謹賀新年2015 ― 2015/01/01 23:16
あけましておめでとうございます。
1年の速さにビックリするのは、
もう昔の事でして、
最近では新年が去年の新年か今年か、
もうどっちでも良くなりつつあります。
とは言いいながら、
毎年様々な方々に助けを借りながら、
仕事をさせて頂いているので、
思い起こせば様々な事が毎年あるものです。
昨年で区切りがついたものがあれば、
今年から新たに始まる事もあります。
新年の抱負というほど大胆な事を
申すわけではないですが、
3つ鍛えようと思っております。
1つは身体。
昨年は自己に任せながら勝手に
運動をするのみでしたが、
今年はしっかり鍛えていこうと思います。
五十路の身体なれど、
何度繰り返しても壊れない
強い身体も生まれるのではないかと
期待もしながら思う次第です。
2つ目は心
年を重ねると面白いように、
日本人の昔に興味が沸いて来ます。
自分が生きて来た延長である過去を
知りたくなるものなのか、
知らない事が恥ずかしい事という事に
気づかされたからでしょうか。
心を知ると内臓から強靭になれるかも
知れませんので、鍛えます。
3つ目は技
新しい事に挑戦するのではなく、
今まであったこと、やって来たこと、
重ねたことに繰り返した事。
そんな事を見つめ直していけば、
自ずから心と身体が鍛え上げられるという
気もするのであります。
丁寧に思い起こしては振り返り、
丹念に繰り返しの修行であります。
周囲の方々に感謝をしながら、
毎日を進みます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
1年の速さにビックリするのは、
もう昔の事でして、
最近では新年が去年の新年か今年か、
もうどっちでも良くなりつつあります。
とは言いいながら、
毎年様々な方々に助けを借りながら、
仕事をさせて頂いているので、
思い起こせば様々な事が毎年あるものです。
昨年で区切りがついたものがあれば、
今年から新たに始まる事もあります。
新年の抱負というほど大胆な事を
申すわけではないですが、
3つ鍛えようと思っております。
1つは身体。
昨年は自己に任せながら勝手に
運動をするのみでしたが、
今年はしっかり鍛えていこうと思います。
五十路の身体なれど、
何度繰り返しても壊れない
強い身体も生まれるのではないかと
期待もしながら思う次第です。
2つ目は心
年を重ねると面白いように、
日本人の昔に興味が沸いて来ます。
自分が生きて来た延長である過去を
知りたくなるものなのか、
知らない事が恥ずかしい事という事に
気づかされたからでしょうか。
心を知ると内臓から強靭になれるかも
知れませんので、鍛えます。
3つ目は技
新しい事に挑戦するのではなく、
今まであったこと、やって来たこと、
重ねたことに繰り返した事。
そんな事を見つめ直していけば、
自ずから心と身体が鍛え上げられるという
気もするのであります。
丁寧に思い起こしては振り返り、
丹念に繰り返しの修行であります。
周囲の方々に感謝をしながら、
毎日を進みます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
テニス ― 2015/01/03 23:27

毎年、お正月は穏やかで、
洋楽者の私は演奏にも縁遠いものです。
これが邦楽の奏者となると、
少なくとも3日間は大変な忙しさで、
あちこちに掛け持ちしながら、
皆さん演奏の旬を迎えます。
それはそれで大事な事ですね。
3日目はもう片方の親戚で集まり、
毎年テニスと新年会となっています。
無くなった義父もそうでしたが、
テニス好きの方が多く、
3世代に亘ってテニスをする家もあり、
このテニス大会は腕の見せ所です。
とは良いながらダブルスであり、
常にランダムな組み合わせとなるので、
上手い人が必ず優勝できるとも限らず、
和気藹々と楽しく参加する会なのです。
我が家は今年が幹事であり、
テニス大会の仕切りと夜の新年会も
手際よく進行させねばなりません。
私、テニスが上手いわけではなく、
そのそも年に何回もやらないので、
上手くなるわけも無いのですが、
年末になはオートテニスに出かけて、
にわかテニス仕込みをいたします。
