銀座ミツバチ物語2009/04/21 17:54

素晴らしい本が届きました。

3年前の初年度から、
メンバーとして加えて頂いている、
銀座ミツバチプロジェクトの活動仕掛け人、
田中淳夫氏の執筆した本、
『銀座ミツバチ物語』です。

最近では、「銀座の養蜂」と切り出すと、
活動を知っている方があまりにも多いので、
ビックリされない反面、これまでの活動が、
いかにメディアに取り上げられたかを認識します。
それにこの数年の間に、ミツバチの話題は、
圧倒的に増えたようなきがするのです。
“ミツバチの集団失踪は何故!”なんて記事、
数年前はあまり目にしなかった(私だけか?)し、
この銀座の活動が、様々な意識を改革している。
といっても、過言ではないのか。

銀座ミツバチプロジェクトは、
開始後すぐに、NPOとして活動を広げました。
当初は、春から夏の養蜂を目的に、
また採蜜したハチミツを使った商品などで、
さらなる街のブランド創りに限った活動であった。
都会での養蜂、ハチミツ利用という2点でも、
十分にものめずらしく、「へ~」だったのですから。
しかし、3年の間に活動が劇的に進化しました。
空を見上げていた目は土を見ることになり、
人間の食と住環境も見回さなければならなくなります。
活動を通して知ったミツバチの生態、
周辺環境の指標といわれる彼らを知ることは、
今の地球を知らされる事にもなったのです。

この本には、3年間の奇跡が丁寧に詰まっています。
綴られる言葉と、登場する人々は、
大切な時間であり、積み重ねた時間こそが、
現在の活動に繋がっているのですから。
影響を受けて養蜂を始めた街、ビル、
東京だけでもいくつもあります。
銀パチのコアメンバーは、あちこちに飛び回り、
いつも蜂蜜の香につつまれている様子です。

素晴らしい活動に拍手を送り、
細々と応援している文化芸術面担当の私は、
もう少し太くメンバーになりたいと、
この本を読み、関係者ながらあらためて思ったものです。
本の体裁も綺麗です。
仲間のデザイナー忍さん、ナイスジョブ!

田中淳夫氏著作『銀座ミツバチ物語』
時事通信社から、4月10日発刊です。
是非読んで頂きたい1冊です。


NPO銀座ミツバチプロジェクト HP
http://www.gin-pachi.jp/top.html
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