夢コン終演2012/11/18 23:40

長い事準備に勤しんでいた夢コン、
夢コンサート2012が終演しました。
毎年の恒例公演となり今年で6回目。
いつも皆でアイデアを出し合い、
企画を絞り込みながらのプログラム構成。

世の中の演奏会の内容、
構成方法は多いようで実は少ないものです。
大方のお客様の興味は、
1. 主催する出演者を聴きに行く
2. 演奏する曲が聞きたくて行く
「付き合いで」の方も居りますが、
でもこのどちらかなのですから、
演奏会自体がこういう種類なのである。

さて、これ以外の内容にすると大変。
構成を普段とは違う切り口にした場合、
お客様側からは興味に連動した質問が出る。
1.誰が主なの?
2.ジャンルはなんなの?
となる。そして演奏会内容によっては、
ス~ッっと前向きな気持が冷め、
チケットを買っては頂けない。
・・・そりゃそうです。
クラシック好きに初めて生タンゴを聴かせ、
友人の演奏家の応援をしたいが、
その前に何倍もの出演者がいれば臆しますね。
本当にどれもこれも素晴らしいのですが。

夢コンの内容の価値は、
一般的な演奏会とは少し違います。
1.地元に縁のある演奏家の出演を中心に、
真摯なアマチュアとの交流も成し遂げたい。
2.都心で催しても胸を張れる内容で、
地域色を存分に出した発信力を持ちたい。
この気持を毎回の内容構成に生かし、
準備から広報チケット販売に至るまでを
ハードルを上げながら進みました。
毎回の内容は違いましたが、
考え方にブレはない6回の公演でした。

お帰りになるお客様の笑顔は、
主催者、出演者の安堵でもあります。
そして期待をさせることはそれ以上の
励みにもなるものです。
日本で2番目に小さな行政区の市ですが、
夢コンサートの価値と発信力は、
大きな文化芸術推進の原動力です。
たったの2時間は半年の凝縮であり、
「音楽の街-狛江年間活動」と言う本の
巻頭カラーページを飾る内容になりました。

私は円滑に進むように協力する役でしたが、
長い時間真摯に携わって頂いた委員の方々、
嫌な顔もなく手伝ってくれたスタッフ、
存分に技量を見せてくれた出演者、
すべての方の力があり笑顔で終われました。

こころより感謝しています。
お疲れ様でした。
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