ラディックな日2007/10/21 23:02

毎日に稽古で怒涛のような日々が過ぎていきます。
それに付け加えるように、次の仕事の準備、
また様々な処理に加え、事務仕事も伴うものです。

朝から11月10日に公演のオケのリハーサル。
私がリハーサルできるのはあと2回とがんばるも、
練習場所の暑さと、空気の悪さで、
演奏しているみんなの目もうつろになって来ますし、
立って振っている自分は少し高いところに居るので、
尚更の如くの呼吸困難に、狼狽しながら3時間・・・。
例年になく忙しくなってしまっているこの秋なので、
私の予定にオケ側が合わせて頂いたので、
場所の確保もままならず、と言うわけで、スイマセン・・・。
しかし、あと1回・・最善を尽くす事しか、
音楽家の私にはできませんので、がんばりましょう。

神田の街を走りぬけ、新宿へ向かい、
既に自転車に飛び乗る位身近な「スパーあずさ」へ。

松本の空が青い。
気温も少し下がってきたので、空気も良く、
東京との差を感じるが、良く考えてみれば、
午前中の練習室の環境が悪かったので雲泥の差。
北アルプスを望む風景も美しく、山の頂はうっすらと白い。
深呼吸・・と言う時間もなく、練習場所へ。

いつものオケ練習の前に、
室内楽の指導がをする約束になっていたので、
迎えに来てくださるH氏の案内で、こちらに向かう。
ベートーベンの管楽八重奏を聴いたのがいつ振りか、
既に忘却の彼方だったのだが、
Op.103のこの曲は、確か弦楽五重奏に改作されて、
あまり演奏される機会もないのでしょうが、
初期作品と比べでもお茶目なベートーベンで、
いや、とても素晴らしい曲ですわ。
午前もベートーベンを2曲やっていたので、
改めて彼の「構造美」を認識です。
良く練習していて感心しましたし、
皆さんとても演奏が上手いのです。いや本当です。

バタバタと移動して、夜の練習へ向かいます。
11月11日公演の「こうもり」の合唱合わせの2回目です。
もう何度となくやっている「こうもり」ですし、
東京だけでなく、あちらこちらの「こうもり」上演の合唱を
聴かせて頂いていますが、皆さん本当に真摯に向かい、
オペレッタの枠を超えた芸術に仕上がっております。
難しいのですが、演じながらこの実力を発揮すれば、
素晴らしいものになるでしょうね。間違えなし!
とはいえ、副指揮の私は公演は聴けないと思うのですが、
大成功!!の舞台が見えてまいりました。

がんばりましょう、皆さん。
オケでも合唱でも、練習量に勝るものなし!と、
強く感じた一日でした。
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