MD機器生産中止2013/02/02 23:49

ううむ。
いつかはこう言う日が来るとは思ったが、
意外に早くこういう発表が会ったものだ。

開発者であり業界の先頭を走ったSonyが、
MD再録機器の製造を止めると言う。

時代の流れを見てみれば、
この世の中は既にCDさえも不用論が
起こる程メディアの価値が下がっている。
CDからCD‐Rというものが出回り、
自由にデジタル化したデータを、
CDで扱えるようになり、
わざわざMDを必要としなくなった。
そもそも小軽を開発ポイントに、
カセットテープの代用機器として、
手軽にデジタル音を再録できるのが
MDの売りでしたが、
ICレコーダーの思わぬ進化、
音楽用ではないメディア、つまり
SDカードのような薄い極小ものが
音楽もデジタルデータとして、
違和感無く使用できるようになったのが、
敗退の理由でもありますね。

考えてみると、
デジタルデータと音楽データは
そもそも別のものであるという概念が、
アナログに熱中した我々にはあった。
でも2進法に置き換えにしてしまうと、
概念などという勝手な思い込みは吹き飛び、
デジタルならば扱い易い方がよいという、
合理的な考えになってしまったのだ。
MDの不要もこれは仕方のないことか。

機器の製造はやめることになっても、
メディアとしてのMD自体は売るらしいが、
カセットと同じように数年で姿を消しますな。
うぅ~む複雑ですね、無くなるのは・・・。

Sonyは独自の製品を作り出し、
独占規格ともいえるSony規格を譲らす、
そこそこ流行らせてしまう。
これまでもVideoではβの撤退、
古くはLカセットという規格もあった。
そういえばHi-8というのもあるね。
時代に合わせながら無責任に止める、
というのは仕方ないことながら、
記録する機器においては、
再生不能になる畏れもあり、
大変困るのではないでしょうか?
MDをPCに取り込むのは
PC普及時代とのズレもあって、
今では大変面倒な作業になっている。
MD機器消滅の件はあと10年経ったら、
厄介な事になる気がするな。

あんかけスパ2013/02/03 23:14

早いもので、もう2月!
あっというまの1月ですが、
2月は忙しいので、じっくりしっかり行かないと。

本日は朝から刈谷に移動して、
昼からリハーサル。


12月から伺っている愛知県刈谷市。
オケリハが目的ですが、
以前の打合せの時に話に聞いていた
「あんかけスパゲティー」なるものを、
機会あらば見てみたいと思っていたところ、
名古屋駅徒歩数分の場所に発見!
物見遊山で店に入る。

ギョギョギョ!これか!!


折角だからクリックしてみてください。
皿の上に載っている茶色の部分、
これが所謂あんかけ、ってことですね。
すご~い、この店専門店・・・。

でも名古屋の方で、このあんかけが
最高の好物って人もおるもんで、
どういう味かと食べようと思ったが、、、
私勇気が無くて物怖じしているところに、
目に付いた別のメニュー表。

こ、これか!!②

ということで結局コチラを注文。


これね名古屋では「ナポリタン」いうらしいですわ。
どうして卵焼きのお座布に面が鎮座しているの?
でも、これが名古屋式ナポリタンなのです。
こちらの方はこれでないと苦情がでるらし~。
解り難いのですが、これ物凄い大盛り。
で、麺が極太ですわ。
ビックリ!

この世にはまだまだ知らないことありますね。
食に文化ありです。

そんなオケの演奏会も来週日曜日です。
愛知、三河方面の方々、
是非おいで頂きたいと思います。


まじめに練習した成果が出ると思います。

そしてアンコールでは普段聴けない曲、
セレクトしてみました。
スラブ舞曲では物足りないので、
「新世界」の余韻を楽しめる曲、用意しました。

楽しみな来週。
皆さん、熱が入った練習です。


再会コメンテ2013/02/04 23:08

今日思い出した話ですが、
昨日の日曜日リハーサルが終わって、
名古屋駅まで在来線で移動。
乗ってしまうとお腹が空くので、
新幹線に乗る前に食べようと、
駅構内から外に出たのです。

実は先週もほぼ同じ時間に、
同じ考えで駅構外に出て食べたのです。
でも結構疲れたいたので、
駅地下で済ませようと階段を下り、
行列になっていない数軒を見ていたら、
「あっ、誰だっけこの人?」
という人に出会った。
この方もガラガラと荷物を引き摺って、
ふと目が合い、一瞬知り合いかと思った。
が、テレビに毎日出てくるコメンテータの
須田●一郎さん(伏字の必要があるのか?)と
すぐに思い出したのです。
知り合いでもないので特に会釈するでも、
サインを貰うでもなく、
ましてや照れ笑いをするでもなく離れた。