それでも楽しくやらせて頂けるのですから
あり難い会なのです。
19人の参加で私は6位の成績。
皆が下手なのではなく、
私のたまたま組み合わせが良く、
ペアに恵まれたのでしょうね。
夜は30人近い人が集まっての新年会。
お料理を持ち寄りながら、
楽しく飲んで食べて喋って、
そして表彰式やビンゴ大会。
酩酊状態で家に戻るのも毎年です。
洋楽者の私は演奏にも縁遠いものです。
これが邦楽の奏者となると、
少なくとも3日間は大変な忙しさで、
あちこちに掛け持ちしながら、
皆さん演奏の旬を迎えます。
それはそれで大事な事ですね。
3日目はもう片方の親戚で集まり、
毎年テニスと新年会となっています。
無くなった義父もそうでしたが、
テニス好きの方が多く、
3世代に亘ってテニスをする家もあり、
このテニス大会は腕の見せ所です。
とは良いながらダブルスであり、
常にランダムな組み合わせとなるので、
上手い人が必ず優勝できるとも限らず、
和気藹々と楽しく参加する会なのです。
我が家は今年が幹事であり、
テニス大会の仕切りと夜の新年会も
手際よく進行させねばなりません。
私、テニスが上手いわけではなく、
そのそも年に何回もやらないので、
上手くなるわけも無いのですが、
年末になはオートテニスに出かけて、
にわかテニス仕込みをいたします。
それでも楽しくやらせて頂けるのですから
あり難い会なのです。
19人の参加で私は6位の成績。
皆が下手なのではなく、
私のたまたま組み合わせが良く、
ペアに恵まれたのでしょうね。
夜は30人近い人が集まっての新年会。
お料理を持ち寄りながら、
楽しく飲んで食べて喋って、
そして表彰式やビンゴ大会。
酩酊状態で家に戻るのも毎年です。
最新鋭コピー機 ― 2015/01/08 23:44
私は大量コピーをする機会が多く、
コピーの値段には敏感なのですが、
昨年から大手のKinko’sが値下げをして
クーポン使用6円という価格にしてから、
毎日(大袈裟でもない)のように
紙を抱えて参るようになりました。
6円・・・。
値段に敏感ならもっと安い5円、
場所によっては4円なんてものを
使えば良いと思います?
いやいや、Fedex Kinko’sは、
その辺のコピー機置いてある店ではない。
設置しているセルフコピー機の高級さに
呆れるぐらい高機能なのです。
最新鋭を入れるのは業者間タイアップで
可能なのでしょうが、
最新鋭コピー機の値段知っています?
軽く300万円超えです!
私が自分の私物のように使うものが、
350万もする機械だと解ってから、
驚きと共に改めてコピー機の
機能充実には目を見張るのです。
彼は様々出来る奴なのですが、
最近一番感心しているのは、
冊子綴じをしてくれるのです。
冊子綴じとは要するに真ん中で折って
中心を留める製本なのですが、
これを機会の中で勝手にやってくれる。
これが便利!
今まではページを計算してから
A4を2枚並べてA3にして、
さらにそれを両面にするのですが、
計算はバラしたページを考えながら、
組み合わせを一度紙に書いて設計して、
初めてコピーを使うのでした。
しかし奴は違います。
A4の片面をドカッと上において、
スイッチ押すとデータを吸い込んで、
コピー機の内部でページ組を計算して、
両面印刷がはじまり、
さらに出てきたときにはホチキスで
留めて2つに折って出てくる!
誰がいるのだ!
この中で何が起こっていているのだ。
いずれにせよ私は何も考えず、
放り込むだけであり、
大昔から自慢だったコピー職人としての
腕の見せ所がまた減りました・・・
コピーの値段には敏感なのですが、
昨年から大手のKinko’sが値下げをして
クーポン使用6円という価格にしてから、
毎日(大袈裟でもない)のように
紙を抱えて参るようになりました。
6円・・・。
値段に敏感ならもっと安い5円、
場所によっては4円なんてものを
使えば良いと思います?
いやいや、Fedex Kinko’sは、
その辺のコピー機置いてある店ではない。
設置しているセルフコピー機の高級さに
呆れるぐらい高機能なのです。
最新鋭を入れるのは業者間タイアップで
可能なのでしょうが、
最新鋭コピー機の値段知っています?
軽く300万円超えです!
