名月2020/09/22 23:18

秋らしい日と言うのが少ないですね。
「秋ですね〜」と声を掛け合う日が
20年ほど前までは2週間はあったと思うが、
今はほとんどなく、良い日かと思えば、
翌日はまた猛暑であったり、
秋かと思えば台風が来てしまうのです。

と思っていましたが、
今日の月は誠に美しかった。

カメラを持っていなかったので、
I phoneで撮影しましたが、こんな素敵に写るのだから
単体カメラは売れなくなるはずである・・・。

中秋の名月、今年は10月1日であるそうな。
なんだか、それも満月では内装で、
ちょいと拍子抜けですが、それはそれで晴れて欲しい。

私はちっとも連休ではないのですが、
世の中はシルバーウィークであるらしく、
4連休の方が多いし、感染予防策の緩和から、
経済活動に出かけている方々も多いですね。
これがきっと来週あたり数字になって現れるのでしょうが、
共存共生を考える頭にシフトしているとは思うので、
騙し騙しワクチン行き渡るまでは行くしかないのかな。

音楽業界、演奏会も集客の制限がなくなってきて、
都市部から以前の形になっていきます。
・・・地方に行くと恐々なので、
残念ながら未だに50%を死守しようとするのです。
経済的に収支を合わせるには、50%でも無理ですので
少しでもお客様に戻ってくる気持ちになって欲しいです。

さて、連休が開けるので、
また頑張りますか・・・。

ダダ/ナチ2020/07/12 21:01

こればかりは仕方ないのですが、
大昔から書籍と楽譜と音源が増える一方でした。

それでも昨今の時代の流れから
新譜CDを買う機会が減ったので、
音源は昔録音された資料を
必要な時に探して購入する程度です。

譜面もフルスコアの新譜を必要とすることが
ほとんどないので、
古典から後期ロマン派に至るまでは、
一応のものがある気もしますし、
オケにあるものはそこでも参考にできるので、
譜面を買う機会も明らかに減っています。

だがしかし、書籍・・・。
こればかりは減る訳がなく、
増える一方です。
1つを調べて研究すれば、切りのない探究に陥り、
初版で無くなっている本を探し回ります。
これらは、参考書籍の巻末<参考資料>を見ると
実に様々な書籍が紹介されているので、
自分の持っているものと知らないものも
一目瞭然です。

敬愛する平井正先生のベルリンシリーズの
3巻セットは、以前から参考書籍として
非常に詳細な記述がわかりやすい資料ですが、
この度ようやく3巻揃ったのは、
1993~94年に掛けて刊行された
ダダ/ナチ<DADA/NAZI>
1913年から1932年までのドイツの芸術文化、産業
そしてナチスドイツの台頭に至る歴史を
追っています。

平井先生の素晴らしいところは、
歴史を庶民や大衆の目から見えるところに置き、
芸術文化、また退廃的と片付けられた世界まで
真っ直ぐに見つめながら詳細まで拾ってくれるところ。
クラシック音楽という限りあるジャンルでは
誰も見ていない、録音、映像も、
写真さえ残っていない200年、250年前の物を
文字と譜面から想像して作り上げたりしますが、
19世期末以降、20世期というのは、
これらが視覚的にも聴覚でも再現できますから、
時間が過ぎてしまった日常が寄り添うと、
さらに事象が証言されて、正当性があります。

500ページもある書籍を端から読んでいる時間は
とてもないのですが、
必要な時に捲ると必ず答えやヒントがあるので、
頼るべき私のバイブルの様なシリーズです!
ウィキペディアでググって終わりにする事では
済ませないことが、私にとっても課題です。

僅かで深い歴史2020/07/07 10:51

1人でフラっと訪ねるお店が
あちらこちらの街に有るのですが、
何処も大抵永くやっている個人店です。
仕事の関係で昔から伺っている場所、
地元で週末や日曜の昼にでも寄る店、
一見で暖簾を潜り舌鼓を打つ事もある、
居酒屋とカウンターバーが殆どです。

