黄砂2007/04/02 23:40

昨日は、桃の花の綺麗な話を書いたのだが、
裏腹に、実は気象状況による体調の不調も
同時に体感しており、五感によるプラスの理性と、
五臓六腑にまで影響がありそうなマイナス症状も、
この数日同時に感じているわけです。

私は、有名な花粉症アレルギー症候群ですが、
杉とか檜とか以外にも、粉塵やホコリ、
猫の毛などにもにも敏感らしく、
この時期は、大概山の多いところに行けば
たちどころに不調を訴えます。
しかし、日曜の山梨長野方面行きで見たのは、
ただの湿度変化によるものではない、
山々の霞かかった姿です。
普段なら、午後になりガスってきた空は、
うっするらと平均的に雲が貼り霞んで来るのですが、
見たものは、色がついている疎らの霞です。

そう、黄砂なんですね。
韓国では相当量の黄砂被害で、学校閉鎖や、
外出禁止が出されているらしいのですが、
我が国も人事ではないのです。
この黄砂、花粉時期と重なる為、
あまり変調に気付かないのですが、
確実に、アレルギー症状がでます。
花粉の場合も体の粘膜の弱い部分に来るのですが、
黄砂は、ちょっとちがう・・・。
花粉にやられた目は、
ネバネバという表現がピッタリなのですが、
黄砂では、ジャリジャリ!ってな感覚で、
目が痛いのです。
これ、勿論鼻や喉にも来ているのでしょうが、
咳き込んだりするのもその理由。
そりゃ小さな砂が体中に入るばかりでなく、
成分は、
石英、長石、雲母、緑泥石、カオリナイト、
方解石、石膏、カルサイト、硫酸アンモニウム・・・
おいおい!砂なのか、これは。
こんな鉱石が化学物質と共に空から降ってきたら、
カラダだっておかしくなりますね。

あまり社会問題になってないですが、
中国の発展、砂漠化現象が進むと、
もっと大きな問題になり、近い将来、
花粉どころの騒ぎではなくなるでしょう。
日本ではもう20年も前から
報告研究され散るのですが、
大陸に比べ明らかに量のレベルが低く、
今まで問題にされていなかったのですが、
対策を打たないと、もっと大変な事になる。
昨日、山々を見て、自分の体調不良を感じて、
これは問題視しなければいけないと書き留めるのです。
環境省がまとめている「黄砂問題検討報告会」が、
これらをまとめています。
興味ある方、見ればちょいと怖くなりますが・・・。
http://www.env.go.jp/earth/dss/report/index.html
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