ガス燈の街2007/06/06 23:12

銀ぱち君終演。ようやく着地。

知っていましたか?ミツバチは、
40日しか生きられないことを。
私達の銀ぱち君は、大切な人生の約3分の1を
舞台公演に費やしてくれました。

沢山の方々に感謝。
皆走り回りながら額に汗して仕事をしました。
知っていましたか?ミツバチは、
半径4キロの距離を飛べる事を。
体長1センチちょっとのカラダは、
人間にしたら600キロもの距離を飛べるのです。

この公演に集う関係者は、
省庁に勤める役人から、銀座の老舗の旦那衆、
丸の内ビジネスマンに、勿論銀座愛好家、
海外からのお客様に、大使館関係者、、
また、来ていただいたお客様も、
多数の、演奏者、出演者の縁故関係から、
銀座ミツバチプロジェクトの関係者、
銀座OLから、店舗経営者、
学者から、市長、省庁の官僚まで、
実に様々な方々。
これだけの職種の方が方々から集まる公演も珍しく、
ミツバチがもたらす幸運と奇跡だと思います。

創作ものは、愚かな現代の人間に対し、
警鐘を鳴らす物語が沢山ありますが、
ミツバチに感心する時代になってしまったか、
という見方も出来ます。
世界中探しても、ミツバチの音楽は極めて少なく、
ましてや、舞台作品にする事も稀でしょう。
この事が素晴らしい現実であることが、
既に狂っている事なのかもしれないと、
昨夜、終演後にあらためて考えさせられました。
環境と食を毎日大切にしながら、
自然の生態系に興味を持ち受容する事は、
生物としての人間の本能には、
必ずなくてはならないはずですし、
魂で感ずる事が当たり前の事に気付かない脳が、
すでに異常な状態と思うわけです。

もうひとつ基本的な事知っていましたか?
ミツを採るのはメスのミツバチだけであることを。
メス蜂は、ブラブラしているオスバチを尻目に、
女王蜂に従いながら、せっせと働くのです。

最後にひとつ、知っていますか?
オスバチは、空中で女王蜂と結ばれた瞬間
死に絶える。また、結婚できずにいるオスバチは、
ただブラブラと巣の中で生きながらえるのです。

人間では、どちらも困りますが、
私もせっせと働かなくてはいけません。
次の事がずっと待ちわびています。
サボれません。束の間の休息も無く、
オスですが、4キロ飛びに出かけてきます。

終演後の集合写真、舞台の象徴でもある、
ガス灯と共に納まりました。
私は、写真撮っています。
笑顔、笑顔、笑顔の終演でした。
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