8月7日配信ライブ公演2021/08/07 15:01

何も書かないうちに半年以上が経過したのですね。
どうにか元気です。

オリパラ関連で公演があります。
下記を貼り付けさせていただきます。
チケット値段が書いてありますが、無観客ライブ配信です。



オリパラの熱戦が続いておりますが、下記公演を神奈川県主催、神奈川フィルで制作しておりますので是非皆さんにご視聴頂きたいです。

組織委員会の公式共催プログラムに選出されながらも、残念ながら無観客ライブ配信公演になりました。どなたでも無料でご覧になれますので、多くの皆様にご覧いただきたく存じます。


東京2020 NIPPONフェスティバル共催プログラム

「静、愛と死 ~能とオペラの融合による創作舞台~」

2021年8月7日(土)15時〜17時 神奈川県民ホールより、

〈神奈川フィルYouTubeチャンネル〉により生配信いたします。

https://youtube.com/c/kanagawaphilharmonic

※この配信は改めて後日アーカイブとしても配信いたします(配信日未定)


また、無観客にはなりましたが、公演特設HPを開設しております。

この公演の見所、詳細を案内しておりますので、参考になさってください。

公演特設ページ:https://special2108.kanaphil.or.jp


■静御前の半生を、能とオペラの融合を試みながら、創作公演といたしました。

第一部の能は「船弁慶」の前能を半能として、シテ方に中森貫太氏(鎌倉能舞台)、第二部は、三木稔作曲/なかにし礼台本によるオペラ「静と義経」(1993年鎌倉芸術館開館委嘱初演作品)を、2019年に再演した日本オペラ協会ソリスト、神奈川フィルの演奏によりダイジェスト上演いたします。

■能は特設舞台ではありますが、四拍子、地謡が入り、オーケストラには、邦楽器として二十絃、小鼓が加わり、語り部分には薩摩琵琶が入ります。照明も含めて本格上演となる創作舞台です。


■能「船弁慶」では、都を追われた源義経が西方へ静を伴い船で立とうとしますが、弁慶に咎められ、義経は静を都に返す決心をします。別れの白拍子の舞が、前能のクライマックスです。

オペラ「静と義経」の物語は、数ヶ月後に東を目指して旅立った二人の、吉野山での別れの場面から始まります。厳冬の山越に、堪らず義経は静を都に返す決心をすると、平泉を目指し旅立ち、これが二人の今生の別れになってしまいます。

子供を孕っている静でしたが、春に鎌倉に召喚され、義経の兄頼朝請われて白拍子を舞います。母磯の禅師は静を気遣い、静は産まれ落ちた義経との子供の行く末に悲観すると、さらに義経の死を知らされ絶望の淵に立たされます。

義経と子供への愛、そして絶望を見た末の死。

能とオペラで繋がる二つの静を、音楽も含めた様々な融合でご覧いただきます。





無事終演2021/08/08 22:42

7日のライブ配信公演が無事に終わりました。

2年以上前から企画が生まれて、
昨年は一度流れまして、
今年度やる話が湧いた時にも半信半疑でしたし、
オリパラに紐付いた共催公演だけに、
7月早々に無観客が決定した時には、
失望感と公演への焦燥感が同時に去来しました。

以前の私ですと、
自分で企画して逃げるも投げるも、
実行するら決断するのは自分でしたが、
組織の中にいると勝手にはできないどころか、
様々な助け舟を出してくださり、
落ち着きながら対処して行ったのだと思います。

無観客ライブ配信であることが早くからわかり、
逆にいえばそこに徹せねばならず、、
良い公演であると同時に
最高の番組である必要も生まれたわけです。

新しい組織の縁と、
20年以上も昔からの長い付き合い、
いわば阿吽の呼吸で仕事を進められる方々の世話になり、
どうにか息切れもせずに進めました。

公演の2日前からは、現場ですので、
様々なことに気を気張りますが、
もうまな板の鯉でもあり、
全ての関係者、出演者の力を信じながら進むのみでした。
こういう時にジタバタしても仕方なく、
ジックリと音楽と言葉に向き合うと、
そこまで思考した事で自然に答えも導き出され、
混沌とした中でも見えるものは常にクリアでした。

劇場の素敵な空間が色付けられ、
最後に演奏者や歌手が舞台に立ち、
息吹を差すことで作品に力が生まれます。
こうなると楽しさしかないもので
順調に公演までたどり着いたのでした。

ライブ生配信は、アーカイブとして再度配信されます。

目処は2週間後ですが、
底からは1年間みなさんにみてもらえますので、
様々な感想を寄せて頂きたいです。

しかし、実現に漕ぎ着けてよかったです。
全ての分母にコロナ禍という
状況が構えていることを思うと、
中止の恐れもあり、内部での感染者が出れば、
やむなく中止を選ぶ可能性さえありました。

どんな公演でも、一様に大切ですが、
準備が長かった公演ほど、終演に安堵します。
長くなりましたが、
全ての出演者、関係者に深くお礼をいたします。
ありがとうご合いました。
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