つぶやき感謝2011/10/19 22:25

今日も五時起きで出発は、
一路栃木路でした。
当然行き方、乗り換え方は、
ネットで調べるのが習慣ですので、
ギリギリにならないように、
余裕を持って1本早い電車に乗車。
小田急から地下鉄に乗り入れて、
そのままノホホ~んと、
北千住まで向かう予定で、
Twitterを覗いていたら、
フォロウしている方が、
信号機故障で電車が不通を、
1分前につぶやいていた。
丁度乗り合わせたNちゃん(男子)
と相談して、すぐさま代替案。
手前の駅で乗り換えて、
JR経由に変更しました。

我々はお陰で事なきを得て、
ほぼ予定時刻に着きましたが、
知らずに進んだ方々は、
尽く災難にあってしまい、
午前のリハーサルも遅らせて、
対処しました。
タイトな準備になりましたが、
公演は問題なく、
学校の50周年記念公演として、
演奏させていただき、
ゲストの歌手も素晴らしく、
万歳な一日でした。

しかしながらTwitterが無かったら、
私も遅刻していただろうし、
それどころか心も萎えてしまい、
公演も含め精神的に参ったに違いない。
ネットが及ぼす害も話題になるが、
情報によって救われる例の、
典型と感心した日であった。

稽古順調2011/10/21 23:11

このところ来週の公演の稽古が
回数を増して忙しくなっています。
オペラ関係の稽古は、
コンサートのリハーサルとは
比べ物にならないほどの回数。
コンサートが1~3回のリハに対し、
舞台モノは5回~2ヶ月と、
いきなりド~ンと比重があがります。
この忙しい秋のシーズン中に、
この稽古を組むのは難儀この上なく、
出演者の調整は毎回制作さんの悩み。
リハーサルしても稼ぎあがらないので、
当然生活のための仕事、
コンサートの仕事も請けたいので、
調整が大変なのは仕方ないところ。
あとは各出演者の考え方と、
責任感で乗り越えていきます。
稽古に来られない時に、
過去稽古の復習や次稽古の準備を
怠ると大変なのですが、
忙しく合理的に出来る人は、
この辺のフォローもしっかりやります。
ま、しかしスタッフは気が気ではなく、
皆の顔が揃わないと心配も増えるのです。

来週になると実際に公演する舞台で、
稽古が進められるので、
これまでの狭いスタジオから、
気持も開放されます。
皆さんの集中力に期待したい。

私は指揮者(の役ではなく)
として居ればいいのですが、
劇中で一言挟んだり、
はやりいろいろと可笑しな事に、
なるのはいつもの定番なのです。
27日夜公演、28日昼公演。
珍しい英国喜歌劇の公演です。

めいとろ完了2011/10/22 23:46

春先から準備を始めた演奏会。
“めいとろ”が終わりました。
3.0数名の出演者の皆さん
お疲れ様でした!
3ヶ月も準備した練習も、
2時間の結果はあっという間でした。
全ての学生、OBの皆さん、
それぞれが特別な思いを抱いて
臨んだ演奏会でしたが、
実力とか結果ではなくて、
全てを出し切る事ができました。
こういう事は長い人生の中でも、
なかなかないものです。
私も楽しませていただきました、
皆さん本当にありがとう。
そして足を運んでくださった
お客様に感謝しております。

芝浦→大塚2011/10/23 23:01

演奏会というものには、
必ず宴席というものが付いてきます。
俗には打ち上げとも称しますが、
互いに労いながら振り返り、
反省したり讃えあったり、
話は一向に尽きない時間です。
中には無駄な時間と思われる方も
いらっしゃるかも知れませんが、
これはこれで大事な時間と思う。
憑き物を落とすというか、
次へ進化するための境目とするか、
そんなことかもしれません。

前日の演奏会が余りにも楽しく、
朝まで飲み語りながら、
いや少しは騒ぎながら、
でも少し寝てしまったりしながら、
朝まで過ごすも、
午後から今日もリハーサル。

12月の演奏会の2回目。
アマチュアの皆さんは回数を積み、
よい部分を繰り返しながら、
体に沁みこませます。
毎回の課題を何処までクリアし
何を宿題に残すかが大切なのです。
全てを詰め込んでも、
こぼれてしまう量もあるので、
これは無駄にしてしまう。
重ねて重ねて積み上げます。
弦楽アンサンブルでは、
管楽器の音もましてや言葉も無いので、
純粋な發弦力のみの会話です。
これは楽しいものなのです。
今日も充実した楽しい日でした。

そして駆け足で本拠地に向かう。
稽古場の最終稽古の日でした。
木曜日の公演まであと少し、
明日から劇場入りして稽古。
そんなことなかなか出来ないので、
期待をしながらも、
体力温存のバランスを考えます。
フィーナーレの合唱部分の声が揃うと、
公演の幕が上がる匂いがしてきます。
舞ったホコリが照明に焼かれる匂い。
そんな日もすぐです。
<軍艦ピナフォア>
27日、28日が公演です。

町屋12011/10/24 23:09

本日から劇場での稽古です。
町屋の駅前は下町風情ながら、
駅直結の駅ビル上階ホールは、
便利この上ないです。
特上なホールではなくとも、
こういうモノを建設させた決定力に
感心させられます。

2ヶ月小さなスタジオに篭って
稽古三昧の日々でしたが、
脱出して大きな空間へ。
ストレス溜まるぐらい人口密度が
高かったスタジオなので、
皆さん広くて嬉しそうです。
でもこの3日間が勝負ですから、
みっちり稽古。
しかしシングルキャストですから、
歌手にとっては、
体調と喉のケアも最優先課題です。

