撤収と会議 ― 2008/09/01 23:00
そして一夜明け、音楽祭は撤収です。
たった2日のためにしっかり仕込んだ野外劇場は、
1日減って、最終日のみの使用になりましたが、
しかし、野外なりの素晴らしい空間と、
ライトアップされた外で極上の音楽を聴く悦は、
他のものには変え難いものなのです。
吊った明かり、組んだイントレは全部バラして、
使った物、借りた物は全て元に戻す。
撤収作業は、劇場でも野外でも、
何もなかったかのようにリセットして、
また次の客人を迎えられるようにするのが決まり。
ホテルのチェックアウト後にどこか似ています。
前の人、家族、団体、空気さえも感じさせず、
常に新しい家の状態にして待つのです。
“個性を消す”と言うのでしょうか、
新たな個性が羽を伸ばせるように、
まさにニュートラルに戻すのが鉄則なのです。
劇場の場合、最後のお客さんがロビーに出ると、
感傷に浸る暇もないほどの手際の良さで、
裏方たちは、舞台をバラしていくのですが、
音楽祭のバラしは翌日なので、
比較的緩やかに、作業が行われます。
四方山話などもしながらよい時間の流れ、
多少名残惜しいので、ちょうどよい時間です。
事故もなく、きれいに撤収です。
10日間と一番長かった友井さんはじめ、
東京、甲府からのスタッフ、ありがとう!
頭を深々と下げると、私も車に飛び乗り、
すぐさま一路東京へ帰りました。
地元であさっての公演の会議があるのでした・・。
あらあら、よく考えると音楽祭終わっていません。
あさって終わって、初めてシャンシャンです。
何はともあれ、北杜よ、小淵沢よ、
今年もありがとう。またすぐ来ますからね。
たった2日のためにしっかり仕込んだ野外劇場は、
1日減って、最終日のみの使用になりましたが、
しかし、野外なりの素晴らしい空間と、
ライトアップされた外で極上の音楽を聴く悦は、
他のものには変え難いものなのです。
吊った明かり、組んだイントレは全部バラして、
使った物、借りた物は全て元に戻す。
撤収作業は、劇場でも野外でも、
何もなかったかのようにリセットして、
また次の客人を迎えられるようにするのが決まり。
ホテルのチェックアウト後にどこか似ています。
前の人、家族、団体、空気さえも感じさせず、
常に新しい家の状態にして待つのです。
“個性を消す”と言うのでしょうか、
新たな個性が羽を伸ばせるように、
まさにニュートラルに戻すのが鉄則なのです。
劇場の場合、最後のお客さんがロビーに出ると、
感傷に浸る暇もないほどの手際の良さで、
裏方たちは、舞台をバラしていくのですが、
音楽祭のバラしは翌日なので、
比較的緩やかに、作業が行われます。
四方山話などもしながらよい時間の流れ、
多少名残惜しいので、ちょうどよい時間です。
事故もなく、きれいに撤収です。
10日間と一番長かった友井さんはじめ、
東京、甲府からのスタッフ、ありがとう!
頭を深々と下げると、私も車に飛び乗り、
すぐさま一路東京へ帰りました。
地元であさっての公演の会議があるのでした・・。
あらあら、よく考えると音楽祭終わっていません。
あさって終わって、初めてシャンシャンです。
何はともあれ、北杜よ、小淵沢よ、
今年もありがとう。またすぐ来ますからね。
音楽祭Ex.公演の巻 ― 2008/09/03 10:59
正確には「音楽の街-狛江」主催で、
北杜国際音楽祭の招聘アーチストである、
「ザルツブルク・モーツアルテウム弦楽四重奏団」を
迎えてのエコルマホールでのコンサートです。
「音楽の街-狛江」も3年目に入り、
暗中模索の活動から、藪から棒の事業活動に移り、
ついには、海外ゲストを迎えてしまいました。
9月3日と言っても、まだまだ夏。
特にお客様は、広告を見てチケット購入するのですが、
夏の暑い時期に、チケットって売れないのです。
日本では“にっぱち”なんて、2月、8月を挿して、
世の中が動かない、つまり商売にならない月、
という事をいいますが、これは音楽業界も一緒。
ですから、9月を3日過ぎても、大変なのです。
前回昨年12月の“夢コンサート”公演は、
入場無料にして宣伝したら、120%の集客。
しかし、無料は全てをダメにする連鎖と言うわけで、
今回は、海外ゲストに失礼にならないような価格、
3500円(おい!安いじゃね~か!!)を正価に、
販売に勤しんだのです。
結果的には、目標には届かなかったのですが、
だいたい実数は予想通りの数で、
反省も含めて、良い経験になります。
これからの活動に生かしていくところです。
演奏の4人はそんなことに関係なく、
ガンガン弾きまくりで、2時間があっという間でした。
終演後は、駅前の居酒屋にて慰労会(打ち上げ)。
北杜音楽祭から、その他の営業仕事もこなし、
さらに名古屋に行き公演。
本日は、移動しての公演で、そりゃ、疲れるはずです。
日本での最終日でしたので、
嬉しい気持ちと、早く帰りたいのと、
疲れたカラダと、馴染んだ日本にも寂しさを感じ、
充実の1週間だったのではないでしょうか。
