芸会、
音楽会、吹奏楽定期演奏会の行事、
すべてこの公会堂でやっていました。
高校の時だってここでしたし・・・。
もう50年なのでしょうか?
不思議なくらい時計が止まった舞台。
なんだかずっとここに居た気もする。

この公演は、月曜日。
共演のソプラノ横山さんには、
久しぶりに会いました。
オペレッタ、ミュージカル数曲を
一緒に演奏します。
司会もしてくれるので、
これは安心、と思っていたら、
私が台詞を言わないと始まらない所、
歌手が歌の途中で私に歌わせるところ、
グァ~、一杯あるではないか!

なんとも、司会は放免と思った矢先、
姑息な芝居をしなくてはいけなくなった。
大変なこっちゃ・・・、がんばろう。

杮落とし!2010/10/02 23:40

秋晴れの今日は晴れ晴れして、
汗ばむ陽気でした。
本日は駅前ライブ!
しかし、ただの駅前ライブではない。
市制施行40周年を記念しての、
拡大版2時間の駅前ライブ。
しかし、ただの拡大版ではない。
なんとステージ落成記念ライブ!
狛江駅前にステージが出来ました。
とはいっても噴水と兼用、
いや噴水の合理的な使用法。
水を見る憩いの噴水から、
音を聴く癒しの噴水へ、
グレードアップです。

朝9時には駅前に行って、
ステージの確認やら、採寸。
なにせ、今日が杮落としで、
使い勝手がわからない・・・。
今までのライブは、
地面と同じ高さで演奏していたが、
地上30cmアップです。
演奏者は見晴らしもよく、
聴衆は見え方もよい!

拡大2時間ですので、
出演者も多く、リハも大変。
でも楽しい公演でした。

今までの地べたライブに比べ、
通り掛かる方々の反応、興味、
準備段階から違います。
今回製作した横断幕も利用し、
音楽の街事業と見た目もわかり易い。
3年間コツコツとやってきた成果は、
こういう形で実りましたし、
市長の喜びに加え、市関係者も、
完成にホッとしているでしょう。
しかしこれを如何に活用するか、
商業利用も含め、
ステージの可能性をどう生かすか。
管轄する行政次第なのですが、
ここからまた新たな戦いが始まる。
そんな烽火があがった日かも。

出演してくださった、
The Nippersの4名、
懐かしく素晴らしいベンチャース。
堪能しました。
三笑亭可女次さんの落語。
即席の高座作りでしたが、
野外にも関わらず有難かった。
まったく違和感のない風景に、
舞台利用の可能性を感じました。
Poi(ポイ)と水晶玉で参加の
Yutaさんは、
ダンサーの明日香さんを伴い、
パフォーマンスを魅せて下さった。
ステージのダンスの杮落しも
兼ねてくださいました。
ラストはcokuri小栗さん。
地元出身らしいお話も合わせて、
狛江の方々を和ませてくれ、
実力派の声を聴かせてくれました。

すべての出演者、
協力して作り上げた委員の方々、
すべての方々に感謝と労いです。

2つの10月3日2010/10/03 00:00

2010年10月3日は、
我が町狛江の市制施行40周年。
しかしこの日、
ドイツにとっては、
ドイツ再統一20周年である。

1989年春にベルリンに渡った私は、
半年後には激動の真っ只中で、
1000㎡位ある歴史の教科書の中に
立っている様な不思議な毎日だった。
理解してはいたが想像もしなかった、
壁の向こうの方々が、
突然堰を切ったように流れ込む日。
自分の家から、Zoo駅(西の中心駅)
を経由して、
いつものようにフィルハーモニーに
演奏会に行こうと家を出た後に、
栗色の髪の民衆が向かってきた。
最初はいつものデモ隊かと思ったが、
衰えない群集の勢いに、
ようやく事態に気づいた11月9日。

それから約1年後のドイツ再統一
1990年10月3日。

私の20年は決して早くはなかった。
この街での市制施行40周年事業参加。
喜びの単位も意味も違うでしょうが、
こんな形で私の人生に重なる面白さに、
少し振り返り含み笑いの今日を記します。

