デポジット ― 2007/04/16 23:59

いつもの様に、松本のオケに参じた。
中央線は人身事故の影響で遅延・・
これが困るのです、信州方面へは。
日曜日が殆どなので、
今までは運よく一度も大きな遅延も無かったが、
四谷の人身事故の影響が、信州でも残るとは、
なんて事でしょう・・。
今行なっている、中央線の高架工事が進むと、
改善される問題なのでしょうかね?
東京じゃ慣れてしまっている中央線の
人身事故の多さには、閉口しますが、
振り替える交通手段が少ない地域の方々は、
その都度憤慨してはいないのだろうか?
中央線沿線の地価にも、
少なからず影響があると思うのですがね・・。
生命保険の保険会社が特約などの支払いを
怠って、数百億の未払いがある、という報道。
今更言わなくても皆わかっていたことでしょう。
ワイドショーでは、回りくどい解説で、
「一軒一軒、状況を確かめられず、
請求が無いと、促す事ができないのですね」とか、
「保険会社には、支払い義務があるというモラルが
希薄だったのではないでしょうか?」などど、
コメンテイターも随分眠たい事を言っています。
保険会社としては、支払いたくはないでしょう。
この特約が魅力で加入しても、
特約事項に値する病気怪我をしても、
理由をつけて、なるべく支払いに至らぬよう、
かわすのがノウハウだという事は、
印鑑を押すときには、加入者は既に解っていますね。
それでも自分の身に起こるかも知れぬ不幸には、
すがる思いで保険に入っているのが現状でしょう。
心配しています、皆に払ったらどうなるの?
結局、掛け金が高くなるだけではないのですか?
例えば、駅前留学のN○V○が、
解約金の事で矢張り問題になっていましたが、
殆どの英会話学校システムだって、
デポジットの様に先払いするシステムで支払わせて、
実は、全員が支払った分をキッチリ習いに来たら、
講師の数、部屋のスペース、設備の負担で、
いずれ破綻すると思うのですが、どうでしょう?
他にもたくさんありますが、
次に心配なのは、スポーツクラブです。
これだって、申し込んだ人が全員来たら、
25mプールは芋洗い状態でしょうし、
自慢のジャグジーなんて、それこそ片手鍋の芋煮、
シャワーは、お湯が間に合わず水になり、
ランニングコースのサークルは大渋滞で、
将棋倒しになる事故寸前でしょう。
エアロビ・スタジオは、縁日の賑わいで、
廊下には、屋台も出るかもしれません。
ロッカーも足りず、カウンターも長蛇の列、
苦情と対処に追われ、大童の職員・・・
いや、冗談でなく、、、
クラブ関係者が、全員来たら困る、と言っている。
これも、解約などの問題が起こったら大変!
破綻は免れないかもしれません。
私は20年以上自動車保険に入っており、
10何年も運よく保険金使っていないので、
等級も上がり、さぞや毎年安くなるかと思いきや、
毎年、何かと契約の名前が変わり、決して下がらない、
摩訶不思議な、子供だましのシステム。
修理費の高騰や事故が急増したためと言われ、
医療費の負担が大きく賠償額が増えたため、など、
いろいろ理由があるが、要するに、
支払った分を、契約者の数で割っているから、
毎年必ず高くなっていくのですね。
しかし、飲酒運転撲滅運動や、
運転モラルの向上、その他で事故が減っても、
上げた保険料を安くするほど親切ではない・・・
おやおや・・・
水栽培(というのか?)だった和泉本町の桜の枝、
土に挿して上げました。
これ、、、花咲くのかなぁ・・。
中央線は人身事故の影響で遅延・・
これが困るのです、信州方面へは。
日曜日が殆どなので、
今までは運よく一度も大きな遅延も無かったが、
四谷の人身事故の影響が、信州でも残るとは、
なんて事でしょう・・。
今行なっている、中央線の高架工事が進むと、
改善される問題なのでしょうかね?
東京じゃ慣れてしまっている中央線の
人身事故の多さには、閉口しますが、
振り替える交通手段が少ない地域の方々は、
その都度憤慨してはいないのだろうか?
中央線沿線の地価にも、
少なからず影響があると思うのですがね・・。
生命保険の保険会社が特約などの支払いを
怠って、数百億の未払いがある、という報道。
今更言わなくても皆わかっていたことでしょう。
ワイドショーでは、回りくどい解説で、
「一軒一軒、状況を確かめられず、
請求が無いと、促す事ができないのですね」とか、
「保険会社には、支払い義務があるというモラルが
希薄だったのではないでしょうか?」などど、
コメンテイターも随分眠たい事を言っています。
保険会社としては、支払いたくはないでしょう。
この特約が魅力で加入しても、
特約事項に値する病気怪我をしても、
理由をつけて、なるべく支払いに至らぬよう、
かわすのがノウハウだという事は、
印鑑を押すときには、加入者は既に解っていますね。
それでも自分の身に起こるかも知れぬ不幸には、
すがる思いで保険に入っているのが現状でしょう。
心配しています、皆に払ったらどうなるの?
結局、掛け金が高くなるだけではないのですか?
例えば、駅前留学のN○V○が、
解約金の事で矢張り問題になっていましたが、
殆どの英会話学校システムだって、
デポジットの様に先払いするシステムで支払わせて、
実は、全員が支払った分をキッチリ習いに来たら、
講師の数、部屋のスペース、設備の負担で、
いずれ破綻すると思うのですが、どうでしょう?
他にもたくさんありますが、
次に心配なのは、スポーツクラブです。
これだって、申し込んだ人が全員来たら、
25mプールは芋洗い状態でしょうし、
自慢のジャグジーなんて、それこそ片手鍋の芋煮、
シャワーは、お湯が間に合わず水になり、
ランニングコースのサークルは大渋滞で、
将棋倒しになる事故寸前でしょう。
エアロビ・スタジオは、縁日の賑わいで、
廊下には、屋台も出るかもしれません。
ロッカーも足りず、カウンターも長蛇の列、
苦情と対処に追われ、大童の職員・・・
いや、冗談でなく、、、
クラブ関係者が、全員来たら困る、と言っている。
これも、解約などの問題が起こったら大変!
破綻は免れないかもしれません。
私は20年以上自動車保険に入っており、
10何年も運よく保険金使っていないので、
等級も上がり、さぞや毎年安くなるかと思いきや、
毎年、何かと契約の名前が変わり、決して下がらない、
摩訶不思議な、子供だましのシステム。
修理費の高騰や事故が急増したためと言われ、
医療費の負担が大きく賠償額が増えたため、など、
いろいろ理由があるが、要するに、
支払った分を、契約者の数で割っているから、
毎年必ず高くなっていくのですね。
しかし、飲酒運転撲滅運動や、
運転モラルの向上、その他で事故が減っても、
上げた保険料を安くするほど親切ではない・・・
おやおや・・・
水栽培(というのか?)だった和泉本町の桜の枝、
土に挿して上げました。
これ、、、花咲くのかなぁ・・。
手賀沼の畔 ― 2007/04/18 22:01

武者小路実篤、柳宗悦、志賀直哉、
そして柳兼子、、、
そうそうたるメンバーである。
お世話になっているI氏に誘われ、
I氏の地元でもある我孫子に出かけた。
何年振りだろうか?
