幻聴2005/08/01 13:01

音が鳴っています

耳の遠くのほうで、昨日はずっと鳴っていました
どんな音だったのか 思いだそうとすると
思い出せない音

リズムもついています
気がつくとその音に躍動感があります
でも音楽じゃないな
音はメロディーではなく 音
リズムはBeetではなく 単なる躍動感

アスファルトの照り返しで、
足元がハレーション起こしてるときに
聞こえたりします

なんの記憶から聞こえるのか
それもわからず3秒で遠ざかる音

暑さで頭 おかしいのかも・・・

稽古な日々2005/08/02 01:39

オペラの稽古は大変です。

全身全霊を耳に集中して、
振る指先ひとつで 音楽の中のドラマを
呼び起こさなくてはならないから。

目も大切です。
譜面に視線を落としていると、
対話が出来ませんから。

目と指で 相手の体の中にあるドラマを
引きずり出して、譜面の中に放り投げます。
受け付けられるのか、刎ねられるのか、
それも判断して、正しい方向に導かなくてはなりません。

とっても疲れます。
しかも私は彼らにとっては邪悪な存在です。
解っていますが、魂も心も浄化させて、
ドラマの権化となって対峙しないと、
信用されません。

オペラの稽古は大変です。

風 草 トマト2005/08/03 00:01

信州の空は青くて、
風はどうしようもないほど気持ちよく、
おまけにトマトは美味しすぎます。

東京でも美味しいものはあるし、
ましてや、新鮮なものもあるけど、
そこで採れた物を3秒以内に食べることは、
不可能だよね。

きっと中華料理は中国で、
カレーは印度で、
ピロシキはロシアがおいしいのさ。

野菜は、土薫る青い空の下が一番おいしいのだな。
当たり前だが、思い知らされる。

じゃ、東京はどうする?
深大寺のワサビか、、谷中の生姜か?

生まれたときから、家の前はアスファルト。
土の匂いなんてなかったな。

食を考えよう・・・

蝉々合唱団、もしくは せみ鳴るゼミナール2005/08/04 00:01

蝉の声のうるささに目を覚ましました。

こんなこと何年もなかったですね。

子供の頃は、カゴを首から提げて、網を握り締め、
近所のお墓、公園、学校を駆けずり回りました。

油蝉なんて当たり前ですが、
ツクツク法師、熊蝉(シャーコー)、、、
たくさん採れました。
首に糸付けて旋回させたり、
羽と手足とって、鍋の具材で、煮て食べたり、、  冗談。

暑い夏と、野山には、蝉が良く似合います。
朝早くから、パジャマでボーっと、してしまいました。
私らしくないが、実に自分では自分らしい。

弱蝉強猫2005/08/05 02:56

今日は熱帯夜

家にすぐ帰るのも惜しくて、
徒歩1分の行きつけのバーへ。

蝉は、東京でも夜を徹して鳴いている、
というより、絶叫している。
蝉の命は1週間、しかも大半土の中。
そりゃ、命を全うしたく、声が枯れるまで
鳴き続けますね。

歩を進めると、歩道のサルスベリの木から、
いきなり猫が二匹、物凄い形相で降りてきて、
足元をかすめて、逃げていきました。
おいおい、そんなに走ったら、
汗かくだろうに・・・
ん、お前たち、何やっていたんだ?

・・・・?
そっか、鳴いてる蝉を標的に、
狙っていたのか。

寝れず猫、 蝉食い放題の熱帯夜なり

上板橋2005/08/07 10:57

もう20数年前に一緒のクラスだった友人から、突然電話。
しかもその彼女、Webで私の事を知り、公演を観に来たそうな。
ビックリ。

今行っている稽古場は、その友人の家の近く。
昨日、17年振りに、会いました。
相手は私を舞台で見ているので、さして驚かず、
しかし、私は17年振りの彼女を見て、おどろいた。
変わっている。

時間がなかったので、1時間ほど喋りましたが、
話しているうちに、やっぱり昔の面影が見え隠れ、
しかも、アクティブな性格は変わらぬようで、
何事も興味を持って行動している。
感心。

留学中にその彼女に宛てた手紙を持ってきてました。
たわいもない内容なのですが、そこに書かれていることは、
まだ東西ドイツが分断されていた時代、しかも、
わたしも留学して2ヶ月と、内容が実に初々しく、
新鮮。

この17年間で自分は何か変わったのだろうか。
手紙の中の自分は生き生きとして、
まだこれから起ころうとしている試練や、挫折、転機、
何も知らない自分。自分で書いた手紙なのに、
羨ましいほど若々しく、溌剌としていた。

20数年ぶりの同級生。
いろいろな刺激を与えてくれました。

亜熱帯2005/08/08 10:39

昔に比べ、各日に暑くなっている地球と、日本。
温暖な気候と、四季折々の自然が特徴だった日本は、
気温の上昇と、湿度の上昇により、
現在では亜熱帯地方のデータに似ているそうな。

たしかに以上だよね。

もうひとつ。
原油価格が上昇して、一般ユーザーが使用する、ガソリンの
価格まで上昇。
1リットル 125円は今や普通でしょう。
しかし、よく考えると、コンビニでペットボトルの水かって、
125円で、500ミリリットル。日本茶買っても、烏龍茶買っても、
清涼飲料水の類は、ガソリンの2倍以上の価格。

