ひたすら譜面2015/09/05 23:25

下のバレエの公演の直前に
オペレッタガラの公演があるのですが、
(・・・あと二日で記事にします)
この譜面を揃えるのに苦難・・・。

オーケストラには色々な職業の方が
働いているのですが、
事務方とも違うライブラリアンという
楽譜を専門に扱う研究者であり職人がいます。
指揮をしていると「ライブラリアン」に
非常にお世話になりますし、
この方々の器量でいろいろなストレスが
飛んでいったりもするものです。
演奏家とて同じで、
演奏で譜面台に乗る前の譜面は、
ライブラリアンがいろいろ仕事しています。

どの出版を使うかということは重要ですが、
これは大概決まりがあって、
あまりに特殊な物やさらなる拘りの譜面は、
指揮者が持参することも多いのです。
ライブラリアンは取り寄せなどの手配をしたり、
特殊な版の演奏が可能かどうか判断しますが、
近年の情報社会ではクリアしていて、
大問題になることは少ないのではないでしょうか。

でもライブラリアンはその後の仕事で、
譜面を確認して大きなミスがないかチェックして、
さらに弦楽器のBowing(弓の上げ下げ)を
考えて大まかに書いたりもします。
練習の滞る小節番号のない譜面、
AとかBとかの練習記号がない譜面には、
新たな練習のためのマークを記し、、、
つまり、演奏者と指揮者がストレスなく、
練習が進むように努力してくださるのです。

私も譜面は扱いますし、ライブラリアンの
登場を願う以前のものは、自分で揃えます。
特殊な譜面を扱っていることも多いので、
自分でないと理解不能な譜面が多いからです。

きっと世の中のライブラリアン共通意見。
「ガラコンサーとの譜面揃えは難儀・・・」

これね、本当に面倒、、、いや難儀なの。
普段は始まれば40分放っておける交響曲、
袋から出してパート確認して作業順調です。

ところが、、、、

ガラっていうのは所謂お祭りですが、
超有名曲や超レア曲まで、
品評会のように様々な音楽を並べます。
そうすると1曲の譜面の袋から、
アリアを出して部分だけ複写したりするのです。
そのやって次々に曲が選出される・・・。

・・・いやね、オペラならまだいい。
オペレッタは大変!なんです。

・・・つづく
*愚痴か・・・

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