余りに長い間行っていなかったので、
常磐線の快速に乗ることも忘れ、
延々と各駅で向かってしまったほど。
I氏は高校時代の少し年の離れた先輩だが、
彼は、有象無象の私の仕事とは大違いで、
社会的にも地位ある仕事のエリート。
でもいつも気にしてくれて、大変感謝です。
『白樺派』の名前をご存知の方は多いが、
この我孫子に「白樺文学館」と言うものが
存在するのをご存知だろうか?
雑誌『白樺』を中心に展開された『白樺派』は、
大正デモクラシーを象徴する文芸活動であるが、
中心人物の彼らは、我孫子に住みながら
活発に行動を展開したので、この地は、
鎌倉と並び称される文学者の聖地と言われている。
彼らの活動の一端、作品などを紹介し、
次世代に、この精神を受け継いで欲しいという
願いから生まれた、私設の文学館なのである。
副館長の渡辺氏に歓迎され、名刺交換などした後、
とても丁寧に説明を受けたが、
志賀直哉の書簡から、雑誌「白樺」の原本、
それらに付随するたくさんの資料に驚く。
また、共鳴し活動を共にした方々の名前が、
さらにすごい・・。
表紙絵には、棟方志功、竹久夢二、また、
民芸運動を我孫子で展開した柳宗悦と親交深い
バーナード・リーチの若き頃のエッチングから、
焼き物の数々。
日本ではあまり知られていない、
リーチの活動はとても新鮮に感じられる。
年表で見ていくと、
大正から昭和を駆け抜けた彼らの生涯が、
日本の激動の時代と重なりあい、また、
志賀直哉も実篤も、70年、80年代まで生きた方々、
語りかけてくるような作品の力と、
写真の中の眼力に、強く訴えかけられる。
この中でも、私が楽しみにしていたのは、
柳宗悦の妻兼子、、、と言うより、
声楽家柳兼子、と敬意を表さなければならない、
彼女の活動をまとめているところだ。
80歳を越えて開催したリサイタルは、
日本の音楽史においても、驚愕の公演だが、
夫宗悦と寄り添うように活動した彼女の生涯を
目の当たりにすると、今まで聴いた音とは、
全く違う響きとなって耳に入ってくる。
白樺派の展示物をさんざん見た後だけに、
地下の静かで落ち着く音楽室で、
ひとりゆっくり復刻版のCDを聴くと、
居ても立ってもいられないような、
焦燥感に襲われ、涙しそうになる・・。
無造作に置かれたような嘘偽り無き創作物は、
必要以上に整理をせず、それがかえって、
決して色褪せる事無い時代の息吹や、
混沌の中から生まれていったエネルギーを
肌で感じる事が出来、秀逸である。
興味ある方、是非尋ねてください。
http://www.shirakaba.ne.jp/index.htm
そして柳兼子、、、
そうそうたるメンバーである。
お世話になっているI氏に誘われ、
I氏の地元でもある我孫子に出かけた。
何年振りだろうか?
余りに長い間行っていなかったので、
常磐線の快速に乗ることも忘れ、
延々と各駅で向かってしまったほど。
I氏は高校時代の少し年の離れた先輩だが、
彼は、有象無象の私の仕事とは大違いで、
社会的にも地位ある仕事のエリート。
でもいつも気にしてくれて、大変感謝です。
『白樺派』の名前をご存知の方は多いが、
この我孫子に「白樺文学館」と言うものが
存在するのをご存知だろうか?
雑誌『白樺』を中心に展開された『白樺派』は、
大正デモクラシーを象徴する文芸活動であるが、
中心人物の彼らは、我孫子に住みながら
活発に行動を展開したので、この地は、
鎌倉と並び称される文学者の聖地と言われている。
彼らの活動の一端、作品などを紹介し、
次世代に、この精神を受け継いで欲しいという
願いから生まれた、私設の文学館なのである。
副館長の渡辺氏に歓迎され、名刺交換などした後、
とても丁寧に説明を受けたが、
志賀直哉の書簡から、雑誌「白樺」の原本、
それらに付随するたくさんの資料に驚く。
また、共鳴し活動を共にした方々の名前が、
さらにすごい・・。
表紙絵には、棟方志功、竹久夢二、また、
民芸運動を我孫子で展開した柳宗悦と親交深い
バーナード・リーチの若き頃のエッチングから、
焼き物の数々。
日本ではあまり知られていない、
リーチの活動はとても新鮮に感じられる。
年表で見ていくと、
大正から昭和を駆け抜けた彼らの生涯が、
日本の激動の時代と重なりあい、また、
志賀直哉も実篤も、70年、80年代まで生きた方々、
語りかけてくるような作品の力と、
写真の中の眼力に、強く訴えかけられる。
この中でも、私が楽しみにしていたのは、
柳宗悦の妻兼子、、、と言うより、
声楽家柳兼子、と敬意を表さなければならない、
彼女の活動をまとめているところだ。
80歳を越えて開催したリサイタルは、
日本の音楽史においても、驚愕の公演だが、
夫宗悦と寄り添うように活動した彼女の生涯を
目の当たりにすると、今まで聴いた音とは、
全く違う響きとなって耳に入ってくる。
白樺派の展示物をさんざん見た後だけに、
地下の静かで落ち着く音楽室で、
ひとりゆっくり復刻版のCDを聴くと、
居ても立ってもいられないような、
焦燥感に襲われ、涙しそうになる・・。
無造作に置かれたような嘘偽り無き創作物は、
必要以上に整理をせず、それがかえって、
決して色褪せる事無い時代の息吹や、
混沌の中から生まれていったエネルギーを
肌で感じる事が出来、秀逸である。
興味ある方、是非尋ねてください。
http://www.shirakaba.ne.jp/index.htm
蜂は蜂屋 ― 2007/04/19 22:59

ようやく出来た!っというか、
本当は出来上がりが来週なのですが、
もう待てないので、先行貼り付け宣伝です。
6月4日~6日の銀座王子ホールでの公演、
『オペラthe銀座 銀ぱち物語』の事は、
何度か書きましたが、チラシの制作に時間が
掛かっておりました!
相変わらず素晴らしいイラストを含むデザインは、
芸大の時からの友達の石橋様(伏してサマですわ)。
いつも思いますが、餅は餅屋なのです。
私も時折、いい加減な文章や絵を書いたりと、
その場しのぎの広告を作ったりはしますが、
専門家に任せると、隅から隅まで道理の通った、
バランスよいものが出来上がります。
舞台芸術では、目で観て耳で聴いて、しかも、
舞台上の人物は、動き、歌で訴えかけてきます。
良い絵画も、動かずジッとしていながら、
さも今から歌を歌うか、悩みを打ち明けるのか、
はたまた攻撃を加えてきそうな気配も感じるほど、
静物であることを忘れさせる魂を感じます。
公演の広告デザインは、商業広告でありながら、
未だ見ぬ、まだ聴かぬ公演の内容を予感させ、
取る人が「行ってみたい!」と叫ぶようなものを
創り上げなければならず、難しいものです。
世の中に反乱するチラシ類ですが、
私は、典型的なクラシック界のチラシが嫌いです。
最高のオーケストラや、上質な室内楽、
震えるような現代音楽に、心洗われる様な教会音楽、
楽しいもの、哀しいもの、奇抜なもの、稀有なモノ、
すべて広告から音楽会は始まっているのに、
チラシからはそんな雰囲気が伺えない・・。
全てではないけれど、9割はつまらないチラシ。
あえて比較の為に例を出しますが、
対して演劇のチラシのなんと楽しい事!
