FM生放送 ― 2020/07/05 21:05
隔週で番組がある<狛江クラシックラウンジ>ですが、
毎回テーマを決めて、曲を持ち寄ります。
3人でパーソナリティをしていますが、
相変わらず打ち合わせは直前でも、
不思議なことにほぼ選曲は被らずにいくものです。
今日のテーマは「七夕に因んで」でした。
彦星と織姫をテーマにした古典作品なら、、
洋楽は厳しいでしょうが、
そこは柔和に発展させていきます。
今日は、そこから「空、星、愛」をテーマに。
こうなると100万曲あるでしょう。
大体一人3曲か多くて4曲ですので、
バランスよくいくのですが、
私は以下の3曲。
・フランツ・レハール作曲
オペレッタ<ルクセンブルク伯爵>より
「星をつかもう」
・リヒャルト・ヴァーグナー作曲
オペラ<タンホイザー>より
「夕星の歌」
・ロベルト・シュトルツ作曲「Ich liebe dich!」
こういう選曲は楽しいですね〜。
因みに前回は、「美と音楽」であり、
その前は「食事と音楽」でしたが、
これらはこれらで楽しい妄想選曲でした。
クラシックの選曲は、様々関連やこじつけでも
選ぶでしょうが、やはり聴く意味を持つと、
個人で聴く時でもきっと楽しいものです。
気分で決めるだけではなく、意味合いですね。
レハール選曲は、
彼の生誕150年にまだ拘っているのと、
この曲が主役のルネとアンジェールのすれ違いの恋心を
歌うとっても美しい背景があること。
放浪の男性が金が欲しさに偽装結婚した相手に、
本当に惚れてしまが、身持の硬いアンジェールは、
なかなか思い通りにならない。
遠い星を掴む様な恋物語、、、と歌うものです。
またワーグナーの選曲は、
タンホイザーのバリトンアリアの「夕星の歌」が、
彼のアリアの中でも最も美しいと思っています。
不甲斐ない旦那の人身御供となって自害する奥さんを
哀れんで、旦那の親友が歌うという、
恋人同士ではない<星にも叶えることが出来ない儚さ>
を歌う歌でもあります。
100年前1920年に山田耕作の指揮で日本初演が
行われたオペラというのも大事な選曲理由です。
「夕星」は「ゆうづつ」つまり宵の明星、
重要な旦那タンホイザーが溺れた快楽の金星を表します。
シュトルツ選曲!
もうこれは説明入らない、バカに一途な愛の歌です。
シュトルツはウィーン伝統を持った最後の音楽家、
と言われますが、1890〜1975の生涯という長生きで、
クラシックというより、オペレッタ、映画、ミュージカル、
様々な娯楽に近い音楽を提供し2000曲以上描いています。
メロディーの美しさ、特に切ないハーモニーを添わせれば、
彼の意義に出る者はいなかったのでしょう。
空の美しさ、星を見ても何も危険はないですから、
皆さんも素晴らしい七夕をお迎えください!
毎回テーマを決めて、曲を持ち寄ります。
3人でパーソナリティをしていますが、
相変わらず打ち合わせは直前でも、
不思議なことにほぼ選曲は被らずにいくものです。
今日のテーマは「七夕に因んで」でした。
彦星と織姫をテーマにした古典作品なら、、
洋楽は厳しいでしょうが、
そこは柔和に発展させていきます。
今日は、そこから「空、星、愛」をテーマに。
こうなると100万曲あるでしょう。
大体一人3曲か多くて4曲ですので、
バランスよくいくのですが、
私は以下の3曲。
・フランツ・レハール作曲
オペレッタ<ルクセンブルク伯爵>より
「星をつかもう」
・リヒャルト・ヴァーグナー作曲
オペラ<タンホイザー>より
「夕星の歌」
・ロベルト・シュトルツ作曲「Ich liebe dich!」
こういう選曲は楽しいですね〜。
因みに前回は、「美と音楽」であり、
その前は「食事と音楽」でしたが、
これらはこれらで楽しい妄想選曲でした。
クラシックの選曲は、様々関連やこじつけでも
選ぶでしょうが、やはり聴く意味を持つと、
個人で聴く時でもきっと楽しいものです。
気分で決めるだけではなく、意味合いですね。
レハール選曲は、
彼の生誕150年にまだ拘っているのと、
この曲が主役のルネとアンジェールのすれ違いの恋心を
歌うとっても美しい背景があること。
放浪の男性が金が欲しさに偽装結婚した相手に、
本当に惚れてしまが、身持の硬いアンジェールは、
なかなか思い通りにならない。
遠い星を掴む様な恋物語、、、と歌うものです。
またワーグナーの選曲は、
タンホイザーのバリトンアリアの「夕星の歌」が、
彼のアリアの中でも最も美しいと思っています。
不甲斐ない旦那の人身御供となって自害する奥さんを
哀れんで、旦那の親友が歌うという、
恋人同士ではない<星にも叶えることが出来ない儚さ>
を歌う歌でもあります。
100年前1920年に山田耕作の指揮で日本初演が
行われたオペラというのも大事な選曲理由です。
「夕星」は「ゆうづつ」つまり宵の明星、
重要な旦那タンホイザーが溺れた快楽の金星を表します。
シュトルツ選曲!
もうこれは説明入らない、バカに一途な愛の歌です。
シュトルツはウィーン伝統を持った最後の音楽家、
と言われますが、1890〜1975の生涯という長生きで、
クラシックというより、オペレッタ、映画、ミュージカル、
様々な娯楽に近い音楽を提供し2000曲以上描いています。
メロディーの美しさ、特に切ないハーモニーを添わせれば、
彼の意義に出る者はいなかったのでしょう。
空の美しさ、星を見ても何も危険はないですから、
皆さんも素晴らしい七夕をお迎えください!
最近のコメント