郷愁の遠州 ― 2017/12/13 23:02
現代邦楽チームでの
学校巡回公演も最終コーナー、
遠州での二日間。

いきなりのこんな写真では
なんだか解らないでしょうが、
ここは浜松、静岡県です。
母の郷里、というのか、
私のひとつの原風景でもあります。
仲の良い従姉妹がいましたので、
小さな頃より長期休みになれば
親戚である家に遊びに行くのが楽しみでした。
何十回言ったかわからない場所、家です。

すぐ近所の邸宅はもう引っ越していますが、
最初に住んでいた、この辺は
私のまさしく原風景なのです。
人も空気も、言葉も笑顔も、
全てはこの風景の中に収まり、
幼き夏の思い出も、冬の愉しみも
こんな素朴な町の姿の思い出・・・。
でもさすがに40年以上経って、
閉鎖されたアパートや、
様変わりした家々などを目の前にすると
時の流れを感じます。
それでも
脳裏に焼きつく風景を思い出し、
その頃の楽しかった無邪気に心踊りました。

従姉妹夫妻も隣町から来てくださり、
公演を見てくれました。
嬉しかった!
さて、今年の20回の公演が終わりました。
なんとか達成しましたが、
小・中学生の子供たちの心に
何か響いたのか・・・
楽器紹介から前説、終わりの言葉まで
全て喋っているわたしは、
音楽を壊さないつもりでやっていますが、
それが果たして上手くいっているのか
毎日毎回の反省ばかりでもあります。
邦楽と楽器、日本の日常と音楽、、、
こんなことを考えるきっかけになってくれれば
本当にありがたい。
芸術としての洋楽も、
西洋スタイルの現代なら
なおさら毎日の日常でしょう。
それはそれが素敵なのです。
今や逆転でしょうが、
そこにもたらす日本にしかない
アイデンティティーを感じてくれれば
本当に嬉しいものです。
学校関係者の方々、演奏家の皆さん、
支えてくださったスタッフのみんな、
本当にありがとう。
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