歌ビタミン2013/03/03 23:29

みなさん頗る元気である。

新年会にしては時期がおそいが、
そうやって集まる会に誘っていただいた。
平均年齢が73歳を数える男声合唱団。
年寄りのあつまり?
いやいや何処を見ても微塵にも感じられない。
どうして昭和一桁(と括るわけではないが)は、
こうも元気な方が多いのだろう。
年齢で言えば80前後の方々と言う事だが、
自分が年を経て鈍感になったのを差し引いても、
若すぎる秘密はどこにあるのだろう?

コンドロイチンの大量摂取か?
グルコサミンえの執着か?
はたまた肌の色艶はプラセンタに、
毎朝欠かさないヒアルロンサンの効果?
ビタミン、鉄分に亜鉛も欠かさず、
養命酒なんて1日数本いけちゃうのか?

違います。
この方々の最高の健康の秘訣は“歌”、
歌うこと、合唱すること。
この行為こそ、この執着こそが、
脳から心臓、肺に足腰と明日への活力。
こうしか考えられないのです。
海外遠征からコンクールへの出場、
数え切れない委嘱新曲の披露から演奏会。
歌を愛し人を敬い、出した声は、
酒と食事と会話で補給。
なんとも敬うべき先輩方です。
この宴席も半分の時間は歌っているし、
暗譜している方ばかりで脳も若々しい。

準備が始まる来年公演への挨拶をさせて頂き、
様々な方との3時間に渡る語らい。
御見それいたしました。

ルーツ2011/06/08 23:35

父の誕生日でした。
久しぶりに姉、甥も含め、
皆で食事、いや飲み会。
相変わらずいろんな酒を呑み、
喋り、笑い合う。
親が元気であることほど
嬉しい事はないもので、
誕生会は実に愉快な会である。

父が大きく引き伸ばした
集合写真を持ってきた。
その写真のネタだけで
肴は要らぬほどの衝撃写真。
著作権も肖像権も無視して、
掲載してしまいますが、
この写真が撮られたのが、
大正12年6月という季節。
我が家のルーツである
愛知県半田亀崎で撮られた、
法事の際の写真らしく、
よく見ると数珠を手にしている。
写真を元に家系図までこしらえ、
横に並んだ人間関係が縦になって、
自分のルーツを目の当たりに。

私が小学校6年の時に亡くなった
日本橋の祖父がいます(父の父)。
勿論ここまでは良く知っているし、
私の記憶の中でも祖父は
いつもニコニコ笑っています。
だがこの写真には彼はいない。
写真から逆算すると18歳。
東京に出て忙しかった頃らしい。
しかし彼の兄弟7人の男女は、
面影を10代の写真に残している。
そしてそのお父さん(祖父の父)
を見ることができる(発見!)
さらにその父(祖父の祖父)が、
中央に座っている。
(過去の未知遭遇でした)
なるほど・・・。
さらにさらにその母(祖父の曽祖母)
の姿まで見ることができる。
残念ながら祖父の曽祖父である
榊原徳次郎(立派な名前だ!)の姿も
無いのは、仕事に精を出し、
法事といえども簡単には
離れられなかった時代ゆえでしょう。

私の父も長男なので、
この写真には私の6代前の家族を
見ることができるわけである。
その方々が生まれたであろう時代は
1840年頃なのでしょうか。

うぅむ、衝撃的な写真だ。

79歳になる父が健康であるのは、
嬉しいことであるが、
写真を見ると顔の系統が似ていて、
明らかなルーツを感じるものです。

誕生日おめでとう。
(しかし超内輪な写真で、
関係ない方にはまったく
面白くない写真の掲載で失礼!)

RIMOWA改造完成2010/11/22 23:39

そして本日RIMOWAの改造が完成。
昨日の片車輪に加えて、
もう一方も完成させる。
流石に1度やった仕事は速い。
およそ3.5mm削って、
ウィールを入れて装着。
1時間もかからぬ所要時間。
これならば商売で成り立つと
思いながらも、
あとは心配なのは耐久性。
1/3の削って細くなり、
幅広のスケートのウィールの為、
補強の円心部分も1.5mm削った。
考えてみると、
インラインスケートは、
片足4つ合計8つのウィールで、
全体重+加重も耐えるので、
1つのウィールの耐荷重は、
15~20kgほどあるのではないか。
そうなると今回のRIMOWAの、
中空6mmの芯、
しかもプラスティックでも、
1つ10kg位は大丈夫だろうと、
踏んでいるのです。
勿論2つの車輪ですから、
通常精一杯詰めて運んでる
およそ10~15キロは、
絶えうる、、、はず。

