ネズミ小僧2007/12/09 23:48

「くるみ割り人形」を演奏できる事は、
クリスマス最高の悦びであり、感謝なのです。
これがないと、年末が来ない気さえいたしますね。
日本には他にも、ベートーベンの第九交響曲という、
可笑しいながらも素晴らしい習慣があるので、
これを耳にしないと大晦日が来ないという人もいます。
いやしかし、「くるみ割り人形」の音楽の美しさと、
大人のエゴではない子供の為のメルヒェンは、
他のモノにはちょっと置き換え難いものです。

今年のNBAバレエ団は、中野区での公演なので、
合唱団も地元の合唱団の協力があります。
また、子供達も地元参加のグループがあります。
これは正しい公演スタイルであって、
その土地に行けば、そこの方々とのコラボレーションは、
欠かせない合体文化事業なのです。

自分の公演も近いのですが、
他の仕事の準備や稽古はドンドンやってくるもので、
昨日は、この区民合唱団の稽古にお邪魔。
ほんの1時間弱ですが、リハに参加。
「くるみ割り人形」は、1幕最後の雪のシーンで、
天上の声の如く、童子の合唱があります。
指定は声変わりしていない子供の声ですが、
「そんなの関係ねぇ~!」とばかりに、
ベテランの女声20人が張り切って参加です。
譜面はたいした事ないのですが、
まず、出演のタイミング(並びに行くタイミング)、
そして、歌いだしのタイミングが難しい。
全部で4回ばかり出てきますが、
3拍子あり、2拍子ありで、楽観はできません。
指揮者は、ニコニコで、左手を振り上げ続けないと、
合唱の皆さんは不安になりますので、
公演では、腕が千切れるまで高く高く振り続けるのです。
声も良いし、やる気もあるし、
タイミングが慣れれば、大丈夫のはず。
きっと素晴らしい公演になるぞ!と激励!

そして今日は、総稽古でバレエ団へ。
主要ダンサーが来ていない部分もありますが、
どうにか人通り見て、確認です。
毎回思いますが、ダンサーの毎日の鍛錬には、
頭が上がりませんね。大した稽古です。
広い稽古場は、明るく気持ちも良いし、
外で木枯らしに揺れる木々も、寒さを感じさせない。

12月22日、23日の公演です!
詳しくは下記ホームページで確認してください。
http://www.nbaballet.org/

さて写真は、出番を待つ、ちっちゃなネズミちゃん達。
1幕、深夜になると活動し出す、子供の役の登竜門!
この役を皆経て、プリマ、プリモになっていくのです。
真剣な眼差しで、姐さん方の踊りを堪能、、いや研究中。
どんな小さな役でもドラマの中では大切ですし、
実に将来期待できる人材なのです。

コメント

_ まりこ ― 2007/12/10 10:26

そんなの関係ねえ。の女声。素敵です。
でもそんなに出のタイミングがむずかしい役は,,,わたしには無理。
尊敬です。

_ まりこ さん ― 2007/12/10 11:21

いやいや、これが覚えてしまえば大変ではないのです。そう、天使の声、素敵なのです。

天上の声のようです・・・天井、、ではないですよ。

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