で、昨日の名古屋なのです。
先週とほぼ同じ時刻に外に出たのだが、
同じ行動パターンでは面白くないと、
わざわざ人が行かないような線路下の、
数軒しかない店の方角に行ったのです。
ブログに書いたように、
「あんかけスパゲティー屋」さんにて食事。
稀有な体験を頭に叩き込みながら店を出て、
駅の方角にトボトボ歩き出して顔を上げたら、
須田●一郎さん(伏字の必要があるのか?②)が
またもや向うから来て私の前に立って
目が合って立ち止まった。
同じく、知り合いでもないので会釈もなく、
今日もサインを貰わず、
ましてや照れ笑いすらせずすれ違った。
振り返ると彼は、
「あんかけスパゲティー屋」さんに入った。

どんな奇遇なんでしょう?
名古屋でレギュラー番組でも抱えていて、
帰京前の同じ行動だろうと思いましたが、
そいれにしても可笑し過ぎる。

いや、彼は私の追っかけか?

六日町2013/02/05 22:16

恒例のM大オケの合宿で、
新潟、六日町にきています。

昨年の積雪に比べると意外に少なくて、
しかしながら寒さは本物ですね。

水と米と寒さがあれば日本酒が旨い。
六日町は八海山と連想する方も
大変多いのではないでしょうか。

しっかり練習のあとは乾杯を重ね、
じっくり話をしながら笑顔が絶えません。

快晴2013/02/06 23:22

目の前に八海山も含めた山々、
雪と青空の美しい景観が広がります。

学生さんはよく練習しますね。
演奏すればするほど、
夜の喉を潤す物質は科学変化します。

昼も夜も皆さん充実です。

帰京2013/02/07 23:38

合宿も3日目を迎える辺りから、
修行のような気分になって参ります。

夜は反省会というの宴会ですが、
宿の計らいもあり、先生方には毎日日替わりの
肴の盛り合わせが出てまいります。

さて1日目、
こんな感じなステキな盛り。


ううむ、軟骨とカマンベルチーズの同居。

そして2日目。
またもやバラエティ溢れる盛り。


イチゴが乗っているので、スィーツかと思っていたら、
乾いて来て様子が変わり、
サンドイッチだという事が判明。

そして3日目。
色々と飽きないように考えてくれている盛り。


不思議な巻物は、舞茸のようでもある。

この宿は食事も美味しくボリューミーで、
学生さんも先生方も誉めています。
なにせ一歩も外出ないで、
音楽と格闘する毎日なのですから、
食事はとても大切な娯楽の時間です。

ですからこの盛り皿の料理も美味しいはず。
はず、というのは深夜に及ぶので、
私は飲むだけであまり食べないように
気をつけているのです。
でも、この盛り・・・
もう少し旨く盛るか、分けるか、
工夫次第でもっと美味しそうになると思う。

言ってしまった・・・。

が、舞台も同じですね。
キャスティングの素材がよくても、
起用の仕方、生かせ方次第で、
収拾のつかない盛り舞台になってしまったり、
いい曲ばかり集めても、
配列がよくないと如何せん耳が疲れる。
という例もよくあるものです。


終演2013/02/10 23:35

愛知県刈谷市での公演終わりました。
12月から足繁く通いましたが、
皆さんの努力、集中力も大したもの。
よい公演であったと思います。

オケの公演では珍しくないのですが、
1公演でシンフォニーを2曲演奏するのは、
結構なエネルギー消費です。
体というより精神状態の疲労ですかね。
大抵4楽章から成り立ちますが、
しっかりと起承転結されているものです。
その中にドラマ性も含んでおり、
時間の経過と共に心も添って歩みます。
コレを2回やるのですから、
切り替えも、また大事というわけです。

曲間、団員の入れ替えもあり、
少しマイクでお話をしました。
相変わらず何も考えないで舞台に出て、
挨拶してお客様を眺めると、
いろいろと話したい事が浮かんで来るものです。
内容は手短にまとめましたが、
アマチュアオケでもこういう演奏会は、
最近では当たり前になりました。
昨今のクラシック音楽の取り巻く厳しい環境を
考えて見ますと、
敷居を低くというより外して楽しんで頂く事は、
とても良いこととだと感じます。

公演も終わり3連休中日という条件もあり、
団員の皆さんと深夜まで楽しく盛り上がり、
有意義な連日も終演となりました。
またこの方々と再会できることを祈りつつ。
ありがとうございました。

