春琴抄再演2013/09/10 23:45

来年2014年3月下旬に、
義父のオペラ<春琴抄>が再演となります。
1975年に書かれたこのオペラは、
彼のその後の日本史に沿った9連作の
第一作として79年の<あだ>へと続きます。
原作の人気も手伝い初演以降再演を繰り返し、
今では日本人作曲によるオペラのレパートリー
といっても充分認知されています。

私はプロジェクトの外から、
後方支援をするだけですが、
主催する日本オペラ教会総監督の大賀寛先生が、
佐佐木務局長、演出の荒井先生と一緒に、
我が家においでくださりました。

この公演を追悼公演としてくださること、
3回の公演のキャスティングの話題、
三木稔との長年のお付き合いの仲から生まれた、
作品の裏話なども様々お話くださりました。

ヴェルディ、ワーグナーの生誕周年に沸きながら、
一方でしっかりと育っている日本人作曲のオペラ。
新作も名作も、日本人の母国語によるオペラは、
私たち音楽に携わる全員の財産であり、
伝えてく責任も感じます。

よい公演になるよう応援をしたいと思います。
それにしてもお元気な大賀さん。
父と同世代ですがまだ舞台に立っています。
会話をしていても声には艶が満ち、
すばらしい体調管理を感じます。

心より感謝申し上げます。
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