読書 ― 2015/04/01 12:05
ようやく読み始めました。
塩野七生さんはイタリアに長く住み、
ルネッサンス期を中心とした
著作で広く知られています。
著作集のルネッサンス7巻などは、
集中的に読みたいシリーズの筆頭です。
12世紀末に生まれ50数年の人生を送った
神聖ローマ帝国の皇帝である。
塩野さんが40年もの歳月を暖めていたという
本書の上下には、フリードリッヒⅡばかりか、
彼自身の長い間の探求心が記され、
面白い歴人人物の接点を描いています。
西洋音楽の歴史は、
500年前の宗教改革以降を知ると、
教会音楽も含めてだいたいの概要は
知る事が可能ですし、
我々は正にその中に生かされています。
しかしながら今の国家形成以前の
神聖ローマ帝国という存在を知ると、
西洋の歴史や宗教の流れ、
そしてパワーバランスといった政治まで
垣間見る事が出来てとても有益。
遠い国の遥か昔なれど、
悠久の時を経過した現代文化源流の
ヨーロッパを見渡すと、
現代まで足跡が続いている西洋音楽の
一旦にたどり着くことも多いものです。
塩野七生著:
皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上下巻)
(新潮社)
2400円
2013年12月20日刊行
じっくり読みます。
長雨 ― 2015/04/13 23:02
変な天気です。
典型的4月という方もいますが、
私はこれを「雨季」といっています。
こうしていつの間にか梅雨期、
そして夏ですが総じて「雨季」。
昨年の秋は感心するくらい良い日が
続きましたが、
昨今では台風も8月~10月にも及び、
雨季は春も秋もしっかりと降りますね。
もう日本の四季は無いと思うほどの
春秋の天候を考えると、
4~10月「雨季」
11月~3月「乾季」
として二季の覚悟の方が正解みたい。
二季しかない国はたくさんあり、
古きドイツ語にだって春と秋は、
なかったとい聞いて大変納得。
花粉はスギから檜へと以降していますが、
檜のピークもどうやら越えて、
勝手に終了を決め込みました。
花粉が終わっただけでも嬉しいのですが、
長雨だけは堪えますね・・・。
Running ― 2015/04/14 10:13
今年になって再開したジム通いは
時間のあるときにせっせと通い、
週に2~3回は確保しています。
自転車が好きな理由は、
これが丁度いい速度であって、
車では早すぎ走ると遅いという
いい訳じみたことなのですが、
これではいけないと思い、
今年は走ることを心掛けです。
ジムのマシンランナーですので、
一般道を走るのと勝手が違い、
これがいいのか悪いのか解らない・・・。
しかしながら、目の前のTVを見ながら、
特に午後のバラエティの字幕を見つめ、
成り行きを適当に追っていると、
飽きも来ないものです。
自転車でマシントレーニングを
する時に有名な“ながら練習”は
ツール・ド・フランスなどのレースを見て、
自分もその気になりながらせっせと漕ぐと、
1時間くらいあっという間に進みます。
スポーツバーでサッカー見ていると、
酒も進んで盛り上がるのと・・・
似てはいません。
1回のジム走りも5kmから様子を見て
最近は体調により6km~8km、
時間があるときには1時間走をします。
1時間でまだ10km弱しか走れないのですが、
これが12kmなど走れる様になれば、
ようやくハーフマラソン出場(祝)など
公道でのレース参加に期待したいのですが、
平均速度を時速2キロ上げるのは至難。
でも夏には体重も落として、
そのくらいいけるのではないかと、
勝手な目論見がありますし、
そのくらい掲げないと、
ランニング嫌いが直らないので困ります。
筋トレ、ストレッチも欠かさず、
自己管理で怪我のリスクも避けて
やっていますので、ご心配なく。
TARAT1983 ― 2015/04/15 11:02
コンサートのお知らせです。
1983年に東京芸術大学音楽学部に入学した
同期生によるチャリティーコンサートです。
私、第3部の指揮とMCも担当しています。
2011年3月11日の震災以降、
東京芸大入学の同期生が立ち上げ、
小さな会場ながら25回を越す
チャリティコンサートを催しています。
同級生の繋がりは管打楽器から
弦楽器、ピアノ、声楽、作曲、
そして邦楽から楽理科へと、
全ての音楽学部に広がりました。
今回は25回の節目を越えたという事で、
少し大きな会場で応援コンサートを
催そうという事で、
もういちど同級生に声掛けを行い
有志が100名近く集まった中、
演奏を40名ほどで行います。
洋楽から邦楽に至るまで3部構成で
2時間半ほどのコンサートですが、
30年前に入学して一線で音楽活動を
