航空写真2010/03/03 23:23

14日のこまえ文化フェスティバルが近い。
3部構成3時間の大掛かりな公演は、
仕掛けを主催するのも大変なのですが、
一応、順当に皆さん準備している様子。
しかし、まだまだチケット販売が伸びません。
安価な2000円、小中学生は500円なのですが、
難しいものです、販売というものは。
駅貼りも真っ盛りで、新聞折り込も済み、
先日は市報の一面記事なのですが、
3月は予定の立たない方も多いのでしょうし、
まだまだ頑張らないといけませんね。
それぞれの委員も皆さん頑張っていますが、
出演者の音楽愛好家の方々にも、
もう少し協力していただきたいところ・・・。
関係者の皆さんまだまだ頑張りましょう。

しかし早いですね、もう3月。
毎年3月にカレンダーが変わった瞬間、
2月極小の月のお陰で2~3日損をした気分。
しかし、花粉は待ってましたと最盛期を迎え、
マスクなしで自転車に乗ったら大変!
最悪な深夜を迎えることになります。
今日の症状は本当に酷く、鼻に加えて目。
毎朝、空から地球全体に目薬の雨を
降らせてもらいたいほどの辛さであります。
こうなると、花粉を体中に運んでしまう
アルコールなる液体摂取は御法度なのですが、
なにせ、町中で宣伝活動の今、そうもいかない。
そこら中の行きつけのお店に、ポスター、
チラシを貼っていただき、協力を仰ぐ。
常連行きつけの証で、お邪魔するわけです。
いや、酒飲む言い訳なのですが、
理解を深めて頂く、これも大事な私のお仕事。

打ち合わせ、会議、ドンドンはいりますが、
花粉にメゲズに行きます。
写真は、マイブームの「乾杯航空写真」。
良く見りゃ宴も終わりかけの追い討ち乾杯。

新作2010/03/06 23:13

14日の夢コンサートが近づいていますが、
各所で各団体のリハーサルは進んでいます。
私は狛江市民吹奏楽団のリハーサルを訪問。

NYに住む作曲家の井上一平さんは、
アメリカに渡る前(もう何年前だろう・・・)、
私が楽器を教えた時期がありました。
彼は、高校を卒業して渡米したいという希望。
大抵の日本人は母国の音楽大学に進むので、
不思議な事を言い出す青年だと思いながらも、
バークレー音楽院という私も憧れた学校を目指し、
その後見事に合格し、ボストンに渡米。
楽器も練習したのだろうが、
作曲や音楽理論を中心に勉強し、
卒業後、ボストンからニューヨークで更に研鑽。
マンハッタン音楽学校で修士課程を修め、
現在は、自分を確立すべく奮闘中の、
才能溢れる若き作曲家である。
帰国の度に会いながら、次第に逞しくなる彼、
今では彼の丁寧な作業、真摯な態度に甘え、
私が譜面作業の仕事を手伝ってもらっている次第。
本当に助かっているのです。

狛江市民吹奏楽団の出演が決まった時に、
井上氏の作品を演奏出来ないだろうかと思い、
さらに、狛江の小学校訪問コンサートで
素晴らしいパフォーマンスを展開してくれた、
ハロミーヤ!!!(!×3が必須なのです)
の3名との共演を思いついたのです。
打楽器トリオを中心に吹奏楽の競演、
面白い企画ではないですか!!!!(×4)

しかし、企画を投げっぱなしで、
実際の演奏がどうなっているのか、
そもそもどんな曲に出来上がっているのか、
少し心配になってきて訪問したのです。
・・・何の心配もいらず!
皆さん、曲の楽しさを掴み、難しさに挑み、
大変素晴らしい演奏が期待できる練習姿でした。
指導をしている指揮者は、藝大の先輩の花坂義孝氏、
ユーモアを含め、丁寧な指導にも大変感謝です。
ハロミーヤ!!!の3人は輪をかけて
楽しく演奏してくださるでしょうから、
これは大いに楽しみになりました。
10分強の曲ながら、目玉の1つになります。
「音楽の街-狛江」で作品を委嘱し、
公演で初演するなんて普通では出来ません。
様々な方々の協力、準備があって出来ること。
内外のゲスト、スタッフに益々感謝が募ります。
みなさん、是非聴きに来てください。