タイトルと図案、はたまた出演者の顔だけ、
紙に凝り、書体に凝り、伝えようという気持ちが、
たった0.1ミリの紙の間からヒシヒシと伝わって、
何度も捲って、立にしたり廻してみたり、
どれもこれもドラマチックなものであり、
手に取る人はきっと「観て見たいな~」、と・・・。
ただ、経験から言うと、同時に出ているチラシ、
10枚を並べて素晴らしいと唸って選んで行っても、
失礼ながらチラシで期待したほどは面白くない・・。
いや、これは嫌味を言っているのではなく、
その位、人を惹き付ける広告チラシは大切で、
チラシを2つ折りにするのが勿体無いほど、
毎日眺めながらその日を待ち侘び、
舞台を観にいく楽しみや期待に胸膨らませる。
これが、演じる方と、観る方の関係をつくると、
当たり前の事が出来ないクラシック界には、
ホトホトあきれ果てているのです。
と、あまり言うと、これからの全ての公演、
何を言われるか解らないので、この位に、と。
付け加えりゃ、、、(まだ言うのか!)
チケットだって、PやE、最近はLとか、
ま、便利で合理的ですが、昔で言うところの、
『赤木屋プレイガイド』(と、あえて二重鍵カッコ!)、
に並んだ演劇やコンサートのチケットは、
「行かれない・・・」のもありましたが、
子供心には、ダイアモンドが並ぶ宝飾品売り場に
見えたものですよね。
年に何度かの行く事が出来た公演では、終わっても、
チケットをB2版のクロッキー帳に貼って、
下には感想なんか書いたりして、大切にした。
こんな時代は、もっと貪欲であり、
舞台に上がるほうも必死で戦っていたはずですね。
パソコンで、一発で申し込むのは便利ですし、
カード決済も楽チンで良いとは思いますが、
お客様は、買った瞬間から楽しみが始まっている、
という事を、私達は忘れてはいけないのでしょう。
だから、広告は大事にしなければならないと、
この公演の広告チラシの出来上がりを見たときに、
あらためて石橋さんに感謝いたしました。
このブログを読んでいただいている方々にも、
直ぐに、失礼ながらDMですが届くと思います。
残念ながら3つ折封筒でしょうが、
折り目を柔らかく、皆さんが枕元や冷蔵庫に
貼りやすい状態でお届けします。
そうそう、送り漏れで届かない方は、
下記特設メールにでも、東京テアターへの電話でも、
言ってください。直ぐにお送りいたします。
6月まで、ハチミツプロジェクトの話し、
銀座の養蜂の話はバンバン続きますが、
どうか、お付き合いください!
申し込みは、こちらでも!
全席指定(今なら良い席!)4500円
ginpachi@tkyt.com
03-5771-8114(東京テアター平日9:00~18:00)
本当は出来上がりが来週なのですが、
もう待てないので、先行貼り付け宣伝です。
6月4日~6日の銀座王子ホールでの公演、
『オペラthe銀座 銀ぱち物語』の事は、
何度か書きましたが、チラシの制作に時間が
掛かっておりました!
相変わらず素晴らしいイラストを含むデザインは、
芸大の時からの友達の石橋様(伏してサマですわ)。
いつも思いますが、餅は餅屋なのです。
私も時折、いい加減な文章や絵を書いたりと、
その場しのぎの広告を作ったりはしますが、
専門家に任せると、隅から隅まで道理の通った、
バランスよいものが出来上がります。
舞台芸術では、目で観て耳で聴いて、しかも、
舞台上の人物は、動き、歌で訴えかけてきます。
良い絵画も、動かずジッとしていながら、
さも今から歌を歌うか、悩みを打ち明けるのか、
はたまた攻撃を加えてきそうな気配も感じるほど、
静物であることを忘れさせる魂を感じます。
公演の広告デザインは、商業広告でありながら、
未だ見ぬ、まだ聴かぬ公演の内容を予感させ、
取る人が「行ってみたい!」と叫ぶようなものを
創り上げなければならず、難しいものです。
世の中に反乱するチラシ類ですが、
私は、典型的なクラシック界のチラシが嫌いです。
最高のオーケストラや、上質な室内楽、
震えるような現代音楽に、心洗われる様な教会音楽、
楽しいもの、哀しいもの、奇抜なもの、稀有なモノ、
すべて広告から音楽会は始まっているのに、
チラシからはそんな雰囲気が伺えない・・。
全てではないけれど、9割はつまらないチラシ。
あえて比較の為に例を出しますが、
対して演劇のチラシのなんと楽しい事!
タイトルと図案、はたまた出演者の顔だけ、
紙に凝り、書体に凝り、伝えようという気持ちが、
たった0.1ミリの紙の間からヒシヒシと伝わって、
何度も捲って、立にしたり廻してみたり、
どれもこれもドラマチックなものであり、
手に取る人はきっと「観て見たいな~」、と・・・。
ただ、経験から言うと、同時に出ているチラシ、
10枚を並べて素晴らしいと唸って選んで行っても、
失礼ながらチラシで期待したほどは面白くない・・。
いや、これは嫌味を言っているのではなく、
その位、人を惹き付ける広告チラシは大切で、
チラシを2つ折りにするのが勿体無いほど、
毎日眺めながらその日を待ち侘び、
舞台を観にいく楽しみや期待に胸膨らませる。
これが、演じる方と、観る方の関係をつくると、
当たり前の事が出来ないクラシック界には、
ホトホトあきれ果てているのです。
と、あまり言うと、これからの全ての公演、
何を言われるか解らないので、この位に、と。
付け加えりゃ、、、(まだ言うのか!)
チケットだって、PやE、最近はLとか、
ま、便利で合理的ですが、昔で言うところの、
『赤木屋プレイガイド』(と、あえて二重鍵カッコ!)、
に並んだ演劇やコンサートのチケットは、
「行かれない・・・」のもありましたが、
子供心には、ダイアモンドが並ぶ宝飾品売り場に
見えたものですよね。
年に何度かの行く事が出来た公演では、終わっても、
チケットをB2版のクロッキー帳に貼って、
下には感想なんか書いたりして、大切にした。
こんな時代は、もっと貪欲であり、
舞台に上がるほうも必死で戦っていたはずですね。
パソコンで、一発で申し込むのは便利ですし、
カード決済も楽チンで良いとは思いますが、
お客様は、買った瞬間から楽しみが始まっている、
という事を、私達は忘れてはいけないのでしょう。
だから、広告は大事にしなければならないと、
この公演の広告チラシの出来上がりを見たときに、
あらためて石橋さんに感謝いたしました。
このブログを読んでいただいている方々にも、
直ぐに、失礼ながらDMですが届くと思います。
残念ながら3つ折封筒でしょうが、
折り目を柔らかく、皆さんが枕元や冷蔵庫に
貼りやすい状態でお届けします。
そうそう、送り漏れで届かない方は、
下記特設メールにでも、東京テアターへの電話でも、
言ってください。直ぐにお送りいたします。
6月まで、ハチミツプロジェクトの話し、
銀座の養蜂の話はバンバン続きますが、
どうか、お付き合いください!
申し込みは、こちらでも!
全席指定(今なら良い席!)4500円
ginpachi@tkyt.com
03-5771-8114(東京テアター平日9:00~18:00)
Day of Wine and Roses ― 2007/04/20 15:58

一体どのくらいの方が
私のブログを見ているのだろうかと思い、
実は2日前にカウンターをつけてみた。
最近は、純正のオプションが無くても、
直ぐに付けられるので、大変便利なのである。
いや、ビックリ!