続けている仲間同士での演奏になり、
聴き応えがあると思っています。
楽しんで頂けるように、
着々と準備をしております。
私が実行委員長をしておりますが、
いろいろと進めてくださる方々ばかりで、
総じて見守る立場であります。
同級生の繋がりだけでここまで
やることもなかなか無いものです。
「東京にいても応援したい」と
東北に行く機会の無い演奏家、
また演奏をしなくても、
参加の気持ちを前面に押し出して
下さった方々が沢山おります。
お時間のある方は是非おいで下さい。
TARAT1983 Presents
東北支援チャリティスペシャルコンサート
日時:2015年5月13日(水)
開演18:45(開場18:15)
会場:渋谷区文化総合センター大和田6階
「伝承ホール」(定員300数名)
入場料:前売3500円、当日4000円
*親子室あり(先着3組様)
*コンサートの収益の一部は、
石巻ジュニアジャズオーケストラに
寄付させていただきます。
主催:TARAT1983
後援:東京藝術大学音楽学部同声会
お問合せ・チケットお申込み:
電話:090-4825-6984(すすきだ)
後援ブログ:
http://blog.livedoor.jp/tarat1983-public/
プログラム
~Ⅰ部~
○弦楽合奏
A.ドヴォルザーク:
テルツェット ハ長調 作品74 B.148
○ソプラノ独唱
なかにしあかね:
星野富弘の詩による歌曲集より
○ピアノ独奏(朗読付き)
R.シューマン:
クライスレリアーナ 作品16
〜ロベルトとクララの手紙に寄せて〜
~Ⅱ部~
○箏曲合奏
岸野治郎三 / 宮城道雄 箏手付:
吼噦(こんかい)
○尺八・箏 二重奏
沢井忠夫:<風の歌>
○フルート・アンサンブル
P.モーリス:
フルート四重奏のための「組曲」より
~Ⅲ部~
○歌と和・洋楽器のアンサンブル
三木 稔 /小黒恵子詞:
歌曲「花ものがたり」より 3曲
なかにしあかね:
アンサンブルと歌による委嘱新作
出演者:
1983年同期生総勢36名+α
20年 ― 2015/04/22 23:37
能楽堂 ― 2015/04/25 23:49
ご一緒することが多い能楽師、
中村昌弘さんの会。
能、能楽の分担は簡単に言えば、
役者か音楽でありますが、
3人が最大の演者数である能では、
シテかワキかで何もかも変ります。
それぞれ流派があり道が違いますが、
特にシテ方の場合は、
単なる主役という虚勢ではなく、
地歌もありますし、
舞台裏では中心スタッフです。
舞台の裏側もプロデュースする立場で
あるという重責がシテ方にはある訳です。
とても良い公演でした。
現代人が観る能空間というのは、
仕組むほうが工夫を凝らさないと、
図書館で眠る心地よさの如く、
歴史の揺り篭になってしまいます。
もちろん慣れた方々は集中して
悠久の時に身を委ねて楽しみますが、
飽きさせない工夫は必要ですね。
番組(能の構成・・・TV番組と言うでしょ)
次第が会全体の魅せ方と思いますが、
素謡(囃子なしの座した謡)にはじまり、
仕舞(囃子無しで地歌で舞い魅せる)から
狂言を組み合わせながら楽しい前半でした。
芸能モノには30分の休憩など、
長い休みを挟む事がおおいのですが、
この休みに一度外に出て散歩するのが、
とても気分転換になります。
この日も15分ほど歩いて、
600年ほど頭を進化させて、
現代に戻しておいてから、
また会場に戻ります。
・・・そういえばワーグナーの
祭典でもあるバイロイト音楽祭は、
やはり幕間を30分ほど取ります。
だからワーグナー見るのに4時間ほど
かかってしまうのですが、
同じように一度頭をスッキリさせて、
空想の神々の歴史物語に思いを馳せると
気分も良く見続けられたりします。
・・・
さて山本さんの会。
後半はメインの「融(とおる)」ですが、
およそ90分の舞台を見事に演じていました。
30代とは言っても3歳に満たぬ頃より稽古、
7歳で初舞台という事を考えると、
立派であって当たり前でもあります。
会場のお客様の応援は勿論ですが、
舞台の地歌、囃子、後見にいたるまで、
引き立てようという気持ちも伝わり、
とても良い終演を迎えておりました。
こういう日を見届けられたのが、
とても幸せでもあります。
自分も頑張らねばと思った次第です。
勝手に写真など撮れぬのですが、
最初に挨拶に出たときの写真。
一斉に撮ってしまって一斉に電源を落とす
という非電脳を徹底したい能ならではの
アイデアは能楽堂の許可もあり
掲載可能写真なのです。
LED ― 2015/04/28 23:03
西欧に暮らした経験がある方は、
日本と西洋の照明の考えや、
目に映る好みの色の違いなど、
