アイドル史 ― 2016/01/05 22:33
予定通りの筋肉痛・・・。
2日目に出るっているのが、逃れようのないオッサン病ですが、スタートダッシュを繰り返すテニスは脹脛(ふくらはぎ)に来ますね。意外や腕や肩腰はなんでもないのは、日頃のトレーニングのお陰と少しホッとします。
私、変な本を読むのが好きなのですが、今年は少し私の手にしている変過ぎる本を例年になく紹介しようかと思います。然しながら専門分野のあまりにマニアック過ぎる本は楽しくないでしょうから避けたいと思っています。
この本「幻の近代アイドル史」。
残念ながら現代歌謡界、邦人ポップスのアイドルオタ的な内容ではありません。私の大好きな明治初期から大正期に於ける流行を映したようなアイドルの世界を描いています。
最初に登場する人からして竹本綾之助・・・といってもさらにわからないかもしれませんが、この方女性。歴史的には女義太夫というジャンル分けがありますが、明治20年にデビューし大流行のアイドルという事になります。
義太夫?で、アイドル?
という疑問を抱く方もいるかもしれませんが、今のAKB的な人気といえば解るでしょうかね。大正、そして昭和期とアイドルの変化を辿ると大衆芸能のストーリーばかりでなく、世の中の経済的な浮き沈みも見えてきます。「芸能アイドルに見る近代史」と言った方がわかりやすいのか・・・。
明治初頭は文明開化を掲げながら全国民総西洋化を推し進めた様な時代でもあり、外交は燕尾服にシルクハット、オペラパンプス。銀盆に載せられたシャンパングラスを手に取り、流行りのヨハンシュトラウスで踊るのが外交、社交界のお手本。的な西洋気取りがあるかと思えば、大衆のアイドルは女義太夫。この現実が面白いではないですかねぇ。
明治大正期の芸能やオペラの研究なんて、これまでは年配の生き字引的な先生方が多かったのですが、昨今は実に若い方が多い。私の周りにも30代のこの時代の研究家が居て、時折話をさせて頂きますが実に頼もしいです。この本も30代著者と考えると、益々の研究を続けて欲しいと思う次第です。
「幻の近代アイドル史」笹山敬輔著
1984年5月25日発刊 彩流社
1800円
2日目に出るっているのが、逃れようのないオッサン病ですが、スタートダッシュを繰り返すテニスは脹脛(ふくらはぎ)に来ますね。意外や腕や肩腰はなんでもないのは、日頃のトレーニングのお陰と少しホッとします。
私、変な本を読むのが好きなのですが、今年は少し私の手にしている変過ぎる本を例年になく紹介しようかと思います。然しながら専門分野のあまりにマニアック過ぎる本は楽しくないでしょうから避けたいと思っています。
この本「幻の近代アイドル史」。
残念ながら現代歌謡界、邦人ポップスのアイドルオタ的な内容ではありません。私の大好きな明治初期から大正期に於ける流行を映したようなアイドルの世界を描いています。
最初に登場する人からして竹本綾之助・・・といってもさらにわからないかもしれませんが、この方女性。歴史的には女義太夫というジャンル分けがありますが、明治20年にデビューし大流行のアイドルという事になります。
義太夫?で、アイドル?
という疑問を抱く方もいるかもしれませんが、今のAKB的な人気といえば解るでしょうかね。大正、そして昭和期とアイドルの変化を辿ると大衆芸能のストーリーばかりでなく、世の中の経済的な浮き沈みも見えてきます。「芸能アイドルに見る近代史」と言った方がわかりやすいのか・・・。
明治初頭は文明開化を掲げながら全国民総西洋化を推し進めた様な時代でもあり、外交は燕尾服にシルクハット、オペラパンプス。銀盆に載せられたシャンパングラスを手に取り、流行りのヨハンシュトラウスで踊るのが外交、社交界のお手本。的な西洋気取りがあるかと思えば、大衆のアイドルは女義太夫。この現実が面白いではないですかねぇ。
明治大正期の芸能やオペラの研究なんて、これまでは年配の生き字引的な先生方が多かったのですが、昨今は実に若い方が多い。私の周りにも30代のこの時代の研究家が居て、時折話をさせて頂きますが実に頼もしいです。この本も30代著者と考えると、益々の研究を続けて欲しいと思う次第です。
「幻の近代アイドル史」笹山敬輔著
1984年5月25日発刊 彩流社
1800円
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