この春の疫病では
笑顔の似合う主人たちが心配で仕方なく、
休店経費を勝手に試算してはヤキモキと
余計な心配ばかりを重ねました。

最近では少しずつ緩和が進み
世の中も新しいやり方を模索しているので
時間があると少しずつ訪ねるのですが、
難儀な台所事情を奥目にも見せずに
何時もの様に淡々と手先を動かし
処狭し立回と愉しい話題で気を利かせます。

噺が積もっていてもいくつも花を咲かせず
減らした席に遅れ常連が座れる様長居をせず
ゆっくり扉を開けながら惜しんで振り返り
ようやく再開できた喜びを噛み締める。

小さなお店の中に大切な歴史が有りますね。

アイカサ②2020/05/30 22:55

何となく空の重ったるい日が多くなってきました。
梅雨が来なけりゃ夏もないのですし、
湿気が疫病に少しでも良いのなら、
全てを洗い流して欲しいとも思いますね。

昨日の週末から人がモゾモゾと街に溢れ出しました。
知り合いの飲食の方々とも話しますが、
経営者は慎重ですね。
何せ集団罹患など出せば店の看板が泣きますし、
またあの休業が来るかと思うと気も滅入ります。
ここは一人一人のモラルの勝負と思いますし、
日本はクリアできる能力がある文化国家と信じたいところです。

さて、私の一推しの貸傘システムの〈アイカサ〉ですが
貸し出しのシステムが変わるようです。
以前は、まず取り敢えず傘を手に取ってQRコードを読み取り
手元に送信されたコード番号で鍵を開けるという
通信部分はSNS利用の最新でしたが、
傘を取った次の番号を合わせて使用開始する所も
なんだかダルい手間が多かったのですね。

新しいシステムは、傘を取る為には
スマホをかざしたりQRコード読み取って
先に認証から課金のシステムを行なってしまい、
ロックが外れて傘が受け取れるという
つまりセキュリティ強化形になりました、、。

うむ、勝手に傘を持っていってしまう方が多いのか、、
でも三桁の番号を手に入れないと
傘は使用できないので、返さない人が多い可能性もある。

子供も頃のことですが、

学校の前の横断歩道の手前と渡った向こうの柱に
同じ黄色い箱がくくりつけてあって、
子供たちはその箱に挿してある三角形の旗を掲げて
横断歩道を安全に渡るという交通安全教育がありました。
しかし渡る時に掲げたくても
その箱に旗が入っていることはなく、
ただキョロキョロしながら渡った記憶です。

面白がって持ち帰る子が多かったと想像しますし
それも想定どおりの安全教育かとも思います。

まぁ悪い人ばかりではないと思いますが、
シェアは善意ですので、アイカサは長続きして欲しいし、
梅雨時の不意の雨には皆これを使って欲しい!

自粛の読書2020/04/29 13:11

相変わらずの海野さんの書籍です。
この先生の専門が広くて
しかしながら一貫した時代に対する探究は
私のテーマとドンピシャリです。

東京生まれにとっては
変わりゆく都会は期待もすれば同時に
とても残念であり、
生まれる前の江戸から東京、
さらに明治から大正期の変換は
自分のルーツを探る旅でもあります。

題して
東京の盛り場

街というより
どうして引きつける魅力があるか、
流行と法律の裏をかくアングラ的な発展も
また盛り場の盛り場たる所以です。

文豪の愛した街、反省した日記、
様々紐解きながら海野さんの目線で
耽美な東京の歴史を教えてくれます。

もう戻っては来ない歴史ほど
美化された理想はないもの。
制約された自粛生活にはもってこいの
誇大妄想狂うってつけの本です!

六興出版
平成3年刊行

アイカサ22020/04/25 14:57

先日書いた公共傘サービスの<アイカサ>ですが、
さすがこの時期と言うべきサービスが2点。
これいいじゃないですか!と思いまして。

24時間70円のサービスなので、
まぁ次の日にまた駅まで行く時に返せば
課金はそれ以上されないのが本来の仕組み。
でも、この時期テレワーク、所謂在宅での
仕事を中心にしている方も多く、
必ず毎日駅に行くわけではないので、
ペナルティのように課すことになっていた
+70円を避けてわざわざ駅まで出向く
ことの無いように配慮したのですね。

すばらしい。

しかも、この延滞金は重要な収入だと思うのですが、
廃止してしまうと言うことは、
単純に言えば、一度借りると、
返すまで何日でも使用することもできる
と言う仕組みですね。
Stay Home の取り組みに協力していると言うよりも、
そもそも地球環境と人間の生活の見直しを文化に
掲げているこのアイカサの取り組みだからこその
英断なのでしょうね。
70円のことですが素晴らしい!

