六日町2012/02/07 16:53

6日夜からM大オケ
合宿で新潟に来ております。
写真はワサビふりかけ。
昨年見つけて、
家族でハマっておりますが、
今回も2種類ゲットいたしました!!

これマジおいしいのです。
カニ風味、ワサビ風味、
どちららも美味しく頂けます。

お茶漬けよし、ご飯でもよし、
ん〜〜言うことなしなのです。

豪雪2012/02/09 19:15

そして新潟から帰京しました。
昨日から降る雪で在来線は
運転取り止めや遅れも多く、
上越新幹線も心配しましたが、
少しの遅れで帰れました。

六日町の駅から見る風景は、
このところ数年で一番の積雪。
毎日雪と闘いながら生活している
方々の苦労は大変でしょう。

毎年の合宿ですが、
この時期は4年生の卒業時期で、
少し寂しくもありますが、
笑顔で送り出す大切な合宿。
3月の室内楽の練習も進み、
なかなか充実した合宿でした。

みんな卒団おめでとう!

バレエ公演告知2012/02/12 22:29

毎年2月にも振らせて頂いている
バレエ団公演が迫ってまいりました。
NBAバレエ団はこの時期、
精力的に新作品に取り組みますが、
今年も珍しい公演です。

現代は<Les Millions d’Arlequin>
というタイトルですが、
日本語訳すると
「百万長者の道化師」となります。
こうなると内容も少しなら
想像をする事ができますか?
作曲はリカッルド・ドリゴ(1846-1930)、
チャイコフスキーのバレエ作品を指揮し、
バレエ曲の補作も多く手がけ、
バレエの世界で長く活躍した人なので、
バレエ界にとっては重要な人物。
他にも<タリスマン>という
あまり全曲は上演されないものも、
代表作品になっています。
しかしなんといっても、
この方の名声を位置づけたのは、
<ドリゴのセレナーデ>ですね。
こうなるとバレエ界だけでなくて、
音楽に詳しい方なら知って
ご存知なのではないでしょうか?

<ドリゴのセレナーデ>、
日本でも堀内敬三の訳で
日本語で歌う方も居るのですが、
原曲の詩はなんなのでしょう・・・。
調べなくてはなりませんね。
いずれにせよ、
1曲でドリゴという名前が
後世に語り継げられることになった
この曲の元のバレエ全曲、
今回は《アルレキナーダ》という
タイトルでの全2幕の公演です。
他にも「せむしの仔馬」より
第2幕<まぼろしの島>も併演します。

今週からリハーサルに参加したり、
譜面を深読みしたりと、
体もバレエに時間を取られて参り、
稀有な作曲家ドリゴの世界に
浸ろうと思っています。

NPO法人10周年記念
NBAバレエ団公演
<Les Millions d’Arlequin>
~アルレキナーダ~全2幕
<せむしの仔馬>より
第2幕~まぼろしの島~

2012年2月25日18時30分開演
       26日15時開演
五反田ゆうぽうとホール

詳しくはNBAバレエ団公式HP
http://nbaballet.org/index.html
までお願いします。

T氏の箱2012/02/14 12:51

どうやら今日はバレンタイン。
もうトキメク年齢では無い事が、
経済成長を鈍くしているとしたら
申し訳ないのですが、
そんな私でも頂くものは嬉しい。
数日前から、所々の現場で
甘いお菓子を頂いています。
感謝いたしております。

この写真の箱には
チョコが入ってました。
何でも10秒ほどレンジで加熱すると
中からトロリと滴り落ち、
なんともビター&スィートなチョコが
口の中に広がるという
素晴らしいチョコレート。
(もう食べたのですが・・・)

話は然しチョコではなく“箱“。
私は子供の頃より箱好きで、
この箱好きが高じて、
RIMOWAのジュラルミンケース
マニアになっている次第。
そんな事はいいのですが、
そんな私も唸るのがこの“箱“!
美しいのです、とにかく。
ついでだからデジタルノギスで
測ってみたのですが、
箱板の厚みは0.95mm、
外側は純白のマット紙ですが、
これは良く見ればマット台紙。
絵を装丁する時に必要な紙で、
体裁よく主役を引き立てる厚紙。
裏地の白を箱外側に使用し、
中を開けるとピンク色の縞模様、
マット台紙にくるまれた
ハート型のチョコが2つ。
フォンダンショコラなのですが、
レンジで加熱すると、
中からトロリと、、、
これは前述しましたな。

