3連休だと!2006/12/27 13:50

いやいや、慌しいと言っている間に年の瀬です・・・。

12月って、10日しかないみたいに感じる毎日、
毎月でしたら、遣り残しても、
次の月に送ってしまいそうなこともそうもいかず、
なんとかケリをつけてしまいたいと思うものです。

音楽家は、サービス業と一緒ですから、
人が休む時に働くものなのです。
土日とか、祝日とか、ましてや、
お盆休みや、ゴールデンウィークなんて皆無。
夏休みなんて言ったらバチが当たりそうです。

何でも来年は3連休が沢山あるらしく、
毎月何かしらの3連休がやってくるのだという。
そもそも、昔はこんなに祝日無かったのに、
景気が良くなった頃、アメリカ並みに祝日を作れと、
いつの間にやら、何に感謝するのかわからない日が、
多くなったのです。

週休2日の5勤2休まで確立してしまい、
日本人は、カラダ弱いのか、、、休みがちである。
先日、数人で喋っている時。
30年も前の映画「サタデーナイト・フィーバー」の話で
同世代と盛り上がっていたら、
一緒に居た若人が、
「ん?どうして、土曜にフィーバーするんです?」
って、真顔で聞きました・・・

先ごろの、“ゆとり教育”の反省を生かし、
連休も少なくしてはどうなんだ?

私は心配しているのです。
こんなに休んでいたら、追いかけてくる国々に、
たちまちやられてしまうのではないかと。
どうなんでしょう?
中国だって、インドだって、
日本の高度成長期の様に、
みな切磋琢磨しているのではないですか?
もうすこし勉強しましょうよ・・・。

サービス業の音楽家は、休日が増えると、
とてもいいことかと言うと、実はそうでもないのです。
レジャーがあまりに多様化した昨今、
コンサートに行くとか、趣味の音楽の練習に勤しむ、
っていう事をなかなかしなくなっているのに加え、
3連休は、さらに遠出をしてしまうのです。
コンサートのチケット、って、ちょっと前は、
土日が売れていたのに、連休はダメです。
また、最近は平日の方が売れてきているし、
さらに言うなら、平日の午後が売れる。
これは、有閑マダムの方々が多いのではなく、
高齢化社会のひとつの現れだと思っているのです。

あと、20年経つと・・・。
クラシック界はどうなるのでしょうか?

ま、そんな事は考えなくても良いのですが、
12月は慌しく、誰も休んでは居ないのでしょう。
あと数日、フル回転です。

All About、新しい記事が出来ました。
先週はジルベスターコンサート特集、、、とくれば、
今年最後の記事は、ニューイヤーですね。
ヨハン・シュトラススで年が明ける不思議な国ですが、
憂さを晴らしてくれる彼の陽気さは、
幸先のよい今年を予感させてくれるのでしょうから、
手を叩き、足踏み鳴らしながら聴きたいものです。
http://allabout.co.jp/entertainment/classicmusic/

ネットマガジン「DORON」にも記事はリンクしています。
http://doron.allabout.co.jp/?FM=dgs

今回で「DORON」への連載はお仕舞いです。
来年は、もっと刺激的な記事にしたいなと、感じます。
ご希望あれば、私に言ってくださいね。

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