明治大正 ― 2014/02/07 23:35
東京に帰りました。
雪予想、どうなるのでしょう・・・??
ご存知で好きな方も多いと思いますが、
直木賞作家の松井今朝子さんの著作。
彼女は2007年に「吉原手引草」で受賞して
その後も江戸から明治の騒乱の次第を
人間味溢れる作品に仕立てています。
銀座の街を描写した書はシリーズ化しており
この果ての花火を含む短編集は、
シリーズ中盤に位置しています。
明治から大正に於ける文明開化期の
西洋音楽の根付き方や、日本の伝統、
演芸から生活文化などに至るまで、
現代人の日常や音楽の基礎となる時代の
歴史話が大好きです。
当然ながら東京中心の史実なのですが、
江戸っ子雑学としてばかりではなく、
音楽家としての基礎知識として
知らなくてはいけない事ばかりです。
こんな興味を楽しく満喫させてくださる
彼女の本は何度読んでも堪らない。
江戸の習慣を知らぬ現代人は、
落語噺の風情の半分も理解できないとは
現代を嘆く噺家の言です。
新旧入り乱れた新時代の明治初期は、
時の移り変わりに動転もした肝心な時で、
新し好きの西洋カブレが闊歩し、
世代による考えも大きく違った。
そんなギャップを人情味溢れる言葉で
教えて下さるのがこの著作の楽しさです。
銀座好きの私としても、街の人間模様や
地図が見え草履や靴の音が聞こえて来そうな
横丁の関係での展開も非常に現代に通じて、
華やかながら普通の街でもあり、
路地文化が備わっていた銀座が楽しめます。
いいですね、明治時代の銀座の街並み。
毎回のコラム。早く書かねばと思い、
読み返しながらも面白くて筆は進まない。
来週はアメリカ渡航ですので、
とっとと仕上げねばなりませぬ!
雪予想、どうなるのでしょう・・・??
ご存知で好きな方も多いと思いますが、
直木賞作家の松井今朝子さんの著作。
彼女は2007年に「吉原手引草」で受賞して
その後も江戸から明治の騒乱の次第を
人間味溢れる作品に仕立てています。
銀座の街を描写した書はシリーズ化しており
この果ての花火を含む短編集は、
シリーズ中盤に位置しています。
明治から大正に於ける文明開化期の
西洋音楽の根付き方や、日本の伝統、
演芸から生活文化などに至るまで、
現代人の日常や音楽の基礎となる時代の
歴史話が大好きです。
当然ながら東京中心の史実なのですが、
江戸っ子雑学としてばかりではなく、
音楽家としての基礎知識として
知らなくてはいけない事ばかりです。
こんな興味を楽しく満喫させてくださる
彼女の本は何度読んでも堪らない。
江戸の習慣を知らぬ現代人は、
落語噺の風情の半分も理解できないとは
現代を嘆く噺家の言です。
新旧入り乱れた新時代の明治初期は、
時の移り変わりに動転もした肝心な時で、
新し好きの西洋カブレが闊歩し、
世代による考えも大きく違った。
そんなギャップを人情味溢れる言葉で
教えて下さるのがこの著作の楽しさです。
銀座好きの私としても、街の人間模様や
地図が見え草履や靴の音が聞こえて来そうな
横丁の関係での展開も非常に現代に通じて、
華やかながら普通の街でもあり、
路地文化が備わっていた銀座が楽しめます。
いいですね、明治時代の銀座の街並み。
毎回のコラム。早く書かねばと思い、
読み返しながらも面白くて筆は進まない。
来週はアメリカ渡航ですので、
とっとと仕上げねばなりませぬ!
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