閉めると0.1mmも動かない。
すごい出来栄えであります。
マット台紙を逆に使うアイデア、
中身が主役であり、
作品を包むような拵え方で、
しかも正確無比なカッティング。

モノ創りの基本ですが、
チョコばかりでなく、箱から紙、
なにから何まで演出する力が、
この方のただならぬ人気です。
有名パティシエT氏、
数年前私も少し話をする機会があり、
その時も大した人だと思い、
今日もまたさらに驚いた。

マット台紙の劇場は期待でドキドキ
そっと覗いてビックリ
フォンダンショコラにも舌鼓

箱、捨てられません・・・

仮面劇2012/02/15 23:28

このところ毎日バレエ団のリハに行き
来週の公演の準備を進めています。
公演のメインは〔アルレキナーダ〕、
リッカルド・ドリゴの作曲です。
ドリゴといわれてもピンと
来ない方が多いと思いますが、
<ドリゴのセレナーデ>というと
歌としてもメロディーとしても、
クラシック全般で知られています。

この方は面白い方で、
他のクラシック作曲家と少し違い、
劇場で活躍し特にバレエの分野では、
他の作品の補修や編曲などで
手腕を発揮しながら認められ、
ついにこの作品で有名になり、
また作品中の<セレナーデ>が、
代表曲として残っているのです。
この曲を知っていても、
バレエ作品自体を知らない方も多く
(いや私もそうでしたが)、
そう考えると面白い作品です。

コメディア・デラルテ
<Commedia dell'arte>
をご存知でしょうか?
16世紀~存在した仮面劇スタイルで
200年ほど流行しましたが、
この仮面喜劇の上演方は、
シェイクスピアから始まり、
演劇、オペラ、バレエ、そして
現代の舞台芸術にまで大きな影響
を及ぼしています。
型となっているキャラクターがあり、
客はそのキャラクターを知た上で
即興的な話の展開を楽しむ、
日本の能にも似た部分があり、
その後の歌舞伎にも通ずる手法。

〔アルレキナーダ〕とはまさに
仮面劇の登場キャラクターの中心人物。
英語ではハーレクイン、
フランス語でアルルカン、
そしてイタリア語でアルレッキーノ
となれば、判り易いですね。
彼が引っ掻き回しながらドラマ展開し
最後は大団円を迎えます。
なかなか興味深い作品であり、
コメディア・デラルテが及ぼした
影響の一端を、どういう風に
ドリゴが受け取ったのかも、
興味津々であります。

DanceDanceDance2012/02/19 23:19

地元、エコルマホールでのイベント
ふらっとエコルマオープンハウス、
<ダンスダンスダンス>終わりました。
読んだそのままの公演、
1日ダンス一色の日でした。

オープンハウスとは、
近隣の皆さんにホールをもっと
知って頂こう、愛して頂こう、
という主旨の元、
昨年から始まりました。
昨年のテーマは「和」であり、
能、邦楽と雅なものが中心。
今年はガラッと変わり、
地元で活躍するベテラン中堅を
中心にしながら1年がかりで企画。
ヒップホップなど、
ストリート系のダンスばかりでなく、
タップダンスやモダンな振付まで、
内容の濃いものでした。
一般公募による参加のチーム、
子供たちも100人近くいて、
このエネルギーが会場を沸かせました。

プロとアマチュアが交流しながら、
舞台を作るのは手間も掛かるし、
理解を得るのに時間も必要です。
でもやってみれば大変有意義であり、
ダンスという公用語で話し、
体で会話をしながら作る楽しさは、
プロもアマも関係ないのかも知れません。

私も企画者の一人で参加していましたが、
地元のダンス関係者、実行委員、
また主催職員みな、全ての方々、
大変お疲れ様でした。
音楽ばかりではない、
ダンスによる街づくり文化づくり、
素晴らしい推進力でした!