という事にしてください。
でも、もしこの芯が折れた時、
次の手は考えてあり、
既に手元にパーツはあります。
今回の2つのウィール交換、
郵送料込みでも、
1500円程度です。
某RIMOWA専門修理業者の
見積もり3万円を考えりゃ、
試す価値は十分でした。
外を引きずり回してみると、
実にスムーズ!
流石にジュラル民の筐体、
空の状態では音大きいですが、
十分に御近所騒音基準値は
クリアしています。

これにて一件落着です。

さてしかし、
この修理いや改造には先がある。
この続きはまた今度。

音楽集団2010/09/09 23:28

10月3日公演のリハーサル。
狛江の市制施行40周年記念式典、
セレモニーに合わせて演奏もあり、
ゲストで日本音楽集団が、
出演してくださります。
音楽の街に相応しい式典と、
さまざま趣向を凝らしており、
実に楽しい式典となる予定です。

午前中のセレモニーに合わせた演奏、
それに加えて午後には一般公演もあり、
私は1曲ずつ振らせて頂く。
勿論、地元縁の三木稔作曲作品である。

日本音楽集団は、創設から定期公演が
まもなく200回を数える由緒正しき、
現代邦楽演奏団体。
1964年創立ですから、
もうすぐ50年にもなる団体です。
今でこそ邦楽器(和楽器)が、
さまざまなジャンルで演奏をし、
違和感無く日常で捕らえていますが、
純邦楽からの進化と新しい日本の個性を
追求し現在まで活動を続けているのは、
何とも素晴らしきことです。

10年ぶりに練習場に行きましたが、
以前は楽器を借りたり人に会ったり、
音楽以前の用事で訪れただけでした。
まさか演奏で自分が来るとも思わず、
今回ははからいもあり、
公演も大変楽しみにしております。
久しぶりの方にあったり、
お世話になっている方に挨拶したり、
充実した90分とさせて頂きました。
年季の入った稽古場なのですが、
今となっては完熟の体であり、
1階の飲食店の使用する水が
水道管に流れるスゴイ音も、
音楽の一部と化している様相。

しばらくしたら公演告知をします。

日本音楽集団HP:
http://www.promusica.or.jp/

デニスの公演2010/08/12 23:09

音楽が終わりホッとする間もなく、
いや、これに体をとられていたために、
進んでいない仕事、
待って頂いている事業が幾つかある!
こ、これを片付けないと夏休みは来ない。
(最初から無いのだが・・・)

という事で、日常に戻すリハビリですが、
8月29日の公演を再度宣伝です。

交流しているピアニスト、
デニス・クズネツォフ、
彼の東京での初の本格リサイタル。
チケット販売が進んでいます。
方々の方々から、問い合わせもあり、
そこそこ出券していますが、
まだまだ良い席があります。

私も、北杜国際音楽祭で、
音の坩堝(るつぼ)に居たからか、
夏の日差しを避けた静寂の中で、
美しいピアノの音を集中して聴きたい、
という衝動に心揺れます。
清涼というものは、
単なる口からの冷たさだけではなく、
透き通る音色を耳から注ぐことでも、
得られるのではないですか?
まだまだ暑い夏、
深く強く、甘く切なく、
繊細なデニスのピアノを楽しんで下さい。

下記が正式申し込み、チラシ請求です。
私の周りの方々は、是非私にご連絡を!

2010年8月29日(日)
14:00開演(13:30開場)
Hakuju Hall
http://www.hakujuhall.jp/top/index3.html
・・最寄駅・・
小田急代々木八幡、千代田線代々木公園
いずれも徒歩5分程度

プログラム:
F.ショパン
幻想ポロネーズ 作品61
バラード第4番 作品52
スケルツォ第2番 作品31
P.I.チャイコフスキー 
グランド・ソナタト長調 作品37
M.ラヴェル
ラ・ヴァルス


全席指定:4,000円
チケット申し込み:
東京テアターチケットセンター
03-5771-8114(月~金9~18:00)
*同番号Faxでもお受けします(24時間)

