春スキー2015/05/05 23:36

毎年恒例といいながら、
約30年間もGWは仕事である。
土日など皆無の音楽演奏家は
私のカテゴリーではサービス業だし、
その方が精神衛生的にも安心であります。

春スキーなどという行動は、
地球規模の温暖化の影響もあり
年々可能な場所が少なくなるでしょうが、
どっこい標高2000m以上になれば、
GWでも可能な場所が結構あるのですね。
訪れている引率、、いや指導の合宿所、
元々はスキー宿のホテルです。
すぐ横がゲレンデなので覗いてみると
地表の草が30%ほど顔を出すほど
残雪は多くなくても、
好きな方々はスキー、スノボを
軽快に滑らしながら楽しんでいます。

元々春の合宿は別所でやっていたのです。
スキー宿の多くは夏の客足が無いので
団体の合宿に貸しながら冬を待ちます。
場所によってはGWも春スキーが可能で
以前の商売相手はスキー客でしたが、
温暖化で雪も少なく、
宿泊客事情が変わって来たと言う事です。

どこの宿とか固有名称は書きませんが、
30年前初めて訪れた時既に
ベテラン館内の雰囲気がホテルには漂い、
学生の私は盛況さに驚きましたが、
それから30年同じ場所に来ていると、
流石に老朽した部分が多く、
学生の仕切りで文句は最小限ですが、
ちょっと物言いしたい事も多くなります。

とは言いながら、
2011年のGWの合宿が震災で中止に
なった事を考えると、
音楽と真摯に向き合いながら、
ひたすら(強調!)真面目に過ごす
彼らと一緒に訪れられる日常に
安心と喜びも感じるものなのです。
火山活動の活発なニュースを聞いて、
地球に生きる人間の無力さを感じますが
今年も楽しく真面目なGWでした。

大胡弓2015/05/07 23:14

13日コンサートの
同級生達とのリハーサルの2回目。
リハーサルはもっとやりたい部分もあれど
時間に限りもあり、
なかなか全部は出来ないものです。

和洋の楽器が集まっての演奏は
音楽的にも新鮮な響きが面白く、
そして何より見た目が楽しいです。
邦楽でも普段目にするのは
箏、三味線、尺八という所謂三曲ですが、
今回は胡弓がありさらに大胡弓もある。
胡弓と大胡弓・・・
“大”胡弓ってあまり聞かないと思いますが
どのくらいデカイかというと、
まぁ、ビールの中ジョッキと大ジョッキ。
(解りやすいつもりですが)

邦楽器から更に遡り、
雅楽の楽器である篳篥も入ります。
正面のオーボエとの掛け合いがあったり、
邦楽とは違う更に一味足したエッセンス。
とても楽しいと思います。

リハーサルの後は反省会。
学生の頃から変らない乾いた喉を
潤しながら昔話にも花が咲きます。

準備も大詰めですが、
よい公演にしたいと思います。

ギブ2015/05/09 23:42

相変わらず、週末の空いている日は、
地元の所属チームにて野球。
最長老は変らずですが、
若者(でもなくなってきた来たが)に
入れて頂き楽しんでいます。

同じスポーツでも使う筋肉が違うので、
ジムに通い自転車を愛していても、
ボールを投げ横にも走り、
バットを力強く振る野球は、
また違う難しさと辛さがあります・・・。

明日も連戦で実は大事な試合なので、
今日は調整+エース温存試合でした。

で、そういうときに私も時々、
投手起用で投げる事があります。
が、今日はダメダメ・・・
先発起用でしたが、
10球でギブアップ・・・。

仕事優先で怪我は避けたいので、
肩や肘と言えでも無理は出来ない。
ですが、、、おっかしいなぁ。
ウォームアップしているときは、
張りも痛みも二日酔いも無く、
良い感じでプレイボールしたのです。
人より高い処に立つのは慣れているので、
マウンドで上がる事も殆ど無い。

まぁそういう日もあるということで、
鍛え直しです・・・。
1ヒット1盗塁があるので、
凹むまでには至らないのですが。
良く寝ましょう。

終演TARAT2015/05/13 23:18

TARAT1983東北支援チャリティ
スペシャルコンサート
無事に終演いたしました。

洋楽から邦楽、また合奏と盛り沢山。
長時間の演奏にも関わらず、
最後まで満員に近いお客様に喜ばれ
とても嬉しい次第です。

舞台転換も含めカツカツのスケジュール。
朝の仕込から調律とリハーサル、
そして本番に至るまで、
12時間のタイムキーパーでした。
ブツブツ言うだけなら焦りますが、
自分で司会しながらの調整も含め、
何とか時間調整しながら無事に終わり、
ホッとしています。

