自粛の読書22020/04/30 13:22

やることない人か、本の虫みたいな
投稿ばかりですがお許しください・・・。

きっとこの自粛時代の現在のテーマが決まりつつあり
その関連を連鎖させながら遠くの棚から引っ張り出したり
手元にない本を頼んでみたりして、
興味の枝分かれが尽きなくなっているのでしょう。

1920年代を調べていくと、
日本では大正8年から、昭和4年までであり、
所謂大正デモクラシーなどと
一括りに言ってしまいそうですが、
私の課題の本質はそこではないのです。

第1次世界大戦という大きな出来事によって、
世界中の価値が変わり、文化も芸術も
全てが変化していった20世紀初頭を
もう一度見つめ直して、
100年前に何が起こり、人はどう考え、
政治や経済がどのように対処したのか、
というここをもう一度紐解いていきたいのです。

とは言え、、
もともと怠け者で遊び人の「金さん」みたいなものですから、
脱線、作業が停まる、興味が薄れる、再開する、
実は理解していない、覚えた筈が人名すら出てこない、
書籍の表紙どころか背表紙で満足する、
それどころか、手に入れてニヤニヤして終わり、、、。
このような過去何度でもあった投げ出しにならぬよう
今回は心して愉しんでいるのです。

あまり賑やかにしすぎても、真面目に構え過ぎても、
歴史や文化というのは線で繋いではくれませんね。
俗でハレンチな奴も許容した時代も考証し、
ゆっくり食べて咀嚼するのが自粛モードの楽しみ方と存じます。

さて、長くなりましたが、
遊びと枝分かれ硏究の副読本は、これ。
<モダンガールの肖像>
おなじみ海野弘先生の著です。

時代を彩った。というよりさらに遡り創った方々は、
痛快な冒険小説並の伝記が多々ありますが、
この1920年代に到達する以前の女性の歴史を
垣間見ると、冒険どころか涙も溢れます。
弱っちい男が読めば、むしろ勝手に心が痛みます。

そうそう
レズリー・ダウナー氏が書いた、
マダム貞奴(集英社)の人生も名著、
今直ぐ読み返したい女性の話でもあったな・・・。

余談はさておき(余談しかない私のブログ)、
横にモダンガールの話を挟みながら、
自粛後の生き様の研究を続けるのです。

モダンガールの肖像
昭和60年刊行
文化出版社
著作:海野弘
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