私が自分の私物のように使うものが、
350万もする機械だと解ってから、
驚きと共に改めてコピー機の
機能充実には目を見張るのです。
彼は様々出来る奴なのですが、
最近一番感心しているのは、
冊子綴じをしてくれるのです。
冊子綴じとは要するに真ん中で折って
中心を留める製本なのですが、
これを機会の中で勝手にやってくれる。
これが便利!
今まではページを計算してから
A4を2枚並べてA3にして、
さらにそれを両面にするのですが、
計算はバラしたページを考えながら、
組み合わせを一度紙に書いて設計して、
初めてコピーを使うのでした。
しかし奴は違います。
A4の片面をドカッと上において、
スイッチ押すとデータを吸い込んで、
コピー機の内部でページ組を計算して、
両面印刷がはじまり、
さらに出てきたときにはホチキスで
留めて2つに折って出てくる!
誰がいるのだ!
この中で何が起こっていているのだ。
いずれにせよ私は何も考えず、
放り込むだけであり、
大昔から自慢だったコピー職人としての
腕の見せ所がまた減りました・・・
義務ジム ― 2015/01/11 18:53
昨年は予想された忙しさから
前年に通ったジムを休みました。
元々自転車や野球などしていますが、
あとは適当に運動に運動です。
しかしながらこの適当ってのがダメ。
やはりどうしてもサボるのです。
特に忙しくて慌しくなると、
少し時間が出来ても何もせず、
ジッとしている事が多かったのです。
ダメですね、さぼるのは。
身体の重さ、キレが全然違います。
階段駆け上がっても違うし、
朝起きたときの爽快感でさえ、
日頃の運動の有無では違う。
指揮をしていると身体を酷使するので
整体やマッサージ、鍼灸など、
筋肉疲労を緩和するための治療に行かれる
方々も多いのですが、
私は基本的にあの手はダメなのです。
それより運動で緩和して、
違う筋肉と一緒に酷使して、
疲労を飛ばしてしまいたいのです。
冬は体重が増えますから、
そうなるとこのままではいけないと思い、
またジムに通うことに。
そもそもプールが好きなのですが、
泳ぐためにプール施設に行くのは面倒。
でも近所のジムにプール設備があるので
これだけでジム会員になるメリットは
とても大きいものなのです。
そしてプレッシャーを掛けるために、
月々の会員ではなくて、
1年一括で払ってしまうのです。
こうすると永続的に続かないので、
限定的な考えで逆算もします。
また行かないと損をしているようなので、
何とか回数を重ねようと合間に通うのです。
しかも、実は一括は割り引くのです。
可笑しいと思いますが・・・。
昔からの持論ですが、
塾とジムは申し込んだ会員が全員来ると
きっと施設はパンクすると思うのです。
その昔、、、浪人した頃。
さすがに勉強をしないといけないと思い、
人生最初で最後の予備校冬季講習に行った時。
大教室にギリギリで入ったら満杯!
空いているのは一番後ろの席。
しかもその席は部屋の外に突き出たテラス。
そこに3人。向こうのテラスも3人。
顔見合わせて笑っちゃいました。
スピーカーの声も街頭の雑音に消され、
非常に疎外感を味わったものです。
そして思いました。
これはもう定員以上になっているんだと。
ジムもそうです。
会員が日曜日に全員来たら大変です。
ロッカーもなくお風呂も並びます。
でも来る権利はあるのですから、
入れなくてはいけないと思うのです。
月会費で会員になっている方は
毎日足しげく通う訳でも無く、
もしかしたらいつの間にか幽霊会員で
何ヶ月も行っていない人も多い。
でも会費は口座から落ちていて、、
もう数年になります・・・。
こんな人ばかりがいるはずです。
それを見込んで会員を入れているはず。
違う?
