ロゴ2009/04/01 23:01

早いもので4月。
お正月とは違う、仕切り直しですね。
学年が上がる子供、卒入学がある若者、
就職していく学生、皆心は晴れやかでしょう。
我々大人も、何か切り替えないと、
節操の無い毎日を、ズルズルと過ごしてしまう。

昨秋からの厳しい経済状況は、
我々音楽家にも差し迫ってきています。
この数日、企業人とのやり取りでも、
痛感する、今年度の仕事なのです。
そうだ、節制はしなければならない。

花粉、大分治まってきましたね、
御同輩がたくさん居ますが、皆一様に、
「酒が飲める!」と申しています。
そう春だ、酒を飲もう。

春めいてくると、花が咲き、
街に色が増えるのが嬉しいものです。
下を向かずに歩けば、思わぬところに
花は咲いているかもしれないのです。
そうなのだ、常に上を向こう。

昨年決まった「音楽の街-狛江」のロゴ、
採用された長野県の方に、お贈りする額を、
ようやく装丁いたしました。
これで、なかなか厄介な作業ですが、
綺麗に完成し、満足しております。
そうそう、丁寧に美しく。

これみな、創造の源となるのです。

アマゾンは地下2009/04/03 23:31

Amazonは、言わずと知れたネットショップですが、
このところのアマゾンの勢いはすごい。

楽天やヤフーが持て囃され始めた頃の日本は、
オンラインのカード決済すら不可能だったのに、
アメリカ発のネットショップは、既に何でもありでした。
当時は、CDを探すため、書籍を漁る為のアマゾンが、
次第に勢力を伸ばしながら、
今や、総合商社のようなネットショップになっている。
しかも、他と圧倒的に違うのは、
安い(値引率)、そして迅速なのである。
出品している店同士が競うのであろうが、
安さに関しては、PC周りばかりでなく、今や、
電化製品から日用品、レジャー用品にまで及ぶ。
しかも、多少厚かましいと思いながらも便利なのは、
その商品が売れる秘密が、使用者のコメントで明確で、
人気の☆マークは、確かな信頼である。
少し前、そう1年前までは、
「価格.com」で最安値を調べるのが常識だったが、
今や、完全に「まずアマゾンで検索」である。
多分日本一安い価格が見つかる。

そして、家に到着するのが異常に早い。
勿論、日本国内で出荷しているのだが、
普通の流通で考えたら、頼んで、棚から下ろして、
梱包して、宅配便の集配を待って・・・、
午後の注文なら、少なくとも中1日であった。
なにに、アマゾンは、およそ夜頼んだようなものが、
次の日の午後に届いてしまったりする。
しかも、アマゾンの箱に入っているのだから驚く。
この配達人は、どこから来てどこに帰るのか、
後をつけたくなるほど不思議な速さである。
いつ頼んでも、このような具合だと、
自分の家の地下にアマゾンはあるのかと、
真剣に思ってしまうほどである・・・。

本日買ったもの。
自転車のライト(60%引き)、テールライト(32%引き)、
レインウェア(17%引き)、何でもあるのだ。
付け加えると、配送のダンボール、大変便利。
仕事の書籍やCDを送る時に重宝なのです。
どこまで親切なら気が済むのだ、アマゾン!

桜、8分咲きですね。
多摩川沿い、市内各所、見上げるのは楽しい。

撤収2009/04/05 23:45

「音楽の街-狛江」最初の事業は、
月1回行われる「楽市(らくいち)」での協力ライブ。
市役所前広場は、前日の雨の予報を裏切り、
程よい陽射しと、暖かな気候で、
午前から盛況が見込めた、今年度1回目の事業。
2回のライブ公演ですが、音響のセッティングや、
椅子出し、ノボリ立てなどで早くから準備です。
担当課から皆さんが手伝いに来てくださるので、
年度始めの未周知事業でしたが、助けて頂きました。
駅前ライブ事業とは別に、年間4~5回と協力し、
このライブを楽しみにしてくださる方も多く、
形になってきた感じはいたします。
安い出演料や経費で、協力してくださる、
スタッフ、また素晴らしい出演者には、
心より感謝なのである。
今回も、風弦トリオ「空」の演奏で、
盛り立てていただいた。
実力者そろいの3人の好演に役者の真奈さんの語り、
音楽と言葉は風になり、春の空に舞って行った。
また、演奏していただく機会をつくろう!