上の3枚の写真。
この絵葉書はまさに20年前のもの。
上は古く東ドイツで買った怖い葉書。
楽しそうに若者が歩いていますが、
決してその先は近づけない、
分断された東側から西側を見た風景。
そして中は1989年11月10日。
1961年壁が建設された当時の市長
元SPD党首ウイリー・ブラント氏と、
遠くに見えるのは、門を閉鎖した壁、
しかし既に前日壁は開き、
興奮冷めやらぬ市民沢山が壁の上。
そして下は、壁開いて間もない頃、
分断の歴史では考えもしなかった、
ブランデンブルグ門の下を行き交う
人たちの笑顔の写真・・・。

日本人ですが、平和への思いは同じ。
国と民族の分断、愛する家族との別れ、
そんなことが日本で起ったら、
いったいどうなるのか。
平和ボケした日本人は考えもしない。

10月3日その22010/10/03 23:23

連日のリハーサル、公演。
バテ気味ですが、
前に前に進む毎日です。

今日は市制施行40周年記念式典。
式典でありながら、
音楽の街-狛江らしく、
式典に公演を絡めてのイベント。
朝から大忙しでした。
10時には演奏が始まるので、
8時過ぎにはホールへ出動!
私は指揮もしますが、
舞台裏に戻れば進行役なので、
舞台スタッフ、お手伝いの総括。
打ち合わせもして、さて本番!
なんとか上手くいき楽しい舞台。

ホッとして昼ですが、
実は3時からは一般公演。
日本音楽集団に狛江に来て頂いたので、
一般公演も催そうという目論見で、
実現した公演は、
午前と別プログラムでした。
箏の渡辺正子さんは、
自らの使命にハードルを上げながら、
大がつく活躍です。
皆がんばり楽しい公演に。

夕方、お客さんを見送りながら、
なが~い1日が日暮れと共に、、
いやこれからもまだ長い1日・・・。

10日に公演を迎える
セイノー・イエス・イエスOrch.
公演が間近なので練習。
私が物理的に動けないので、
オケに来ていただき、
公演後に空いた
夜のエコルマホール舞台練習。
3時間以上みっちりとやる。
社会人オケは、週末のみで
練習を重ねますので、
公演前に1週空くのは大変。
今日はしっかりとベートーベンに
メンデルスゾーンの交響曲。

さて、ヘトヘトの午後9時半・・・。
既に12時間稼動しています。
が、この練習は、
私が公式打ち上げをキャンセルして、
行ったため、ちょいと不味い。
そりゃ酒より練習優先ですが。
なので深夜のお礼参り行脚。
苦労して40周年の委員をされた、
先生の家に出向きご挨拶の宴。
○長と、役所の○○部長、その他、
大御所があつまり労いの宴。
私も参加しての乾杯に次ぐ乾杯。

しかし明日は9時集合で成田公演・・。
何時に起きればよいのだろう。
6時?5時?と、気になりながら、
旨い筈の酒も上の空の深夜です。
しかしながら、
今日が滞りなく無事に済んでよかった。
10年に一回イベントも終了です。

写真、忙しすぎて本番中の写真、
こんな袖から撮影のものしかない!

うなりくん2010/10/04 23:54

毎日起床時間時刻が早くなり、
今日は5時には起床・・・
昨日の満ち足りた宴会の気分から
程遠い、眠さに満ちた今朝。
6時の電車に乗り一路成田へ!
渡航で空港に行くわけではないので、
往復かと思うと実に遠い気がする。
まだ会場が開く前に9時前到着し、
開館と共に練習開始!
朝早い公演だったので、
先週末にリハーサルをしたが、
やはり当日リハは必要で、
時間の無い中手際よく確認。
そして、本番10:30。

今日はお話をしなくてよいので、
指揮だけ集中と思いきや、
ソプラノのY山さんのソロでは、
私が姑息な芝居で参加。
かえって大汗をかく・・・。
午後は2時から本番があり、
しっかりした小学生の歌を聴き、
大いに感心いたしました。
Y山さんとは過去に稽古、本番と
なんども御一緒したので、
楽しく2回の公演ができました。

公演でお花を頂くことも多いですが、
今日は舞台上で子供たちから、
成田のマスコット「うなりくん」
頂きました。
写真は舞台袖待機のうなりくん達。

さて、慌てるように成田を後にして、
一路池袋にトンボ帰り。
夜は7日の公演のリハーサル。
血糖値を上げるべく、
美味しいキャラメルバナナタルトを
頬張ってから18時半からの練習。