多重花粉症候2012/02/20 18:01

毎年のことで申し訳ないのだが、
いよいよ敵は目前である。
正確にはもう既に入り込んでいるが、
一般的にはこの頃とされているのだ。

花粉である。
昨年は酷い目にあった。
それから遡ること7~8年前は、
花粉人生史上最悪な年だったが、
2011年もそれに次ぐ劣悪量だった。
私は最近多いとされている、
いろいろな季節の花粉に反応する、
多重花粉症患者であるが、
秋のブタクサやヨモギとは別に、
早くも11月終わり頃に、
スギ花粉(打ち込むのも痒い・・・)を
脳が感じるのです。
それから1月にもまた1週ほどあり、
こいつらは達磨さんが転んだが如く、
ヒタヒタと忍び寄るのである。

予報によると2012年は、
酷かった昨年に比べれば減少らしいが、
こんな予報はあたるのかどうか。
例年の比較で30~60%と言っているが、
“例年”という基準が増えている昨今、
絶対値で現す方法は無いものだろうか。
1㎡あたり120gと見込まれますとか、
1週間で掌に一杯に積もるでしょうなど、
もうすこし判り易くして欲しいものだ。

それにしても東京で酷い人から数えても
Top10の自信がある私は既にひどい。
毎年一緒であるが、喉から来て鼻、
その頃には皮膚の感覚がおかしく、
肌も荒れ乾燥も進む・・・。
そしてとどめは目なのである。
こうなると立派な患者の出来上がりで、
5月上旬まで憂鬱な毎日である。

花粉が気になる方、
この環境省の予報をみるのが、
一番判り易く諦めもつきますので、
ご案内申し上げます。
環境省報道用資料
「花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12022

五臓六腑2012/02/24 23:09

水曜、木曜とオケのリハーサルも終了し、
バレエ団のリハの再確認で劇場へ。
素晴らしいオケ譜面を興してくださった
井上君に心から感謝しています。

オペラでもバレエでもそうなのですが、
長い期間を稽古場で過ごした後、
美術や照明のプランに沿った
セッティングがなされている
劇場の舞台に出ると嬉しいものです。

音楽もそうであって、
ピアノ、または録音による稽古は、
出演者を肉体的にも精神的にも
一歩一歩公演に近づけていくが、
次第に張り詰めてくるものなので、
オケとの合わせは嬉しいものです。

こういった緊張や不安、また期待が、
舞台に出たときに体の中の想像と
一体化することが、
腑に落ちるということでしょうし、
劇場を使える短い時間の中で、
自分のものにしていくのが大変です。

音楽はリッカルド・ドリゴという
知っているようで知られていない
作曲家を紐解くには十分な演目。
2日間のリハで彼の楽しさ、
気難しさも体験しております。
ここからは私の大仕事ですが、
よい公演にしなくてはなりません。

明日、明後日の公演になりました。
方々から期待されている公演で、
ほぼ完売らしくこれも嬉しいことです。

終演!!2012/02/26 23:05

2日間のバレエ公演が終わりました。
ホッとしています。
特に今年は“復刻世界初演”という
冠つきの公演でしたので、
しっかりとよい公演にしたかった。

日本ではオペラ団体もバレエ団体も
劇場を持っているカンパニーなどなく、
みな費用を捻出しながら、
数日間のホールレンタルで成果を披露。
これは大変な作業です。
道具の仕込から始まり照明合わせ作業、
ようやく出演者が舞台に上がり、
そしてオケと合わせる作業ができます。
この時既に公演は間近ですので、
本番まで修正できる時間には限りあり、
どのセクションも混沌とした状態。
気が付けば公演1時間前ですので、
頭の中の飽和状態をクールダウンして、
血圧も心拍数も戻しながら、
どうにかこなしていきます。

本日は昨日の反省点を復習して、
演出サイドともう一度打ち合わせして、
いざ本番でした。
やはり1度公演すると違うもの。
演奏者も頭をクリアにして臨み、
よい音をだせました。
勿論全て完璧にはいかないのですが、
2回しかない公演でよい結果を
出す使命は遂げた気がします。

リッカルド・ドリゴは、
素晴らしき作曲家なれど、
オケマン泣かせの節回しは、
苦笑を超えているところもあり、
みなよく練習してくれました。
素晴らしい演奏者に感謝しています。
そしてバレエ団の先生方、
勿論全てのダンサーにも労いと感謝、
この一言に尽きます。
関係者の皆様お疲れさまでした!
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