これらライブは、新しい人間関係構築の場でもある。
今回も、在住音楽家の方、他の活動委員会の方、
その他文化事業に携わる方々との挨拶、交流があり、
新参者の私にはとても新鮮な出会いとなるのです。

夕方からサントリーホールで、ホール・オペラを観る。
ホール・オペラは、サントリーホールが、
創りだした言葉として商標登録されており、
コンサートホールに特化されたホールの利用は、
1993年の初年から注目されていた。
後ろまで席があるホールなので、
出演者を回廊させるような舞台創りで、
相撲のように360度楽しめないといけないわけで、
この考えは毎年変わらない筈である。

旨く出来ていた。
このところ数年のスタッフワークは、パターン化だが、
これは悪いわけではなく、もともとホール主催事業として、
オペラの制作チームを持つこと自体、大変な作業、
15年を経て、最上の形になったと言うべきか。
持ち論演奏(東響)も極めて真面目で素晴らしく、
ファジーで遊び心あるイタリア人指揮者と歌手に、
実直な職人気質の日本人オケの組み合わせは、
ホッとする安心感もありとても好いのです。
私の関心は、ほぼ舞台美術であったが、
特筆すべきは、原型の舞台の形がほとんど無い、
舞台美術(というより映画のセット)が、
毎日撤収されると言うことである。
歌手の休養のために毎日公演出来ないのだが、
毎日の貸し館としての機能は強いられるのです。
仕込み→公演→撤収→仕込み→公演→撤収→仕込み・・、
を繰り返すのである・・到底、他所では考えられない。

11000~22000円のチケットがどの位売れたか解らないが、
このプロジェクトの採算を取るのは無理でしょうし、
民間事業のため、補填のための協賛も大きなものです。
事業は2年、3年前から準備を進めますが、
昨今の経済状況を考えると、来年再来年の事業が心配。
素晴らしい舞台でも、見る方々がいて成り立ち、
経済状況、時勢は常に舞台に影響を及ぼします。
オケの仕事も依頼のキャンセルが多いそうですし、
オペラ関係でも、大きな公演を控える団体も増える。

でもがんばろう。
好き舞台を創造し、たくさんの方々に幸せになって頂こう。

騒音12009/04/08 23:46

最近は、夜の稽古がなく、時間があるので、
様々な公演にいきますが、気になります「騒音」。
騒ぎ立てるつもりではないでしょうが、
マナーとしての雑音のことです。
私、あまりウルサク言わない方ですが、
あまりにも酷い事が多く、これは言っておきたい。

花粉症重症患者の私は、クシャミと鼻水が怖くて、
最盛期には来場を控えますが、
沈静化してきた最近でも、クシャミは最も怖いので、
マスクをして、さらに目からの刺激も恐れて、
サングラス状態で座っています。
ノドのイガイガを感じるご婦人も多いのでしょうが、
演奏中に過剰包装の飴をガサゴソガサゴソと、
指先の感覚で探し出して開封するのは、
なんとも半径10mに響き渡るものです。
まず潤いが欲しいのとクシャミ予防も兼ねて、
こんな行動をするものですが、これはいただけない。
過剰包装は、キレイ好きの日本人好みでしょうが、
メーカー側も努力して欲しいものです。
音の出ないやわらかい紙に包み、
『コンサート仕様!ナメラレルのど飴』と、
宣伝すれば、実は会場で売れるはずだ。

「携帯電話をお持ちの方、アラーム付き腕時計・・」
定番の開演5分前の合図である。
携帯電話は、子供、お年寄りまで持つ時代、
個人認証のIDとしても不可欠だが、
年配が多い演奏会では、本当にご注意である。
私は99%無音状態(マナーモード)なので、
着メロの流行事態興味ないし、着信振動で十分と思うが、
それでも公演中は、振動音が心配で全て消す。
しかし、無頓着なのか、忘れてしまうのか、
携帯電話が鳴らない演奏会の方が珍しいくらい、
どうしても鳴らしてしまう人がいるのです。
昨日もそうであった。
白熱という言葉がピッタリ、会場の緊張感も最高の、
素晴らしい演奏のクライマックス。
繊細な音使いに、作曲家の内面的な美しさを感じ、
まさに耳が酔っていたその時、
「トゥルトゥルトゥルトゥル・・・」、である。
野太い古典的な(初期の頃の)携帯音。
しかも、この携帯の音程が最悪であった。
繊細な音の並びの中でも、肝心な音で、
今来るか、まだなのか、今来るか、まだなのか、
と、耳が欲していた音である・・。
KYなソリスト、いやテロリストは、
犯罪並みのソロを披露してしまったのです。

