読書狂2020/04/18 23:19

この3年半ほどの生活の変化から、
机でPCに向かう機会が著しく減ったのと、
時代がBlogからSNSという手軽な媒体に
移っていったことで、
長年書き記していた私のこのBlogも
一定の役目を終えたと思っていて、
新しいことを書いても数ヶ月に一度という
ひどい頻度になってしまった・・・。

また、生活の時間の変化もありますが、
横浜のオケのスタッフとして
所謂勤務をする生活に変わったことで、
個人的なおもうこと、音楽関係の毎日も、
なかなか公的には書きにくくなってきたのも
blog使用が減ったり理由かもしれません。

演奏家と指揮者という生活を中心にしていたのが
スタッフ、プロデュースとしての日常になると
好きな事はなかなか書き散らす事はできない
ものであるという事ですね。

昨今の新型ウィルスによる世の中の激変は、
ジワジワと迫りながら来ましたが、
もはや確実に現代が歴史に刻まれる事も確信していますね。
天然痘、コレラ、チフス、梅毒、結核、スペイン風邪、
と、20世紀に繋がっていきますが、
30年前からのエイズも含めて、
この挑まれた戦いに、人間は全知全能をかけて
対峙をしてきたのですから、
負けてはならないですね。

この話題、
書いているだけでも心が締め付けられますので
さておくことにしましょう。

私は50年単位とか、周年の何々とか好きで、
もっと言えば人の誕生日とか、記念日好きですので、
よく言う周年が好きなセレブレ男かもしれませんが、
過去の出来事もやはり好き。
世界史日本史などの歴史好きとは違うのですが、
今の現代に通じている前時代のことは
非常に興味があります。

この平井正先生の名著は
ドイツのベルリンが激動であった時代に
どう国が動いたのか、政治に対して人はどうしていたのか、
など歴史の裏側にある大きな国の街角の証言とも言うべき
実に詳細な記録が書いてあります。
締め付けられたいた頃の表現者たちの声、
地下に潜って創作を続けたかバレットでの
夜な夜なのこと・・・。

20年前に読んだ本を引っ張り出しています。
時間があるので、映画を見る。
譜面を探る、書籍で確認しながら年表を見る。
音を聞いて1920年代を確認していく・・・。

愉しくて怖い100年前の世界・・・
現実逃避をしながら、
すぐに来そうな近未来の覚悟を固めている、
そんな気もする温故知新という予言を
探しています。

やはり言葉があまり良い方向には進まない・・・
現実逃避しないで前を向く勇気をもつための
時間の費やし方だと思います。

名著というのはドラマばかりではなく、
歴史の覗き方もまた色褪せないドラマです。

明日もまた頑張りましょうね。
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