これで、音楽祭は、関連含め、全行程終り。
今日は、「音楽の街-狛江」の公演ですが、
私の頭の中は、音楽祭の千秋楽の気分。
写真は、舞台下手袖から。
大抵は、こんな角度から覗き、聴いています。
それにしても、演奏者、関係者、
狛江の委員の皆様、市役所の皆様。
全ての方々、感謝申し上げます。
お疲れ様でした。
前向きに ― 2008/09/07 10:27
1年振りに、某大OBオケのリハに行きました。
これから約2ヶ月間のリハーサル期間です。
とはいえ、週に1回の練習、
2歩進んでは3歩下が・・、いや、1歩下がり、
しかし、確実に1歩は進みながら、
駆け足でゴールインな公演を迎えます。
楽しいですね。
知った顔ばかりのオケというのは。
たとえ知り合いが一人もいなくても、
やる事をやら無いといけない指揮者の世界。
アマチュア界で、帝王になってはなりませぬが、
殺伐としたプロの人間関係の中に居ますと、
ふっと気の抜くことができる人間関係は、
矢張り楽しいものなのです。
プロの世界でも、20年、30年前と今は、
雲泥の差といわれますので、
アマチュアの実力向上も大変な勢いでしょう。
しかし年齢問わず、皆さん生涯演奏者の心意気。
大事なことですね。
学ぶ姿勢、上昇志向と言うものは。
今回は、シューマンのシンフォニーが中心。
シューマンは、私の好きな作曲家ですし、
ハニカミ系インテリ風の持ち味を出した曲は、
どうにも、江戸っ子の心をくすぐるのです。
いやはや、良い本番目指し頑張ろうと思う次第です。
皆さんも、しっかり練習しましょうね!
これから約2ヶ月間のリハーサル期間です。
とはいえ、週に1回の練習、
2歩進んでは3歩下が・・、いや、1歩下がり、
しかし、確実に1歩は進みながら、
駆け足でゴールインな公演を迎えます。
楽しいですね。
知った顔ばかりのオケというのは。
たとえ知り合いが一人もいなくても、
やる事をやら無いといけない指揮者の世界。
アマチュア界で、帝王になってはなりませぬが、
殺伐としたプロの人間関係の中に居ますと、
ふっと気の抜くことができる人間関係は、
矢張り楽しいものなのです。
プロの世界でも、20年、30年前と今は、
雲泥の差といわれますので、
アマチュアの実力向上も大変な勢いでしょう。
しかし年齢問わず、皆さん生涯演奏者の心意気。
大事なことですね。
学ぶ姿勢、上昇志向と言うものは。
今回は、シューマンのシンフォニーが中心。
シューマンは、私の好きな作曲家ですし、
ハニカミ系インテリ風の持ち味を出した曲は、
どうにも、江戸っ子の心をくすぐるのです。
いやはや、良い本番目指し頑張ろうと思う次第です。
皆さんも、しっかり練習しましょうね!
暗譜必須 ― 2008/09/08 23:52
10月に行なわれる公演のリハ。
相変わらず教えているM大オケのトロンボーン達。
人の声でもなく、大編成のオケでもない。
言葉なんて無く、ついでに言えばそう上手くも無い・・。
これが、楽しいのです。
普段の音楽仕事とは違う音の作業は、
耳の原点回帰かと思えど、今ではそうでもない。
もはや、懐かしさを超えて、
新鮮さもある響きなのですが、
集うヤツラが楽しいので、
聴いているのも、教えて尚愉しい。
毎年、ハードルを上げたり下げたり、
様々な事をしますが、
4年間、絶対現役を合言葉に、
就職活動がひと段落した方々を引っ張り出し、
老体に鞭を打って、吹かせながら、
下級生へは、手本となるように参加。
それなりに、影響され、影響をして、
2ヵ月後には、みな見違えるように上達。
達成感と共に、公演を超えることが出来るでしょう。
しかし、何が楽しい、いや辛い・・って、
練習後の飲み会、いや反省会・・。
私も反省だらけですので、参加しながら、
少し煤けた心の澱みを洗い流すのです。
これがあるから、尚楽しいのですな!
写真は、イタイケな1年生のアンサンブル。
新鮮な雰囲気で、とても楽しい。
聴いてる私がニヤニヤするほどです。
相変わらず教えているM大オケのトロンボーン達。
人の声でもなく、大編成のオケでもない。
言葉なんて無く、ついでに言えばそう上手くも無い・・。
これが、楽しいのです。
普段の音楽仕事とは違う音の作業は、
耳の原点回帰かと思えど、今ではそうでもない。
もはや、懐かしさを超えて、
新鮮さもある響きなのですが、
集うヤツラが楽しいので、
聴いているのも、教えて尚愉しい。
毎年、ハードルを上げたり下げたり、
様々な事をしますが、
4年間、絶対現役を合言葉に、
就職活動がひと段落した方々を引っ張り出し、
老体に鞭を打って、吹かせながら、
下級生へは、手本となるように参加。
それなりに、影響され、影響をして、
2ヵ月後には、みな見違えるように上達。
達成感と共に、公演を超えることが出来るでしょう。
しかし、何が楽しい、いや辛い・・って、
練習後の飲み会、いや反省会・・。
私も反省だらけですので、参加しながら、
少し煤けた心の澱みを洗い流すのです。
これがあるから、尚楽しいのですな!
