七夕2013/07/07 23:41

久しぶりに演奏会でオケを聴きに。
といってもアマチュアの定期演奏会、
いやプロでもアマでも聴きたいものはある。

皇族の方がいらっしゃるような雰囲気。
満員のホールは様々な期待でソワソワしている。

齢八十に達しようかという先輩指揮者。
オケ80人、ソリスト3人に合唱120人、
これだけの大所帯を率いている真ん中に立つ。
関係者にお話を窺ってみれば、
体調を崩しての病み上がりらしく、
そういった体力が心配になり見つめる。
ラテン語からドイツ語と変化の多い歌詞、
変拍子や仕掛けの多い譜面は構成も複雑。
しかし前半の序曲、シンフォニー含め、
全て暗譜の悠然とした指揮ぶり。
恐れ入るしかなかった後姿。
その姿を見て楽屋挨拶をさせて頂いただけでも、
今日ばかりかこの夏のエネルギーを
すべて頂いた感じがする。

誘ってくれた先輩。
実は先日数十年ぶりに再会した方。
某ネットワークサイトでの利用でしたが、
近代的なSNSは悪用も伝えられるが、
非電脳社会時代に育った我々には、
当たり前ではなかった恩恵を沢山もたらす。
素晴らしい先輩との話で夜は更けました。

乾杯のビールに様々な
可愛い計らいをしてくれるお店。
気に入って頂き紹介し甲斐があった。

野球する2013/07/14 23:19

昨年秋からもの凄く真面目に野球やっています。
“真面目に”というのは準備を怠らないという事で、
特に特別な事はできないのですが・・・。

元々小学校から健康優良児童(死語)で
表彰されるくらいでしたから、
スポーツにも万能で身体も順応していました。
なかでも野球は巨人V9、王、長嶋時代全盛、
熱中し友人とチームまで作っていた。
その後も機会に応じてやっていましたが、
野球は見るも良し、プレイも善しで、
幾つになっても楽しんでできるのです。

でも、、、

20代の頃でしたら、どのスポーツでも
あまり準備せずにそこそこ楽しめたし、
軽い心地よい筋肉痛程度で終わっていたのですが、
今はどのスポーツでもそうはいきません。

時間が慌しく適当なウォームアップで
いきなり動いたり走ったりしたらいけない。
ジムでもそうですが、必ず身体をほぐして、
ストレッチから入らないといけません。
指揮をする前も実はそうなのですが、
腕だけであろうとストレッチ、欠かせません。

野球の場合、動き回るし全力で走るし、
投げる、バットで打つ、と動作の種類も多く、
向かってくる小さな球を追いかける動体視力にも
つねに俊敏さが求められるのです。
これを怠ると怪我の原因になります。
ですから、目の筋力、聴力までも、
きちんと準備しないといけません。

今は、“真面目に”というくらいですから、
当日の準備は当たり前ですが、
そこに至る前、野球をやる日の
数日も前から実に考えて行動しています。
例えば、、、
週に数回ジムに行き、自転車も趣味ですが
そんな運動との関連も大事なのです。

筋肉痛はもう残念ながら翌日に来ない(涙)。
およそ1日半~2日後にやってくる。
結果、試合の2日前にはハードな運動をしない。
筋肉痛とは古い筋肉細胞が壊されて、
新しい力が形成されるので大歓迎ですが、
ハード運動2日後 →軽い運動で調整 OK
ハード運動2日後 →がっつり野球! ×
といったように強筋肉痛は重ねられない。
仕事前の野球筋肉痛は当然を考慮しますが、
事前準備が出来ていれば後の痛みは問題外です。

音楽を職業としていると、
つい個人行動の延長ばかりを大切にして、
自己を見つめる振りしたりするのだけど、
やっぱりチームプレイは最高なのです!

おなじ年のロジャークレメンスは、
引退後の50歳にて復活の烽火を上げて、
投げた急速は現役と同じ150km!
引退したがやはりタメ年の工藤公康は、
ずっと心の目標だった。
先日の中日、山本昌!
来月11日で48歳2つ年下。

どう?どう?どう!
負けていられません。

試合で先発を任されました。
30数年振りの先発ピッチャー・・・。
監督はじめ、守備のチームメイトに感謝。
真面目に打ちに来てくれた打者に感謝。
応援してくれた皆に感謝。
投球内容は話にならなかったけど、
周りを見渡さば仲間ばかりなり。
楽しい時間でした。
指揮をしていると、そう味方ばかりでなく、
大抵針のむしろの事も多いのだけど、
嬉しい真ん中の時間でした。