喜歌劇、オペレッタの類は、
台詞の量がハンパ無いですから、
慣れていない方は調子を崩し易いです。
歌うときと芝居の時の準備が違い、
台詞で負担を強いることもあるのです。
そんな事も心配しながらでしたが、
皆さん自分のペースでやって欲しい。
公演の日が良くないと台無しに
なってしまいますから。
集中力と休息のスイッチが大切。

相変わらず私は真ん中に居ません。
指揮者はセンターと思う方も多いですが、
あれほど邪魔な存在も無いものです。
要らなくて出来るならそれがいい。
歌と楽器のアンサンブルが基本ですし、
私は保険でありビタミン剤のような存在。
それでよいのです。
譜面台越しに稽古を眺めつつ、
お客さんの反応も見られる、
こういう斜めの位置は悪くないのです。

移動して夜は学生オケの指導。
来月被災地にボランティアに行きたく、
その企画を皆と詰めています。
こういう事も大切な人生活動。

町屋22011/10/25 23:36

連日の稽古は今日で終了。
明日がゲネプロ、そして2日間公演。
町屋の駅前の雰囲気にも
体は慣れてまいりましたし、
都電が通る風景は大塚も同じ。
空気が繋がっている感じがいたします。

稽古後に土曜日に駆けつける
披露宴の余興打合せ・・・。
私が歌うのかな、やっぱり・・・。
これはまずいぞ、新たな試練じゃ。

さて、明日も頑張るぞい。

町屋32011/10/26 23:44

そしてゲネプロが終了でした。
いろいろ直前まで調整しながら、
最善をつくします。
特に芝居の部分は答えのない
やればやるほど切りがない楽しさ、
難しさもありますので、
本番でも私は楽しんでしまいます。

セットも組みあがり、
照明も仕込まれてのゲネプロは、
小さな劇場であっても、
やはり心躍るものです。
本番前なので、
このくらいの舞台写真しか
載せられませんですが、
セイラーズの3名です!

浅草オペラ「軍艦ピナフォア」
明日の公演は19時から~
町屋駅上のムーブ町屋です。
多くのお客様に来ていただける事を
期待いたします。

町屋42011/10/27 23:30

初日終演しました。
前後半で2時間の演目は、
オペラとしては短いですが、
大衆的なアプローチや音楽と台詞の
バランスを考えると、
具合が良い上演時間と思いました。
「オペラとは難しい」
などと思っていた方、
初めて観る学生などは、
このようなスタンスで客席に
向かう出演者の姿は、
予想とは違ったようで、
してやったり、の感想です。

心配など無かったのですが、
幕が開くまでは、いや終演まで、
なにが起こるか判らないのが生モノ。
しかしながら稽古を積んだ方々は、
舞台を自分の家のように味方に付け、
それぞれのキャラクターを生かして
真面目に楽しんでいました。

今日は2日目にして千秋楽。
長くて短いオペラの創作では、
楽しくてすこし切ない日です。
皆さんの好演に期待し、
私も精一杯の音楽を心します。

写真は衣装を着用した私と、
最大級の信頼を寄せるピアニストの
江上菜々子さん。
この衣装で演奏しているです!

町屋52011/10/28 23:25

軍艦ピナフォア終演いたしました。
沢山の方々にご来場頂き、
心より感謝いたします。
また9名の出演者、
多くの信頼おけるスタッフにも
重ねて感謝しております。
今回は役者の山本健翔さんが
海軍大臣の役で居てくださったので、
喜劇としての楽しさや、
芝居の深さを更に色づけして下さり、
歌手や私まで大変勉強になりました。
理論と実践による舞台上での存在は
やはり大きく重要なものでした。
しかも彼は歌も上手いし、
このような舞台には最高の方、
恐れ入りました。
またご一緒したいと心より思います。

2回の公演で終わってしまうのが、
もったいないのですが、
ここで線を引いて、
またみなそれぞれに散っていくのが、
潔い舞台人の日常と感じます。

いつ来るか判りませんが、
次にピナフォアを公演するときには、
オケを入れての大きな上演に
発展すれば理想と思います。
他ではあまり公演されない
ギルバート&サリヴァンを
発掘していくのは面白いものです。
他の演目でも良いものだと、
画策していこうとも思います。

打ち上げの会場三忠さんにも
大変お世話になりました。
美味しい食事と会話は、
笑顔と労いの楽しい場となりました。

皆さん本当にお疲れ様でした!

再会2011/10/30 23:22

12月に公演の音名オーケストラの
リハーサルが進んでいます。
昨年発足の弦楽アンサンブルながら、
大志は高く名称はオケ。
音名は“オトナ”と呼びます。
メンバーはオトナばかり、
何がオトナででは誰がコドモか、
よく判りませんが、
個々を尊重しながら大人同士の
真摯な演奏を目指していますね。
古い作品から、新しいものまで、
充実したプログラムが並んでいます。

メンバーの中に、
高校の2年下の後輩が弾いています。
20数年ぶりに再会でしたが、
元気であること、
素晴らしい音楽を演奏することで、
過ごしてきた時間の違いを感じるも、
ご一緒するのは大変嬉しい。
もうひとつ素晴らしいこと。
彼女は全盲でありながら、
他の方と同じスタンスで演奏します。
しかもソリストとしても弾きます。
音楽大学に通いましたが、
全ての苦労は想像に易しく、
そして尊敬に値するばかり。
決して簡単ではない曲ばかりながら、
全て頭に入れてくる準備は、
大抵の方は真似できない努力。
私も自分が恥ずかしくなるくらい。

今日は練習後に食事して、
お酒をいただきながら、
自己紹介のはなし、懐かしい話。
こうして彼らとの間が埋まり、
信頼関係に変化していくのが、
楽しいことでもあります。
あと何回もない練習を有意義に、
そして沢山の方に聴いて頂きたい!
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