写真は、イタイケな1年生のアンサンブル。
新鮮な雰囲気で、とても楽しい。
聴いてる私がニヤニヤするほどです。
整理整頓 ― 2008/09/10 10:28
1つ終ると、またすぐ次・・・。
このような公演の連鎖で、人生は進むのですが、
準備→リハーサル→公演という単純さではなく、
準備の中には、数ヶ月から数年の時を要するもの、
リハーサルだって、その日の公演前に1時間のモノから、
3ヶ月稽古を続けるものまであるのです。
自分が主催だったり、プロデュースしていたりすると、
さらに事後処理から、決算、お礼状から詫び状・・。
次の公演準備しながら、3つ前のお礼状書いていたり、
リハ真っ只中に、前回の事後処理があったり・・・。
言われます「よく、ごっちゃにならずにやるものだ」と。
感心されるのですが、イエイエ・・ゴチャゴチャです。
今日も、横浜まで来年の公演打ち合わせ。
これは、楽しい話ですし、この半年の苦労が、
来年成就されると思うと、嬉しいのですが、
相手と話していて、どうも、話が食い違う。
私は、近々の話しと考えていましたが、
・・・来年でした。
そりゃそうなのです。今から年度末までなんて、
どうにも時間ありゃしないので、来年の話なのです。
ほら、ゴチャゴチャです。
私は、地域振興的な公演も多いので、
役所の方、財団関係の方にも始終会いますが、
だんだん、何の話か解らなくなってきて、
他の地域の話で進めている考えを話してみたり、
話を鵜呑みにして、かる~く、ダブルブッキングさせ、
手帳開いて、慌てて訂正したり。
やはりゴチャゴチャ。
来年とか、早いものは、再来年の春なんて、
自分がどうなっているかもわからず、
しかも、大きな事業だと、
それを中心にしなければならないので、
一歩間違えると大変な事になりますね・・・。
ま、なには、ともあれ、今日の話は、
来年に続く楽しい話。
こういう風に、苦労したモノが、
苦労した分、しっかり還ってくると、
両拳をにぎり、「よし!」ってなるものです。
まぁ、頑張ってお客様に楽しんでもらいましょう。
来年の秋までには、さらに準備の時間があるのです・・・。
このような公演の連鎖で、人生は進むのですが、
準備→リハーサル→公演という単純さではなく、
準備の中には、数ヶ月から数年の時を要するもの、
リハーサルだって、その日の公演前に1時間のモノから、
3ヶ月稽古を続けるものまであるのです。
自分が主催だったり、プロデュースしていたりすると、
さらに事後処理から、決算、お礼状から詫び状・・。
次の公演準備しながら、3つ前のお礼状書いていたり、
リハ真っ只中に、前回の事後処理があったり・・・。
言われます「よく、ごっちゃにならずにやるものだ」と。
感心されるのですが、イエイエ・・ゴチャゴチャです。
今日も、横浜まで来年の公演打ち合わせ。
これは、楽しい話ですし、この半年の苦労が、
来年成就されると思うと、嬉しいのですが、
相手と話していて、どうも、話が食い違う。
私は、近々の話しと考えていましたが、
・・・来年でした。
そりゃそうなのです。今から年度末までなんて、
どうにも時間ありゃしないので、来年の話なのです。
ほら、ゴチャゴチャです。
私は、地域振興的な公演も多いので、
役所の方、財団関係の方にも始終会いますが、
だんだん、何の話か解らなくなってきて、
他の地域の話で進めている考えを話してみたり、
話を鵜呑みにして、かる~く、ダブルブッキングさせ、
手帳開いて、慌てて訂正したり。
やはりゴチャゴチャ。
来年とか、早いものは、再来年の春なんて、
自分がどうなっているかもわからず、
しかも、大きな事業だと、
それを中心にしなければならないので、
一歩間違えると大変な事になりますね・・・。
ま、なには、ともあれ、今日の話は、
来年に続く楽しい話。
こういう風に、苦労したモノが、
苦労した分、しっかり還ってくると、
両拳をにぎり、「よし!」ってなるものです。
まぁ、頑張ってお客様に楽しんでもらいましょう。
来年の秋までには、さらに準備の時間があるのです・・・。
秋のくるみ ― 2008/09/11 02:23
演奏会、公演には、季節がなさそうであります。
秋冬が中心のクラシックでも、春、夏に相応しい曲、
また時期的に似合う時期ってのもあります。
筆頭に挙げられるのは、まず第九でしょう。
今や、年末の代名詞ですが、いやしかし、
季節に関係なく、名曲は素晴らしいものです。
そしてもう1つ。
年末というより、クリスマスといえば、
「くるみ割り人形」ですね。
まさにそのまま、このドラマはイブなのですから。
観るのが日本の劇場であっても、
クリスマスの夜に、このバレエを観ると、
どんな輩でもメルヘンの世界に引き込まれます。
とは言え、やはり名曲は名曲。
季節に関係なく、よいものは良いですね。
直前ですが、9月14日(日)の公演、
「くるみ割り人形」の宣伝です。
もう何回公演を振ったのか解らないのですが、
何度演奏しても、素晴らしい作品。
毎回、譜面からは新鮮な発見があり、
バレエからは、新しい刺激をもらいます。
今日も、ロシアからのゲストが参加してのリハ。
リハを観ることが一番大切なのです。
同じ演出でも、出演者によって毎回違うテンポ。