ですから年会費で一括すると、
気合が入り、継続するわけです。
話が長くなりましたが、
気合入れて身体作ります。
前年に通ったジムを休みました。
元々自転車や野球などしていますが、
あとは適当に運動に運動です。
しかしながらこの適当ってのがダメ。
やはりどうしてもサボるのです。
特に忙しくて慌しくなると、
少し時間が出来ても何もせず、
ジッとしている事が多かったのです。
ダメですね、さぼるのは。
身体の重さ、キレが全然違います。
階段駆け上がっても違うし、
朝起きたときの爽快感でさえ、
日頃の運動の有無では違う。
指揮をしていると身体を酷使するので
整体やマッサージ、鍼灸など、
筋肉疲労を緩和するための治療に行かれる
方々も多いのですが、
私は基本的にあの手はダメなのです。
それより運動で緩和して、
違う筋肉と一緒に酷使して、
疲労を飛ばしてしまいたいのです。
冬は体重が増えますから、
そうなるとこのままではいけないと思い、
またジムに通うことに。
そもそもプールが好きなのですが、
泳ぐためにプール施設に行くのは面倒。
でも近所のジムにプール設備があるので
これだけでジム会員になるメリットは
とても大きいものなのです。
そしてプレッシャーを掛けるために、
月々の会員ではなくて、
1年一括で払ってしまうのです。
こうすると永続的に続かないので、
限定的な考えで逆算もします。
また行かないと損をしているようなので、
何とか回数を重ねようと合間に通うのです。
しかも、実は一括は割り引くのです。
可笑しいと思いますが・・・。
昔からの持論ですが、
塾とジムは申し込んだ会員が全員来ると
きっと施設はパンクすると思うのです。
その昔、、、浪人した頃。
さすがに勉強をしないといけないと思い、
人生最初で最後の予備校冬季講習に行った時。
大教室にギリギリで入ったら満杯!
空いているのは一番後ろの席。
しかもその席は部屋の外に突き出たテラス。
そこに3人。向こうのテラスも3人。
顔見合わせて笑っちゃいました。
スピーカーの声も街頭の雑音に消され、
非常に疎外感を味わったものです。
そして思いました。
これはもう定員以上になっているんだと。
ジムもそうです。
会員が日曜日に全員来たら大変です。
ロッカーもなくお風呂も並びます。
でも来る権利はあるのですから、
入れなくてはいけないと思うのです。
月会費で会員になっている方は
毎日足しげく通う訳でも無く、
もしかしたらいつの間にか幽霊会員で
何ヶ月も行っていない人も多い。
でも会費は口座から落ちていて、、
もう数年になります・・・。
こんな人ばかりがいるはずです。
それを見込んで会員を入れているはず。
違う?
ですから年会費で一括すると、
気合が入り、継続するわけです。
話が長くなりましたが、
気合入れて身体作ります。
ブロッター ― 2015/01/12 23:52

知らない事っていくらでもある。
ブロッター って知っています?
この写真のものなんですが、
これを探すのに、
“ インク 吸い取り紙 ”
なんて恥ずかしい語句で検索したら
すぐに賢いエンジン君は
ブロッターなるものを探し出しました。
当たり前なんですかね?
知っているのが。
私万年筆が大好きで、
頻繁に使うのですが、
今までテキトーな紙でインクを吸い、
「自然に乾くだろう」と思いながら
この便利なモノを使わなかった。
義父の仕事机の上の方にあって、
何気なく使って見たら、
何とも目ウロコな便利加減です。
でもちょっと紙が硬くなっているので、
変えようと思って検索です。
木製の抓みを回せば紙が外れて、
ひっくり返したり新品に換えたり。
これはコンドルという名前の会社か
昔のシリーズなのでしょうが、
検索してみるといくつかの会社がある。
面白いね。
今日も1つ感心した。
ブロッター って知っています?
この写真のものなんですが、
これを探すのに、
“ インク 吸い取り紙 ”
なんて恥ずかしい語句で検索したら
すぐに賢いエンジン君は
ブロッターなるものを探し出しました。
当たり前なんですかね?
