自粛の読書2020/04/29 13:11

相変わらずの海野さんの書籍です。
この先生の専門が広くて
しかしながら一貫した時代に対する探究は
私のテーマとドンピシャリです。

東京生まれにとっては
変わりゆく都会は期待もすれば同時に
とても残念であり、
生まれる前の江戸から東京、
さらに明治から大正期の変換は
自分のルーツを探る旅でもあります。

題して
東京の盛り場

街というより
どうして引きつける魅力があるか、
流行と法律の裏をかくアングラ的な発展も
また盛り場の盛り場たる所以です。

文豪の愛した街、反省した日記、
様々紐解きながら海野さんの目線で
耽美な東京の歴史を教えてくれます。

もう戻っては来ない歴史ほど
美化された理想はないもの。
制約された自粛生活にはもってこいの
誇大妄想狂うってつけの本です!

六興出版
平成3年刊行

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