これは、単純に速い遅いの違いではなく、
私が思う、チャイコフスキーの音楽としての表現と、
バレエ作品としての価値の差異が若干生じるので、
この埋め合わせをするために、参加するのです。
似ているようで、少し違う思考も当然あり、
譜面だけを、いつものように読んだりしていると、
バレエとしての重要課題を、忘れがちになったり、
バレエ音楽である前提が見えなくなったりします。
とは言え、良い作品は、
難しいことをいわなくても、
音楽がドラマを紡ぎ出し、共通言語で、
演奏と舞踊は結ばれていきますので、
堅苦しい事は考えすぎないことも大事。
それにしても美しいオブラスツォークの姿です・・・。
良い公演にしなくては!頑張らねば。
詳しくは、NBAバレエ団の予定からも見られます。
http://www.nbaballet.org/html/event.html
板橋ですので、お近くの方は是非。
秋冬が中心のクラシックでも、春、夏に相応しい曲、
また時期的に似合う時期ってのもあります。
筆頭に挙げられるのは、まず第九でしょう。
今や、年末の代名詞ですが、いやしかし、
季節に関係なく、名曲は素晴らしいものです。
そしてもう1つ。
年末というより、クリスマスといえば、
「くるみ割り人形」ですね。
まさにそのまま、このドラマはイブなのですから。
観るのが日本の劇場であっても、
クリスマスの夜に、このバレエを観ると、
どんな輩でもメルヘンの世界に引き込まれます。
とは言え、やはり名曲は名曲。
季節に関係なく、よいものは良いですね。
直前ですが、9月14日(日)の公演、
「くるみ割り人形」の宣伝です。
もう何回公演を振ったのか解らないのですが、
何度演奏しても、素晴らしい作品。
毎回、譜面からは新鮮な発見があり、
バレエからは、新しい刺激をもらいます。
今日も、ロシアからのゲストが参加してのリハ。
リハを観ることが一番大切なのです。
同じ演出でも、出演者によって毎回違うテンポ。
これは、単純に速い遅いの違いではなく、
私が思う、チャイコフスキーの音楽としての表現と、
バレエ作品としての価値の差異が若干生じるので、
この埋め合わせをするために、参加するのです。
似ているようで、少し違う思考も当然あり、
譜面だけを、いつものように読んだりしていると、
バレエとしての重要課題を、忘れがちになったり、
バレエ音楽である前提が見えなくなったりします。
とは言え、良い作品は、
難しいことをいわなくても、
音楽がドラマを紡ぎ出し、共通言語で、
演奏と舞踊は結ばれていきますので、
堅苦しい事は考えすぎないことも大事。
それにしても美しいオブラスツォークの姿です・・・。
良い公演にしなくては!頑張らねば。
詳しくは、NBAバレエ団の予定からも見られます。
http://www.nbaballet.org/html/event.html
板橋ですので、お近くの方は是非。
次から次 ― 2008/09/12 00:01
いや~ん、もう9月も13日・・・。
3ヶ月後の公演、さらに詰めていかないと!!
宣伝広告のチラシの打ち合わせで、
昨日は深夜まで、G大時代の同級生I氏宅で、
打ち合わせと、近況報告。
様々なところで、クロスオーバーして仕事の仲だが、
実は長々と話すのは2年ぶり程かな??
押し付けるようにデザインをさせますが
さすがのプロは、いつでも最高のものを提供してくれます。
私の希望はただ一言、
「子供たちが見て、観てみたくなるようなチラシ」を。
大事なことなのですよね、デザインって。
特に大人のようなバランスで見ない子供は、
辛辣な目ではあるが、正直な感想を脳にインプット。
子供だましならばなんでもいいのですが、
真剣に創るものなので、大事な印象です。
それにしても、急ピッチで進めないと・・・。
なんて、焦りながらも、明後日の「くるみ割り人形」の
譜面を広げて見ていると1本の電話。
ぎょっとしたのは、いつもお世話なっている、
某団体の敏腕マネージャー。
いつもの癖で、また誤らなくては・・・と思ったら、
まったく違う話であった。
11月にある某大学の研究学会の催しの相談。
夏に、公演の片鱗を聞いていたのだが、
まったく忘れていたので、ビックリ。
しかし、話を聞けば面白そうである。
私の知恵でお役に立つなら、
いつでもOkですよと、快諾の返事をする。
「・・・それではまた!」と電話を切り、
よ~く考えると、まだまだ面白い話の連鎖になる。
大学と、自治体の利を生かした共同事業。
この大学が、また私に近く楽しいのです。
それに、この自治体は来年一緒に公演。
ほうほうほう、と頷きんまがら、譜面に目を落とす。
すると、また思い出し、総合音楽会社Y氏に電話。
彼女は私の知恵袋である。
「2月のバレエの譜面レンタルの件ですが・・」と、
切り出し、事情を話しながら段取ってもらう。
すぐに電話が来て、手筈が整うのです。
ふ~、と息を吐きながら、また「くるみ」の譜面。
するとメール。
来月の仕事のイタリア人の譜面の件でやりとり。
これも、なんだか大きなイタリアブランドの仕事で、
なんだか、質素な音楽家達が参加するべきものか・・。
のような華やかイベントなのです。
おいおい、そんなブランドの服、買わなきゃないだろう!