同級生だけというやり易さの反面、
気をつけないと互いに甘くなりがちですが、
そこは皆さん気を引き締めて、
公演の持ち回りをカッチリと抑えて、
こなしてくれました。

入学から30年が経過した仲間が、
同じ舞台で学生時分のおさらい会の様に
肩を並べ順番に演奏しても、
それぞれのジャンルに精通しながら活躍し、
自信に満ち溢れながら演奏する姿。
リハーサルを聴きながら、
とても感慨深く感じ入りました。
時分自身の刺激にると同時に、
これまで30年間お世話になりながら、
大きくしてもらったお礼を返しながら、
あと30年間頑張る折り返しだと思いました。

同級生の胸に去来したものは
それぞれ違うのでしょうが、
独りよがりではない表現を
個人と皆と出来た気がいたします。

これからも東北の支援ばかりではなく、
文化藝術の力を借りながら
応援していこうと思います。
沢山の御来場、そして手伝いに回ってくれた、
多数の協力者の皆様に深くお礼申し上げます。

一筆箋2015/05/18 22:06

別段用事がなくても歩きたい街があります。
誰でもそうかもしれませんね、銀座です。

でも昨今は風景が違ってきました。

東アジアの外国人の多さに圧倒されます。
観光立国を目指すそうですから、
観光に来てもらわないといけないですし、
円高で日本人も様々輸入したように、
円安傾向で来日しやすいのですね。
“TAX FREE”と書いた看板を掲げて、
呼び込む方々も居て、
家電を扱う店の前は大騒ぎの中央通。

私は喧騒を避けるように人を掻い潜り、
歩道をエースストライカーの如く
早足で右に左にとかわして行きます。

いくつも行きつけがあるのですが、
鳩居堂はどうしても覗きたくなります。
文房具は伊東屋という向きもありますが、
私はやはり4丁目鳩居堂。
お目当てはいろいろありますが、
一筆箋を買うのが趣味のようなもの。
便利な道具です一筆箋というのは。

そもそも丁寧に手紙に認めなければ
いけないのが礼儀たるものでしょうが、
なかなかすべてそうもいかないため、
略してご免が通常の現代です。
電話にメール、はたまたSNSやLINE、
無礼と判りながら略してしまうのが、
現代の進化という文化の退化です。

一筆箋はお礼状ではなく、
むしろ単なる略式メモ帳なのですが、
演奏会チケットなどのやり取りを
封書でする事が多く私達には、
大変ありがたい紙システムです。
簡単な挨拶に用件を足して〆るだけで、
なんとなく非礼ではない気がするのです。

そして季節の一筆箋など利用すると
手書きのメモ帳を利用した最低限の礼儀なれど、
ほんの少しの気遣いで送付者を勝手に
ホッとさせる事ができるわけです。
自己満足の言い訳センスですが、
ちょっと楽しいオッサンの趣味です。
これで字が達筆でしたら、
申し分ないのでしょうが・・・。

渋谷の渋2015/05/19 20:53

渋谷に用事があり出掛けました。

坂と雑踏、近年は鉄道事情の複雑さで、
信号待ちで疲労する街になってしまい、
仕事でもないと行かないのです。
自分で寄る時も駅から数分の路地裏、
馴染みの古いカウンターで肘ついて
杯を傾ける事くらいしか興味が無いかな。

用事を済ませたら少し時間が余り、
天気も気分もよく歩いてみました。

昭和の頃は・・・
十代の頃は頻繁に通ったので、
古い町並みは良く知っています。
その中でも百軒飲食街の中にある店、
確認作業で時折行くのですが、
歴史的建造物であり庶民の文化価値偶像の
名曲喫茶「ライオン」は残して欲しい。
勿論まだあるのは解っていますが、
このところ数年間は外から目視で安心し
店内に入ったのは5年ぶりほど。
戸を押した途端の店内の昭和匂から
こぼれ射る窓からの薄位さの明度、
床の軋みから小声での注文まで、
なにからなにまでそのままでした。

それにホッとするのです。

2階の中央は吹き抜けに積み上げられた
スピーカーの正面として特等席ですが、
そんなミーハー席は避けて、
下手少し下がった席にそっと座りました。
そっと座らないとギシギシと音を立て、
また壊れてしまいそうな椅子だから。

