喜びのオケ2007/03/18 23:48

寒い寒い、風も強い強い!

お彼岸だってのに、こんなに寒くなるとは、
気象庁は、暖冬だったって発言も取り消すのか?

今日は外では風も避けられず、
ホームなどは何処にいても寒かったが、
それは行き帰りだけで、私は殆ど室内にいた。
夕方まで地下、夜の稽古も地下。
おまけに家帰って仕事が地下・・・地底人だな。

昼間から、巣鴨のホールでミカドのオケ練、
8月の英国でもそうでしたが、
ギルバート&サリヴァンの演目、
オケはとっても小さい編成で出来るのです。
正式には、弦楽器はいくらでも増やせるし、
管楽器も、全部規定通りに載せれば人数必要ですが、
なにせ大ホールのオペラでやるものでなし、
縮小して、オーケストラピットに合わせたり、
予算にも合わせて、小編成にしやすいのです。

2001年にやったときも、譜面から割り出して、
小編成にしたのですが、
英国に行って、しかも、本場のフェスティバルが、
ほぼ同じ編成人数でやっていたので、
なるほどね、世界共通だと思ったのです。

とはいえ。逆にシビアですよ。
少人数しか居ないので、間違えても音程違っても、
直ぐに皆にばれるし、
弦楽器は、人数少ない分負担も多いので大変。
でも、少数精鋭の方が私はやりやすいので、
無駄に大きな編成のオケより、
よっぽど、演奏はいいのです。
ミカドは、全部で20数曲あるので大変!
練習を進めないと、時間が足りなくなります。
しかし、今回も優秀な方々ばかりで助かります。
心得た演奏は、前にも増して楽しいです。

オペラのオケの演奏は、譜面には書いていない、
歌手とのアンサンブルが大事。
譜面から目を離し、耳を使い出すと、
言葉の無いオケは、雄弁に語りだして、
舞台上のドラマと同期していくのです。
これが演奏の醍醐味です。
悲劇には、オケの悲しみ、
喜劇には会場を巻き込めるオケの能力を発揮。
ドラマは、舞台とピット両方で作り上げるのです。

さて、明日は、オケと歌の合わせです。
オケの方も歌詞を楽しみ、
歌手は、オケの音色を楽しむ。
なにせ、ピアノで長い間稽古したのです。
色彩豊かなオケとの合わせは、
開放感ある公演の匂いが満ち溢れます。
緊張感も持ちながらの毎日ですが、
こんな楽しみの日でもあるのです。

写真は、近所の梅?だよね・・・。
間違えていたら、コメントで正してください!
青空、ピンク、幸せのコントラストかな。
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