いや、買えないだろうに・・。
また譜面にもどり「くるみ~」
昼間1日家にいると、このような状態になり、
とてもゆっくり譜面見ている場合ではなくなり、
譜面抱えて近所のカフェに逃げてしまうのです。
面白い公演が来るのは大変ありがたい。
しかしどれを取ってみても、指揮棒持っていって、
最後に現れればよいのものではなく、
準備、譜面、稽古・・・、ようやく本番なのだ。
楽しいのだが、私が3人位いると、
話が早くて、体が分離するので、楽なのだが、
ううむ・・・、再来年の春まで大変だ。
がんばろう。
だが、今は目の前の「くるみ割り人形」なのです!
3ヶ月後の公演、さらに詰めていかないと!!
宣伝広告のチラシの打ち合わせで、
昨日は深夜まで、G大時代の同級生I氏宅で、
打ち合わせと、近況報告。
様々なところで、クロスオーバーして仕事の仲だが、
実は長々と話すのは2年ぶり程かな??
押し付けるようにデザインをさせますが
さすがのプロは、いつでも最高のものを提供してくれます。
私の希望はただ一言、
「子供たちが見て、観てみたくなるようなチラシ」を。
大事なことなのですよね、デザインって。
特に大人のようなバランスで見ない子供は、
辛辣な目ではあるが、正直な感想を脳にインプット。
子供だましならばなんでもいいのですが、
真剣に創るものなので、大事な印象です。
それにしても、急ピッチで進めないと・・・。
なんて、焦りながらも、明後日の「くるみ割り人形」の
譜面を広げて見ていると1本の電話。
ぎょっとしたのは、いつもお世話なっている、
某団体の敏腕マネージャー。
いつもの癖で、また誤らなくては・・・と思ったら、
まったく違う話であった。
11月にある某大学の研究学会の催しの相談。
夏に、公演の片鱗を聞いていたのだが、
まったく忘れていたので、ビックリ。
しかし、話を聞けば面白そうである。
私の知恵でお役に立つなら、
いつでもOkですよと、快諾の返事をする。
「・・・それではまた!」と電話を切り、
よ~く考えると、まだまだ面白い話の連鎖になる。
大学と、自治体の利を生かした共同事業。
この大学が、また私に近く楽しいのです。
それに、この自治体は来年一緒に公演。
ほうほうほう、と頷きんまがら、譜面に目を落とす。
すると、また思い出し、総合音楽会社Y氏に電話。
彼女は私の知恵袋である。
「2月のバレエの譜面レンタルの件ですが・・」と、
切り出し、事情を話しながら段取ってもらう。
すぐに電話が来て、手筈が整うのです。
ふ~、と息を吐きながら、また「くるみ」の譜面。
するとメール。
来月の仕事のイタリア人の譜面の件でやりとり。
これも、なんだか大きなイタリアブランドの仕事で、
なんだか、質素な音楽家達が参加するべきものか・・。
のような華やかイベントなのです。
おいおい、そんなブランドの服、買わなきゃないだろう!
いや、買えないだろうに・・。
また譜面にもどり「くるみ~」
昼間1日家にいると、このような状態になり、
とてもゆっくり譜面見ている場合ではなくなり、
譜面抱えて近所のカフェに逃げてしまうのです。
面白い公演が来るのは大変ありがたい。
しかしどれを取ってみても、指揮棒持っていって、
最後に現れればよいのものではなく、
準備、譜面、稽古・・・、ようやく本番なのだ。
楽しいのだが、私が3人位いると、
話が早くて、体が分離するので、楽なのだが、
ううむ・・・、再来年の春まで大変だ。
がんばろう。
だが、今は目の前の「くるみ割り人形」なのです!
祭り ― 2008/09/14 23:48
くるみ割り人形公演、終わりました。
前日は深夜まで遊び・・いや打ち合わがありましたが、
今日は、午前早くから、子供たちの合唱指導、
ゲネプロ、そして本番と、くるみ割り人形を満喫。
9月にやっても良いものですね、やはり。
素晴らしい音楽とドラマは絶対なのです。
しかし相変わらず美しかったオブラスツォーワ!
