Vitz君こんにちは2012/08/01 22:36

家の駐車場に新車来ました
いや正確には私のではなく、
母屋の車の交換なのですが、
しょっちゅう乗っていた車なので、
愛情は移るもの。
新車が来ると、嬉しい反面、
営業マンに引き取られた愛車の後姿は、
悲しく見えてしまいますね・・・。

でも新しい車はコンパクトなVitz!
免許を取ったばかりの同居の姪っ子も
運転し易そうで、
女子色のボディーカラーも
みんなから愛されそうですね。
ナビにオートエアコンという装備の
現代仕様車なので、
大衆車ながら極楽でしょう。

安全運転!!

続BoxCD2012/08/03 23:21

廉価盤となったCDがセット販売される、
Box CDと言われるモノですが、
これは本当にヤバイ。

私のお気に入りのCD屋さんは、
完全にアマゾンに落ちているのですが、
変った演奏を聴いてみたいとか、
希少版を探そうとか言う時に、
実に面白いものを提供してくれます。

Box CDの安さは言うにあらずだが、
こう言うのが出てしまうと、
昭和のCDファンに加え、
往年のLPも巻き添えにして、
さらに戦前のSPファンまでが、
きっとガックリと肩を落としているはず。
だってフルトヴェングラーの
過去の演奏をCDにまとめてしまい、
それをBoxで売ってしまい、
ましてやそれを平民が買うなんて、
価値に加えて値段も最上級で、
手なんか決して出なかった。

録音に詳しい方なら知っているでしょうが、
円筒形の蓄音機用再生盤(筒)から、
SPレコードという平らな丸い板になり、
これは20世紀初頭から、
1950年ほどまで録音されていました。
1886に生まれ1954年に亡くなっている彼は、
生涯録音の殆どをこのSPレコードに託し、
没後は復刻版としてLPになったり、
さらに音も改善されてデジタルとして
CDで復元されているのです。
でも貴重な過去資料として、
私も何枚も聴いてきました。

それが100枚もある彼の録音が、
1つの箱になって翌朝には自宅に届く!
国会図書館を1万円で買ってしまった程の
背徳感で一杯ですぅ・・・

いろいろな価値観があり、
オーディオファンにとっては、
復刻版の音色に関しては賛否あります。
しかしながら最上級の演奏は変らず、
永遠の音楽性がギッシリ詰まった1枚に、
新鮮な驚きが沢山隠れてています。
1枚でも100枚でも、
正座して聴いてしまう最上級です。

狭小聴覚2012/08/04 23:57

銀座ヤマハの地下のスタジオホールに
初めて参りました。
クラシック音楽と同じように、
LM(ライトミュージック)の世界でも
企業のブランドとしても信頼を得ている
ヤマハが誇るスタジオ。
でも足を踏み入れると、
クラシックでも良いではないかと思う程の
クールな内装に照明。
合わせて機材ギッシリの
天上吹き抜け空間もいいですね。

父の作品を演奏してくださる先生の
アカデミー(講習会)の総仕上げと
いうべきコンサートなのでした。

勿論先生の演奏が素晴らしいのは
言うに及ばずですが、
お話をしてくださる言葉の意味が深く、
ありがたく、また神妙に、
音にも言葉にも聞き入る。

広がりと響きの豊かなホールは、
開放的且つ未来的な想像力を
書き立てられるが、
狭小空間で落ち着いた空間は、
記憶の堀起こしを強いられる。
音楽や言葉と対峙しながら、
耳より深い記憶という聴覚を刺激する。

素晴らしいコンサートでした。

音楽アプリ2012/08/07 21:29

面白いアプリは沢山ありますが、
音楽関連のアプリは、
テストも兼ねて使ってみる事が多く、
自分のi-Padにはメトロノームだけで、
5つも入っていたり、
ヘナチョコな電子楽器のアプリから、
150円とは思えない鍵盤アプリまで、
実にバラエティーになっています。

このアプリもその中の1つ。
数日前に入れました(80円かな・・・)
半分はチューナーなのですが、
他に比べて感度が抜群によい!
残念ながら=440Hzであって、
基音設定を変えられないのですが、
かなり使えます。
そしてこの右側が面白い。
内臓音源から再生すると、
自由にテンポも変えられ、
そして高低も変化を付けられる。
部分のリピートも1クリックなので、
同じところを練習聞いたり、
耳コピーをゆっくりしたり、
繰り返したりとできるのです。