ホルスト「惑星」がLPでかかっていました。
昔はもっと良い音がしていた気もするが、
今や昔の最新アメリカオーディオ価値より、
古い場所で懐かしいものを聴くと言う事が、
ノスタルジックな左脳の大掃除みたいなもの。
数百回聴いた曲でも、
初めて聴いた中学生の頃を思い出すものです。

名曲喫茶たって特別な料金ではない。
アイスコーヒー570円で何時間、何曲聴いても
値段は一緒なのですから、
プラスティックカップを持ちながら右往左往の
後客の視線でコーヒーがまずくなる、
某シアトル的売れ筋カフェー店のシートより、
数段居心地はいいのです。

とは言え読みかけの本を読み終えると、
2006年に認定取り消しの冥王星を書かなくて、
ホルストもこの曲は結果的に本当に良かったと、
余計な事まで思いながら海王星まで聴き終り、
惑星に満足しながらそそくさと席を立ちました。

外に出て店の裏側に回ると、
きちんと裏の入り口も健在で、
またもやホッとするものです。
知っている処が無くなるって言うのは、
誰だって寂しいものじゃないですか。
だから時々ここを確認すると、
そう渋谷も嫌ではなくなるのです。

写真1枚だけ撮った事にしましょう。
こんなに素晴らしいのですが、
店内撮影禁止です。
多分スマホでカッシャンカッシャンという
音が音楽喫茶には邪魔なデジタル音だから。

対応2015/05/22 13:49

昨日久しぶりに銀座を歩き、
数分で2件の行きつけを冷やかしました。
アジア人の多さに驚いたのは書きましたが、
お店の対応も凄いものなのですね。
考えて見れば中国語を話す銀座の店主なんて
今までは考えられなかったでしょうから、
観光客の推移で対応を迫られるのでしょう。

鳩居堂に寄り気に入ったモノを買い、
次の目当ては数件先の銀座菊水。
そこは喫煙具と煙草専門の老舗なのですが、
私は葉巻とパイプしか吸わないため、
購入できる店を確保しているわけです。
東京の何処で手に入るかを覚えていて、
新宿なら○○、銀座なら○○、
あるときは下北でどうしようとか、
錦糸町だったら此処に行けばどうにか、、、
東京に限らず横浜であってもそう、
千葉でも一応知識はいれてあります。
大坂でも福岡でも、、、四国、、困難。
強迫観念のような無駄なメモリ使用です。

パイプ葉購入のために銀座菊水に寄りましたが、
なんとなく何を買うかは決めているものです。
50種ほど並んだパイプ葉を前にすると、
目で追いながら新製品など見つけて、
買うまいか考え込んだりするものですが、
結局予定通りの葉をお願いするものです。

目の前のお姉さんに「Dunhillの○○」と
言いながら取ってもらおうとすると、
Dunhillでも別所にある銘柄を手にしたので、
「それじゃなくて3つ右の・・・」
と言うと慌てて所望品と交換しました。
「すいません、、」と謝られたのですが、
その女性も中国の店員さんでした。

なるほど。
マニアックな喫煙具専門店の老舗でも、
国外言葉に対応する時代なのかと
感心と心配も同時にしてしまいました。

そうなると・・・
あの老舗の呉服屋はどうするのだろう?
日本のものが欲しい外国人が来る事は
想定しているだろうが、
昨今来日者が多い東南アジアの国含め
各国対応までしているのかなど、
気になる銀座の老舗がワンサカ頭に浮かぶ。

ううむ、大変な時代だな。
数年前は電化製品を中心に買っていた方々も、
円安に複数回の来日となり、
今や炊飯器の説明だけでは足りぬのである。

東アジア観光客のマナー騒ぎ立て、
ほんの少しのミス場面を突く様に、
取り沙汰して悪く言うマスコミもあります。
自国に自惚れ鼻が高きゃ、
観光できている休暇中の方々が鼻に付き、
ちょいと見下す輩もいるでしょうが、
一昔前の日本人なんてみんな海外でそうでした。
振り返ってみれば欧米への旅行中に
忘れ去りたい赤面するシーンがあったり、
気がつかずにマナー違反なんて事も
日本人でも多々あったはずですね。

そう考えると、
ここ数年の東アジア旅行者の方々は、
雰囲気も態度も服装も、
道端での会話から仕草も、
列の並び方から普段の表情に至るまで、
穏やか穏便だと思うのですがね。