知っているのが。
私万年筆が大好きで、
頻繁に使うのですが、
今までテキトーな紙でインクを吸い、
「自然に乾くだろう」と思いながら
この便利なモノを使わなかった。
義父の仕事机の上の方にあって、
何気なく使って見たら、
何とも目ウロコな便利加減です。
でもちょっと紙が硬くなっているので、
変えようと思って検索です。
木製の抓みを回せば紙が外れて、
ひっくり返したり新品に換えたり。
これはコンドルという名前の会社か
昔のシリーズなのでしょうが、
検索してみるといくつかの会社がある。
面白いね。
今日も1つ感心した。
褪せない作品 ― 2015/01/15 23:25
昨年より「三木音楽舎」として、
三木作品の著作管理や楽譜出版などを
おこなっております。
演奏の仕事と平行してですから、
なかなか進まない時もあります。
また楽譜の件に関しても、
方々と著作権契約をしたり海外も含め
取引があったりするのでとても複雑。
注文に対してお待たせしたり、
要望に対して探し出せない案件もあり
お客様になかなか苦労掛けています。
150作品は多岐に渡り、
1970年代からの邦楽多数の作品、
それ以前からの声楽、合唱作品。
またレンタルも含む大掛かりな管弦楽や
付随してパート譜の有無。
日本史に添う9連作のオペラ作品や
歌楽と命名した小さなオペラ作品。
加えて作品からの編曲などもあり、
広いジャンルばかりか枝分かれして
膨大な数の譜面があります。
時間を使って譜面を捲りながら、
同時に作品を綴った頃の資料を見て、
作曲背景や時代を合わせたりすると、
平面的な作品は立体的に起き上がり
亡くなった彼の気力を目の前に感じます。
彼の仕事部屋で作業するので、
そんなときにはソコに居るのかもしれず、
それなら何か話しかけてくれれば良いとも
思うものなのです。
様々な質問など毎日の如く来ます。
その中で最近来た編曲許諾願い。
詳細は書けませんが、
ある管弦楽作品を編曲したいと言う。
「ほう!」
とは思いますが、
生前の三木 稔ならば、、、
いや、作曲家の防衛本能でしょうが、
だいたいに於いて断っています。
音楽の1つでありながら、
何も無い場所から創造した作品は、
作曲家の宝でありIDでもあります。
十分理解した上で上質の編曲を考える方も
多いとは思いますが、
そう簡単ではないことも事実です。
いろいろ家族内でも話しながら、
諸条件を考えました。
そして期待に応えようと言う事に。
生きていた頃と同じ事を守るだけではなく
違う立場から作品を守り、
しかし普及させる事も大切であります。
壊すことが出来ない時間が重ねた価値と
褪せさせない現代の判断を迫られます。
三木作品の著作管理や楽譜出版などを
おこなっております。
演奏の仕事と平行してですから、
なかなか進まない時もあります。
また楽譜の件に関しても、
方々と著作権契約をしたり海外も含め
取引があったりするのでとても複雑。
注文に対してお待たせしたり、
要望に対して探し出せない案件もあり
お客様になかなか苦労掛けています。
150作品は多岐に渡り、
1970年代からの邦楽多数の作品、
それ以前からの声楽、合唱作品。
またレンタルも含む大掛かりな管弦楽や
付随してパート譜の有無。
日本史に添う9連作のオペラ作品や
歌楽と命名した小さなオペラ作品。
加えて作品からの編曲などもあり、
広いジャンルばかりか枝分かれして
膨大な数の譜面があります。
時間を使って譜面を捲りながら、
同時に作品を綴った頃の資料を見て、
作曲背景や時代を合わせたりすると、
平面的な作品は立体的に起き上がり
亡くなった彼の気力を目の前に感じます。
彼の仕事部屋で作業するので、
そんなときにはソコに居るのかもしれず、
それなら何か話しかけてくれれば良いとも
思うものなのです。
様々な質問など毎日の如く来ます。
その中で最近来た編曲許諾願い。
詳細は書けませんが、
ある管弦楽作品を編曲したいと言う。
「ほう!」
とは思いますが、
生前の三木 稔ならば、、、
いや、作曲家の防衛本能でしょうが、
だいたいに於いて断っています。
音楽の1つでありながら、
何も無い場所から創造した作品は、
作曲家の宝でありIDでもあります。
十分理解した上で上質の編曲を考える方も
多いとは思いますが、
そう簡単ではないことも事実です。
いろいろ家族内でも話しながら、
諸条件を考えました。
そして期待に応えようと言う事に。
生きていた頃と同じ事を守るだけではなく
違う立場から作品を守り、
しかし普及させる事も大切であります。
壊すことが出来ない時間が重ねた価値と
褪せさせない現代の判断を迫られます。
ブロッター2 ― 2015/01/17 23:50
インクを吸い取る紙のマシーン、
ブロッターの話はしましたが、
手を入れてみました。
分解すれば大した事無い木と紙ですが、
クッション性を良くするフェルトが
間に挟まっているのです。
これが古くてほぼカチカチでしたので、
新しいフェルトを形に切って交換。
そして吸い取りの紙も交換ですが、
KOKUYOというところは、
こういう物をきちんと売っている。
他の製品もありましたが、
やはり安心ブランドですので、
吸い加減の評価も高く安心です。
他メーカーの紙もほぼ同じサイズ。
ブロッター自体が同じ規格なのか、
国際規格なのか解りません・・・。
だいたい、これは海外では使うのか?