1日に100人超が閲覧している事がわかり、
「一体誰ですか~」と、叫びたい気持ちを抑え、
しかし、衿位は立てなくては、と思い、
今日から改めて、、何も変わりません。
文面を変えてみようと思いましたが、
「改行の美」を主張する私は、
この体裁に慣れてしまっているために、
変えられなくなっているのです。
せめて、「こんにちは!」と、
多分会った事あるであろう方々ですから、
御挨拶くらいはしないと気が済まないのですが、
こちらからは顔が見えないので、
こんなもので許していただきたい。
いやはやこれからもよろしくお願いします。
花が好きなんですが、
植える時間も、咲かせる気力もなく、
自分に水をやる生活で手一杯ですが、
珍しく花の苗を買い、テラコッタのポットも買い、
どうだどうだ!の3株寄せ植えの儀でした。
これは、カルフォルニアローズですが、
ローズとは言えども、バラでなくインパチェンス。
要するに和名でいえは、鳳仙花です。
花は八重で小さなバラに見えますので、
こんな名前でしょうね。
色は数種あってどれも綺麗なんですが、これは白。
秋まで楽しめるので、あと2ヶ月程で、
綺麗な白い花を咲かせることでしょう。
商売柄、花を頂く事が多く、
演奏会の最後に、主宰者から指揮者に、なんて、
典型的なセレモニーは良くありますね。
数日公演が続くときは2日目、3日目も同じ花束で、
最後に頂いて帰ります。
よく、指揮者が、コンサートマスター、、、いや、
男性の場合には、女性のフォアシュピーラー
(前で弾いている人)にも、渡したりしますね。
オペラ、バレエでは、最後に舞台から、
ピットのコンサートマスターに投げたりもします。
この花を、意外にも演奏者の方々は、
律儀に舞台裏で返してくれたりするのです。
荷物になるという理由もあるのですがね。
地方公演に行っているときは、
私も次の日の帰りなど、荷物になってしまうので、
頂いた花を、夜のうちに宿泊ホテルの
ラウンジバーのマスターにあげたりします。
ホテルで花はとても重宝しますから、
喜ばれますし、そのまま座って飲んでいると、
横から頼みもしない、しかも美味しいお酒が、
次々に出てきたりします。
「いやいや、そんなつもりでは・・」と遠慮しながら、
グラスは手元に引き寄せてしまうのですが・・・。
「わらしべ長者」のようですが、
まぁ、花は送る方も送られた方も心豊かになり、
さらに次の方に渡して喜んでもらい、
その花がお酒に代わって、私もリラックスし、
こんな話、誰が損しましょう、、、よい交換ですね。
しかし決して、毎回ではないですよ!
榊原の日々、、、いや、「酒とバラの日々」というオチで、
100人の方への感謝に変えさせて頂きます。
さて、明日も頑張って、舞台に上がりましょう・・・
私のブログを見ているのだろうかと思い、
実は2日前にカウンターをつけてみた。
最近は、純正のオプションが無くても、
直ぐに付けられるので、大変便利なのである。
いや、ビックリ!
1日に100人超が閲覧している事がわかり、
「一体誰ですか~」と、叫びたい気持ちを抑え、
しかし、衿位は立てなくては、と思い、
今日から改めて、、何も変わりません。
文面を変えてみようと思いましたが、
「改行の美」を主張する私は、
この体裁に慣れてしまっているために、
変えられなくなっているのです。
せめて、「こんにちは!」と、
多分会った事あるであろう方々ですから、
御挨拶くらいはしないと気が済まないのですが、
こちらからは顔が見えないので、
こんなもので許していただきたい。
いやはやこれからもよろしくお願いします。
花が好きなんですが、
植える時間も、咲かせる気力もなく、
自分に水をやる生活で手一杯ですが、
珍しく花の苗を買い、テラコッタのポットも買い、
どうだどうだ!の3株寄せ植えの儀でした。
これは、カルフォルニアローズですが、
ローズとは言えども、バラでなくインパチェンス。
要するに和名でいえは、鳳仙花です。
花は八重で小さなバラに見えますので、
こんな名前でしょうね。
色は数種あってどれも綺麗なんですが、これは白。
秋まで楽しめるので、あと2ヶ月程で、
綺麗な白い花を咲かせることでしょう。
商売柄、花を頂く事が多く、
演奏会の最後に、主宰者から指揮者に、なんて、
典型的なセレモニーは良くありますね。
数日公演が続くときは2日目、3日目も同じ花束で、
最後に頂いて帰ります。
よく、指揮者が、コンサートマスター、、、いや、
男性の場合には、女性のフォアシュピーラー
(前で弾いている人)にも、渡したりしますね。
オペラ、バレエでは、最後に舞台から、
ピットのコンサートマスターに投げたりもします。
この花を、意外にも演奏者の方々は、
律儀に舞台裏で返してくれたりするのです。
荷物になるという理由もあるのですがね。
地方公演に行っているときは、
私も次の日の帰りなど、荷物になってしまうので、
頂いた花を、夜のうちに宿泊ホテルの
ラウンジバーのマスターにあげたりします。
ホテルで花はとても重宝しますから、
喜ばれますし、そのまま座って飲んでいると、
横から頼みもしない、しかも美味しいお酒が、
次々に出てきたりします。
「いやいや、そんなつもりでは・・」と遠慮しながら、
グラスは手元に引き寄せてしまうのですが・・・。
「わらしべ長者」のようですが、
まぁ、花は送る方も送られた方も心豊かになり、
さらに次の方に渡して喜んでもらい、
その花がお酒に代わって、私もリラックスし、
こんな話、誰が損しましょう、、、よい交換ですね。
しかし決して、毎回ではないですよ!
榊原の日々、、、いや、「酒とバラの日々」というオチで、
100人の方への感謝に変えさせて頂きます。
さて、明日も頑張って、舞台に上がりましょう・・・
潮風のミツバチ ― 2007/04/21 23:42

午前中の採ミツで、ミツバチと戯れるのが、
最近の週末のお決まりで、今日も銀座へ。
6月公演のチェロのしのぶ嬢も誘って参加です。
ハニーカステラのB堂さんの参加や、
朝日新聞の取材と、屋上が大賑わいです。
晴天に恵まれますと、蜂は活発ですので、
1万匹が入っている茶箱くらいの巣をあければ、
元気良く頭上に飛び出してきます。
イエイエ、決して刺したりしません。
驚かせなければ大丈夫なんです。
ただ、収穫量はさほど多くなく、
今週は雨が多かった為に、今日は10キロです。
最後は瓶詰めにして収穫を喜び、
恒例の全員写真。
「ハニーフラッシュ!」の掛け声で、
相変わらず、皆良い笑顔で終ります。
採ミツも素晴らしい事なのですが、
私は、この3時間余りの時間を、
眺めの良い屋上で過ごすのが好きなのです。
だって、高さにして12階。
60階のガラス張りの展望台より、
12階でも、銀座の街を見渡せる屋上は、
なんとも気持ちのよいものです。
巣箱を背にすれば、汐留の超高層ビル群。
新橋から見ると、異様な未来要塞の体ですが、
銀座の街から、築地越しに見てみれば、
塩味のする潮風も浴びて、東京湾を感じます。
『お江戸は前島、海辺の湿地、
大波小波、ざぶんと寄せて・・・』
という、今度の6月公演の西田さん作の、
イナセな歌詞が思い浮かびます。
くるりと右手に方向を変えれば、
目の前には王子ホールと松屋、その向かいには、
デッカイ林檎マークのアップルストアで、
ここが、今をときめく銀座の人気店です。
それからまっつぐ有楽町に抜けてきゃ、
銀座教会と相成るのです。
この銀座教会は鐘を鳴らすのですが、
午前中のミサの合図と時報でしょうか、
採ミツ時は、ミツバチの羽音と鐘の音の
絶妙なアンサンブルをBGMにするのです。
銀座の上空30mで潮風を浴び、
教会の鐘を聴きながら、ミツバチと戯れる・・・
なんて、贅沢な休日の午前中でしょうか!