長い!・・・つづく。

騒音22009/04/09 11:46

昨日の続き。

しかし、公演の雑音は、今に始まったことではなく、
舞台見ながらメシ喰って、乾杯をカーンとして、
まさに社交の場となっていた貴族のオペラ鑑賞。
現代では皆無だが、昔は大問題になっていたらしい。
日本だって、大衆芸能の芝居は、相撲の延長のように、
升席で弁当食べて、酒飲んでいたし、
その影響か、クラシックのホールでも、
同じように客席で弁当食べて良いと思われる方もいる。
シンフォニーの楽章の合間では、
集団感染したのかと思うほどの、咳払いの嵐になり、
「咳をしておこう」と思うのか、
大変な患者数になってしまう。
昔ベルリンで、楽章間のすごい咳に堪り兼ねたか、
「ここは、病院じゃないぞ!!」と、叫んだ若者がいた。

大拍手である。

ベルリンで思い出したが、
さる室内オケの演奏会の事であった。
演奏中に、何度もアラーム(時計)が鳴る。
当時は携帯電話が無かったので、明らかに時計。
しかも時報ではなく、セットしたアラーム音で、
自分で切らないと、何度でも鳴る所謂スヌーズ機能。
お客さんは、何度も鳴るので発信元が気になるが、
誰が鳴らしているのか特定できずキョロキョロ・・。
3度目のアラームが鳴った時である、
舞台で吹いていたホルン奏者のH氏が、演奏を止め、
慌てて自分の左手をめくり時計を操作。
その瞬間、アラームは止み、何事もなく演奏も進んだ。

恐ろしいものである。
人の事を非難している場合ではない。
お客さんばかりか、演奏者も気をつけないと。
指揮者が、振っている最中にアラーム、携帯・・。
考えるのも恐ろしい。

おいしい発砲ワインを見つけた。
これ、ランブルスコといって、
イタリアのエミーリア・ロマーニャ州の葡萄、
自然発砲のスプマンテ(イタリアの発砲ワイン)は、
数多いのですが、これは格別。
しかも赤が美味しいなんて珍しいのです。
安いのに美味しい。言うことなし。

レ・グロッテ レッジャーノ ランブルスコ 
ロッソ・セッコ DOCランブルスコ・レッジャーノ

新地図2009/04/12 23:51

晴れ渡る青空に快適な気温、湿度、
気持ちの良いもの。
花粉さえなければ、もっとなのに・・・。

4月は、年度始めですから、
様々な新しいものが始まりますが、
今日は駅前ライブの今年度1回目。
SPAZMの音楽とダンスによるパフォーマンス。
毎回毎回、数日前から天気図を見てソワソワし、
前日の西日に照らされながら、
明日の晴天を祈るばかり。
雨天中止ですから、委員や担当課の計画、
出演者のリハなどの準備考えると、
晴れである事は、まず成功の50%なのです。
昨年も中止が無かったので、幸先のよいスタート。

駅前ライブは、音楽の種類も様々。
和、洋、それにビッグバンドからC&W、
今回はダンス中心のパフォーマンスなので、
また1つ幅が広がりました。
しかも、中心のY氏は駅近くの居酒屋も経営し、
彼を慕い、店に集まる仲間も大変多く、
当日もたくさんの関係者が顔を見せてくれています。
勿論楽しい内容で魅了してくれましたし、
昼の駅前は、足を停めて見入る方多く、
盛況にホッといたしました。