おかしいなぁ、あんなに苦労して掘って、
何千人の手を介して、時間かけて、精製した地球の財産のガソリンが、
たかだか水の2倍。
車が走らなければ困るし、商売には多大な影響を与える原油価格。

ガソリンが高いのか、烏龍茶が高いのか・・・

さて、もうひとつ。
行きつけのBバーには、毎週新しい生花がいけられています。
結構楽しみなのですが、昨日の夜中に寄ったら、
綺麗なローズマリー色の、小さな菊がたくさんありました。
エゾ菊というらしいから、原産北海道か、新種改良した方が、
北海道の方なのでしょう。
可憐なエゾ菊を観ながら、カンパリソーダを飲んでいたら、
さて、もうすぐお盆だなぁと思い、
3月に亡くなったおばぁちゃんのお墓参りに、
行きたくなりました。
こんな可愛い花を持って行ったら、おばぁちゃん喜ぶだろうな。

電車女2005/08/09 22:43

電車に乗ってつり革につかまりながら、車窓に気を取られていたら、
どうやら、眼下の女性が化粧を始めました。

パフを取り出し、ファンデーションを
器用に顔にのせていく作業から、
始まりました。左官のようなパフ使いです。
マスカラには、3駅を要しました。丹念に塗り、ビンに差し戻し、
また塗り、7~8本のまつ毛が、
一本の髷(まげ)ののようになっています。
髪結いさんみたいです。
大銀杏とか、いなせなまつ毛になっています。
しかも、不思議なモノを取り出しました。
楊枝位の長さで、先が傘の柄のように丸まった、
緑のプラスティックの棒です。先は尖っています。
これを先程の大銀杏に差し込みながら、調整しています。
ふ~ん、そう使うのか・・・と思ったら、鼻の頭も掻いています。
チークの塗り方は芸術的でした。
私の趣味だったら、もう少し、
ピンクサーモンのような色にするところですが、
極めて赤いチークを小指ですくうと、
一気に左右の頬に塗りこみました。
3回転半、キッカリ回すと、オテモヤンがら貴婦人に変身です。
私は、うなりました。
手に何か、透明なジェルを取ると、掌全体に馴染ましています。
あ~、手を大事にしているのか、と思いきや、
髪に撫でました。12本ずつの髪が、すこーし毛羽立ち、
プリンのような2色のショートボブの毛先が、自己主張しています。
最後には携帯を取り出して、鏡では見れない全体像を、
カメラの自分撮りで、確認しています。
前髪を理想の位置にずらし、最高の仰角35度で、
今日一番の笑顔を確認すると、ちょうど下北です。
急ぐ様子もなく道具をキッチリ鞄に詰め、私の顔も見ずに、
降りていきました。 電車の職人です。

昔見た職人を手短にもう一人。

年の頃50代半ばの女性で、
ひざ下までのストッキングを履いていたのを、
とてもよく思えている方でした。
デパートの紙袋と、ビニール袋を右手一杯に下げたストッキンは、
私の目の前に座ると、始発駅のその電車が発車する前から、
なにやらゴソゴソしだし、足元を広くすると、
新しいポリ袋を取り出し、底を広げると、
ポリバケツのような形に置きました。
しばらくすると電車は走り出しましたが、
意に介す様子もなく作業は進み、
次に、ストッキンは、別の紙袋に手を袋に突っ込むと
その中から、キヌサヤを取り出し、
深爪したような指先でしたが、とても器用に、
筋を引っ張っています。そして、角を綺麗にプチンと取ると、
足元のバケツ袋に放り込みます。
何本も何本も、夕食の下ごしらえは続きました。
電車の職人です。

卓球居酒屋2005/08/11 10:40

普通、飲み屋には卓球台はないよね・・・

あるんですよこの店には。
しかもビールは、地元の町の名前をとった、
K町ブライナリーというもの、いわゆる地ビールだね。

私達「前世麦の会」の定例会で、美味しく飲む為に、
3時間はリハーサルして、JR山手線K田駅に移動。
線路下の店は、昭和レトロな感じで、とてもいい風情。

ビール3種を全員10分で平らげると、移動!
店の真ん中に鎮座する卓球台は、フルスケールで、
玉が転がリャ、当然他のお客様の足元へ。
シングル、ダブルスと、試合も進み、
合い間合い間に、酒を飲み、
汗をかいては、酒を飲み。

イヤ、なんとも健康で不健康な店での一夜でした。
また行こう。

オルタネーター2005/08/13 00:00

参った、車の調子が悪い・・・

少しバッテリーが弱っているとは思っていたものの、
まさか、こんな事態にとは。

預けている大量の楽器を取りに行く為出発したのに、
走って間もなくバッテリーの警告灯点滅。
アメ車なので、その辺にはバッテリーが売ってなく、
大手の車屋さんに行こうと思ったら、更に電圧が
落ちてきた・・・ン、おかしいぞ、走っているのに、
充電されない・・・ オルタネーターだ。

結局レッカーしてもらい、いつものメカニックの店に。
私は商用1Box車レンタカーで借りて、激走しました。
楽器は満載で、積むのも降ろすのも汗ダク。


あるのが普通だと思っていると、無いときに不便です。
車にも感謝しなければ・・・ だね。
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