ハロミーヤ!!!のブログ:
(演奏会の宣伝を動画でしてくれています!)
http://harromiyah.blog97.fc2.com/

狛江市民吹奏楽団HP:
http://komasui.org/

雨頂天2010/03/07 18:46

↑なんでしょね、この酷い天気図・・・。

ショック!である・・・
何がって、、、雨がである。

2年前に「音楽の街-狛江」で駅前ライブを始め、
前回の12月まで、連続して15回も公演成立。
つまり、雨で中止になったことがなかったのだ。
開始2年目から定着した年間7回の公演は、
少ない予算を、合理的且つリスクを軽減のため、
寒い、暑い、雨天確率を考慮したのです。
春は4月と5月、梅雨時期、暑い盛りは除き、
秋は9月から年の瀬の12月まで毎月。
寒い1月と2月は開催を控え、3月。
そして、他のイベントと競合しないように、
開催月の第2日曜に決定。
なんたって、聴いて下さる方がいなければ、
話にならないのですから。
でもこれが良かったのか、今まで中止はゼロ。
天候に恵まれすぎて暑い日もありましたが、
概ね皆さんから支持をされて着ました。

本日は、14日の前宣伝もあり、
ロビーでのウェルカム演奏をしてくださる
ゴスペルのVerrysさんにお願いもしていた。
楽しく演奏をしてくださるブロックバンクスの
面々にも、出演の準備をしていただいた。
音響スタッフ、事前の警察、駅などへの挨拶、
細々とした宣伝活動もしていただいた市職員、
皆さん、揃ってガッカリなのです・・・。
ゴメンネ皆さん。

チキショ~ 天気の奴!

でも、考えてみると、
3月の第2日曜は次の14日です。
こまえ文化フェスティバルがその日。
それで今回は第1週の駅前ライブにしたのです。
恨めません、
だって14日はニッカニカの晴れマーク。
晴天の女神、第2日曜は、
相変わらず微笑みっぱなしなのですから・・・。

某然2010/03/08 23:33

3月は慌しい。
誰にとってもそうなのだが、官庁は、
年度末の様々な調整、決定で忙しいのです。
公共事業や、公的助成などが関係する事業は、
常にこの3月に泣いたり笑ったりですが、
昔から、なぜかそんな関係の仕事も多く、
一緒に慌しく、
花粉と共にスッキリしない3月上旬です。

昼の1本の電話で決まったのですが、
某市市長さんに同行して、某省の某庁を訪問。
「おうおう!某々言われても解らんねぇ!」と、
怒らないでくださいな・・、言えないでしょ。
待ち合わせより珍しく少し早く着いた私、
一般向けに公開しているガラガラの部屋に入り、
なんだか、地方の様々な資料など閲覧。
官庁街特有の、仕方なく作った情報広場なる部屋は、
やはり何も面白いものはない。
とおもったら、巨大スクリーンが鎮座し、
その横にStartボタンがあれば、
当然押すしか無いというものです。
すると始まったのは文化財的な旧庁舎の歴史物語。
以外に楽しく、5分間はあっという間。

大抵の陳情などは大勢の訪問客が長蛇の列で、
汗かきながら主張を読み上げたりでしょうが、
市長と一緒ですので、スムーズスムーズ。
現状をお話させて頂いたり、
経済的な厳しさを泣きそう声で訴えたりして、
どうにか、用事は済んだかに見えたが、
行動派の市長、私に「少し時間あるでしょ」と、
隣の建物に入り、政務官に直アポイントメント。
お留守でしたが、お土産渡したりして更に奥。
なんだか、ドンドン管轄のトップに近づいていく。
位が違う大きな部屋に入り、またお話。
少し慣れた私、笑顔のまま財政難の話はダメだ。

大変有意義且つ、疲労困憊しました。
自分とはかけ離れた霞ヶ関の空気は、
悪いことしているわけではないのだが、
申し訳ない気分になり次第に滅入ってきます。
永田町に同じですが、
自分、どうしてこう小市民なのでしょう。
どデカイ劇場も、前に数万人居ても緊張しないのに、
ここだけはダメなのです。

エノキ2010/03/09 23:43

数日前だが、読売新聞の新国関連の記事、深刻だ。
いや、洒落ではなく、
どこでも抱える大問題なのですから。

記事は抜粋ですが、以下。

新国立劇場が将来の再演に向けて、
千葉県銚子市で保管しているオペラの舞台装置が
倉庫からあふれ、7作品分が40フィートコンテナ
(長辺12メートル)約50個に入れられた状態で
野積みになっていることが6日、分かった。

