プライド2009/01/15 09:59

(C)2008プライド製作委員会

All Aboutクラシックサイトに新記事を掲載です。
長らく更新を失礼していましたが、
興味深い映画紹介を掲載できてよかったです。
映画「プライド」は、
一条ゆかりさんのコミックを映画化しており、
「デビュー40周年記念、初の映画化」という冠つき。
試写会で、泣きそうになった涙もろい私ですが、
悲しい映画ではないのです。
生まれながらにして環境の違う女性2人は、
オペラ歌手を目指していますが、
恋、嫉妬、様々な人間模様によって翻弄されます。
オペラプリマを夢見ていても、
一途に努力していても、人間ですから、
恋もすれば羨望、挫折だってあるものでしょう。
そんな2人の苦労や揺れ動く気持ちは、
私共同業者、また若き才能溢れる方たちと重なり、
どうも、リアルに見えたのです。

一条ゆかりさんは、勿論今でも人気漫画家ですが、
小中高と、彼女の名前や作品を見ながら、
常に身近な人気作家です。
今回改めて、プライド原作を全てを読み、
小節でも、コミックスでも、映画でも、
勿論オペラだってそうですが、
ドラマ性という事が大切だと思い直しました。
コミックス第1巻の扉には、彼女自身が、
「オペラなんて良く解らないのに・・」と、
謙遜して書いていますが、
人間模様を浮き彫りにさせるキャラクター設定は、
流石の一言です。
オペラ界、商業音楽界などのリサーチ、
オペラアリアの音楽の内容研究に至るまで、
相当な用意がないと、これは書けないものです。

一世を風靡した「のだめ」ですが、
彼女への個人的な興味、彼女を通じての、
音楽への興味とは違う、「プライド」の面白さは、
音楽ドラマの新しい境地とも言える気がします。
17日からロードショー公開です。
是非御覧くださいませ。

■All Aboutクラシックサイト
http://allabout.co.jp/entertainment/classicmusic/
■映画「プライド」公式HP
http://www.pride-movie.jp/

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