主催:東京テアター
協力:音楽の街-狛江・エコルマ企画委員会

純愛2010/06/15 22:40

本日もバレエのリハ参加。
本番まで数日、緊張感が違います。

<ジゼル>の物語は、頗る儚い。
村娘ジゼルは純愛過ぎるが故に、
信じた男性に裏切られた事を苦に、
狂乱の末に死に至ってしまう。
この背景には、身分違い、
階級社会が生み出す悲劇性もあり、
現代の日本では理解され難い筋。
今日日、現代の男女の恋愛において、
こんなにも傷つきやすい女性と、
罪深い自分を徹底的に責立てる男性、
なおも傷口は塞がらない永遠の恋、
こんな事があるのだろうか・・・。
と、現実的な話はさておいて、
古い伝説に基づいたジゼルのドラマは、
上演の半分は死後の世界である。
世界中のバレエのレパートリーで、
1幕まるごと亡霊と精霊、
天上の御霊の世界を描いたものなど、
この作品以外にあり得ないのである。

健全な村の朝の風景から、
1幕最後での狂乱、
そして2幕での青白い夜の世界、
地に足着つかず成就せぬ女性の世界。
しかし全ては、
人間の無垢と欲のコントラストであり、
極限まで余計な感情を省くからこそ、
見えてくるのは魂の化身となった踊り。
バレエファンを魅了してやまない
なんとも美しい作品である。

作曲家アダンの才能や如何に?ですが、
この方オペラを数十本書いただけあって、
きっちり感情表現のメロディーと、
ドラマに沿った音楽展開を書いている。
シンプルですが、これでよいのです。
ただ、もう少し丁寧に譜面仕上げて、
完璧な形で出版に向けてくれたら、
私はこんなに苦労しなかった・・・。
いや、周りの方々みなである!

ダンサーのギリギリの戦いは、
足を見ていれば一目瞭然。
全ての出演者、スタッフと共に、
良き舞台になりますよう願います。

<ジゼル>公演、詳細は
NBAバレエ団公式HP:
http://www.nbaballet.org/

春ペダル2010/04/08 23:23

毎日毎日打ち合わせだらけである。
各地で、行政がらみの仕事もしていると、
3月はただ慌しいばかりで、
年度の〆にどの部署も躍起になるだけ。
ところが4月1日になった途端、
堰を切ったように、一斉に動く。
何が原因でって、そりゃ予算です。
様々なイベント、文化芸術含めて、
予算申請、助成申請が通るか否かは、
3月の議会や、審査会などの決定待ち。

正月は、人も動かずモノも流通せず、
そのまま、寒い冬をやり過ごし春。
でも4月になると、今度は年度始なので、
堰を切ったとて、慌しさは倍増。

海外の夏の音楽祭は、
海外の暦で言うところの年度末なので、
それこそ、ゆっくり準備ができますが、
日本の場合、4月から数ヶ月で、
夏が来てしまう。
この夏の公演、夏のイベントの準備、
とてもつもなく大変なのです。

予算があるのは嬉しいやら、
困ってしまったやら、
いや、困らないのだが、忙しいのだ。
また明日も打ち合わせである・・・。

合い間を縫って、桜を見に走る。
そう、自転車の季節到来。
桜もよいし、自転車の風は気持ちよい。
気分転換にももってこいの春である。

Pauken2010/02/07 23:33

不憫理不尽な不眠不休の不揃譜面復旧作業、
少しずつ出来ています。
おんな駄洒落を書ける位の余裕か。
これは、ひとりでの作業は無理と判断して、
周りに仕事振ったからなのですが(ホッ)。

今日は朝、いや早朝からオケのリハ。
前日は、譜面作業で4時に寝たとしても、
オケのリハーサルは始まるのです。
ですが朝一の弦分奏は、コンマスF井氏に願い、
少し遅れさせてもらった。
それでも、夕方までフルにリハーサルはキツイ。
私も辛いが、皆も辛そうである。
演奏会は近いので、そうも言ってられず、
ギュウギュウと絞り、更に上を目指します。

それはいいのですが、
昨日からの風の強さで、
毎年の怖い縁起物がやってきました。
そう、花粉症です。
不覚だったのは、マスクをせずに外出し、
午後には次第に調子悪くなり、
夜には目の疲れ、鼻水、ノドのイガイガと、
花粉の特異症状が品揃えです。

やれやれ、ここから3ヶ月。
GW明けまでマスク生活になるのか・・・。

この写真、決して気持ちの悪いものではなく、
練習前に後に並んでいた組み立て式の、
懐かしき樹脂のティンパニー。
あまりの姿の可笑しさに、連結してみたら、
世にも不思議な写真になりました。