これまでにカビや腐食も判明している。
劇場側が国に求める倉庫増設が実現しておらず、
暫定措置の野積みは
10年以上にわたって常態化している。

オペラ部門ではこれまで制作した77作品のうち、
借用・売却分を除き、34作品分は廃棄し、
27作品分を保管中。このうち7作品分が
野積み状態だ。
バレエ部門では、24作品分を倉庫で保管している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
劇場使用の美術類の管理不行き届きの記事、
記事を読むと気付く方も居るでしょうが、
バレエに比べると、オペラは上演史も長く、
作品の幅が広いので作品数も膨大なのです。
いずれにせよ、管理する場所がなく、
国からの助成もないのは、困った問題。
でも、問題はこれだけではない。

知っていましたか?
舞台美術に3000万円もかかったり(掛けたり)、
その装置を公演1度で廃棄してしまうことを・・・。
折角製作したもの、誰だって捨てたくないですが、

管理していく事がまた一大事なのです。

ドイツに居た頃、東ドイツの劇場に行くと、
見た目がチープな装置にとても驚いた。
偶然恵まれた機会があり、
東西統一後のドレスデン国立歌劇場の舞台を
見学させてもらったら、大小の道具、美術類が、
なんともチープな素材ばかりだった。
戦争で焼け落ちた歌劇場が復興して数年、
威信をかけた装飾がピカピカと眩い劇場でも、
東側ドイツの劇場運営問題は常に厳しく、
装置にかけるお金がなかったのは一目瞭然。
でも、そんな装置であっても、
上演時に聴こくとが出来るのは一級の歌手に、
素晴らしい一流のオケなのです。
美術にお金がなくても、本質は落ちていない。
そこが最も大事な部分だと痛感した。

オペラを企てる人々が直面するのは、
あまりにかかる経費の問題。
そうすると、何かを削らなくてはならず、
まず節約するのが美術、衣裳になってしまいます。
美術サイドからしたら本意ではないでしょうが、
この工夫をしていくしか方法がないのです。
でも、大事な音楽の部分、ドラマは差し引かない。
これもまた已む無くも優先順位なのです。

お金ないなら、本質を追求して、
その他は、その次に廻せばよいのです。
美術はその後の管理がとても大変なので、
そこまで含めて経費で計上しないといけない。

思うのです。
活字だけで追うドラマ、読書というものは、
想像力を掻き立てる心の起動。
そこに、言葉を発する役者が入れば、
今度は、聴覚の情報でドラマは立体化します。
同じ言葉でも、情感込めた歌になれば、
旋律、音の力で、心の鼓膜は張り裂けんばかり、
活字を読むの説得力の何倍もエネルギッシュ!
でも、どうでしょう?
そこに眼にも余る美術装置、よりリアルな道具、
何でも揃えば、次第に見える情報で受身になる。
その時すでに心の躍動は半額セールです・・・。

舞台芸術は、満悦のエンタメとは一線を引く。
己の心から燃え立つ力が無ければ、
舞台からのエネルギーに負けて一方通行、
何も与えられなくても芽吹く想像力があって、
ようやく舞台と対峙する相互通行の理解。
目に入る情報は少なく乏しくても、
人間の感覚の才能は一瞬にして開花します。
これすべて人間の魂の進化であり、
2500年も培ってきた五感創造の賜物、
舞台芸術の根源はここから始まっているはず。

いいちこ2010/03/10 23:38

来週に控えたM大オケの金管打楽器コンサート。
毎年この時期、オケは、オフシーズンですが、
個人とアンサンブル能力のレベルアップが目的。
オーケストラは、1つの大きな塊のようですが、
結局、細胞のように司る個々の能力が、
神経から心配脳機能に至るまで支配します。

