裸の華2016/11/23 23:34

昨夜最終で出向いて徳島。
今日は打ち合わせと中学校箏曲部の指導。

・・・私は見守る役ですが。

土曜に公演があり、
中学生の1、2年生の若手5人で出演。
私はプロデュースと司会、
東京から三曲編成でゲストが入ります。

夏の終わりにはどうなる事かと思った演奏も
やはり上が居なくなり
じぶん達でやらなければという自我か
稽古に対する目つきも違いますね。
朝3時間、講師が変わって4時間、
こういう日はきっと忘れ得ぬ日になる、
良い目をして来た中学生です。

頑張って欲しい・・・。

ちょいと忙しくて、
この数カ月は読書量が落ちていたのです。
読み始めず傍に置いておいた本。
飛行機や行き帰り、ホテルでゆっくり
やっと読み始めた本。

桜木紫乃さんの「裸の華」
内容の想像はついていましたが、
間も無く良い終わりですが、
じつに面白い。

この方は直木賞受賞作の
ローヤルホテルも大変面白かったけど、
気っ風の良い女性像がいつも好きです。
ロマンチックな男とさっぱりな女。
描き方がリアルですね。

故障して退いたストリッパーの再起、
その周辺の人間模様
音楽やダンスの描写もタイミングリズムも良く、
執拗でないバランスが絶妙。

帰りの飛行機に乗って
灯一つの轟音の中で読んでいたら
切ないドラマに不覚にも涙してしまった。
ううむ、弱いですこの手の小説には。

こうなると桜木紫乃さん
もっと遡りたくなりますね。

さぁ明日も頑張るんだ。

308P
集英社 1500円+税

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