6日、7日と同じ場所で公演。
ですが、内容はまったく違うので、
気の抜けない両公演。
7日は、合唱と弦楽アンサンブル。
16名の合唱と7~8曲を合わせる。
少々直しながら1時間。
その後弦楽器を待って一緒の合わせ。
アヴェ・ヴェルム・コルプス、
カンタータ147番、ハレルヤと、
宗教曲が並び、疲れた心が癒される。
そして、その後弦楽合奏で、
21時30分に終了。

今日もなんとも長い日・・・
池袋の町で疲労を喉に流し込み、
心と脳を潤わせまして、
程ほどに帰宅。
さて、明日もがんばろう。

うなりくん情報詳細を見つけました!
ゆるキャラさみっと情報局:
http://yuru-chara.jp/prof-a14.html

ももや2010/10/05 23:24

M大オケトロンボーンのレッスン。
連日の公演続きで腰が痛い・・・

丈夫に育っていますが、
10代に唯一、腰を痛めた経験があり、
疲労を溜めると、
今も泣き所の腰にくるのです。
鈍痛のうちは危険信号なので、
気にしていれば大丈夫。
季節の変わり目、湿気も大敵。
まぁ、気にせずに参ります。

相変わらずレッスン後は、
食事も兼ねて皆と駅前の飲み屋。
M屋の親父さん、
いつもテラスの席を所望するので、
無理やり空けてくれて感謝。
少し肌寒いくらいが気持ちのよい、
テラス席なのです。

しかし明日の朝の早さが気になって、
手放しで酔えないし、
時間も気になる。
乾杯の時点で起床時間6時間前。
うぅ・・・ 早すぎる。

明日、起きれるのか!!

常陸大宮12010/10/06 19:29

なんとか無事に4時半起床・・・
何時に寝ようが起きようが、
寝つきも寝起きも頗る良い自分に
感謝したい気分である。
この時期はまだ寒くもなく、
夜明け前の起床も何のそのなのだ。

そそくさと準備して上野に向かう。
常磐方面に行くのだから起点はここ。
10分前にバスに乗り込むと
殆どのオケメンバーは着席し、
しかも笑い声が絶えない元気さ。
いったい何時に起きているのだ?

7時に出発して予定通り9時に着。
運転手さん、ピッタリ着に拘った?
と思うほどのマイペース運転は、
安全第一で良いですが、
9時着、9時開館、9時GP開始・・。
考えられない公演前の慌しさの中、
しっかりとローエングリンを合わせ、
運命も確認しているとタイムリミット!

時間のない午前中の本番などは、
頻繁に演奏している曲ほど、
音も出さずに譜面の確認のみです。
その分集中力も高いのですが、
本番は一触即発の可能性もあり、
私の能力に責任は重大なのです。

相変わらずの司会兼任ですが、
喋る事まで準備の気は回らず、
こちらの方は相変わらずぶっつけ。
しかし普段猛烈に早口の私は、
ゆっくり話して頭で先を考え、
曲の確認もしている幽体離脱状態。
指揮者と司会と脳の指令者と、
3役が同時に進行しているのです。

楽しいのは指揮者体験コーナー。
学校の代表で1人出てきて、
<運命>の冒頭部分を振るのですが、
この難曲を初めて振って、
上手くオケを捌ける中学生などなく、
しかしながら楽しく処理をするもの。
オケの協力も楽しく、
笑いが絶えない和みのコーナー。

午前と午後90分2回公演も終わり、
ホッとしながら楽屋にもどる。
この開放感はストレスフルな状態が
多ければ多いほど快感ですが、
司会もしていると公演時間も重要。
短ければ学校に申し訳なく、
長ければ奏者に怒られますので、
意識しながら進めて行きます。
演奏していると感じないのですが、
喋っている時にむず痒くなる時は、
ほんの少し押して(遅れて)いる合図。
そうそうに切り上げて先に進める。
この調整で結果的に
終演時間ピッタリに終わるのが大事。
これが何故だかとても上手くいくのが
不思議ですが経験体内時計でしょう。

夜はゆっくりなのですが、
見なければいけない譜面が山とあり、
静かな田園地帯のホテルで
缶詰となってひとり没頭する今夜。
明日は同じホールですが、
別編成の別プログラム。
準備に余念なしと参りましょう。

久し振りのリアルタイム日記です!