そして、私も気になってコメントしたのですが、
この時期は公共物が使い辛い・・・
そうしたら、、、
この配慮も大したものです。

大変だと思いますよ、設置するのは。
でも取り組む、と言う姿勢が応援したくなります。

なんとか今年度はビニール傘を買わないで、
1年間過ごしたいと目標を立ててみたのですが、
この時期でも安心ですね。

みなさん利用しましょう アイカサ!
https://i-kasa.com

アイカサ2020/04/10 22:47

ここ数ヶ月のコロナウィルスのことで
いくらでも書きたい、、
というより書き殴りたい事は山とありますが、
ここは冷静に別の話題。

これ知っています?
「アイカサ」

最近、街中の店の中や、駅などに置いてあります。
最寄りの駅にもあったのは知っていましたが、
なんだか機会もなく素通り・・

ですが、ついに昨日使いました。
夕方いきなり丹沢付近で発生した雨雲が
ゲリラ豪雨のように東北に登り、
ちょうど駅に着く前に豪雨状態でした。

雨が降る予報もありましたが、
深夜でしたので傘も持っておらず、
ふと思い出したのがこの貸し傘でした。
見づらいですが、横3列で各列5つくらい
合計で15本ほど入っているのかな。
見ると自由に手にとって、その後は通信して
決済して使用可能となる。
Lineを利用したサービスです。

傘に着いたQRコード読み込み、
登録するとLineに3桁の番号が届き
合わせるとワンタッチで傘が開きます。


うぁ〜、こりゃ便利だわ。
結構しっかりした骨組みですが、軽い!
傘の大きさもあり10分程度の帰宅に
強めの雨でもなかなか調子良いです。

https://i-kasa.com
アイカサというシェアする置き傘のようなもの。
発想、理念がしかりしています。
そう!そうなんです!と膝を打ちました。

年間に消費されるビニール傘は8000万本。
すごい数ですが、私も年間3本、いや5本は買う。
たかだが500〜700円程度なのですが、
すぐに用は足され要らなくなり邪魔になる。
必要に迫られたとはいえ、購入した罪悪感があります。

ですが、このシェア傘は罪悪感ない。
良い事をしている気にもなる。
しかも24時間で70円!!
返却せずに持っていても、月の上限が420円
という事は、6日分ですね。
また使い放題を先に登録すると月に280円。
これは4日分で元がとれる計算。
万が一の紛失は864円。これビニ傘代ですね。
これなら安心して借りられます。

新規傘のサービスでしょうか。
3回使えば、今月中はタダになるというのもある。
すでに登録人数8万人、加盟店舗が850店舗。

ん〜、ほんとうに便利なので、
なるべく利用させていただこう。
因みにこの時期ですので、私は返却時に、
持ち手を減菌シートで拭きましたよ。
ささやかなマナーですね。

自転車の盗難2018/08/28 11:19

もう20年間も愛用していて、
その間に何度バラして組立てて、
パーツを変えて来たかわからぬ愛車。

自転車は何台もありますが、
この遊び自転車には愛着も深いのです。

で、盗難にあいました・・・

先日の世の中がお盆だった数日間。
私は車2日間出かけていて、
その間だったと思います。

普段は車の陰であまり見えない愛車ですが、
車がないと露わになります。
そこできっと目立ったのでしょう。

ある日忽然と無くなったので、
どうしたものかと思っていたのですが、
20年も乗ったから仕方がないかと、
届出の大義と取り返しの術に落胆していましたら・・・

本日友人からのLINE

餃子の◯◯前のファミマに
スペシャライズドが放置してありますね。

ん?
わたしのじゃ〜〜〜ぃ!!!