横書きで左から右に書くときには、
インクで手を汚す恐れは無く、
日本の縦書きの時に一番活躍します。
日本発祥なのかな・・
でもこれで使いやすく新品のように。
残してくれたものをこうして直すのは
大変に気持ちのよいものです。
ブロッターの話はしましたが、
手を入れてみました。
分解すれば大した事無い木と紙ですが、
クッション性を良くするフェルトが
間に挟まっているのです。
これが古くてほぼカチカチでしたので、
新しいフェルトを形に切って交換。
そして吸い取りの紙も交換ですが、
KOKUYOというところは、
こういう物をきちんと売っている。
他の製品もありましたが、
やはり安心ブランドですので、
吸い加減の評価も高く安心です。
他メーカーの紙もほぼ同じサイズ。
ブロッター自体が同じ規格なのか、
国際規格なのか解りません・・・。
だいたい、これは海外では使うのか?
横書きで左から右に書くときには、
インクで手を汚す恐れは無く、
日本の縦書きの時に一番活躍します。
日本発祥なのかな・・
でもこれで使いやすく新品のように。
残してくれたものをこうして直すのは
大変に気持ちのよいものです。
井上道義の巨火! ― 2015/01/21 23:05
皆さんに是非来場頂きたい!!
3月6日のオーラJ第33回定期演奏会
井上道義さんが振ってくださいます。
邦楽創造集団オーラJは、
三木 稔が設立し今年で17年になります。
芸術監督だった三木 稔が亡くなって、
全6回の予定で定期演奏会をそのまま
メモリアルコンサートとして
開催してくださっています。
そして来る3月6日は
最終公演の6回目となります。
そして客演指揮には
指揮の井上道義氏をお迎えして
邦楽合奏の<巨火>を振っていただきます。
巨火は“ほて”と読みます。
1976年作曲のこの曲は、
現代邦楽アンサンブルの名曲として、
演奏機会がとても多い曲の1つです。
井上道義さんは1980年の
巨火の録音時に指揮をしてくださり、
それから事あるごとに何度も
太鼓を叩き振ってくださってます。
昨年春に大病をした道義さんですが、
晩夏には楽壇復帰しています。
ペースを考えながらでしょうが、
とても精力的に活動をしています。
西洋音楽、特にオーケストラ界で、
説明の要らない人気指揮者であり、
今や音楽界の重鎮としても
国内外で評判の高い指揮者です。
私も若手の新曲を振らせて頂きます。
三木に献呈する新曲を順番に書いており、
この冒頭2曲も毎回聞き応えあります。
メモリアルコンサートの最終公演として
これほど相応しい客演はありません。
皆さん是非注目をして頂きたく思います。
3月6日のオーラJ第33回定期演奏会
井上道義さんが振ってくださいます。
邦楽創造集団オーラJは、
三木 稔が設立し今年で17年になります。
芸術監督だった三木 稔が亡くなって、
全6回の予定で定期演奏会をそのまま
メモリアルコンサートとして
開催してくださっています。
そして来る3月6日は
最終公演の6回目となります。
そして客演指揮には
指揮の井上道義氏をお迎えして
邦楽合奏の<巨火>を振っていただきます。
巨火は“ほて”と読みます。
1976年作曲のこの曲は、
現代邦楽アンサンブルの名曲として、
演奏機会がとても多い曲の1つです。
井上道義さんは1980年の
巨火の録音時に指揮をしてくださり、
それから事あるごとに何度も
太鼓を叩き振ってくださってます。
昨年春に大病をした道義さんですが、
晩夏には楽壇復帰しています。
ペースを考えながらでしょうが、
とても精力的に活動をしています。
西洋音楽、特にオーケストラ界で、
説明の要らない人気指揮者であり、
今や音楽界の重鎮としても
国内外で評判の高い指揮者です。
私も若手の新曲を振らせて頂きます。
三木に献呈する新曲を順番に書いており、
この冒頭2曲も毎回聞き応えあります。
メモリアルコンサートの最終公演として
これほど相応しい客演はありません。
皆さん是非注目をして頂きたく思います。
作曲コン本選 ― 2015/01/25 23:30
演奏者のコンクールというのは
一般の方でも想像しやすいですね。
