またひとつの公演2005/09/17 10:23


今日、明日と、公演日です。
オペレッタ「ピグマリオン」
ギリシャの彫刻の神、ピグマリオンの伝説に基づいたオペレッタ、
「美しきガラテア」ですね。

昨年は能楽堂で公演し、
能舞のデモンストレーションも入れて、
ギリシャ音楽による書下ろしも初演しました。
今回の公演は能楽堂を洋舞台用に作り直した、
Ver.です。

自分の理想の女性を彫り上げる為、
2年の歳月を費やしたピグマリオンでしたが、
創り上げてみると、ガラテアは自由奔放、
ピグマリオンの理想とはかけ離れていき、
仕舞いには、弟子のガニマートに奪われます。
バーナード・ショー原作のこの話は、
映画や舞台作品になりやすく、男性と女性の価値観、
理想や現実の狭間に垣間見る男のはかなさや、あざとさが、
物語の中心にもなりますね。

しかし、世の中の男性は、自分にはない才能をもった女性に、
憧れるものです。しかし、現実はやるせないものです。
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