ルポ2007/04/26 12:11

銀ぱち物語の稽古が始まっています。

これは新作なので、サンプルもなく、
手本もなく、まさに1から創り上げるのです。

満を持して台本が出来上がりました。
作家は西田豊子さん、ベテランの劇作家であり、
演出家でもあります。
取材量が凄く、銀座の街から、人から、
そしてミツバチや環境の事まで、マニアです。
しかし、今回の作品は、ルポルタージュオペラという、
一面を持ち合わせていますので、
このくらいの執拗なエネルギーがないと、
作品の中の真実は見えて来ないのかも知れません。
私は無から作り上げる作業をする係ではないので、
大抵の場合、妄想を皆に伝えて形にして貰います。
きっと相当西田氏を困らせた事と思っております。

作曲の佐藤容子さん。
どんな曲を書く方かも解っておりますし、
私の想像の範囲を超える期待もあるのです。
思った事を全部伝えてしまったら、
創造者はエネルギーを持てなくなりますので、
ちょこちょこアイデアを出せば、さらに膨らませ、
そして花が咲くように音が出来てくるのでしょう。
3月下旬から、上がってくる曲が楽しみで、
「おう、こう来たか!」とか、
「そ、それは・・!」なんて様々な感想ですね。
この原石のような作品を舞台に反映させながら、
ドラマとするのが私の役目ですから、
沢山の素材は、24色のパステルのようです。
何をどう使って描こうかな?
なんて考えながら、譜面を見ていると楽しいですが、
舞台を創っていく上では折角創ったものを、
カットしたり、貼り合わせたりも必要ですから、
非情にならなければならないところもあり、
多少恨まれ役でもあるのです。

さて、朝日新聞の天声人語で、
銀ぱちの事を取り上げています。

アメリカで、ミツバチが大量に行方不明になった
ニュースは記憶に新しいのですが、
この件にもふれていますね。
指導を受けている養蜂家の藤原先生によれば、
相当の、農薬か軍事用電磁波等で、
ミツバチが巣に帰れなくなっているのだろう、
という解説であります。
いずれにせよ、
ミツバチは、人間に警鐘を鳴らしていると、
私は想像するところです。
ネットから朝日新聞見られます。
http://www.asahi.com/paper/column.html

家の玄関先に寄せ植えした花が咲きました!
触覚が付いたような姿にビックリ!
身近にある花が咲くのを間近に見ると、
体の細胞が、1つ幸せになる気がします。
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