花の都 『銀ぱち物語』2006/04/06 23:18

3月29日付の報道に、

銀座の真ん中でミツバチの巣が置かれ、
養蜂が始まった!
手本はパリオペラ座の蜜蜂

との記事が多数ありました。

この話は、「銀座カルチャー火付け人」
首謀者の1人、紙パルプ会館のT氏から昨年伺っていた。
彼には非常にお世話になっていると同時に、
私も銀座文化に貢献している一人でもある。
ほう、なるほど!と感心したのですが、
パリオペラ座のミツバチの話は、音楽家の間でも
よく知られた話です。

そもそも20年程前、
パリ・ガルニエ・オペラ座(旧オペラ座)に、
長年勤めていた小道具係のジャン・ボクトン氏が、
趣味で飼っていたミツバチを、秘密で、
オペラ座の屋根裏に移して飼い始めた。
設置は5箱。
今度は、約3キロ東に行った、
バスティーユ・オペラ座(新オペラ座)の屋根裏にも
巣箱を2箱設置すると、支配人の許可もとったという。

このミツバチの働きようは凄くて、
計約10万匹が集める蜂蜜は年間約200キロ、
オペラ座一階のブティックでも売られ、
マドレーヌ広場のフォーションでも購入できるという。
一瓶、12ユーロー程度(1600円位)

さんざん調べたら、この話のサイト見つけました。
http://www.beekeeping.com/apinature/articles/reines.htm

パリっ子の養蜂趣味は有名で、
150年以上続く養蜂教室もあるという。
パリは都会なので、気温も高め、
蜂の活動期間も長く、収穫量も多いそうな。
そう、「花の都パリ」なのだ。

そして、銀座のハチミツ。
つい3日前、T氏よりメールがあり、
「初収穫し、みんなで味わいました」と。
さらに、次の日、
「銀座で最高のバーテンダーにハチミツカクテルを
作ってもらい最高の酒が飲めました」とも。

なんていう凄い話だろう。
私は感心し、しばし呆然としてしまった。
銀座のど真ん中で、5kg以上のハチミツが採れるのです!
しかもこれ、きちんと調べて、
蜜蜂が11階まで上がってこられるのか?
蜜を吸う皇居からの距離は問題ないか?
など、いくつもの課題をクリアした結果である。

商業目的に非ず、蜜蜂が親善大使になり、
銀座と自然、商業と環境等様々な間を取り持ちながら、
人と人を結び、日本と地球環境を考える機会を
与えてくれるはずです。

蜜蜂とハチミツ。
この関連の催しをしようという話になり、
音楽の話で相談されていますが、
さて、何をやろう!
夢が膨らみすぎてますが、頭の中は、
熊蜂の飛行状態です。

日本も1000年以上前から養蜂が行なわれ、
ハチミツのエネルギー恩恵に与っていますね。
わたしも10年以上ローヤルゼリーを摂取し、
このお陰で生きている気がします。
蜂に恩返しのコンサートを企画したいところです。

マイ桜。
葉桜になり、ピンクと緑が美しい。
数千の花弁は地に落ちて、
また土に還り桜の木に戻るのでしょう。
となりの里桜(八重桜)が蕾を膨らまし、
少しの寝坊に照れた様子もなく、
色の濃い芳醇な花弁がのぞき始めました。

コメント

_ だーしの ― 2006/04/08 22:03

先日はありがとうございました。そのときにもミツバチのお話を伺いましたが、オペラ座の屋根裏で趣味でミツバチを飼うというお話までは伺っていませんでした。小さい命の底力、可能性は大きさには比例しない。私も見習わなければいけませんね。

あ、追伸です。
例のモノ、中古で3000円くらいで入手できそうです。相性もあるのでなかばギャンブルに近いのですが…。どうでしょう?

_ 私 ― 2006/04/09 01:43

だーしの
レイのもの、ゲットしてみて!
e千ならよくない?
たのむわ。 

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_ だーろぐ - 2006/04/08 22:08

先日、だーしのは楽器の恩師、skkbr先生に会ってきました。今年のめいとろの新年
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