これが楽しみたくて、たとえ朝まで飲んでいても、
平日と変わらぬ時間に起きて出かけるのです。
ま、昨日がそうでしたが・・・。
さて、夜は稽古。
この6月公演の稽古始でした。
創作は大変です。
モーツァルトだって、ヴェルディだって、
みんな譜面はあるし、体に馴染んでいます。
でも、これは完璧な創作舞台。
作者と作曲家、そしてプロデューサーが、
まず三つ巴で案を出し創り始めます。
でも、稽古が進めば、少し予定と違ってきたり、
はたまた意見の相違から、折り合い着かず殴りあい!
なんて事態にはなりませんが(多分・・・)、
全て一から作っていく作業です。
今日からは、出演者の稽古ですから、
次第にでる人が体を作っていくのです。
ここからは、出演者、そして最後は演奏者も加わり、
作り上げていくのが創作舞台芸術の醍醐味です。
第2ラウンドが始まりました。
最近の週末のお決まりで、今日も銀座へ。
6月公演のチェロのしのぶ嬢も誘って参加です。
ハニーカステラのB堂さんの参加や、
朝日新聞の取材と、屋上が大賑わいです。
晴天に恵まれますと、蜂は活発ですので、
1万匹が入っている茶箱くらいの巣をあければ、
元気良く頭上に飛び出してきます。
イエイエ、決して刺したりしません。
驚かせなければ大丈夫なんです。
ただ、収穫量はさほど多くなく、
今週は雨が多かった為に、今日は10キロです。
最後は瓶詰めにして収穫を喜び、
恒例の全員写真。
「ハニーフラッシュ!」の掛け声で、
相変わらず、皆良い笑顔で終ります。
採ミツも素晴らしい事なのですが、
私は、この3時間余りの時間を、
眺めの良い屋上で過ごすのが好きなのです。
だって、高さにして12階。
60階のガラス張りの展望台より、
12階でも、銀座の街を見渡せる屋上は、
なんとも気持ちのよいものです。
巣箱を背にすれば、汐留の超高層ビル群。
新橋から見ると、異様な未来要塞の体ですが、
銀座の街から、築地越しに見てみれば、
塩味のする潮風も浴びて、東京湾を感じます。
『お江戸は前島、海辺の湿地、
大波小波、ざぶんと寄せて・・・』
という、今度の6月公演の西田さん作の、
イナセな歌詞が思い浮かびます。
くるりと右手に方向を変えれば、
目の前には王子ホールと松屋、その向かいには、
デッカイ林檎マークのアップルストアで、
ここが、今をときめく銀座の人気店です。
それからまっつぐ有楽町に抜けてきゃ、
銀座教会と相成るのです。
この銀座教会は鐘を鳴らすのですが、
午前中のミサの合図と時報でしょうか、
採ミツ時は、ミツバチの羽音と鐘の音の
絶妙なアンサンブルをBGMにするのです。
銀座の上空30mで潮風を浴び、
教会の鐘を聴きながら、ミツバチと戯れる・・・
なんて、贅沢な休日の午前中でしょうか!
これが楽しみたくて、たとえ朝まで飲んでいても、
平日と変わらぬ時間に起きて出かけるのです。
ま、昨日がそうでしたが・・・。
さて、夜は稽古。
この6月公演の稽古始でした。
創作は大変です。
モーツァルトだって、ヴェルディだって、
みんな譜面はあるし、体に馴染んでいます。
でも、これは完璧な創作舞台。
作者と作曲家、そしてプロデューサーが、
まず三つ巴で案を出し創り始めます。
でも、稽古が進めば、少し予定と違ってきたり、
はたまた意見の相違から、折り合い着かず殴りあい!
なんて事態にはなりませんが(多分・・・)、
全て一から作っていく作業です。
今日からは、出演者の稽古ですから、
次第にでる人が体を作っていくのです。
ここからは、出演者、そして最後は演奏者も加わり、
作り上げていくのが創作舞台芸術の醍醐味です。
第2ラウンドが始まりました。
コルビジェ ― 2007/04/23 18:32
あまりの慌しさに呆れる。
朝は7時半には起きているも、
朝食後は、前日の残り仕事から片付け、、、
いや、片付かずも、本日必要な資料は揃え、
以前の公演の記録を引っ張り出す。
「ほう!面白い事やっていたな・・」
なんて感慨に浸る時間はたたの3秒!
作者から来ている新作台本の整理をしながら、
同時に新曲の譜面チェックをしていく。
でも、電話がかかり、対応しているときに、
クール宅配便!あれ美味しそうな生チョコ!
ありがとう!I君のお母様・・・
だが、食べる時間は皆無。
深夜にひっきりなしにやって来る、
僕が知らない、親しいらしい海外の友人や、
僕の悩みを勝手に決めつけて、
頼んでもいないのに解決してくれようとする、
馴れ馴れしい多数のお誘いメールを
100通以上もスクロールして、バサバサ削除する。
入稿ギリギリ(正確には既に遅れている)の、
チラシに掲載のテキストを読みながら、
いろいろな人の意見の絡んだ糸を解読・・・。
作曲家S女史と電話打ち合わせも終了すれば、
すでにあと15分で家を出る時間、、、
どうしても書かなくてはならない手紙を、
ワープロで打ちつけて(いや丁寧に書いています)、
切手貼った封書を握り締め、家を走り出る。
お昼の待ち合わせで赤坂へダッシュ!
電車で座って、好きな譜面見る時間は、
だれにも邪魔されない至福の時なのだが、
開いて3分で寝てしまえるのは、もっと幸福・・・
面倒見の良い、高校の先輩I氏は、
本日も私を誘ってくれています。感謝。
しかも同じく高校のさらに上の先輩に
面会させて下さりました。
某ホテルの最上階のレストランは、
フレンチ&イタリアン。
モダンなデザイン、調度品からも、
ニューヨークスタイルなのでしょう、
店内奥の角、明るい最高の席を
用意してくださっています。
眺めの良い眼下には、赤坂六本木界隈、
飯倉へと続くビル郡と視線の先は東京タワー。
お相手してくださっているのは、
ここのホテルのCOOですので、
良い席を用意してくださるのも当たり前です。
料理が美味しい。
私、何度も書いていますが、
食欲(食への欲)があまり強くないのですが、
美味しいものは美味しいのです。
ゆっくりと、お話をさせていただき、
ミカドのお話から、音楽の話。
何せ、みな元同じ高校の同じ部活です。
そりゃ、話も盛り上がるはずですね。
食事に2時間もお付き合い下さった後、
2人は一路表参道へ!