なかなか秀逸。
オモチャのようなアプリでも、
アイデア次第で使い勝手秀逸です。

iPhone,iPad アプリ
<PocketHz>
マイナビニュース:
http://news.mynavi.jp/news/2012/07/26/010/index.html

吹奏楽コンクール2012/08/09 23:20

夏の風物詩にはいろいろありますが、
例えば今年ならオリンピック、
そして毎年の高校野球、など、
暑さが似合うスポーツの祭典です。
でも音楽ではこの時期といえば、
吹奏楽コンクールの週間なのです。

今年は8月上旬に時間が空き、
近所の中学校に連日指導に行きました。
娘が通う学校という理由より、
市としても文化ホール従事者としても、
活動をサポートしているので、
期待も込めてコンクールへのケアです。
演奏家としてオペラやバレエ、
オーケストラへの指揮が多くても、
やはり吹奏楽は私の原点のひとつ。
汗をかきながら練習に打ち込んだ
中高の思い出の世界ですから、
一所懸命な若者を応援したいのです。

吹奏楽連名コンクールはもう52回。
私が中高の頃の賞の結果掲載をみると、
恥ずかしいほど最初になっていて、
歴史年表の縄文時代を眺めている気分。
しかし上位を占めていたT区から、
年を追うごとに他地域に広まった
経緯をみると少し誇らしい気分。
今でも吹奏楽っ子たちは、
夏のコンクール本番日を目指して、
毎日汗と涙の連続のはずである。

手に汗握りながらの本番鑑賞。
予想通りの(期待はしましたが現実は
厳しいのも判っていますので)
確実な賞ではありましたが、
数日間の集中練習の成果も確実に出て、
明日への一歩になったのかと思います。
娘も3年生として
最後のコンクールになってしまいました。
こんなに応援したり緊張して聴くのは
最後かと思うと、ちょいと感傷的になる。
スポーツ、そして吹奏楽然り、
演者、応援席、指導者と皆ドラマまみれ。
夏ならではの催しというのは、
実に逞しいものである。

子供達、素晴らしい演奏でした。

天真爛漫2012/08/20 23:04

久しぶりながら野球話題で
申し訳ないのですが・・・。

横浜代表の桐光学園の松井裕樹投手、
ニュースでは見ていたが、
どうしても試合が見たいと思って、
ちょうど時間がある午前中にテレビ観戦。

彼の素晴らしいところは、
すでに様々な評論が出ているので、
言うに及ばずですが、
彼の豊かな表情がとても素晴らしい。
昨今は表情を出さずに、いや押し殺して
というのが正しいかも知れないが、
そういう10代も多い中で、
一球一球の準備から投球後まで、
喜怒哀楽を全て出してゆく様は、
見事を通り越して愉快である。

そして負けてしまった試合。

ベンチ前に並び天を仰ぎながら号泣をし、
脇を抱えられては嗚咽を繰り返す。
オリンピックに出場した中にも、
こんなアスリートはなかなか居ない。
三振の数ばかりが話題になるのだが、
天真爛漫を絵に描いたような、
グランド上の天使を発見したようで、
大変嬉しい日であった!

銀座と音楽2012/08/21 16:14


今日こそはやらなくてはいけなかった
コラム執筆の日であった。
気が付けば19号分も書いている。

季刊とはいいながら、
私の申し訳ない文章を応援してくださる
方がいらっしゃるらしく、
ないがしろにする訳もできず、
毎号締め切りギリギリの攻防である。
コラムタイトルは『銀座と音楽』ですが、
なにも狭義で話題を縛る必要もなく、
日本一の見本市である銀座とは、
常に時代を映す大鏡であり、
行き交う人々には歴史と文化が宿る。
つまり何を書いてもいいのである!
と、言い訳を呪文のように唱えてから
筆箱を開くのである・・・。

常に言い訳を呟きながらの今回は、
前回32号からのチャイコフスキーの
お話の続きなのです。
限られた中で納める難しさの前に、
言いたい事を筋道立てて書く困難に
お喋り性格の最もいけない反作用を感じ、
来号執筆まで少々無口になろうかと、
俗物物書きを恨むのであった。
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