写真の奇麗な市民球場でしたが、
30分ごには大雨で池のグラウンド・・・
でも整備して試合して勝って笑顔で尚感謝。

野球する。
面白すぎます。

ピポパ機能2013/07/18 23:42

演奏会での直前アナウンス
「携帯電話、PHS、アラーム付き腕時計・・」
という今や当たり前の事前注意ですが、
それでも公演中にアラームどころか、
内容と相反するメロディーと音色を
ソリストのように鳴らしてしまう方は多い。
また響きの良いホールではいい音がしますわ。
(こういうことを言う奴が次はウッカリの
可能性が多いのです・・・要注意と自戒)
ま、だれしも失敗はありますし、
本人は反省しているのでしょうから
強く責める気はないのです。

それよりもいつも気になる事があります。

大抵の公演では「写真、ビデオ撮影は、
著作権、肖像権の・・・」ということで、
禁止させていますが、
学校や習事の発表会という身近な公演なると、
収録、撮影は会場側の大切なイベントですので
席取りなどの二次的なトラブルさえなければ、
主催者としてはドンドンやってください、です。

でも気になって仕方が無い音。

ビデオ収録、最近はテープに代わり
HDに入れるのが主流ですが、
何れにせよスタンバイから『ON』にする
スイッチというものがついています。
このONの瞬間に「ピポパッ」もしくは、
「ピロピロリン」とか「ピコパン」・・
(どうでもいい表現だが解って頂けるか?)
って鳴るのです。
私も親として会場に居る時がありますし、
場合によっては舞台上に居たりもします。
そしてタイミングは指揮者が手を上げた瞬間に
この電子音が鳴るのです。
客席の収録側としては家で編集したくないので、
最初から最高のタイミングで見始めたいし、
そのためには演奏者の呼吸と共に、
『ON』っとしたい気持は解ります。

ですが会場はあまりにもこの音に無頓着です・・・。
酷い時には10数台、20数台のカメラから、
演奏直前にこの音が鳴り響く。
運動会ならまだしも演奏会となると、
アマチュアの発表会とは言え問題です。
事前アナウンスでもこんなのはどうか・・・
「ビデオ機器のスタート音や・・・」と、
設定の解除を促してみる。
それでも鳴らしてしまうのかな。

年に1回~数回の使用なので原因は次のうちいずれか。
・その度に機能解除を忘れてしまう、
・前日に取り扱い説明書を見るのを忘れる、
・取り扱い説明書をそもそも無くしてしまっている、
など、言い訳が想像できますが、
なんとかして欲しいものである。

メーカー側は、
この確認ピポパ機能をデフォルトでOFFには
出来ないのであろうか!??
電子音鳴らすのではなくて、
光をピカっと放つとか、ブルブル震えるとか、
センスの良い対策はあると思いますね。

写真、全く関係ないが、
あまりにも美味しかった鯛めし。
久しぶりに感動的な美味しさだった。

筋肉疲労2013/07/21 18:15

毎日の運動を日課にして、
今年はムキになって鍛える事を課し、
自分でも身体はよい状態と思っていますが、

週末から全身が痛い・・・

内臓系の痛みではなく、
明らかに重ね重ねた筋肉痛と、
野球で使う特殊な筋肉のダメージ。
これらが治っておらず体が重いのです・・・。

思い切りました。
今週はジムをサボります。

筋トレを言うに及ばず、泳がず、
自転車にも1度も乗らず、
ストレッチは目覚めの時だけにして、
食事にも気を遣わず、
ただひたすらに筋肉を休める事に専念。

そんな週があっても良い気がします・・・

特別支援学級と一緒に2013/07/22 23:14

音楽の街-狛江の活動を手伝って
もう7年目になりました。
当初は予算も無かったのですが、
企画は先行し、実行あるのみと考えて、
委員皆しゃかりきに動きながら楽しみました。
その甲斐もあり様々な演奏会やライブ、
無料有料のコンサートを開催しています。
またこの数年のうちに、小中学校での公演、
病院、福祉施設や児童館にも出張して、
市全域に音楽デリバリーをしています。

現在では活動は第二段階に来ていると思われます。
音楽を演奏し聴かせたりだけではなく、
日常生活と音楽の関係を考えながら、
心の為の音楽つまり音の効能など考えています。
演奏だけではない音楽のあり方を活動に取り入れて、
幅広くそして深く考える会に変化しています。

今日からはじまったのは、
市内の特別支援学級の子供達と、
ゲストの方々との音楽交流事業です。
ゲストというのは、卒業生や、
地域の方、学校の方、音楽家と様々です。
この数年間様々な方々と調整を続けて準備をし、
ようやく実施の運びとなりました。
全6回の1時間の授業スタイルで本日は第1回。
子供達は笑顔でゲストを迎えてくださり、
互いに自己紹介をするところからスタートでした。
トーンチャイムを使用して一緒に演奏をしますが、
子供達はいつも習っているので、
取り扱いや演奏の仕方を指導してくれます。