常陸大宮22010/10/07 21:42

常陸大宮の2日目、
4時起きの連続は参るので、
現地ホテルに泊めていただいた。
風光明媚な場所、
繁華街というものが無い場所で、
夕食にも困るくらい・・・。

ホテルに夕方チェックイン後、
少し仕事をしてから、
一人でご飯を食べに行くも、
東京での4時起きの影響か、
歩いているうちから眠くなる。
ひとり回転寿司を喰らうも、
お酒を飲む事も忘れ、
さらに眠くてホテルに帰艦。
その日のうちにベッドに潜る。

朝は当然の早起き!
6時には起き上がっていた。
ホテルの朝食は和食。
和食を朝頂くなんて事は、
年に1度あるかないか・・・。
考えりゃ昨日から、年に数度の、
・飲酒なし
・その日にに寝る。
・朝食は和食。
この3本立てを体験。
おう!なんてこった、
年に数度が全部重なる、
グランドスラムの達成である。
お陰で疲労が溜まっているものの、
精神衛生的には元気ハツラツ。
素晴らしいぞ常陸大宮!

公演は相変わらず10時に本番。
今日は混声合唱と、弦楽合奏、
昨日とまったく別プログラムで、
9時から大急ぎでGP開始。
まぁ、月曜にリハをしたお陰で、
問題もなく午前公演も終了。
昼食大休憩を挟んで、
午後の公演も楽しくGood。

今回、弦楽合奏は指揮者なしで、
私は曲間に出て行って司会のみ。
変な感じです、これは・・・。
後半では合唱の指揮でしたが、
このところオケが多かったので、
久しぶりに言葉のご馳走を頂く。
<Ave Verm Corpus>など、
明教会音楽もあり楽しい公演。
心洗われます・・・

どうやら2年前に来た町ですが、
毎回のニーズに応えるのは、
制作もなかなか大変な事でしょう。
オケのNマネージャー、またTさん、
いつもながら感謝です。
今回も3日間、6回の公演、
大変お世話になりました。

写真は美しいチェンバロ!
珍しいターコイズカラーです。

心の言葉2010/10/08 18:33

本日は地元で、音楽鑑賞教室。
今年度4本組まれている、
音楽の街-狛江事業で第三小学校へ。

中学校は1~3年ですから、
しっかり聴けますが、
小学校は1~6年生。
6歳と12歳では違いますから、
1回公演だと、内容設定が大変。
こんな時に打楽器アンサンブルは、
強い見方です。
小さな子供たちは目で見て親しみ、
高学年の子供たちは、
耳で音楽に興味を示します。

昔の音楽鑑賞教室は、
聴くだけ、演奏するだけで
満足の鑑賞教室でしたが、
今は一般的に参加型が多く、
何かしらの形で生徒が参加して、
一緒に演奏できる機会を作ります。
事前の準備がしっかり出来る
文化庁助成公演などでは、
事前にワークショップ日を設け、
モチベーションを上げながら、
参加型鑑賞教室を実施します。
流石にそこまで予算はないですが、
小予算狭小地域型鑑賞教室なれど、
内容をしっかり押えて、
少しでも良いので参加型を実施します。
これが今年度の目標。
今回も目標通り実施、
楽しく内容の濃いものになりました。
生徒の歌う歌、一緒に叩く手や膝、
みな積極的に参加してくれました。
うれしいものですね。

打楽器の4名、ありがとう!
同級生Mちゃんに、仕事仲間Aさん、
久しぶりにあったOさんも懐かしく、
そしてベテランの先輩Sさんは、
もと音楽教諭だった経験もあり、
流石の生徒対応。
私も頻繁に司会をしますが、
彼の真正面からの接し方を見て、
とても感激いたしました。
いつも進行ばかり気にしながら、
話している私とは違い、
心温まる司会は彼の経験と、
そして優しい性格のなせる技。
勉強いたしました。

感謝、感謝!

パーシモン2010/10/09 00:46

何度も告知中ですが、
10月10日(祝)公演です。

無料です(!)ので、
是非沢山の方々いらしてください。
いつもまじめに仕事していますが、
今回は私も十分気合入れています。
こういうプログラムで果敢に
挑戦するアマチュアオケは、
意外にに少ないのです。

Say No Yes Yes Youth Orchestra
〔セイノーイエスイエスユースOrch.〕

第2回不定期演奏会
2010年 10月10日(日)
めぐろパーシモン大ホール
アクセス:
http://www.persimmon.or.jp/know/access.php

開演14:00~(開場13:30)

J.ブラームス:悲劇的序曲
L.v.ベートーベン:交響曲第1番
F.メンデルスゾーン:交響曲第3番
指揮:榊原 徹
カウンター