写真は公演の写真ですが、
チューニングをする皆さんを除き窓から撮影。
私が舞台に出る1分前です。

カフカ2013/02/11 22:04

この数日、移動時に読んでいる本ですが、
『カフカと民族音楽』

昔読んだフランツ・カフカの小節。
原語はドイツ語、勿論和訳で読んだのですが、
物語の中に音楽が出てきます。
とても奇妙なタイトルでもあり、
またグロテスクな内容を想像させる
聴いてみたいけど気味の悪い音楽が、
彼の想像上の音楽として書いてあるのです。

1883年にカフカはチェコで生まれている。
ドイツとチェコとユダヤの他民族国家の中で、
民族と音楽、大衆と文学をどう結んだのか、
そんなことを解明してくれています。

池田あやの 著
『カフカと民族音楽』水声社
3500円

非ジム中毒2013/02/12 23:01

この1月から真面目にジムに通っています。
近所なので、自転車で3分。
この距離でないと続かないのは承知。
駅前ですので、仕事に行く前にも行けますし、
また逆もありということで便利です。
ごった返しの日には行かれませんが、
時間の無い時でもなるべく行きたい。
負荷をかけ筋力を上げるマシーン類は、
あまり連続してやるのは良くないので、
ランニングとプール中心のプログラム。
シャワー使って出てくるので、
30分では難しいですが、
50分あれば、1000mほどマジ泳ぎ。
これがいいのですね。

先週は週の大半が東京に居らず、
合宿と地方での公演があり、
行かれなかったわけですが、
ジム通い生活が普通になると、
行かれない時に体のストレスが溜り、
どうも調子が悪い気がするものです。
あまりジム依存も良くないのですが、
今日も1週間ぶりに泳いで見ると、
やはり体が解れて実に調子が良い。
振り続けの右肩から腕も、
ジャグジーに漬かりながら解すと、
解毒されていくような実感さえあります。

こういう事って大切だと、
ジムに通っている時は思います。
それに、花粉の飛び交う季節、
3ヶ月外で運動できないとなると、
屋内施設はありがたいものです。
花粉の話なのに花束の寄り写真ですが、
先日の公演で頂いた花の記録。
旅先ではホテルにお渡しすると、
喜んで飾ってくれますね。

即乾ボンド2013/02/13 20:35

私は趣味や拘りが多いのですが、
楽譜の製本は仕事に関係というより、
これももはや趣味の領域です。

譜面を粗末に扱う人がいるのですが、
丁寧に製本などすれば、
とても粗末になどできません。
ほんの2枚の紙を合わせるだけの製本でも、
丁寧に作業すると気持ちの良いものです。
最後は覚えてしまう曲であっても、
その経過の長い時間をお世話になり、
また演奏を常に共にすると思うと、
丁寧に製本した譜面には愛着を覚えます。

指揮者の見る譜面は、
全部のパートが書いてあり、
譜面もそれなりに厚いですので、
フルスコアの製本は演奏家のそれとは別で、
テープ使用などでは賄い切れない作業です。

昔ながらの膠(にかわ)製本を、
私は近代的な接着剤で行いますが、
その大事な接着剤の1つが水性ボンド。
水性ボンドは紙との相性も良く、
乾いた後の弾力や接着面の強さで、
こんな使いやすいものは無いのです。
しかしながら年間10数冊・・・いや、
25冊以上(月に数冊は製本しています)
の楽譜を製本するので、
やたらとボンド自体の消費が早く、
文房具店の大小の容器では事足りない。
そこでホームセンターで、
500g入りの現場用を使用しています。

前回買った時にふと横を見ると、
1kg入りの袋入り詰め替えボンドがあった。
ケチですがエコな私はこれしかないと、
ついでにこれも含め1.5kgのボンドを買った。

・・・さすがになかなか減りません。

ですが、ようやく詰め替えはあと100gほどに。
つまり買った時の1/3 程になったのですが、
裏の使用期限(賞味期間?)を見ると、
20080520(08年5月20日)となっている。
あら!?もうあれから5年が過ぎようとしている。
まぁ食べるわけではないから大丈夫だが、
何をして使用期限なのかが不明ですし、
4年以上過ぎても申し分なく使えています。

因みに、“速乾”というの種類は、
上級製本師が使用するものです。
モタモタ背表紙に塗っていると、
伸ばした先から乾き始め難儀です。
初心者は普通の木工ボンドで始めましょう。
この製本方法は完璧です。
知りたい方は連絡ください。
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