徳島公演拝聴2013/12/21 12:42

もう何度来たかわからない徳島。
亡き義父関係からのお付き合い。
いつ来ても澄んだ空気に人の笑顔、
チャンかチャンか、チャンかチャンかと、
どうしても頭の中で阿波踊りが鳴ります。

義父の故郷である徳島。

彼の音楽の原点はここにあり、
多くの作品にキラーリズムのように登場する
チャンかチャンかの軽快な音楽は、
全てがここの原体験に発するのです。

しかしそれは踊る事だけではなく、
そこに集う人の顔、生活、
祭りに掛ける思いや日常の反動まで、
リズムと音楽に凝縮しているということ。

追悼演奏会を続けて頂いている
あわぎんホールにて、公演を拝聴。
邦楽器のヴィルトゥオーゾを集め、
彼の代表作品を奏でながら、
足跡を追い、同時に邦楽器の再発見。
まさに邦楽ルネッサンスのシリーズに
相応しい公演です。

現代邦楽という新しい邦楽と邦楽器の
可能性を探り50年以上が経過しています。
三木稔も仲間達と一緒に、
可能性を信じて向い風の中を進んだひとり。
当時は参加した演奏者、から事務局、
創作者、聞いてやろうとする聴衆までも
エネルギーに溢れていたに違いない。
新しい邦楽、現代の邦楽器の方法を
探りあいながらの必死な公演と演奏だった。

勿論今でも新しい作品は作られていますが、
現在は古典的現代邦楽の再演という
高度な技術で音楽再構成をしていく時代。
闇雲な熱気だけで事が済む事にはならず、
聞き応えや作品の再評価も関係し、
演奏者にも負担を強いる分野かもしれない。

50年前のエネルギーが作品を産み落とし、
長年の研磨で誰からも愛される曲として
レパートリー上演されるのは大変に素晴らしい。
音楽に必須なエネルギーというスパイス、
これも必須であることには違いなく、
現在の邦楽を創りだす源でもある事を
忘れるわけにはいけないですね。

関係者の皆さん、ありがとうございます。
感謝申し上げます。

飛行機からの富士山と小田原の町。
晴天だと気持がいいです。
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