さて、まだ1日目でしたので、
明日からも楽しく良い日にしなくては。

フィギャーノート2013/07/26 23:11

今週月曜からはじまった毎日の事業、
特別支援学級の子供達との音楽交流。
3日続けて木曜日はお休みでしたが、
純真な彼らと過ごさなかった昨日は、
なんだか物足りなさを感じるくらいでした。
そして今日は後半の4回目でした。

この写真で写っているのが、
教材で使用しているフィギャーノートの
譜面にあたる部分です。
五線を読めてしまう私たちなので、
わざわざこの図形で読む必要はない、
と思うかもしれません。
でも譜面を読めない方々には、
この形と色は演奏できてしまう魔法のマーク。
過去にも譜面が読めない方の為に、
楽譜と鍵盤に同じ色を割り振って、
その通りに押していくと曲になるという
製品をメーカーが販売する事はありました。
今でも光る鍵盤を順に押せばメロディーになる、
という工夫を施したものもありますね。
でも根拠と概念に統一感が無かったのです。

音楽療法だと対象となる方々が様々で、
相手によって方法を変える必要もあります。
通常の授業のようなセオリーがなく、
譜面相当や教材などもなかなか統一できません。
療法士の皆さんの経験、技術とアイデアで
現場を作っているのが現状と聞きます。

フィギャーノートはフィンランドで
開発され広められているものですが、
7つの白鍵盤に色を割り当てています。
色は心理学的見地から決められており、
割り当てはオクターブが変化しても同じです。
そしてオクターブは4種類の形で判断します。
半音はその形から左斜め矢印\で♭、
右斜め矢印/で♯と視覚的に解ります。
音の長さは形の大きさで判断し、
半分なら半分の長さで演奏、
棒が伸びていれば拍を伸ばす決まり。

鍵盤楽器だけでなく、
音階を持つ楽器ならどの楽器にも当てはめ、
紙に書いたマークと楽器につけたマークを
対応させれば演奏が可能なのです。
勿論高度なリズムや音楽の表現になれば、
五線という超合理的な記譜方法がありますが、
五線譜に至るまでの導入としても、
演奏の楽しみを最初から体感できます。

フィギャーノートを利用しての毎日。
子供達はドンドン先に進みます。
一番苦労しているのは概念を払拭できない、
五線の読める音楽家たち・・・。

トーンチャイム2013/07/31 23:07

7月22日から全6回に亘る特別支援学級との
音楽交流を目的とした授業が終わりました。

今回の事業の目的は2つでした。
子供たちが学習した楽器の扱いと演奏方法を
お客様に伝えながら、自分達の役立ちを経験する。
特別支援学級を知ってもらい、
活動や日常を理解してもらうオープンスクール。

最終日の今日は、スペシャルイベントで、
いろんな楽器で委員も参加しての、
大合奏でフィナーレ。

6回で延べ60人以上のお客様と一緒の
サマースクールの形でしたが、
毎朝新鮮で純真な彼らの心に触れながら、
楽しくも興味津々な1時間を過ごしました。
2年前にきっかけがあり、昨年は何度も話をして、
今年ようやく事業として成立。
音楽の街-狛江の活動として、
またひとつハードルをクリアした感じです。
しかしながら低予算での新規事業では、
様々な方々の協力が欠かせませんでした。

その中でも快くトーンチャイムを
25本セットで2セットも貸していただいた、
鈴木楽器製作所には心から感謝しています。
この楽器はハンドベルの代替品と思われがちですが、
色々な製品開発の見事さが詰まっています。
ハンドベルは扱いが大変で、
金属部分を錆びさせない為に手袋をしたり、
また美しい音ながら特殊な倍音を発するので、
聴覚過敏の症状を持つ方には難しい楽器。
トーンチャイムはアルミで出来ている筐体の
大きさで音の高さが変りますが、
子供が少々手荒な扱いをしても大丈夫(?)な
シンプル構造です。勿論素手でOK.
発音部分はハンマーになっていて、
奏法はハンドベルに同じです。
音の強さは力加減で調整できますが、
誰でも鳴らすことが出来るのが素晴らしい。
耳に優しくも大変心地の良い音です。

YouTubeなど探すと素晴らしいアンサンブルを
奏でている団体の演奏を見られます。
驚くほど上手い!

そのほかも教材のフィギャーノートで、
協力をしていただいたり、
勿論学校の理解も支えになりました。
先生方、スタッフ、委員、役所の職員、
全ての方々に感謝して、
来年に繋がるようなまとめをしていきます。
本当に有難うございました。
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