妖精の様な容姿ですね。
何度も公演することで、熟していくダンサーに、
華を添えるように舞う彼女。
指揮者とプリマの関係は、時に難しいのですが、
こちらも踊りたいテンポを酌みますが、
彼女からの注文もそれほど多くなく、
技術と魅せ方に起因するユトリでもあるのですね。
音楽家にとっては嬉しい限りです。
バレエにとって、テンポは心臓のようなもので、
踊りが輝くか否かの大問題ではありますが、
テンポより、大きなフレーズの捕らえ方で、
踊れるダンサーは、多いようでそうでもないものです。
つまり、音楽と舞踊の寄り添い方が大事なところ、
何度やっても、難しくとも面白い世界なのです。
オケの皆さんもお疲れ様でした。
いつもながらに、進化をしていく様子に、
感謝をするしだいです。
オブラスツォーワ目当てのお客様も多かったでしょうし、
地元のバレエ団の協力、合唱の子供たちの参加、
様々な協力で超満員の板橋文化会館。
ここ大山の街は、高校時代のホームグラウンド。
文化会館は時々公演で来ますが、
街に対して慨深い思いでがあります。
相変わらずな喧騒は、昔より垢抜けてますが、
時期が重なり、お祭シーズン。
館内で響くオケのくるみ割りと同時に、
会館の横の空きスペースには、テントが張られ、
地元商店街のお祭り本部となっていました。
お囃子が鳴り、子供神輿の威勢の良い甲高い掛け声、
焼き鳥と日本酒の匂いが、雰囲気を盛り上げる。
こういう事が混在しているところが楽しいのです。
公演が終わり、ひとり商店街に出れば、
祭りの打ち上げで赤ら顔の旦那衆がたくさん。
あ~ぁ、こっちにも混ぜてもらいたかったな。
前日は深夜まで遊び・・いや打ち合わがありましたが、
今日は、午前早くから、子供たちの合唱指導、
ゲネプロ、そして本番と、くるみ割り人形を満喫。
9月にやっても良いものですね、やはり。
素晴らしい音楽とドラマは絶対なのです。
しかし相変わらず美しかったオブラスツォーワ!
妖精の様な容姿ですね。
何度も公演することで、熟していくダンサーに、
華を添えるように舞う彼女。
指揮者とプリマの関係は、時に難しいのですが、
こちらも踊りたいテンポを酌みますが、
彼女からの注文もそれほど多くなく、
技術と魅せ方に起因するユトリでもあるのですね。
音楽家にとっては嬉しい限りです。
バレエにとって、テンポは心臓のようなもので、
踊りが輝くか否かの大問題ではありますが、
テンポより、大きなフレーズの捕らえ方で、
踊れるダンサーは、多いようでそうでもないものです。
つまり、音楽と舞踊の寄り添い方が大事なところ、
何度やっても、難しくとも面白い世界なのです。
オケの皆さんもお疲れ様でした。
いつもながらに、進化をしていく様子に、
感謝をするしだいです。
オブラスツォーワ目当てのお客様も多かったでしょうし、
地元のバレエ団の協力、合唱の子供たちの参加、
様々な協力で超満員の板橋文化会館。
ここ大山の街は、高校時代のホームグラウンド。
文化会館は時々公演で来ますが、
街に対して慨深い思いでがあります。
相変わらずな喧騒は、昔より垢抜けてますが、
時期が重なり、お祭シーズン。
館内で響くオケのくるみ割りと同時に、
会館の横の空きスペースには、テントが張られ、
地元商店街のお祭り本部となっていました。
お囃子が鳴り、子供神輿の威勢の良い甲高い掛け声、
焼き鳥と日本酒の匂いが、雰囲気を盛り上げる。
こういう事が混在しているところが楽しいのです。
公演が終わり、ひとり商店街に出れば、
祭りの打ち上げで赤ら顔の旦那衆がたくさん。
あ~ぁ、こっちにも混ぜてもらいたかったな。
前乗り ― 2008/09/15 23:57
〔閉所恐怖症+せっかち〕な私は、“待つ”ことが出来ず、
車の渋滞や、人の混雑、ましてや毎日のラッシュなんて、
考えただけでもクラクラしてしまう駄目自由業者です。
ドーナツひとつ買うのに数時間待つ人たちなどは、
研究して論文のひとつも書けるほど、宇宙人に見えます。
高速道路も、ひたすらまっすぐな道にイライラが募る。
空いているのだから、前に行けばよいと思い、
気がつくと、メーターの針が4時ということもたびたび。
何をするのも、ゴーっと、バーっと進めないと駄目なので、
周りから見ると、なにもかもギリギリに見えるらしい・・・。
いや、これは半分は右脳人間の悲しい性でしょうが。
そんな私が、今日は余裕をもって行動しようと、
夕方の中、一路信州を目指してハンドルを握る。
姿勢を正して、余裕とユトリの安全運転。
燃費向上、地球温暖化防止!などと、
エコな自分を褒めながら、途中で休憩なども取る。
300キロ離れた長野の山々が見える頃には、
陽はとっぷりと暮れて、雲が張った空が恨めしい。
高速を予定通り降りると、10時を回っており、
ここからさらにドンドン山奥に進む。
「そうだ、、、そろそろ奴らに連絡しよう・・・」と、
携帯で電話をかける。
「おう!高速降りたから、あとしばらくで着くよ」
「へっ・・・???」
