毎GW ― 2017/05/05 23:42
もう30年も変わらないGWの過ごし方。
こうなると一生こうであれと思います・・・
すっごい秘境に行ったような写真ですが、
毎年より残雪が多く、
目の前の湖も凍ったままの水面。
4月上旬の低気温と悪天候からでしょう。
でも今回は晴天。
以前の宿はさらに数百メートル登ったので
天候不順に見舞われることも多かったのですが、
この高さなら夕方の悪天候も少なく
しかも昼間が数度は暖かい。
そう、オケ合宿。
健康で若々しい彼らとの戯れ
(真面目に練習はしておりますが・・・)
は不老のための大事な時間でもあり、
真面目に楽器を演奏する貴重な時間でもあるのです。
で、猿。
多いのですよ猿が。
山の餌の無さから
里に下りてくる野生動物の報告が
後を絶ちませんが、
この方々はそういう理由でもなく、
日常なのかな、この辺りにいるのが。
もはやたま〜に行く我々がよそ者であり、
子供をおぶった親猿などでも、
人間と目があって逃げるわけでもなく、
しかし攻撃的でもないという友好的態度。
でも放っておくとホテルの部屋に入って、
胡座をかいてポテチなど喰いながら、
テレビを眺めて笑っているらしいので、
要注意の張り紙もまた多いのです。
優秀な大学生ばかりで、
トレーナーとして面倒なこともなく、
こちらが遊んで貰っている気もします。
毎年の新入生は気がかりで、
こればかりは団の存続に関係するので、
合宿は楽しみ半分で心配もソコソコ。
でもこ〜んなアホな事を平気でやってくれる
元気で期待度大の彼らで頼もしいです。
杯を交わしながら話し込みます。
部屋に朝日が差しクラクラと目の前が揺れるまで。
明治大学OB交響楽団 ― 2017/05/07 10:59
昨年の秋の公演でも振らして頂いた
明治大学OB交響楽団の定期演奏会。
今回は3月から練習で振らせていただき、
間も無く公演なので私からも告知です。
私自身はあまり好みや趣向を言わないのですが、
身体に沁みているジャンルがあるので、
あまりフランスものなどを
オーダーする方々はいないのですが、
たまにこういうプログラムがあると、
自分自身が新鮮でもあり、
色々と音楽から学ぶものも大いにあるのですね。
オペラ自体は上演されなくとも
序曲の演奏機会が多いものがあるものです。
演奏回数が増えるのと反比例で
本編は舞台からは疎遠になるものが多く、
序曲タイトルは本編タイトルなのに、
誰も物語を知らないという現象ですね。
同様に劇中のバレエ曲は頗る有名で、
本編内容はやはり知らないという作品も然り。
歌劇<イーゴル公>などですか。
<ダッタン人の踊り>と言えば
知らぬものはないのに・・・。
*蛇足ですが、このダッタン人=韃靼人も、
当時(13~15c)はモンゴル系のこの方々ではなく、
トルコ系のポーロヴィッツ人が正しいのです。
ボロディンは、作曲も未完で、
その後にリムスキー=コルサコフとボロディンが
補作しながら完成させたので、
もう本編が何であるかは関係がなく、
でも<ダッタン人の踊り>は欠かせない
オーケストラ界の名曲であるわけです。
オペレッタに至っては
スッペは70以上の作品を残して
オペレッタ王と言わんばかりの空前絶後ですが、
<軽騎兵>など名序曲は実に多い。
軽騎兵!見てみた〜い!と思いますが、
まず上演はされないでしょうね・・・残念。
これは19世紀後半では、
オペレッタ作品がどんどん作られ、
政治から恋愛のゴシップまでドラマ化され、
まるで週刊誌の発刊のように
大衆を楽しませた時代でもあるからです。
序曲作るのって楽しそうだが実は面倒。
様々なアリアから旋律を引っ張り、
構成から転調まで工夫しながら、
本編を待ちわびるお客さんをワクワクさせる
予告編というべきものです。
ですので、
流行りも早いが廃りも来る
御時世オペレッタでは、
集客が悪いと直ぐに上演されなくなる。
時間をかけて作った序曲も
日の目を見なくなることが多いのです。
そういう意味では、
現代でも残っている序曲はソコソコの上演がされ
気合い入れて作曲した序曲とも言えますが、
はやり名序曲とされる頃には、
本編は廃れてしまっているのでしょうね。
話が長い・・・
OB交響楽団絶賛練習中です。
バレエ曲<サムソンとデリラ>興味ないですか?
寒村でもダリアでもないこのお話、
知りたくないですか?
