稽古下見2012/11/06 23:48

バレエ団に行き打合せと稽古下見。
例年より早い時期ですが、
芸術監督が代わり演出も模様替え、
となると勿論音楽も変わります。
とは言っても変え様がない名曲。
しかし、テンポ、繋ぎ方、きっかけなど、
演出によりドラマが変化すると、
結果的に同じ曲でも様々変わるものです。
いや変わらないといけないのです。

スタンダードとは標準ですが、
これを続けると過ぎ去りし日の思い出に
なりかねません。
過去の銘品を如何様に味わって頂くか、
クラシック音楽とはスタンダードの
繰り返しによる鈍足な進化ですね。
でもこれがクラシックの真髄であり醍醐味。
早くも楽しみな来月です

写真は稽古場でのダンサーの脚。
今回公演用の稽古でも、
今日の稽古でもないですが、
張り詰めた稽古場の雰囲気は、
オペラでも器楽にもない独特なものです。

バレエ音楽とは脚奏者がソリストの
コンチェルトに等しいものです。
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