「もしもし!だから、もう降りたから!」
せっかちな私は電波状況にもウルサイのだ。
「ど、どこの高速を降りたのですか・・」と、
パーリーのK氏はオロオロと、のたまう。
「だから、信州中野に決まってんじゃん!」と、
あくまでユトリをもった行動に自信満々な私。
「合宿・・・、明日」から、、、です・・・」
「へっ・・・??」
今度はオロオロするのは私の番だった。
私は1日間違えて家を出たのである。
何も気づかず、鼻歌交じりでハンドルを握った4時間。
慌ててブレーキを踏み、山中に車を停める。
落ち着こうと外に出ると、辺りは漆黒の闇に包まれ、
夜の帳どころか、厚い緞帳のような雲は、
十五夜の月明かりを閉ざし、私の心にも一気に紗幕が下りた。
プラス思考の私は、こんな事では動じない。
そこらじゅうから聞こえる虫のせせら笑いも、
一瞬にして、大歓声に変換して、車に乗り込む。
Uターンして一気に山を降りる・・・。
それでも考えた。
帰ると、300キロ、却下。
小淵沢、150キロ、却下。
ならば、松本!80キロ。元気ない、却下。
選択肢は1つ。長野市20キロ。
人生の借りを返すように飛ばせば、10分で到着。
もう一度言いますが、プラス思考なのです。
まったく取っていなかった休みを頂いたと思い、
1泊を有意義に使おうと思うが・・・。
世の中3連休最終日、
街は、静かに日常の幕開きを待つ深夜。
それでも、チェックイン後に深夜営業のバーを見つける執念。
「ふ~、避難避難」と地下への階段を下り、
踏み外さぬよう足を運んで、ドアを開け、ようやく一息。
いやはや、自分でも驚く失態・・。
こんな事、生まれて初めての経験だ・・・。
などと凹まずに、有意義に明日を使うことを考えながら、
東京出身のマスターと話がはずみ、夜は更けていき、
何だか長野だが東京だがわからなくなった深夜である。
車の渋滞や、人の混雑、ましてや毎日のラッシュなんて、
考えただけでもクラクラしてしまう駄目自由業者です。
ドーナツひとつ買うのに数時間待つ人たちなどは、
研究して論文のひとつも書けるほど、宇宙人に見えます。
高速道路も、ひたすらまっすぐな道にイライラが募る。
空いているのだから、前に行けばよいと思い、
気がつくと、メーターの針が4時ということもたびたび。
何をするのも、ゴーっと、バーっと進めないと駄目なので、
周りから見ると、なにもかもギリギリに見えるらしい・・・。
いや、これは半分は右脳人間の悲しい性でしょうが。
そんな私が、今日は余裕をもって行動しようと、
夕方の中、一路信州を目指してハンドルを握る。
姿勢を正して、余裕とユトリの安全運転。
燃費向上、地球温暖化防止!などと、
エコな自分を褒めながら、途中で休憩なども取る。
300キロ離れた長野の山々が見える頃には、
陽はとっぷりと暮れて、雲が張った空が恨めしい。
高速を予定通り降りると、10時を回っており、
ここからさらにドンドン山奥に進む。
「そうだ、、、そろそろ奴らに連絡しよう・・・」と、
携帯で電話をかける。
「おう!高速降りたから、あとしばらくで着くよ」
「へっ・・・???」
「もしもし!だから、もう降りたから!」
せっかちな私は電波状況にもウルサイのだ。
「ど、どこの高速を降りたのですか・・」と、
パーリーのK氏はオロオロと、のたまう。
「だから、信州中野に決まってんじゃん!」と、
あくまでユトリをもった行動に自信満々な私。
「合宿・・・、明日」から、、、です・・・」
「へっ・・・??」
今度はオロオロするのは私の番だった。
私は1日間違えて家を出たのである。
何も気づかず、鼻歌交じりでハンドルを握った4時間。
慌ててブレーキを踏み、山中に車を停める。
落ち着こうと外に出ると、辺りは漆黒の闇に包まれ、
夜の帳どころか、厚い緞帳のような雲は、
十五夜の月明かりを閉ざし、私の心にも一気に紗幕が下りた。
プラス思考の私は、こんな事では動じない。
そこらじゅうから聞こえる虫のせせら笑いも、
一瞬にして、大歓声に変換して、車に乗り込む。
Uターンして一気に山を降りる・・・。
それでも考えた。
帰ると、300キロ、却下。
小淵沢、150キロ、却下。
ならば、松本!80キロ。元気ない、却下。
選択肢は1つ。長野市20キロ。
人生の借りを返すように飛ばせば、10分で到着。
もう一度言いますが、プラス思考なのです。
まったく取っていなかった休みを頂いたと思い、
1泊を有意義に使おうと思うが・・・。
世の中3連休最終日、
街は、静かに日常の幕開きを待つ深夜。
それでも、チェックイン後に深夜営業のバーを見つける執念。
「ふ~、避難避難」と地下への階段を下り、
踏み外さぬよう足を運んで、ドアを開け、ようやく一息。
いやはや、自分でも驚く失態・・。
こんな事、生まれて初めての経験だ・・・。
などと凹まずに、有意義に明日を使うことを考えながら、
東京出身のマスターと話がはずみ、夜は更けていき、
何だか長野だが東京だがわからなくなった深夜である。