たまに銀座に出てみると、
こんな事が面白いものです。

誕生日2015/05/24 23:43

誕生日を迎えまして、
子供の誕生日週間以上に
様々な方々にお祝いをして頂きました。
心よりお礼申し上げます。

仕事上のお付き合いが多いのですが、
昨今は<SNS>という
ソーシャルネットワークサービスが
インターネット上の主流です。
一昔前の怪しい匿名参加のSNSとは違い
名前、プロフィールなど明かした上で、
お互いの毎日に共感、報告をする
言わば相互通行のブログです。
誕生日を秘密にもできるのですが、
大抵は年は明かさなくても、
日付は明かすものですね。
こうなるといろいろな情報の中に、
「○○さんが誕生日です」と通知され
「おめでとう!」の書き込みがされたり
「イイね」とボタン押したりするので、
関係している関係の互いの誕生日を
祝ったり祝われたりするのです。

コソバユイ、返信が面倒くさいからと、
避ける向きもあるでしょうが、
私は歓迎です。

この数年SNSのお祝いシステムが
日常化したせいなのか、
リアル誕生お祝いも充実している気がします。
例えばSNSで誕生日と知って、
その日に会った時に一声掛ける。
普通の事に思えますが、
以前は他人の誕生日など知らずに、
本人の口から聞いて初めて知ったり、
よもや知らずにやり過ごしてしまったり。
こんなことが普通なのに、
「おめでとう」の声掛けも多くなり、
流れからお祝いを設けてくれたり、
この影響は確実にSNSですね。

私が感じるのですから、
若い方々のお祝いイベントも、
活気があってきっと景気も良いはず。
年取るのは悪いことではないと、
男女問わず思うものです。

などと言う分析は言いのですが、
とても嬉しいものです。
皆さんにお祝いして頂き恐縮もしています。
良い年になっているので
鼻息の荒い事は言えませんが、
毎年丁度半年過ぎる頃なので、
元旦の計を確認しながら、
身を引き締めたりしています。

30年来の友達が祝ってくれた日の
写真でありますが、
おバカ丸出しの雰囲気のつもりが、
「変らずとっても“らしい”ね」と、
お褒め頂いたので、
調子に乗って載せておきます。
本当に皆さんありがとうございます。

都内走2015/05/27 23:29

天気も快晴で思考気温30度。
これ以上暑くなると自転車は辛い。
ので、都内を激走する再考の日和。

自宅から新宿まで18キロほど。
でも渋谷方面から入り用事を済ませて、
新宿に移動。
ここで楽器屋さんに寄って用事を済ませる。
汗だく・・・
なので、東新宿のジムに寄り、
(私はどこでも入れる種類の会員)
500m泳いでからゆっくりお風呂。
最高の気分で休憩と昼食。
しかしこれでは終わらない。

池袋に寄ってから
上野方面の打合せに行ってさらに
大塚のスタジオに向かう。
さらに汗だくでお着替え・・・。

一仕事してから夕方に自宅に向け出発。
20キロ激走・・・。
〆て55キロの旅です。
普段の多摩川沿いでしたら、
50キロなんて大した話では無いのですが、
都内ってとっても坂が多く、
気がつくと脚力を使っていて、
結果的にとても疲れたのです。

でも爽快な気分。
自転車最高!

徳島20152015/05/28 23:31

毎年のようにお世話になっている
徳島に行ってきました。
12月公演の打合せなのですが、
早々と行って参りました。

昨年もなんども訪ねました。
夏には阿波踊りにも行って、
様々勉強をさせて貰いながら、
公演に向けた企画を成就させるために
じっくり準備をしながら参りました。

今年も大きな枠組みは同じなのですが、
表現や目的も刷新して内容も検討です。
勿論東京で考えて、先方も思考して、
メールなどでやりとりをした後、
実際にお会いして会議の形です。

不思議なもので、
東京で考えているとアイデアや
企画案が底を突くものも、
徳島に降りて道を歩き人を眺めたり、
空気を吸って太陽を感じていると、
様々な迷いも無くなりスッと答が出ます。
打合せでも両者の思惑が一致しながら
なかなかよい方向に進むのです。
現場至上主義っていうものは、
必要なのですね。

最近気に入って泊まるホテルですが、
なぜかこのアヒルが置いてあり、
宿泊客みな湯船に浮かせるのかと思うと、
「ノセられるものか!」と思いながら、
気がつくとポッちゃんと投げています・・・。
良い場所だ徳島。
カウンター