2022年元旦2022/01/01 17:33

何をして居るのか分からないうちに
2021年は過ぎ去った気がします。

コロナ禍と言われて慌てて公演の処理に明け暮れた
2020年には様々な記憶があるのですが、
この1年間は仕事も日常も取り敢えずあるが、
いつの間にか師走、正月という速さに
身体も精神もついていかれない元旦です。

おけましておめでとうございます。

年に数回しか記さなくなったブログですが、
読み返すと必要なこともあるので、
詳細まで綴らなくても備忘録程度は残しましょう。

・・・この記事長いです。

元旦は実家ですが、
子供、甥っ子も成人して乾杯から
一緒に揃うようになりました。
様々な人生は自分だけではく子供達にもあり、
成長の過程では心配や応援も含めて
実にドラマティックと感じます。
久しぶりの、というよりこのメンバーでは
年に一回の乾杯航空写真ですね。

彩の鮮やかな料理、最近はお取り寄せが楽しい
お節料理も海の幸も有り難く手を伸ばします。

毎年ですが、乾杯と料理を頂き様々報告。
少しゆっくりしてから、近所に初詣です。
いつもの場所ですし有名な商店街なので
説明も要らずです。


皆と別れて一人で散策ですが、
コロナの間に街が一転してしまいましたので、
子供の頃からの街のパトロールは欠かせず、
変わり果てた数十年を経た老舗、
既に新店が賑わいを見せているテナント、
左右を見回しながら立ち止まって確認したり
声を上げたり感心をしながら進みました。

逆に声を上げた店「ますや」さん
小学校の裏手にあり、
毎日のようにプラモデルを眺めたり、
大人しか操れないラジコンの大型飛行機を
遠いオトナの趣味と憧れたり、
そして小学校の高学年の頃は鉄道模型の
Nゲージ(9mm)を少しづつ買い求めて、
家で線路を組み立てながら楽しんだのです。

間口を大きく開き、昔から変わらない
雑然とした美しき宝の島は健在でした。
元旦から開けている気概は、
子供たちを楽しませようとするご夫婦の
玩具屋としての心意気でしょうね。
挨拶の声かけをしながら中に入り、
上手から下手の棚をひとしきり眺めて
思い出に浸り感嘆となりました。

あの頃から変わらぬおじさんとおばさん。
話を聞くとお子さんは私の一学年下らしい。
そんな事よりお二人の元気な姿と変わらぬ店に
感激もひとしおで涙が出そうであった。
この写真のジオラマの下にはガラスケース。
中を覗かせていただけば、
数は少ないが当時のままの鉄道模型が鎮座。

モハ114 たぶん今では走っていない客車
KATOのNゲージを手に取り再び感慨深かった。
この後実際にジオラマの電車を走らせてくれて、
おじさんが長い時間愛している模型と
商売の一端を見せてもらった。
何だか嬉しい・・・。

後ろ髪を引かれながら挨拶をして先へと進む。

商店街を抜けて中学校。
もうすでに名前も変わり、そして新校舎。
こうなると思い出は記憶の中にしかなく、
あの頃を過ごした部活も人間関係も
全てが幻かと錯覚してしまうほど・・・

素敵な校舎になっていました。

初詣行脚のようですが、
大きなお寺の後に猿田彦大神
道祖神のような人知れずの居所ですが、
立派な神がいる場所で手を合わせる。

この後さらにパトロール。
都電に乗って大塚まで行って、
この辺り、池袋、大塚、巣鴨の氏神である
天祚神社まで出かけてお参りでした。

こんなにゆっくり近所を歩くのは、
1年に1度くらいでしょうが、
自分の年齢と共に感じ入る事も
思い出すことも変わってくるものです。

でもこの非常事態の2年間という事が
特別な感情を抱かせた事は間違えないですね。


さて長くなりました。
親も良い年になりましたが健やかで何より。
抱負とまではいかないのですが、
永遠には続かない時間を楽しみ慈しみ、
今年も今を大事に生きようと思います。

没後10年となる義父の三木稔
お母さんにも手を合わせて元旦の儀でした。


家でもう一度、客車を近写しておきました。
当時の値段、値札のままのタイムマシーンが
色々と話しかけて来ます。

最後になりましたが
本年も宜しくお願いいたします。

アイカサ2022/01/11 11:11

どうでも良い話というか、
音楽や公演などとは関係ない話で恐縮です。

昨年夏から「アイカサ」の会員になっていまして、
いわゆるサブスクリプション、サブスクです。
これは月額を支払うといつでも傘が借りられる
「相傘」というサービスシステムです。

最初に借りたのは数年前ですが、
このシステムの割と早い時代の利用者です。

仕組みは、駅などに置いてあるアイカサから
傘を「借りるか返す」という単純なことなのですが、
最初は利用時に都度借りていました。
70円で1日、24時間借りられるので、
突然の雨で急を要し駅で借りで家に帰って
翌日また駅に返すのが基本です。
遅延すると課金されますが上限でも月に480円です。
万が一無くしても弁済金も864円と安く、
月に1本ビニール傘を買ってしまうより良い。

さてこのビニール傘が問題。

アイカサで知ったのですが、日本中で年間8000万本も
ビニール傘が消費されているそうです。
私も確かに駅前でしょっちゅう買っていたし、
それ自体が紛失しても壊れてもあまり罪悪感がなかった。
でも8000万というこの数は尋常ではないですね・・・
資源や環境の問題はもとより、モラルとして。

現在は月280円の使い放題プランですが、
これが実に優れているのです。

同時に2本まで借りられる!

つまり置き傘として家に置いた上で、
通り雨などにあった時に駅や商業施設で1本借りられる。
利点を最大限に利用すると、例えば、
行く先にアイカサ設置がされているとわかっていれば、
家の最寄りの駅で傘の雨をふるい落とし傘を返す。
電車に乗って、行き先で新しくアイカサを借りる。

ほら!電車で長い傘の煩わしさがなく手ぶらです。
因みに、アプリで設置場所や残数なども確認できる。

今まで数百本の傘を無くして、壊して、忘れて来たので
無くしてしまったらどうしよう、弁済金は安くても
何度も無くしたら8000万本削減の利点も減ってしまう。

と思っていましたが、不思議なものです!
この数年傘を紛失させていない。

・・・当たり前ですか?

サブスクでレンタル権利を持っていても、
元々誰かの傘と考えると紛失させられないという
多少の賢者のモラルが働くのか不思議と無くさない。
あまり自慢するときっと無くす・・・。

とまぁ利点ばかりですが、
普段の利用範囲が私鉄が多く、
私鉄に設置場所が多いのが利用のきっかけです。
現在は駅や施設にも広がり様々な場所で借りられますが
この設置がもっと広がれば、
さらにビニール傘は減るに違いありません。
共用というのがコロナ禍で禁じ手になっていましたが、
それで良いものは割り切るのは正しいと思います。

時代も変わったというか、教わることも多いものです。

ご興味ある方は下記を!

アイカサ:
https://www.i-kasa.com
カウンター