気になる方も多いのかと思います。
この写真の照明は新宿のあるBarですが
フィラメントが揺ら揺らと瞬くいて
昔ながらの光源が素敵です。
焚き火を見つけると見入ってしまい、
気分が寛いでいく感覚ですね。
プロ野球ではナイター照明がLEDに
換えられた球場があり、
眩しい残像がプレイに支障がでると、
選手から不評になったりしています。
舞台照明もLEDが増えていますが、
安い電球ではないので徐々に設備投資し、
昨年辺りから何処でも見られるほど、
本来の照明を凌駕する割合になったと、
感じています。
照明家と話すとLEDの話で、
数時間酒が進むほど悲喜交々の進化ですが、
使い方によっては難しいと思いますね。
先日とある劇場に初めて行きました。
今の世の中にしては珍しく、
客席音響に拘った装飾と予算の掛け方、
音も心地よく最新の技術に感心をして
耳は満足なのでした。
新しいホールなので、
積極的にLEDを取り入れながら、
照明も出来る限りそうしているのでしょう。
反響版を使用した舞台でしたが、
天板から降る照明もLEDによるもの。
舞台転換時には客席明かりがうっすら点り、
次が整うと客席明かりが落ちて舞台上が
本照明に変化するものなのですが、
途中LEDの白い明かりが一度射して、
ソコからアンバーな明かりに変化するのです。
これが気持ち悪い・・・
白けたあかりといえば、
悪役代表として蛍光灯という節約の王様が
長く昭和の時代に鎮座していました。
青白く光る光源には風情も情緒も無く、
近年になって暖色系蛍光管が出るまでは、
インテリアデザインの敵呼ばわりでした。
昨今のLED照明は悪役というより
面倒な奴という大役を引き継ぎましたね。
青というより白く光る人工的な光が
一度目に飛び込んだ瞬間に、
膨らんだ期待感も幻想さえも吹き飛び、
白けた気分にさせられます。
合理的な西洋音楽ならまだ我慢か。
効果的に利用できそうなポップスなら
悪を手玉に取りながら正義と成すか。
しかしながらドラマ性のある舞台や、
純邦楽の舞台などでこの明かりを
射された瞬間に興ざめになります。
進化は文化を消すといいますが、
ガスの明かりを頼りに上演した19世紀、
もっと遡れば薪能の本火の明かり、
照明もなく天日の下だったシェイクスピア、
こんな事を考えていけば、
LEDを敵に回すのではなくて、
手の内の技術とよく考えたセンスで
処理していかないといけませんね。
リハ同級生 ― 2015/04/30 23:59
小学校、中学校、高校、
どの時代でも特別な感慨があり、
その時代にタイムトリップする感覚で、
昔話に花が咲いたりして笑いが絶えず、
懐かしさと共に頼もしい周りに、
感心したりしますね。
そして大学の同級生はまた違った
格別な仲間意識に溢れています。
5月13日の公演は、
チャリティ公演ではありますが、
出演者40名ほど皆同級生です。
「遠くにいても応援したい」という
気持ちを集めて形にいたしますが、
出られなくて賛同してくれた友含め、
100人もの同級生で構成します。
このところ毎日の様に同級生と話し、
メールのやりとり打合せと、
ほぼ30年前の芸大構内の状態です。
世話人としての実行委員を中心に、
演奏する皆とも何度も交信しています。
3部構成の演奏会最後は和洋合奏。
邦楽も洋楽も一緒なのが面白く、
もっというと篳篥(ひちりき)という
雅楽も一緒に演奏します。
そして今日はそのリハーサル。
私は指揮なので少ない時間を配分し、
初めての合わせながら、
どうにか成果をあげなければなりません。
でも、そういった普段の重責ではなく、
先輩も後輩も無く、
敬語も遠慮もしなくても良い関係。
可笑しなものです。
勿論丁寧に音楽を交わし話し、
問題点は話し合いながら進めますが、
この関係がみな同級生というのが、
なんとも面白いものです。
相手を探らずに手の内を知っているので、
構えもしなければ緩みもしない。
むしろ戦いではない演奏というのが、
心地よさに繋がるのでしょうか。
勿論、馴れ合いの余地は少しも無いのは
演奏会の趣旨も質も本当に生真面目に
思考しているからです。
アンコールでは30数名一緒に演奏します。
同窓会の集合写真なのに、
なぜか楽器を持っているようなものですか。
これも良いものです。
公開同窓会を演奏会に合わせ、
チャリティとして東北の応援をする
という3つほどの楽しみがありそうです。
準備は順調ですが、
相変わらず刷りものの作製と校正、
様々に時間を割かねばならず、
苦しみますが、これも良いとしてしまう。
あ、、かってに写真は頂きました~。






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