多摩サイ2009/11/18 23:23

最近、忙しさと天気の悪さで、
運動不足が甚だしかったのですが、
久しぶりに晴天に恵まれ、時間もあり、
多摩サイ(多摩川サイクリングコース)を激走。

家から1キロ漕げばコースに入れますので、
多摩サイは、わたしの練習コースでもあり、
憩いの場でもあるのです。
ここは、先日谷垣自民党総裁が、
自転車の方とぶつかり顔を縫う事故をした場所。
そう、最近なにかと問題になっているコース。
このコースが悪いのではなく、
余りに走る人口が増えたので、
歩く人、犬の散歩の人、ランニングの人、
それにサイクリングの人と、
時速にすると、2キロ(徒歩)~40キロ(自転車)と、
大いに危ない交通渋滞箇所なのです。
サイクリングコースですから、
自転車が走るのは正当なわけでして、
左側通行、また速度の遅い方々を、
常に気をつけて走るのは、
バイカーの当然の義務なのです。
しかし最近の事故問題は、
歩いている人側にも大きな問題もあり、
並列に2人、いや酷い人は3人なら並んで歩く。
また犬のリードを3m~5mと伸ばして、
道路を横断させていても平気な飼い主。
など、ルールの酷さは目に余ります。
遊歩人達は、「自分くらい」と思うのでしょうか、
自転車は、10キロは平気で走りますので、
様々なルール違反の多さに呆れています。
ただ、一旦事故が起きれば、
スピードが出ている自転車が悪いとされ、
軽車両という分類からも、罪を課せられる事も、
非常に多いのですから、難しい問題です。

冬になると、歩く人が少なくなり、
それこそ、にわかのバイカーも減ります。
ユニフォームを着てヘルメットも被りながら、
トレーニングしている人が多くなり、
モラルをわきまえた非常に走りやすいコースになるので、
今日も、非常に快適でした。
途中折り返しで10分休憩。
土手の草むらに寝転びながら息を整えれば、
真っ青な空に、ゆっくりとした川の流れ。
酸素を沢山含んだ晩秋の冷たい空気を心ゆくまで吸い、
多摩川を満喫なのです。

最近精度のよいスピードメーターを付け、
自分の走行距離を記録しています。
今日は、39kmの走行。
ついでに、タイヤの空気圧の管理もきちんとしようと、
ゲージで計って、空気を足していきます。
写真は、そんなマニアックなプレッシャーゲージ。
手前は、最近使っているパナソニックの、
フレンチバルブ用のモノ。
奥は、20年前から使用しているミシュランですが、
こちらはアメリカンバルブ用なので、
主にマウンテンバイク用で、最近出番なし!
小さいが大事な機械、美しいモノですな。

Close2009/06/30 23:59

以前お知らせいたしましたが、
本日、6月30日をもちまして、
All Aboutクラシックサイトは、閉鎖となりました。

実際に書いているのは、7月1日なので、
既にサイトは閉じられて、Topページさえも、
見る事が出来ません・・・。
今まで、自分のWeb閲覧ソフトを開くと、
自分のページをTopにしていたので、
「閉鎖されました」という言葉が、
夜逃げを余儀なく迫られた老舗店舗が、
果てに『社員旅行のため緊急休暇』と、
偽った閉店のような不本意な閉鎖看板。

心残りなのは、散々苦労して書いた記事が、
Webの状態では見られない、
テキストとしても、残らないと言うことで、
Webというものの、ペーパーレスならではの、
儚さを思い知る羽目になりました。
All Aboutの他のジャンルは、様々人気がありますが、
エンターテイメントの分野において、
一掃整理が行われました。
月に3回程度更新されるだけのクラシック情報、
流石に、週に2本3本と配信される情報には、
かなう訳も無いのですが、
その分、ロングテール(後まで楽しめる)という、
触れ込みで頑張っては来ました。
閉鎖してしまえば、何も無い状態ですから、
ロングも、トレンドもないのです。

母親が誤って、古紙回収に出してしまった古本なら、
車を走って追いかけるか、
追跡調査で手元に戻りそうなものですが、
泡と消えた記事は、戻らないのです。

会社側と揉めるのは、時間の無駄と、
一切の要求も何もしませんでしたが、
せめて「全データを永久保管せよ!」
くらい言っておくべきだったかな。
いや、でもそれも必要ないです。
私の頭の中には、3年分蓄えた知識や、
士気は、ずっと残っていますので。

様々お世話になった業界の方、
身近な方、演奏家の方、記事協力してくださった方、
とても素晴らしい人もいた、A.Aのプロデューサー。
心より感謝しております。
また、あまり経緯を話すわけにもいかず、
中途半端な状態で身を引くことになったこと、
関係者には大変申し訳なく思います。

沢山の写真も使用しましたが、
自分で撮った写真で、大変気に入っていた、
「運動会のクラシック」の時の写真で、
この話、〆です!
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