しかし、終わってからが楽しい。
彼ら仲間は、本拠の店に戻り打ち上げ。
罰金制の英語禁止ゲームでビール代を出し合い、
公演の歓声を引き継ぎ、興奮も鎮める。
撤収後、私も参戦。
しかも、その後も引き続き狛江内を約1キロ移動。
老舗ダンス教室のJ氏スタジオ地下のバーに到着。
ビールジャンケンで盛り上がり、ダンスと音楽の話。
それからさらにさらに300m移動。
腹がすいたら、皆で食するのです。
駅前の名物パスタ店を占拠状態。
さらに客人も増え、20人で飲む喰う喋る。
最後は、出演の二人のブルージーなギターと歌で、
ミニコンサートが始まり、さらに夜は更けていく・・。
人間関係変われば、様々変わるものです。
新しい人間関係、違う世代との語らい、
また新しい地元を発見したのです。

しかも、ダンサーのS氏は、高校の後輩と判明。
隣り合った業界で活躍の後輩に会うとは、頼もしい。

時間軸2009/04/16 23:33

この4月は、あまり忙しすぎず、、、
なんて言っていたら、様々な準備に追われる羽目に。

夏から秋の予定が満載なので、
準備に打ち合わせに忙しいのですが、
今日は、11月の横浜での公演打ち合わせです。
アウトラインを整えたので、
あとはこちらの準備でクオリティを高めますが、
「いかに沢山のお客様を呼べるか」ということは、
主催者側の問題だけではなく、
内容を提供する、呼ばれた側の演奏者も、
協力していかなければならない。
当たり前ですが、人気があれば「次も!」とは、
どこでも誰でも考えますね。
期待に応えてナンボの我々は、サービス業です。

みなとみらい。東急線が延びて実に楽になりました。
海の出島のような印象の10年前でしたが、
今や、近代的な駅とテナントビルのデザインが秀逸。
地下2階に位置する地下鉄のホームに入線する電車を、
吹き抜けのラウンジの3階からでも見下ろせるのは、
空、人、地、土と目線が下りて、呼吸も整う。
不動の縦軸が地球ならば、常に行き交う人と電車は、
過去から未来の時間軸のようなもの。
計画に沿っているとはいえ、
昔、未来の街を見るようだったパースからは、
こんな姿は想像もできなかった。

でも、一方の陸である旧桜木町付近は、
この未来型の街に比べると、
モノクロの映画を見ているような街に、置いてけ堀。
東京の埋め立て地もそうですが、
つい目線が上に行きがちの中、
時計を取り上げられたように、
取り残されていく場所もあるものです。

さてさて、暇な時間を楽しんでいたら、
どんどん資料やら、見なくてはならない譜面が到着。
大量の譜面と戯れなければならないかと思うと・・・。
頑張りましょう。

ホスピタリティ2009/04/19 23:20

演奏会に出掛ける

沢山の演奏会に行くので、
聴き方観方は、その時々で様々なのですが、
企て好きとしては、ホール正面の出迎え、
いや、前売り券の販売の仕方から、すでに興味。
場所によって仕切り方が違うので、
一概に良い悪いではないのですが、
主催者とお客さんの距離をどう測っているかに興味。

あまり知らない方もいるでしょうが、
ホールのモギリや、座席案内、開演時のドア閉め、
休憩時終わりのアナウンスなど、
「レセプション」と呼ばれる部分は、
都内の大きなホールに関しては殆ど委託です。
専門の業者があり、
アルバイトを中心として行っています。
このバイトは、音大生、音楽サークルの学生には、
絶大な人気で、たとえ半分しか中で聴けなくても、
おなじ空間を味わう事は大変勉強になるのです。

昨日のところは、指定管理になり、
ホールの運営形態が変わり、
同時にホール運営を手伝うボランティアも入れて、
このレセプションを任せているやり方。
まぁ、まだ始まったばかりの試行錯誤で、
ネームカード一枚下げた方の案内は、
非常に素人っぽく、しかしそこが暖かい。
劇場を愛するということは、
舞台もさることながら、周辺の人全てに対してであり、
また迎える側も、ホスピタリティという、
「もてなし」の心が大事なものですね。
気持ちよいお迎えでした。

公演の内容は別に良いのですが、
お客さんは非常に和やかで、地元の方が多いらしく、
休日の2時間をゆったり楽しみたい、という希望あり、
殺伐とした都心の公演には無いことです。

郊外のホール事業に関係する人間としては、
このような公演は非常に参考になるものです。

お勉強になりました!

