寒空参拝2006/01/23 22:52

ここは育った街。
きっと全国区だから説明も要らないのですが、
気に入らないのが、いつの間にやらふと見ると、
駅前交番横の石碑に “もてなしの町” とか
書いてあって、どうしてそうなったのだろうなぁと。

テレに番組で、「お年寄りに聞きました!」みたいな、
企画、マーケティングでもクイズでも必ず登場、
最近は「高齢者ファッションチェック」までやっている!
こんな街になったのもある一人のコピーライターが、
【お年寄りの原宿】とか、わけの分らぬ事を言ったから。
それ以来街の秩序は乱れ、朝の8時から、
平均年齢75歳~のベテランたちが、のっしのっしと
やってくるようになりました。
考えると、70歳以上だっけ、シルバーパス、とやら、
これで、都営の交通機関は無料でしょ、都営地下鉄、
都バス、都電(路面電車)の3つが使えるこのまちは、
必然的にお年寄りが集まるはずだ。

と、文句ばかり言っているようですが、
好きなんだな、この商店街の様子が。
今は様変わりして、売れ筋の店に。
テナント貸しして、自分の商売は畳んだ方も
多いでしょうが、子供の頃はいろいろありました。
御煎餅屋、草履や、お茶屋、甘味処。
布団屋から漬物屋、乾物屋、漢方薬屋。
縁日になると、七味調合してくれる屋台から、
キセルの屋台、カルメ焼きにアサリ屋まで。
江戸の下町食と風俗大集合だったのだ。

ながい商店街でね。1㌔ほどあるのさ。
ゆっくり歩くとやっぱり、落ち着くね。
今日は実家に寄りついでに、
初詣も喪中だったのでパスしたから、
高岩寺、通称“とげぬき地蔵”にお参り。
ついでに実家から1分の江戸六地蔵のひとつ、
体長2メール半のお地蔵さんも仰ぎ見ました。
忙しいときに、ふと行きたくなるのが、神社仏閣。
信心深いわけでもないが、神頼みは、あるのでしょう。

のぼりが立ち、店先に主人が出て客を呼び込む。
横から見てもすぐに何の店だか分るし、
「出店文化」って呼んでるんですけど、
これが人を呼びますな。

しかし今日は寒かったね。
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