ヘッセせっせと ― 2008/02/01 23:34
もう1週間後の公演ですが、
10日は、バレエ公演の指揮です。
「横井茂バレエ・リサイタル」であります。
横井先生は尊敬するバレエ界の重鎮ですが、
私は同じ誕生日という事もあり、仲良くして下さり、
時に叱咤激励などしていただきながら、
何年もお付き合いをさせていただいております。
先生のプロフィールを見ると凄いのですが、
まだ、バレエに演出家なんて存在していない頃から、
次々に素晴らしい創作バレエ作品を生み出し、
まさに日本バレエ界パイオニアの演出家です。
毎年の様に新作を産み落として来た先生も、
ここ数年はお休みしていたのですが、
満を持しての公演、指名に心より感謝しています。
創作バレエは、クラシック作品を使った作品でも、
自在に音楽を繋いだり切ったりしてしまうので、
嫌がる人もいるのですが、それは作り手のセンス。
作曲家も考えなかった構成や、作品の集合、
また大胆なカットなどを施すことも多々あります。
私達演奏家の様に、作品に依存していくあまり、
他の介入や、ましてや純粋を求めるばかりに、
精神的に内側に入り過ぎる傾向から見ると、
度肝を抜かれるような大胆な構成もありますが、
目からウロコが落ちるほどの発見もあります。
私は、クラシックにタブーを感じませんから、
センス良き創作は大歓迎ですが、
それにしても横井先生は良く知ってらっしゃる。
音楽を先ず蒐集していく事に始まり、
選定していくまでにはスコアまでじっくり見るそう。
なかなか若輩の私などは及ばない発想は、
平面的に扱っていた音楽作品も、
命を与えられたドラマティックバレエ音楽になります。
これは、先生の経験と素晴らしい技術ですが、
演出と一体なり、舞台空ドラマが溢れ出ます。
今回、素晴らしい作品は、3部構成。
第3部はベルリオーズの作品群による構成で、
「トロイの木馬」ですが、
あまりに壮大なオケと合唱も入りますので、
編成をピットに入れたら、踊る場所か、
客席が無くなってしまうので、録音を使用です。
それでも1時間の作品は、素晴らしい出来栄え。
リハーサルを見る限りでも、最高の内容になるでしょう。
私達は、1部と2部の演奏ですが、
1部はヘンデルの12の合奏協奏曲の5番、6番から
再編成した音楽を使用する「限りなき白へ」。
何処までも白に近い、純粋さと汚れの無き世界。
ヘンデルの弦楽合奏の時代と、「白」というテーマは、
オープニングに相応しい素晴らしい作品。
そして2部ですが、、、こいつが今回の頭痛の種。
話が長くなりそうですから、明日にでも回しますが、
この1ヶ月私を悩ませた主悪の根源が、
この音楽の元にあるのです。
ソイツは、思いもよらぬ西の果てに居て、
考えもしなかった時代のから目を光らせます。
中学生の頃の話まで遡りたい気分ですが、、
やはり明日にしましょう・・・。
2008年2月10日15時開演
新国劇場中劇場いて公演です。
素晴らしいダンサー、スタッフです。
10日は、バレエ公演の指揮です。
「横井茂バレエ・リサイタル」であります。
横井先生は尊敬するバレエ界の重鎮ですが、
私は同じ誕生日という事もあり、仲良くして下さり、
時に叱咤激励などしていただきながら、
何年もお付き合いをさせていただいております。
先生のプロフィールを見ると凄いのですが、
まだ、バレエに演出家なんて存在していない頃から、
次々に素晴らしい創作バレエ作品を生み出し、
まさに日本バレエ界パイオニアの演出家です。
毎年の様に新作を産み落として来た先生も、
ここ数年はお休みしていたのですが、
満を持しての公演、指名に心より感謝しています。
創作バレエは、クラシック作品を使った作品でも、
自在に音楽を繋いだり切ったりしてしまうので、
嫌がる人もいるのですが、それは作り手のセンス。
作曲家も考えなかった構成や、作品の集合、
また大胆なカットなどを施すことも多々あります。
私達演奏家の様に、作品に依存していくあまり、
他の介入や、ましてや純粋を求めるばかりに、
精神的に内側に入り過ぎる傾向から見ると、
度肝を抜かれるような大胆な構成もありますが、
目からウロコが落ちるほどの発見もあります。
私は、クラシックにタブーを感じませんから、
センス良き創作は大歓迎ですが、
それにしても横井先生は良く知ってらっしゃる。
音楽を先ず蒐集していく事に始まり、
選定していくまでにはスコアまでじっくり見るそう。
なかなか若輩の私などは及ばない発想は、
平面的に扱っていた音楽作品も、
命を与えられたドラマティックバレエ音楽になります。
これは、先生の経験と素晴らしい技術ですが、
演出と一体なり、舞台空ドラマが溢れ出ます。
今回、素晴らしい作品は、3部構成。
第3部はベルリオーズの作品群による構成で、
「トロイの木馬」ですが、
あまりに壮大なオケと合唱も入りますので、
編成をピットに入れたら、踊る場所か、
客席が無くなってしまうので、録音を使用です。
それでも1時間の作品は、素晴らしい出来栄え。
リハーサルを見る限りでも、最高の内容になるでしょう。
私達は、1部と2部の演奏ですが、
1部はヘンデルの12の合奏協奏曲の5番、6番から
再編成した音楽を使用する「限りなき白へ」。
何処までも白に近い、純粋さと汚れの無き世界。
ヘンデルの弦楽合奏の時代と、「白」というテーマは、
オープニングに相応しい素晴らしい作品。
そして2部ですが、、、こいつが今回の頭痛の種。
話が長くなりそうですから、明日にでも回しますが、
この1ヶ月私を悩ませた主悪の根源が、
この音楽の元にあるのです。
ソイツは、思いもよらぬ西の果てに居て、
考えもしなかった時代のから目を光らせます。
中学生の頃の話まで遡りたい気分ですが、、
やはり明日にしましょう・・・。
2008年2月10日15時開演
新国劇場中劇場いて公演です。
素晴らしいダンサー、スタッフです。
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