課題曲があって、演奏により競い、
審査をされていくというものです。
作曲のコンクールというのは、
内容、編成などにルールがあり、
従いながらも自分の創造物をつくり
事前に提出するという、
いわば美術の作品審査と似ています。
この予選、予備審査を通った作品を
実演で聴きながら最終的に評価し、
判定するというものもあります。
洋楽でもオーケストラ作品の
コンクールというものがありますが、
今週のコンクールは邦楽です。
2つの団体が2人の作品を演奏して、
品評されるというものなのですが、
この演奏を請け負っています。
新作は面白いですね。
演奏者では好き嫌いをハッキリ言う方も
いますが、私は好きです。
未知の音が具体化されていくのは
とても面白い作業です。
牧野由多可作曲コンクール本選
一般に公開されていますので、
興味ある方は是非おいでください。
一般の方でも想像しやすいですね。
課題曲があって、演奏により競い、
審査をされていくというものです。
作曲のコンクールというのは、
内容、編成などにルールがあり、
従いながらも自分の創造物をつくり
事前に提出するという、
いわば美術の作品審査と似ています。
この予選、予備審査を通った作品を
実演で聴きながら最終的に評価し、
判定するというものもあります。
洋楽でもオーケストラ作品の
コンクールというものがありますが、
今週のコンクールは邦楽です。
2つの団体が2人の作品を演奏して、
品評されるというものなのですが、
この演奏を請け負っています。
新作は面白いですね。
演奏者では好き嫌いをハッキリ言う方も
いますが、私は好きです。
未知の音が具体化されていくのは
とても面白い作業です。
牧野由多可作曲コンクール本選
一般に公開されていますので、
興味ある方は是非おいでください。
コンクール演奏 ― 2015/01/29 23:14
作曲コンクールの本選演奏が終わりました。
演奏を担当しただけなのですが、
様々考えさせられるものですね。
今回の規定は「少し大きな邦楽編成」
ですから現代邦楽の定番スタイルから、
新しい試みまで可能とする編成です。
1964年に日本音楽集団が結成されて
昨年で50年の節目を迎えました。
この事は素晴らしい事であり、
様々な障壁を乗り越えながらの歴史を思い
尽力を果たしてきた先人達を含め、
感慨深い半世紀であると思います。
私は今までのほんの20年ほどしか、
邦楽の世界を見ていませんし、
邦楽古典に於いては、大有名曲、
興味があるジャンルしか知らないと思います。
日本音楽の歴史の深さと枝分かれした
現在までの発展を考えると、
全てを網羅しながら知識を蓄えるのでさえ
今からでは困難とも思われます。
しかしながら、日本人である我々が、
どのようにして音と生活を捉え
日常や習慣と音楽を結び付けてきたか、
如何にして臨まれるべき音が音楽として
進化発展してきたのか、
とてつもなく興味があるのです。
西洋音楽を生業として生かされている
音楽家が西洋音楽家であっても、
所詮は日本人であり、米を喰えば、
正座もして日本語を話している。
西洋音楽が仕事といっても、
知識と実践として必要なのは、
殆どの方は400年もあれば十分。
それ上遡ると宗教観や民俗学にまで
言及しないといけないのかも知れない。
ではなぜ西洋音楽演奏が可能かといえば、
後に整理されていった合理的音楽法、
縦横のマスと時間を計りながら、
リズムやテンポを生かしたお陰で、
東の果てに住んでいても共用語のように
音楽の基礎を掴む事ができたわけです。
音楽教育のお陰なのでしょうし、
万国共通の言語を話すように、
西洋音楽というのは成り立っています。
日本の音楽、和の音というのは、
不合理きわまり無い訳であって、
マスや時間に閉じ込めると、
本来の概念が覆ってしまうわけです。
しかしながら、テンポやリズム、
また音程の加減までも、
合理性を見つけていきながら、
邦楽間の共通言語を作り上げて
新しい邦楽の概念を作り上げよう、
というのが現代邦楽の理念のはずです。
50年が経ち、
現代の我々創った方々の子供世代、
