野外劇場2007/07/04 23:02

野外劇場
昨年夏、山梨県の新しき市“北杜市”で、
八ヶ岳「北杜国際音楽際」の記念すべき第1回が
行なわれましたが、今年も第2回の準備に追われます。
昨年は、会場は1つで、3日間5公演でしたが、
今年は、4つの会場で、5日間10公演があります。
この音楽祭の話は追々書きますが、
「東洋と西洋の音楽の共生」をテーマに、
西洋音楽を楽しみながらも、東アジアを体感する事で、
私達の心の中にあるIDを呼び覚まし、逆に、
アジアの中の西洋エッセンスを見つけ出し、
隔てない音楽の素晴らしさを再確認するものです。

義父の三木稔が発案した音楽祭ですが、
数ある日本の音楽祭の中でも、
東洋と西洋という2つの共生をテーマに掲げたものは、
全国探してもここしか無いはずです。
昨年、会場は一箇所でしたが、
今年はアルソアという素晴らしいパートナーを得て、
さらに音楽祭は躍進いたします。
そして会場は、北杜全体に広がりを見せるべく、
駅前の長坂コミュニティホールと、高根町のホール、
そして、北杜市の中心地でもある小淵沢にある、
アルソア本社のホール“森羅ホール”を使います。
そして、もう1つ呼び物は、
この音楽祭に合わせ建築中である、野外劇場です。

化粧品メーカーであるアルソア本社は、
小淵沢本社を中心に、全国に展開していますが、
さらに、健康や医療、食事と言った、
人間がより自然に美しく生きるための方法や
情報を提供する総合美容メーカーとして活動しています。
その活動の一角として、NPO法人を設立し、
音楽祭も「NPO八ヶ岳自然村」の活動の1つとして、
8月21日~26日までの日程で行なわれるのです。

野外劇場は、観客が500人以上は入れる施設。
小渕沢の緑を満喫できる素晴らしい場所に建ち、
音楽が自然と同化するような空間を生み出します。
今日も、建設中の野外劇場の設備の事、
音楽祭の運営、制作の事での詳細打ち合わせでした。
コンクリートパネルに全身を包まれた、
カマボコ型の躯体が冷たい雨に濡れていましたが、
化粧を施しお披露目までもうすぐです。
楽しみですが、音楽祭で効果的な使用をするために、
まだまだ詳細の打ち合わせやフォローが必要です。

私は、音楽監督でありながら、
実質的な制作の中心を担う実行委員長でもあります。
今年も、熱い夏が始まりました。
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