1927年に建った同潤会青山アパートは、
取り壊しと建て替えで、
「原宿ヒルズ」と言う名称になった今でも、
80年も前の佇まいを残そうと、
東側の一角は数年前と変わりない外観。
なんだか嬉しい計らいでしたが、
この中のギャラリーが、目的地。
ここのギャラリーにも、高校の先輩がいます。
以前から通っているのに、知っているのに、
入った事はなかったギャラリーですが、
リトグラフを中心とした作品が壁に架かる、
とても静かな空間。
私の好きな、ル・コルビジェもあります。
二重窓は以前無かった筈だから、
参道からの生活音が小さくなっただろうけど、
でも、ここから眺める表参道のケヤキが、
サラサラ、ワサワサっと鳴っている様子が
良く見えて、動かぬ絵の背景のようです。
ゆっくりお話して、やはり昔の話と、
美術、音楽の話に1時間でした。
午前中の慌しさは、1分が5秒の感覚なのに、
午後からのひと時は1分が5分の体感です。
血圧が250から50に下がったようだ。
この落差をもう少し平均してできないものか。
ま、無理かな・・。
そのあと飛び出して言った私は、
次の場所に向かって、時計をみながら、
苦笑いです。
doc ― 2007/04/25 17:30

先日2年ぶりに洗車をしてあげた愛車だが、
どうも調子が悪く、ドック入りになった。
私は元来それほど車好きでもないのですが、
それは多分“せっかち”のせいなのです。
この世で渋滞ほど嫌いなものはなく、
青信号なのに、3つ数えても動き出さないと、
すぐ脇道に入ってしまう程、重症である。
尤も、渋滞回避と思い、路地を行く同志の運転に、
「これは道を知っている地元の輩・・」と、
調子に乗っピタリと付いていき、
どうにも細い袋小路の突き当たりで、
自宅ガレージにスルスルと入られた事も、
1度や2度ではなく、
こんな時は、嫌な汗を背中にかきながら、
バツの悪い思いでバックするのです・・・
“せっかち”で呆れてしまうのが、
並ぶ、という事が出来ないのである。
『行列のできる』を謳い文句にすると、
人気店や美味しい店という事で、
さらに拍車が掛かるのでしょうが、
お昼時や土日には、物凄い行列になっていますね。
考えられません。
ラーメン一杯に、何故2時間並ぶのでしょうか。
行列の先が、ドーナッツだったりすると、
最後尾の男性を叱りたくなります。
いいや、食べるものだけでなく、
映画やイベント、野球にサッカー・・、
しかたなく数分待ったりすると、
イライラして来ますし、
東京ディズニーランド、、、考えただけで、
泡を吹いて倒れそうです。
そうは言っても並ばなくては
どうしようもない事もあるのでしょうが、
メガホン持った兄さんが、後ろから、
「列は詰めてお並びくださ~ぃ!」と言って、
真に受けた方々が、小刻みに詰め出すと、
その窮屈さは、生粋の閉所恐怖症の私には、
耐え難いものでしょうし、自問するでしょう。
<それほど価値のあるものなのか?>
だめです。並べません。
しばらく、車が無いので、
渋滞もなければ、駐車場も広いので、
これは幸いなのかも知れませんが、
荷物を運ばなくてはならない事も多く、
車を手放すわけにはいかない訳です。
“せっかち”を治してくれる
お医者様がいたら、紹介してください。
どうも調子が悪く、ドック入りになった。
私は元来それほど車好きでもないのですが、
それは多分“せっかち”のせいなのです。
この世で渋滞ほど嫌いなものはなく、
青信号なのに、3つ数えても動き出さないと、
すぐ脇道に入ってしまう程、重症である。
尤も、渋滞回避と思い、路地を行く同志の運転に、
「これは道を知っている地元の輩・・」と、
調子に乗っピタリと付いていき、
どうにも細い袋小路の突き当たりで、
自宅ガレージにスルスルと入られた事も、
1度や2度ではなく、
こんな時は、嫌な汗を背中にかきながら、
バツの悪い思いでバックするのです・・・
“せっかち”で呆れてしまうのが、
並ぶ、という事が出来ないのである。
『行列のできる』を謳い文句にすると、
人気店や美味しい店という事で、
さらに拍車が掛かるのでしょうが、
お昼時や土日には、物凄い行列になっていますね。
考えられません。
ラーメン一杯に、何故2時間並ぶのでしょうか。
行列の先が、ドーナッツだったりすると、
最後尾の男性を叱りたくなります。
いいや、食べるものだけでなく、
映画やイベント、野球にサッカー・・、
しかたなく数分待ったりすると、
イライラして来ますし、
東京ディズニーランド、、、考えただけで、
泡を吹いて倒れそうです。
そうは言っても並ばなくては
どうしようもない事もあるのでしょうが、
メガホン持った兄さんが、後ろから、
「列は詰めてお並びくださ~ぃ!」と言って、
真に受けた方々が、小刻みに詰め出すと、
その窮屈さは、生粋の閉所恐怖症の私には、
耐え難いものでしょうし、自問するでしょう。
<それほど価値のあるものなのか?>
だめです。並べません。
しばらく、車が無いので、
渋滞もなければ、駐車場も広いので、
これは幸いなのかも知れませんが、
荷物を運ばなくてはならない事も多く、
車を手放すわけにはいかない訳です。
“せっかち”を治してくれる
お医者様がいたら、紹介してください。
ルポ ― 2007/04/26 12:11

銀ぱち物語の稽古が始まっています。
これは新作なので、サンプルもなく、
手本もなく、まさに1から創り上げるのです。
満を持して台本が出来上がりました。
作家は西田豊子さん、ベテランの劇作家であり、
演出家でもあります。
取材量が凄く、銀座の街から、人から、
そしてミツバチや環境の事まで、マニアです。
しかし、今回の作品は、ルポルタージュオペラという、
一面を持ち合わせていますので、
このくらいの執拗なエネルギーがないと、
作品の中の真実は見えて来ないのかも知れません。
私は無から作り上げる作業をする係ではないので、
大抵の場合、妄想を皆に伝えて形にして貰います。
きっと相当西田氏を困らせた事と思っております。
作曲の佐藤容子さん。
どんな曲を書く方かも解っておりますし、
私の想像の範囲を超える期待もあるのです。
思った事を全部伝えてしまったら、
創造者はエネルギーを持てなくなりますので、
ちょこちょこアイデアを出せば、さらに膨らませ、
そして花が咲くように音が出来てくるのでしょう。
3月下旬から、上がってくる曲が楽しみで、
「おう、こう来たか!」とか、
「そ、それは・・!」なんて様々な感想ですね。
この原石のような作品を舞台に反映させながら、
ドラマとするのが私の役目ですから、
沢山の素材は、24色のパステルのようです。
何をどう使って描こうかな?
なんて考えながら、譜面を見ていると楽しいですが、
舞台を創っていく上では折角創ったものを、
カットしたり、貼り合わせたりも必要ですから、
非情にならなければならないところもあり、
多少恨まれ役でもあるのです。
さて、朝日新聞の天声人語で、
銀ぱちの事を取り上げています。
アメリカで、ミツバチが大量に行方不明になった
ニュースは記憶に新しいのですが、
この件にもふれていますね。
指導を受けている養蜂家の藤原先生によれば、
相当の、農薬か軍事用電磁波等で、
ミツバチが巣に帰れなくなっているのだろう、
という解説であります。
いずれにせよ、
ミツバチは、人間に警鐘を鳴らしていると、
私は想像するところです。
ネットから朝日新聞見られます。
http://www.asahi.com/paper/column.html
家の玄関先に寄せ植えした花が咲きました!
触覚が付いたような姿にビックリ!