いやい演奏はやバレエだけですが。
調布ですが、
是非いらしてください。
詳しくは明治大学OB故郷楽団HP:
https://meijioboke.jimdo.com
明治大学OB交響楽団の定期演奏会。
今回は3月から練習で振らせていただき、
間も無く公演なので私からも告知です。
私自身はあまり好みや趣向を言わないのですが、
身体に沁みているジャンルがあるので、
あまりフランスものなどを
オーダーする方々はいないのですが、
たまにこういうプログラムがあると、
自分自身が新鮮でもあり、
色々と音楽から学ぶものも大いにあるのですね。
オペラ自体は上演されなくとも
序曲の演奏機会が多いものがあるものです。
演奏回数が増えるのと反比例で
本編は舞台からは疎遠になるものが多く、
序曲タイトルは本編タイトルなのに、
誰も物語を知らないという現象ですね。
同様に劇中のバレエ曲は頗る有名で、
本編内容はやはり知らないという作品も然り。
歌劇<イーゴル公>などですか。
<ダッタン人の踊り>と言えば
知らぬものはないのに・・・。
*蛇足ですが、このダッタン人=韃靼人も、
当時(13~15c)はモンゴル系のこの方々ではなく、
トルコ系のポーロヴィッツ人が正しいのです。
ボロディンは、作曲も未完で、
その後にリムスキー=コルサコフとボロディンが
補作しながら完成させたので、
もう本編が何であるかは関係がなく、
でも<ダッタン人の踊り>は欠かせない
オーケストラ界の名曲であるわけです。
オペレッタに至っては
スッペは70以上の作品を残して
オペレッタ王と言わんばかりの空前絶後ですが、
<軽騎兵>など名序曲は実に多い。
軽騎兵!見てみた〜い!と思いますが、
まず上演はされないでしょうね・・・残念。
これは19世紀後半では、
オペレッタ作品がどんどん作られ、
政治から恋愛のゴシップまでドラマ化され、
まるで週刊誌の発刊のように
大衆を楽しませた時代でもあるからです。
序曲作るのって楽しそうだが実は面倒。
様々なアリアから旋律を引っ張り、
構成から転調まで工夫しながら、
本編を待ちわびるお客さんをワクワクさせる
予告編というべきものです。
ですので、
流行りも早いが廃りも来る
御時世オペレッタでは、
集客が悪いと直ぐに上演されなくなる。
時間をかけて作った序曲も
日の目を見なくなることが多いのです。
そういう意味では、
現代でも残っている序曲はソコソコの上演がされ
気合い入れて作曲した序曲とも言えますが、
はやり名序曲とされる頃には、
本編は廃れてしまっているのでしょうね。
話が長い・・・
OB交響楽団絶賛練習中です。
バレエ曲<サムソンとデリラ>興味ないですか?
寒村でもダリアでもないこのお話、
知りたくないですか?
いやい演奏はやバレエだけですが。
調布ですが、
是非いらしてください。
詳しくは明治大学OB故郷楽団HP:
https://meijioboke.jimdo.com
演奏会終演 ― 2017/05/27 23:11
楽しく準備をさせていただいたオケが
終演いたしました。
アマチュアの皆さんは笑顔で演奏して
実に楽しそうでした。
演奏している方の顔を見ながら振りますが
遠くのプルトの方でも目が合うのは良いものです。
私は数年に一度振らせていただくのですが、
その笑顔を見るのが毎回楽しいものです。
プロ音楽家とは違い、他の仕事がありながら
週末になると楽器を抱えて参加する彼らは
クラシック愛好家の中でも相当の演奏好き。
ウンチクが好きなクラシック愛聴家も多い中、
音を出す難しさと音楽になる喜びを
体感する彼らは体育会系愛好家ですし、
頼もしく羨ましいものです。
また一緒にやれる機会があれば
とても嬉しいですし、
いつまでも元気でやっていただきたいと思う次第。
本当にありがとう。
たくさん来てくれた知人友人、
また久しぶりに会うOB諸氏にも
お礼をしたいと思います。
終演いたしました。
アマチュアの皆さんは笑顔で演奏して
実に楽しそうでした。
演奏している方の顔を見ながら振りますが
遠くのプルトの方でも目が合うのは良いものです。
私は数年に一度振らせていただくのですが、
その笑顔を見るのが毎回楽しいものです。
プロ音楽家とは違い、他の仕事がありながら
週末になると楽器を抱えて参加する彼らは
クラシック愛好家の中でも相当の演奏好き。
ウンチクが好きなクラシック愛聴家も多い中、
音を出す難しさと音楽になる喜びを
体感する彼らは体育会系愛好家ですし、
頼もしく羨ましいものです。
また一緒にやれる機会があれば
とても嬉しいですし、
いつまでも元気でやっていただきたいと思う次第。
本当にありがとう。
たくさん来てくれた知人友人、
また久しぶりに会うOB諸氏にも
お礼をしたいと思います。
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