銀座ミツバチ物語2009/04/21 17:54

素晴らしい本が届きました。

3年前の初年度から、
メンバーとして加えて頂いている、
銀座ミツバチプロジェクトの活動仕掛け人、
田中淳夫氏の執筆した本、
『銀座ミツバチ物語』です。

最近では、「銀座の養蜂」と切り出すと、
活動を知っている方があまりにも多いので、
ビックリされない反面、これまでの活動が、
いかにメディアに取り上げられたかを認識します。
それにこの数年の間に、ミツバチの話題は、
圧倒的に増えたようなきがするのです。
“ミツバチの集団失踪は何故!”なんて記事、
数年前はあまり目にしなかった(私だけか?)し、
この銀座の活動が、様々な意識を改革している。
といっても、過言ではないのか。

銀座ミツバチプロジェクトは、
開始後すぐに、NPOとして活動を広げました。
当初は、春から夏の養蜂を目的に、
また採蜜したハチミツを使った商品などで、
さらなる街のブランド創りに限った活動であった。
都会での養蜂、ハチミツ利用という2点でも、
十分にものめずらしく、「へ~」だったのですから。
しかし、3年の間に活動が劇的に進化しました。
空を見上げていた目は土を見ることになり、
人間の食と住環境も見回さなければならなくなります。
活動を通して知ったミツバチの生態、
周辺環境の指標といわれる彼らを知ることは、
今の地球を知らされる事にもなったのです。

この本には、3年間の奇跡が丁寧に詰まっています。
綴られる言葉と、登場する人々は、
大切な時間であり、積み重ねた時間こそが、
現在の活動に繋がっているのですから。
影響を受けて養蜂を始めた街、ビル、
東京だけでもいくつもあります。
銀パチのコアメンバーは、あちこちに飛び回り、
いつも蜂蜜の香につつまれている様子です。

素晴らしい活動に拍手を送り、
細々と応援している文化芸術面担当の私は、
もう少し太くメンバーになりたいと、
この本を読み、関係者ながらあらためて思ったものです。
本の体裁も綺麗です。
仲間のデザイナー忍さん、ナイスジョブ!

田中淳夫氏著作『銀座ミツバチ物語』
時事通信社から、4月10日発刊です。
是非読んで頂きたい1冊です。


NPO銀座ミツバチプロジェクト HP
http://www.gin-pachi.jp/top.html

一緒に呑もう!2009/04/23 23:18

いいじゃないですか、裸で酒飲んだって
きっと気持ちも晴れ晴れするのです

普段から人に見られて、
制約された生活、限られた言動で縛られ続け、
長きに渡りそんな生活していたら、
誰だって叫んでみたくなります。
酒飲んで仮面とって、スッキリしたくなります。

誰かの家の軒先とか、
お姐さん方を巻き込んでの乱心ならいざ知らず、
公の場とは言え、人はいない深夜の広場、
丁寧に服を畳んで重ねて座って、
礼儀正しいではござんせんか。

6時間居酒屋2件で、取り沙汰されて、
おまけに家宅捜査なんていう屈辱を受けるなら、
16時間7軒飲み歩いた事がある私は、
その場で銃殺間違えなしなのです。

センスの無い役人ですな、
身柄を拘束した御巡りさんも。
すぐにT君だってわかったはずだし、
そんな気分の彼に正義を語っても、仕方なし。
一緒に座って話し聞きながらなだめるとか、
少なくとも、ワイシャツの腕くらいめくって、
「そうか、気持ちがいいなぁ」と、
こんな風に話きいてもよいのではないか。
大騒ぎになり、社会的影響も想像出来るだろう。

同日には、親に殺された子供が発見されている。
そんな極悪非道な罪に比べて、何だというんだ?
新聞の紙面、ニュースの時間、
面白おかしく取り上げて、吊るし上げて楽しいのか?
もっと有意義な報道をしろ、と言いたい。
有名人だからと言うことで、面白おかしく取り上げて、
さも善人面した輩が、すき放題言うことが解せない。

と、T君を庇護するのは、
全て散々私もやってきたことであり、
よく省みりゃ、T君の件は軽犯罪にも匹敵しないだろ。
T君、ますます大好きになりました。
戻ってきたときにゃ、株が上がっているハズ!

私は、くれぐれも気をつけよう・・・と戒め、
夕方入った、とてつもない昭和の居酒屋で、
ニュースを横目で見ながら冷や汗するのである。
カウンター