身近にある花が咲くのを間近に見ると、
体の細胞が、1つ幸せになる気がします。
これは新作なので、サンプルもなく、
手本もなく、まさに1から創り上げるのです。
満を持して台本が出来上がりました。
作家は西田豊子さん、ベテランの劇作家であり、
演出家でもあります。
取材量が凄く、銀座の街から、人から、
そしてミツバチや環境の事まで、マニアです。
しかし、今回の作品は、ルポルタージュオペラという、
一面を持ち合わせていますので、
このくらいの執拗なエネルギーがないと、
作品の中の真実は見えて来ないのかも知れません。
私は無から作り上げる作業をする係ではないので、
大抵の場合、妄想を皆に伝えて形にして貰います。
きっと相当西田氏を困らせた事と思っております。
作曲の佐藤容子さん。
どんな曲を書く方かも解っておりますし、
私の想像の範囲を超える期待もあるのです。
思った事を全部伝えてしまったら、
創造者はエネルギーを持てなくなりますので、
ちょこちょこアイデアを出せば、さらに膨らませ、
そして花が咲くように音が出来てくるのでしょう。
3月下旬から、上がってくる曲が楽しみで、
「おう、こう来たか!」とか、
「そ、それは・・!」なんて様々な感想ですね。
この原石のような作品を舞台に反映させながら、
ドラマとするのが私の役目ですから、
沢山の素材は、24色のパステルのようです。
何をどう使って描こうかな?
なんて考えながら、譜面を見ていると楽しいですが、
舞台を創っていく上では折角創ったものを、
カットしたり、貼り合わせたりも必要ですから、
非情にならなければならないところもあり、
多少恨まれ役でもあるのです。
さて、朝日新聞の天声人語で、
銀ぱちの事を取り上げています。
アメリカで、ミツバチが大量に行方不明になった
ニュースは記憶に新しいのですが、
この件にもふれていますね。
指導を受けている養蜂家の藤原先生によれば、
相当の、農薬か軍事用電磁波等で、
ミツバチが巣に帰れなくなっているのだろう、
という解説であります。
いずれにせよ、
ミツバチは、人間に警鐘を鳴らしていると、
私は想像するところです。
ネットから朝日新聞見られます。
http://www.asahi.com/paper/column.html
家の玄関先に寄せ植えした花が咲きました!
触覚が付いたような姿にビックリ!
身近にある花が咲くのを間近に見ると、
体の細胞が、1つ幸せになる気がします。
打弦 ― 2007/04/27 01:38

日頃、大変世話になっている
元大使御夫妻に招かれ、演奏会へ。
催し場所は、我街の素晴らしいホールです。
以前にも紹介しましたが、
ここと同じ規模でのここまで素晴らしいホールは、
私が知る限り、半径20kmには無いはず。
御夫妻は、この限りなく私設に近い、
200名のホールを所有する方の仲間という事で、
今回は、ここでの催しとなったのである。
海外で駐在大使として活躍されていた頃より、
文化芸術に愛情を持って接してくださり、
多くの演奏家がとても心強い恩恵に預かっている。
勿論私へも、日頃から応援してくださり、
精神的にも非常に強い味方であるのです。
感謝。
時折、素晴らしい演奏家を紹介するように、
演奏家を企画され、有意義な時間を作って下さるが、
今日もまた大変興味深い、そして近いうち、
もっと身近な関係で一緒に演奏する事があると、
予感される2人でした。
ひとりは、中国楊琴を操る薇薇(ウェイウェイ)さん。
そしてもうひとりは、ドイツから来日した、
ツィター奏者のWilli Huberさん。
これ読んでいる方々、
中国楊琴と、ツィター、お解かりだろうか?
中国楊琴とは、簡単に言うと、
弦を張った筝を棒で叩いて演奏するのである。
対してツィターは、棒で叩かず、指で弾くのです。
・・・あまりに乱暴な説明なので、
少し細くするのが正義ってものでしょうね。
棒は竹で出来ており、先はスプーンの様に、
打弦する面があります。表はゴムで柔らかく、
裏は竹のままで、とてもシャープな音。
もともとスチール弦で、良く響く音は、
楽器自体が共鳴体であるのです。
同じ音に5本もの弦がある音もあり、
全部で120数本の弦が張ってあるのが凄い。
楽器を近くで見ると、
発電所近くの高圧線を張り巡らした場所みたいで、
電磁波で大問題の地帯の様相である、、。
演奏は軽やかで、細身の彼女にピッタリな、
中国伝統楽器であるのだ。
さて、ツィター。不思議な名前ですが、
これは南ドイツからチロル地方伝わる伝統楽器、
手前の5本の弦は、フレット付きのメロディー弦。
丁度スチールギターの様に左手で押して、
右の親指のつけ爪で演奏する。
残り30数本の伴奏弦は右手4本指で弾くのだが、
数ミリ間隔の弦を、巧みに弾き分けていると思うと、
指の太い大男には絶対に演奏できそうもない。
Willi Huberさんは、作曲もする若手ですが、
これから来日も多いそうで、私には、
作曲したオケ伴奏の協奏曲を送って下さるそう。
この異色のコラボレーションが素晴らしいのだが、
この世には人に知られていない演奏会が、
まだまだ沢山あるものである。
それに、その伝統楽器に真摯に向かいあい、
毎日毎日、練習を重ねながら、
楽器の啓蒙運動、新しい音楽の創造など、
計り知れない努力を怠らないのでる。
こちらまで、闘志が沸いて来るものです。
元大使御夫妻に招かれ、演奏会へ。
催し場所は、我街の素晴らしいホールです。
以前にも紹介しましたが、
ここと同じ規模でのここまで素晴らしいホールは、
私が知る限り、半径20kmには無いはず。
御夫妻は、この限りなく私設に近い、
200名のホールを所有する方の仲間という事で、
今回は、ここでの催しとなったのである。
海外で駐在大使として活躍されていた頃より、
文化芸術に愛情を持って接してくださり、
多くの演奏家がとても心強い恩恵に預かっている。
勿論私へも、日頃から応援してくださり、
精神的にも非常に強い味方であるのです。
感謝。
時折、素晴らしい演奏家を紹介するように、
演奏家を企画され、有意義な時間を作って下さるが、
今日もまた大変興味深い、そして近いうち、
もっと身近な関係で一緒に演奏する事があると、
予感される2人でした。
ひとりは、中国楊琴を操る薇薇(ウェイウェイ)さん。
そしてもうひとりは、ドイツから来日した、
ツィター奏者のWilli Huberさん。
これ読んでいる方々、
中国楊琴と、ツィター、お解かりだろうか?