よもや今10~20代の方は孫世代。
様々な事を考えるときが来ていると、
心のソコから思うのです。
コンクールの結果は面白いもので、
結果といいながら審査員の趣味や希望もある。
違いに甲乙をつけて順位が決まるだけでは
無いというものですね。
そういった意味で2曲の正体は、
正反対と言っても良いほどの概念で、
演奏する側も、そして創った本人も、
いろいろな事を考えたのではないかな。
そういう意味で考えると、
競う場のコンクールが、
考えさせられるフォーラムのように、
諸所提言をしていたのでしょう。
新しい価値観が生まれる瞬間というのは
なかなか立ち会えるものではないし、
後から価値を認識する相対的なもの。
だから創造は面白いし、
その場を提供し続ける事が大切という事は、
全員の共通見解ではないかと思いました。
楽しい、そして能が溶けそうなほど考えた
1月後半になりました。
演奏を担当しただけなのですが、
様々考えさせられるものですね。
今回の規定は「少し大きな邦楽編成」
ですから現代邦楽の定番スタイルから、
新しい試みまで可能とする編成です。
1964年に日本音楽集団が結成されて
昨年で50年の節目を迎えました。
この事は素晴らしい事であり、
様々な障壁を乗り越えながらの歴史を思い
尽力を果たしてきた先人達を含め、
感慨深い半世紀であると思います。
私は今までのほんの20年ほどしか、
邦楽の世界を見ていませんし、
邦楽古典に於いては、大有名曲、
興味があるジャンルしか知らないと思います。
日本音楽の歴史の深さと枝分かれした
現在までの発展を考えると、
全てを網羅しながら知識を蓄えるのでさえ
今からでは困難とも思われます。
しかしながら、日本人である我々が、
どのようにして音と生活を捉え
日常や習慣と音楽を結び付けてきたか、
如何にして臨まれるべき音が音楽として
進化発展してきたのか、
とてつもなく興味があるのです。
西洋音楽を生業として生かされている
音楽家が西洋音楽家であっても、
所詮は日本人であり、米を喰えば、
正座もして日本語を話している。
西洋音楽が仕事といっても、
知識と実践として必要なのは、
殆どの方は400年もあれば十分。
それ上遡ると宗教観や民俗学にまで
言及しないといけないのかも知れない。
ではなぜ西洋音楽演奏が可能かといえば、
後に整理されていった合理的音楽法、
縦横のマスと時間を計りながら、
リズムやテンポを生かしたお陰で、
東の果てに住んでいても共用語のように
音楽の基礎を掴む事ができたわけです。
音楽教育のお陰なのでしょうし、
万国共通の言語を話すように、
西洋音楽というのは成り立っています。
日本の音楽、和の音というのは、
不合理きわまり無い訳であって、
マスや時間に閉じ込めると、
本来の概念が覆ってしまうわけです。
しかしながら、テンポやリズム、
また音程の加減までも、
合理性を見つけていきながら、
邦楽間の共通言語を作り上げて
新しい邦楽の概念を作り上げよう、
というのが現代邦楽の理念のはずです。
50年が経ち、
現代の我々創った方々の子供世代、
よもや今10~20代の方は孫世代。
様々な事を考えるときが来ていると、
心のソコから思うのです。
コンクールの結果は面白いもので、
結果といいながら審査員の趣味や希望もある。
違いに甲乙をつけて順位が決まるだけでは
無いというものですね。
そういった意味で2曲の正体は、
正反対と言っても良いほどの概念で、
演奏する側も、そして創った本人も、
いろいろな事を考えたのではないかな。
そういう意味で考えると、
競う場のコンクールが、
考えさせられるフォーラムのように、
諸所提言をしていたのでしょう。
新しい価値観が生まれる瞬間というのは
なかなか立ち会えるものではないし、
後から価値を認識する相対的なもの。
だから創造は面白いし、
その場を提供し続ける事が大切という事は、
全員の共通見解ではないかと思いました。
楽しい、そして能が溶けそうなほど考えた
1月後半になりました。
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