アマチュアと言えども侮れません。
タフで上手な奴もいるし、
頭良く合理的に考えてくる輩もいる。
面白いもので、アマチュアとは、
プロのやり方を未熟にしたような姿で、
日本にしか居ないアマチュアの姿です。
ドイツに住んでいる時に、
時折アマチュア演奏家と御一緒しましたが、
これが面白いことに、ドイツ人の演奏家を
そのまま未熟にしたような出来上がり。
何だか、難しいことは何も演奏できなくても、
出した音がメチャメチャ素晴らしい小学生。
日本人のプロでもそんな音出せる人居ません!
というほど、音は最高なのだが他はダメ・・・。
イタリアのブラスバンドと一緒に演奏した時は、
スカラ座のオケピットに居る位の真っ赤な音。
ド派手で、底抜けに明るく常に前向きな音楽。
実力はオケピットの底200m位ですが・・・。
この経験はロシアでも、フランス人とでも、
全く同じであったのだから面白い。

その国の文化や言葉習慣による違いは、
音に表れますから、これ然りですが、
アマチュアを聴くと反省を促されているようで、
普段から面白がっていながら、恐ろしいものです。

学校の部屋が無いので、
無理やり大塚のスタジオで練習。
狭いながらも、楽しいものです。
そして、、、練習後は下の如くなる。
反省を促されます・・・。

Birth2010/03/12 23:00

14日の演奏会に先駆けて、リハーサル。
私が勝手に銘々した
“エコルマ・アジア・アンサンブル”。
いいではないか、Eco-Asia -Ens.という語の並びが。
手前味噌な団体ですが、構成はもっと面白い。
弦楽四重奏に尺八、新箏(21絃筝)、それに、
元々は太棹の三味線でしたが、今回は、
大三絃(だいさんげん)という、
麻雀の上がり手のような名前の楽器。
でも音は蛇の皮を貼った強く柔らかいモノ。
名手がいるのですから、一緒にやらないとね。
しかし編成が面白いのではなくて、
チェロの三宅氏を除いてみな狛江在住です。
こんな色とりどりの楽器のプロがいて、
一同に介するのは、喜びです。
三宅氏、狛江以外と言えども、
彼は狛江高校卒業なので、縁人です。
しかも聞いたら、子供の時から、
先生が狛江で通っていたらしく、
一番住んで浅いのは、私のようです、トホホ。

この合奏に、執拗ですが狛江在住のソプラノ、
名古屋木実さんが入って2曲歌います。
どうです!思惑通りで私は満足。

曲は三木稔作曲の結Ⅲ(ゆい3)を抜3曲粋。
この曲は、元々は映画用の音楽ですが、
セントルイスで演奏されることを想定して、
書かれた組曲。副題<Flower and Water>。
名古屋さんは<花ものがたり>の中から、
<藤舞い><ダリア>の2曲を歌います。
そして、もう一曲箏の名曲<白い風の下に>。
これらを、合わせて今回用の20分の組曲。
花と水、そして風を音楽で結びます。
Eco-Asia -Ens.なんて冗談ではなくて、
このような西洋と東洋の楽器、
アジアのエネルギーで地球を考える!
なんて発想力が、
演奏会の20分間に込められても悪くない。
公演は、単にアマチュアとプロの祭典ではなく、
狛江という不思議な場所だから考え得ること。
自然を背にして都会に溺れるのではなく、
都会に背を向け、自然に回帰してもよいのだ。

“エコルマ・アジア・アンサンブル”、
是非聴きに来て頂きたいのです。

2010年3月14日(日)
午後2時~ 狛江駅前 エコルマホール
こまえ文化フェスティバル ~夢コンサート~
全席自由2,000円 小中学生500円 です。
まだまだ、お席あるようです。

夜、久しぶりの家族会食は3人の誕生日祝い。
御大三木先生満80歳です。
少し旅に出ますが更に元気に帰ってくるはずです!

ゲネゲネ2010/03/13 23:04

ゲネプロ昼夜です。

来週になったM大オケの
金管打楽器コンサートも大切なリハーサル。
この2ヶ月近く練習した成果を見せるべく、
今日午後のリハーサル。
いわば、本番通りのゲネプロなのです。
いや、大人数の学生諸子をまとめるのは、
大変ですが、価値ある大事業。
いい感じに仕上がっていますが、
楽しく、バンバンとやって欲しいもの。
完璧な演奏を目指すのではなく、
完全な燃焼、喜びの演奏。
こうでなくてな、お客さんも楽しくない。
更なる、進化を期待して来週です。

途中で抜けさせていただき、
急いで地元にとんぼ返りです。
明日が本番ですが、リハが間に合わず、
プロの必要な部分は、前日にゲネプロです。

エコルマ・アジア・アンサンブル、
とても面白い異種格闘なアンサンブル。
限られた時間の中で、最前を尽くす。
これはプロの世界であり、
楽しむ前に楽しませる必然性。
明日は、楽しみです。