すぐに車ででて回収です。
あと1日で撤去されるシールまで貼られて
本当に瀬戸際で手元に戻った。

しかしながら、
この目立つ自転車は、
市内では私のである事が有名なので、
盗んでも長時間や何度も乗れないのは明白。
きっとどこかにあるだろうとうは思っていましたが、
まさかのお知らせでした。
持つべき者は友。

壊れてもいないし、
帰って簡単メンテして、
しっかり施錠して、
なにも無かったかのように鎮座です。

それにしても、盗んだ者は
家から盗み、駅近くで乗り捨て。

という事は近所の輩の仕業か?
そんな大胆な事は普通ないな。
出来心の一元さんである事を願いながら、
施錠が甘かった私も反省。
読んでいる方でしたら、
「許すから、もうしないでね
私の自転車有名だから、捕まっちゃうよ」
と言っておこう。

それにしても
自転車がないって困るというか、
生活のペース狂うものです。

ホッとしました。

LFJ Tokyo2018プレフェス・ア・コマエ2018/04/27 13:13

明日28日(土)と
明後日29日(日)です。

LFJ Tokyo2018プレフェス・ア・コマエ
正確に書くと・・・
ラ・フォル・ジュルネTokyo2018プレフェス・ア・コマエ

なっがいですね・・
https://www.city.komae.tokyo.jp/events/index.cfm/detail.4.91656.html

私は色々と紹介と整えの係ですので、
あちこちフラフラとしながら
関係先に挨拶しています。

街をあげてのお祭りですので、
音楽も、食事も、
そして人が集う楽しさを
味わってほしいものです。

お待ち申し上げます。

閉店ラッシュ2018/03/31 23:13

3月も終わりますので、
早いな〜とか、1年もあと9ヶ月・・・
などと呑気な日常のやり過ごしを
感じる暦の区切りでもあります。

それにしてもです。
何事にも節目はあるのでしょうが、
3月終わりの年度〆の覚悟というのは
晦日の節目より相当な重みがあります。

昔からそうなのです。
10代の頃からすでにそうだと思います。
お気に入り、大人の形容をさせて頂けば
贔屓のという言い回しが似合いますが、
通い詰めたお店が閉店します。
昔はプラモデル屋でしょうし、
洋服屋に靴屋、楽器屋でしょうが、
ここ最近は私が贔屓としている飲食店が、
次々と閉店していきます。
いやいや、私のせいではないのですよ。
食い潰しているとか、騒いでいるとか、
大声で乾杯を連呼しているのでもないのです。

数年、また10数年通い詰めたお店で、
この3月に閉店する飲食店が4店。
同エリアではないのですが、
それにしても多いのですね。

理由はわかります。
大変なんですね店を保つという事が。
然し乍らそう簡単な事ばかりではない。
ある店では後継の問題でした。
50年も続けた一等地の店ですが
経営も大変なのはさる事ながら、
その店を継いでくれる人材がいない。
人材不足が叫ばれる世の中ですが、
こんなところにも影響はあります。

大量仕入で工場での8割調理。
こんな合理で食材を料理しなければ、
外食産業はやっていかれないかもしれない。
大手居酒屋チェーンから、
いくつもの高級店ブランドを保有する会社、
どこでも裏側は合理性を第一に、
人件費や店舗代を捻出する事に躍起です。
当然個人店などは分が悪くなり、
サービスすれば電気代で無駄になり、
安全な健康管理された調理や
旬の凝った料理などは食材の出費が嵩む。
人材不足と人件費の高騰から
主人が身を呈して店に立ち続け、
そのまま体も疲弊していきます。
私は偶然でしょうがそんな店を見つけると、
心意気にも嬉しくなり顔見知りになる。
でも応援しても通っても根本は同じですので、
苦労の多いギリギリ経営で綱渡りですね。

10年に亘り足繁く通い詰めました。
旬の魚を美味しく紹介し調理し、
季節の日本酒を大切に振る舞い、
方々から日々集う方々を笑顔で紹介し、
愉しく人間関係を繋げてくれた。
家族も友も仕事仲間も杯を挙げて
数百の乾杯を施した店でしたが、
そんな大切なお店も今日で閉店です。

記事にも事件にもならず、
人知れず看板を下ろす話ですが、
実に寂しいものです。
カウンター