精霊 ― 2008/09/16 23:05
期せずして頂いた半日の休暇、とは言え、
慣れていない事に、何をして良いのか途方に暮れる。
・・・などと言っていると、日も暮れるので、
とっとと起きて行動を開始するのです。
長野県は様々な場所に行っていますが、
長野市自体には滅多に来ないのです。
よい機会と、朝から散歩。
そして、昨日からここをメインと決めていた、
善光寺へのお参りをしっかり90分。
壮大な建築と、石畳、見所満載なのです。
連休が終わったばかりで、観光客の数はまばらで、
この位の込み具合が心地よいものです。
10人ほどの観光グループに、必ずガイドさんがいます。
このグループの後ろに、何気なく着いて歩き、
饒舌なガイド節に耳を傾けながら、成程、成程と感激。
参道を往復すれば、3人ほどのガイドさんに遭遇し、
たくさんの薀蓄と、笑えない駄洒落も堪能です。
祈願はただひとつ。
本堂に入り、10分ほど手を合わせながらしっかり参る。
参道から駐車場への帰り道、
古い洋酒屋さんを見つける。
この手のお店、宝の山なのです。
洋酒、しかもスピリッツ系が好きな私は、
どこにでも置いてあるウィスキーなどには興味なく、
この20年間位に、すっかり姿を隠したラム酒、
稀少なポートワインなどを探し回るのです。
少し古い洋酒屋さんには、あまり買う人がいない、
これらの品々が棚の奥に誇りを被っている事が多く、
しかも、昔の値がついたままなので、相場からは格安。
スピリッツは、あまり劣化しないので、
品質も気にすることはなく、
掘り出し物、しかも格安という恩恵が多いのです。
やはり、このお店にも切りなくありました。
また来られる事を祈り、厳選した1本だけ購入。
市場価格の5分の1でしょうかね・・・。
長野市から、志賀高原まで行かなくてはならぬので、
下道を通ってゆっくり走る。
須坂を超え、小布施の町。
小さな町は、栗の産地であり、
おいしい水と環境に、優れた蕎麦屋も数多い。
遅めの昼食は、もちろん蕎麦。
車でなかったら、地元の蕎麦焼酎を蕎麦湯で割り、
そばがきを摘みながら楽しむフルコースにしたかったが、
いやいやそんな場合でもないので、
大人しく、食事のみで退散。
たかが半日でも、ゆっくり信州を楽しむなんて、
経験したことがなかったので、格別な休暇でした。
日程を1日間違えた事が、結果的には幸い。
夏も1日も休みなく、様々な仕事をこなしたので、
精神的には大いにリフレッシュしたこの日でした。
慣れていない事に、何をして良いのか途方に暮れる。
・・・などと言っていると、日も暮れるので、
とっとと起きて行動を開始するのです。
長野県は様々な場所に行っていますが、
長野市自体には滅多に来ないのです。
よい機会と、朝から散歩。
そして、昨日からここをメインと決めていた、
善光寺へのお参りをしっかり90分。
壮大な建築と、石畳、見所満載なのです。
連休が終わったばかりで、観光客の数はまばらで、
この位の込み具合が心地よいものです。
10人ほどの観光グループに、必ずガイドさんがいます。
このグループの後ろに、何気なく着いて歩き、
饒舌なガイド節に耳を傾けながら、成程、成程と感激。
参道を往復すれば、3人ほどのガイドさんに遭遇し、
たくさんの薀蓄と、笑えない駄洒落も堪能です。
祈願はただひとつ。
本堂に入り、10分ほど手を合わせながらしっかり参る。
参道から駐車場への帰り道、
古い洋酒屋さんを見つける。
この手のお店、宝の山なのです。
洋酒、しかもスピリッツ系が好きな私は、
どこにでも置いてあるウィスキーなどには興味なく、
この20年間位に、すっかり姿を隠したラム酒、
稀少なポートワインなどを探し回るのです。
少し古い洋酒屋さんには、あまり買う人がいない、
これらの品々が棚の奥に誇りを被っている事が多く、
しかも、昔の値がついたままなので、相場からは格安。
スピリッツは、あまり劣化しないので、
品質も気にすることはなく、
掘り出し物、しかも格安という恩恵が多いのです。
やはり、このお店にも切りなくありました。
また来られる事を祈り、厳選した1本だけ購入。
市場価格の5分の1でしょうかね・・・。
長野市から、志賀高原まで行かなくてはならぬので、
下道を通ってゆっくり走る。
須坂を超え、小布施の町。
小さな町は、栗の産地であり、
おいしい水と環境に、優れた蕎麦屋も数多い。
遅めの昼食は、もちろん蕎麦。
車でなかったら、地元の蕎麦焼酎を蕎麦湯で割り、
そばがきを摘みながら楽しむフルコースにしたかったが、
いやいやそんな場合でもないので、
大人しく、食事のみで退散。
たかが半日でも、ゆっくり信州を楽しむなんて、
経験したことがなかったので、格別な休暇でした。
日程を1日間違えた事が、結果的には幸い。
夏も1日も休みなく、様々な仕事をこなしたので、
精神的には大いにリフレッシュしたこの日でした。
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