写真は、プログラムの最初。
34人の小学生による琴アンサンブル。
小さい琴は、子供が使うためのものであり、
今回は3校合同の練習の成果を見せるもの。
これがまら面白そうですね。
しかし、赤い毛せんの上に並べられた楽器。
東京築地市場を思い出したのは、
私ばかりではないはずです・・・。

明日14日 14時開演。
こまえ文化フェスティバル、
是非お待ちいたします。

こまえ文化フェスティバル2010/03/14 23:23

こまえ文化フェスティバル
お陰さまで無事終演いたしました。
総勢150人にも及ぶ全ての出演者、
また舞台関係のスタッフ、委員、市役所、
皆様に心より感謝をする次第です。
事故も無く幕が下りたことに、ホッとしております。

人口7万7千人の「街」という
小さなコミュニティーの中から文化を生み出し、
胸張れる結果を出すことは非常に難しいもの。
でも、全ての方々の丹精込めた準備は、
演奏もサポートでも十分なエネルギーを蓄えました。
プロだけで有料公演を組むなら問題はないですが、
アマチュア愛好家の方も入れて、
それでも有料にしていくのは大変です。
このことに疑問を抱く方もいるでしょうし、
有料では行かないと考える方も入ると思います。
今回で3回目ですが、初回の2007年度時、
無料公演にしたら、平日でしたが満員で、
入りきれないお客様で混乱するくらいでした。
でも委員で考えて、2回目からはハードルを上げました。
「無料では芸術文化を破壊する」と・・・。

プロの演奏家が料金に恥じないよう演奏するのは、
当たり前のことですし、これが私たちの生活。
でも、アマチュアの方々は、その意識とは違い、
楽しみに時間と資財を投じて発表をする。
質の価値、演奏の水準にだけ価格をつけるなら、
簡単なことなのですが、
今回の2000円の価値はもっと意味深く、
この値段は、舞台のエネルギー値の円換算です。

表現者は、舞台から客席に非日常を投げかけます。
音楽、演劇、舞踊、芸能だって、
知らない世界への誘いや、心揺さぶるドラマには、
客席にいると心より感動を覚えるものです。
プロアマ問わず、
非日常エネルギーを持たぬ者は舞台に立てません。
ここが大切な価値の基準になると思います。
下世話な話ですが、
露天商、酒場、商店だって、
売り物の内側と、お客さん側は、
意識も違えば景色も全く違いますね。
舞台も同じです。
自信を持って売る商品の如く、
表現は大事な売り物なのですから、
磨き上げた宝を買う方が居て成り立つ。

皆さん、宝物を見せていただいてありがとう。

「こまえ文化」というブランドが、
少し進んだ気がした1日でした。
一番の感謝は、期待を込めて、労いも含めて、
3時間も大きな拍手を送り続けて下さった
お客様に送りたいと思います。

F年2010/03/16 23:23

M大オケの金管打楽器コンサート、
無事に終わりました。
総勢何人いるのかわからないくらいの人数。
1年生だけで20名ほどいるし、
就職活動真っ盛りの3年生はいないのに、
この人数は素晴らしい。

大変な時代を迎え、一般大学の学生は、
自分の将来を左右する就職問題に直面。
楽しみなオーケストラと言えども、
すっぱり忘れるくらい区切って蹴活しないと、
何のために大学行ったか解らないことになるので、
この演奏会は、やはり3年生は出られない。
そのかわりと言っては何ですが、
4年生がキッチリ出てくれるのは嬉しい。
オケの人数自体が多く、4年生は、
活動からは実質引退のような状態になるので、
いつの間にか若干疎遠・・・。
しかしこの演奏会準備も含め、再開は楽しい。
しかも4年生の音が既に褪せているのかと思うと、
いやいや全然大丈夫なのです。
それどころか、4年生にしかない、
一皮剥けた大人のサウンドは、
若々しいが未熟ともいえる1年生とは違う魅力で、
お客さんを魅了するのです。

充実したプログラムで、
皆さん上達結果も出て、良かったですね。
4年生と本格的なお別れは寂しいものですが、
これからも末永く付き合って参りましょう。
写真は、リハーサル中です!
カウンター