凛々しきギミック2016/01/03 10:05

早朝からテニス三昧。

毎年の恒例でもありますが、ダブルスでテニスを4試合。雨が降らない限りは実施です。昨日オートテニスで体を動かしてみたので、付け焼刃の俄(にわ)かテニス戦士に変身しができてコートに向かう。

毎年幹事家族が変わり、ウチは昨年取り仕切ったので今年は免除。しかし幹事家族によってこうも違うかと思うほどの精密な試合組みと精巧な時間割り。冒頭のジャンケンメンバーからして不平無き緻密な采配。いやはや、もうこの方々でないとできないのではないかと思う丁寧な運びで16名のメンバーは潤滑に5時間に亘り戦ったのです。

上は80代、下は10代(数年前は7〜8歳だった猛者)の三世代に亘る攻防が繰り広げられるわけですが、侮れなき年配テニスプレイヤー。歯が立ちません。亡き義父の三木稔のテニス好きは有名でしたが、同世代の夫婦兄弟達の強さは若輩をことごとく粉砕していきます。

私は第二世代ですが、なにせ付け焼刃だし20年前からようやく4回目の参加では上手いはずが無く、足を引っ張ることのないようにせめて走り回る・・・。毎年この日にしかやらないテニスなのですが、20年かけて少し上達している気もするし、日本人プロプレイヤーの世界への台頭のお陰でテレビ観戦の機会も増えたのも上手くなった(いや気がするだけ)の原因かもしれませんが、これもそれも誰も評価してくださらぬので自己愛により評判を流布しているだけでございます。

 

一旦解散して夕方からはさらに多く集まり新年の会。

もちよりにて様々なお料理が机狭ましと並びますが、ネタとキャラの被りを避ける理由もあり、女性による毎年のレパートリーは安定ベースに新鮮な料理も。三世代と言いながら、10代も半ばを過ぎた青少年達は精神的には胃袋が満たされた年なのか、そうガッツリ食べるわけでもなく、「マグロ!マグロ!」と大騒ぎする微笑ましいキッズが少なくなったのは少し寂しい限り。 

こんな大人数での三世代親戚新年会というのも今では珍しいものなのでしょうが、これも場所を提供してくださる家があってのことです。感謝。

話題変わりますが、昔ながらの家屋に参ると突然懐かしいものに出会いますね。高級でも貴重でもお宝でなくとも、日常品に笑顔がこぼれる時もあります。

ほらこんなアドレス帳・・・帳ではないが。

 懐かしいですね。黒電話の下にきちんと収まる寸法でデザインも秀逸。実家にもありました。ア〜順番のキーを人差し指で押しながら親指で引き出しを挟んで引っ張ると、電話番号が書き込んだ目的ページがで出てくる仕組み。全手動でありながら、最小の所作で合理的な結果を得られるというデジタルアイデアです。70年代の発明品ギミックは節操なき現代のものとは違います。整然としたデザインには背筋の伸びた清潔感があり、凛々しさと奥ゆかしさのバランスも絶妙でありながら、最終兵器を自認するかのような自信に溢れた合理性には頭を垂れて降参しかない佇まいでもあります。

なんだが正月から良いものを見させていただいた。

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