中国楊琴とは、簡単に言うと、
弦を張った筝を棒で叩いて演奏するのである。
対してツィターは、棒で叩かず、指で弾くのです。
・・・あまりに乱暴な説明なので、
少し細くするのが正義ってものでしょうね。
棒は竹で出来ており、先はスプーンの様に、
打弦する面があります。表はゴムで柔らかく、
裏は竹のままで、とてもシャープな音。
もともとスチール弦で、良く響く音は、
楽器自体が共鳴体であるのです。
同じ音に5本もの弦がある音もあり、
全部で120数本の弦が張ってあるのが凄い。
楽器を近くで見ると、
発電所近くの高圧線を張り巡らした場所みたいで、
電磁波で大問題の地帯の様相である、、。
演奏は軽やかで、細身の彼女にピッタリな、
中国伝統楽器であるのだ。
さて、ツィター。不思議な名前ですが、
これは南ドイツからチロル地方伝わる伝統楽器、
手前の5本の弦は、フレット付きのメロディー弦。
丁度スチールギターの様に左手で押して、
右の親指のつけ爪で演奏する。
残り30数本の伴奏弦は右手4本指で弾くのだが、
数ミリ間隔の弦を、巧みに弾き分けていると思うと、
指の太い大男には絶対に演奏できそうもない。
Willi Huberさんは、作曲もする若手ですが、
これから来日も多いそうで、私には、
作曲したオケ伴奏の協奏曲を送って下さるそう。
この異色のコラボレーションが素晴らしいのだが、
この世には人に知られていない演奏会が、
まだまだ沢山あるものである。
それに、その伝統楽器に真摯に向かいあい、
毎日毎日、練習を重ねながら、
楽器の啓蒙運動、新しい音楽の創造など、
計り知れない努力を怠らないのでる。
こちらまで、闘志が沸いて来るものです。
語感 ― 2007/04/28 08:19

「昨日、ちゃぶ台で、帳面に書き物していたら・・」
と、喋り始めた友がいる。
聞いた瞬間は耳を疑ったのだが、
ここ1年そこまで笑ったこと無いくらい、
人目を憚らずゲラゲラ笑った。
いや、これはこの言葉使いに対し、
友人に無礼を持って笑ったのではなくて、
懐かしき響きに笑わざるを得なかったのです。
ワープ打ちでも手書きでも、
頭の中で言葉を思考して書くものですが、
しかし、いつの間にか自分の語録、というよりは、
貧相な辞書が1冊、、、いや数枚出来上がっています。
その中の言葉を使いまわしては、
どれを使おうか、と言うよりも、
どちらにしようかという程度の選択で、
語彙の順列組み合わせを変えながら、
文章を書いているのです。
訳詞をするときなどはもっと酷く、
聴いている方に伝わらない言葉は使えないので、
貧相なMy頭脳辞書は、さらにページが減少である。
ですから、思わぬ言葉を聞くと、
知らない言葉なら新鮮な興味だが、
懐かしいほど使っていなかった言葉になると、
前頭葉が震え出すほど嬉しく、
頭脳辞書がゲラゲラと震え出すのである。
死語なんていわれる言葉が良くありますが、
使用されることの無くなった流行語をさす言葉で、
今で言うと、昭和の匂いを嗅げるものですね。
“ナウなヤングは、ポンギでフィーバーする”・・的な、
書くのも恥ずかしい、ある特定の世代だけが、
期間限定、使用し過ぎで褪せていった言葉です。
対して、流行語の中でも市民権を得た言葉たちは、
色褪せる事無く、つまり無形文化的な分類になり、
時代が移れど、喋るたびに顔を赤らめる必要もなし。
これはプロのコピーライターが作ったりした言葉や、
ある商品に対して的確に時代を反映させた言葉だったり。
例えば「歩行者天国」。
強烈な響きですね。銀座の街から上野までの中央通りを
日曜日に、車の通りを遮断したのが初期と思われますが、
高度成長期に車社会になり、事故も増え、
運転マナーという意識さえも確立していなかった時代、
そりゃ、歩行者にとっては、“天国”かもしれませんが、
運転する側にとっては、突然迂回を強いられる、
“運転者地獄”にほかなりません。
また、「魔法瓶」という言葉もあります。
どんな魔法かって、そりゃお湯が冷えないのでしょう。
こんな、今では???という事でも、その度に、
火を起こしたり、水から沸かした時代から見れば、
これは、確かに“魔法”です。
“ちゃぶ台”も“帳面”も“書き物”も、
死語でも懐かしき無形文化語彙でもないのですが、
耳に入った途端に周囲がセピア色になったり、
居間のボンボン時計が鳴り出したり、と、
言葉は時代と郷愁の連鎖なのでしょかね。
さて、世の中は、GW。
これは即ちゴールデン・ウィーク。
誰が考えたか、“黄金週間”です。
何に対して黄金か、誰にとって利なのか気になりますが、
さしずめ、勤勉、勤労の毎日を送る方への御褒美と、
相成るのでしょうね。
私は、お仕事であります。
車が無い車庫に変わりに鎮座する自転車。
この話しはまたしたいのですが、
子供の頃からの筋金入りの自転車フリークです。
“チャリンコ”って、今でも言うのでしょうか?
と、喋り始めた友がいる。
聞いた瞬間は耳を疑ったのだが、
ここ1年そこまで笑ったこと無いくらい、
人目を憚らずゲラゲラ笑った。
いや、これはこの言葉使いに対し、
友人に無礼を持って笑ったのではなくて、
懐かしき響きに笑わざるを得なかったのです。
ワープ打ちでも手書きでも、
頭の中で言葉を思考して書くものですが、
しかし、いつの間にか自分の語録、というよりは、
貧相な辞書が1冊、、、いや数枚出来上がっています。
その中の言葉を使いまわしては、
どれを使おうか、と言うよりも、
どちらにしようかという程度の選択で、
語彙の順列組み合わせを変えながら、
文章を書いているのです。
訳詞をするときなどはもっと酷く、
聴いている方に伝わらない言葉は使えないので、
貧相なMy頭脳辞書は、さらにページが減少である。
ですから、思わぬ言葉を聞くと、
知らない言葉なら新鮮な興味だが、
懐かしいほど使っていなかった言葉になると、
前頭葉が震え出すほど嬉しく、
頭脳辞書がゲラゲラと震え出すのである。
死語なんていわれる言葉が良くありますが、
使用されることの無くなった流行語をさす言葉で、
今で言うと、昭和の匂いを嗅げるものですね。
“ナウなヤングは、ポンギでフィーバーする”・・的な、
書くのも恥ずかしい、ある特定の世代だけが、
期間限定、使用し過ぎで褪せていった言葉です。
対して、流行語の中でも市民権を得た言葉たちは、
色褪せる事無く、つまり無形文化的な分類になり、
時代が移れど、喋るたびに顔を赤らめる必要もなし。
これはプロのコピーライターが作ったりした言葉や、
ある商品に対して的確に時代を反映させた言葉だったり。
例えば「歩行者天国」。
強烈な響きですね。銀座の街から上野までの中央通りを
日曜日に、車の通りを遮断したのが初期と思われますが、
高度成長期に車社会になり、事故も増え、
運転マナーという意識さえも確立していなかった時代、
そりゃ、歩行者にとっては、“天国”かもしれませんが、
運転する側にとっては、突然迂回を強いられる、
“運転者地獄”にほかなりません。
また、「魔法瓶」という言葉もあります。
どんな魔法かって、そりゃお湯が冷えないのでしょう。
こんな、今では???という事でも、その度に、
火を起こしたり、水から沸かした時代から見れば、
これは、確かに“魔法”です。
“ちゃぶ台”も“帳面”も“書き物”も、
死語でも懐かしき無形文化語彙でもないのですが、
耳に入った途端に周囲がセピア色になったり、
居間のボンボン時計が鳴り出したり、と、
言葉は時代と郷愁の連鎖なのでしょかね。
さて、世の中は、GW。
これは即ちゴールデン・ウィーク。
誰が考えたか、“黄金週間”です。
何に対して黄金か、誰にとって利なのか気になりますが、
さしずめ、勤勉、勤労の毎日を送る方への御褒美と、
相成るのでしょうね。
私は、お仕事であります。
車が無い車庫に変わりに鎮座する自転車。
この話しはまたしたいのですが、
子供の頃からの筋金入りの自転車フリークです。
“チャリンコ”って、今でも言うのでしょうか?
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