本丸2007/06/29 08:42

3月中旬から巣箱を設置した、
2年目のNPO法人銀座ミツバチプロジェクトの
養蜂活動も、間もなく養蜂は終了します。

私は、6月の“銀ぱち物語”以降忙しく、
採ミツの活動にもあまり行かれませんでしたし、
これでしばらく銀ぱち君とお別れという事で、
今日は取材に同行して、銀座と皇居へ!
日テレの番組『皇室日記』の収録ですが、
なぜ皇室?とお思いですか?
銀座から1.5キロ程の皇居、
ミツバチにとっては、格好の蜜園なのです。
多種多様の植物が群生する皇居内には、
季節の花が咲き、ハチが好む花がたくさんあります。
ミツバチと皇居の関係を、銀座→皇居という順で、
メンバーが一緒に同行しながら追う趣向です。

梅雨期になると、天気の関係で活動が鈍ります。
花と晴れが多い5月の晴天期には、
1週間で20キロもの採ミツがある日もあったのに、
雨が多いこの時期には、週に5キロなんて事もあり、
養蜂が実に天気に左右されることがわかります。
これは第一次産業全般に言えることでしょうが、
自然との共生が人間を救うという事なのでしょう。

銀座の紙パルプ会館屋上での採ミツ風景風(!)の
収録も終わり、ロケ班とメンバー数名は一路皇居へ。

梅雨期と言うのは面白く上手くできたもので、
多量の雨を必要とする植物は咲いていますが、
基本的に春先の花と、夏の花の狭間ですから、
いくら広い皇居といえども、そう花はないのです。
しかも、花なら何でもござれ、というほど、
西洋ミツバチは節操が無いわけではなく、
好む花と見向きもしない花もあるのです。
見た目に美しく、これは甘い蜜タップリ、
さぞかしミツバチが好きそう!なんて思うと、
実は見向きもしないで、
ひそやかに咲く小さな白い花を好んだりします。
見た目ではない、、、とミツバチは教えます・・。

三の丸から順に本丸へ向かい、
花に群がるミツバチの映像を納めるべく、
汗をかきながら歩き回りますが、
なかなか居ないのですね。
1時間以上奮闘しましたが、結果的にはダメです。
気がつかぬ様な場所の花に群がっているのか、
そもそもこの時期にはもう皇居には来ていないのか、
スタッフ、NPOメンバー総出の探索も空振り。
しかし、私は本丸なんて入るのが始めて。
あまりの美しい緑と庭園、管理された植物に感心。
取材そっちのけ(いや、ミツバチは探しましたが)で、
花に感心し、緑に目を細め、職人の手元に注目し、
なんとも楽しいオトナの遠足状態でした。
どんな絵になるのかわかりませぬが、
7月8日(超早朝?)の放送らしいです。
ちなみに私は後でサポートしているだけで、
写っちゃーいません。

なにやら話し合いの最中の2匹の銀ぱち君
広げた羽の姿が美しい!
よい写真が撮れました。
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