草野球熱2014/08/02 23:10

数年前から真面目に復活した野球。
もちろん草野球と言われる遊びです。

子供の頃に熱中した、というより、
チームの中心で暗躍した(?)野球少年
でしたので、大人になっても熱は冷めず、
腕も、、、少々錆びました。

音楽家などと不埒な仕事をしていると、
決まった時間に休みもとれず、
4人で囲む麻雀ですら約束をできないと
思うほど遊びの予定も組めません。
ましてや土日に遊ぶ予定など、
公演などを考えると全く無理と、
あきらめていた数十年でしたから、
1人で遊べるスイミングや自転車、
など全く孤高の寂しいスポーツしか、
出来ないものなのでした。

少し仕事の予定ゆとりができたのか、
社会が私をそれほど必要としなくなったのか、
野球に対する欲求が釜をもたげたのか、
理由は定かではないのですが、
2年前から地元の野球チームに入っています。

非常に優しく、ちょうどよい緩さと、
やる気を起こさせる真摯な情熱のあるチーム。
午前中の試合には弱いが、
夜の帳が下り、ナイターになると俄然目が開く、
そんなチームのメンバーも大好きです。

ムキになる年でもないですが、
体のメンテナンスや野球の準備を怠ると、
思わぬ怪我に通じますので、
例え月に数回の野球でも、
逆算しながら真剣そのものです。
・・・とはいえ、
結果が簡単についてくるものでもなし。
難しいから面白いのも野球の醍醐味。

暑いながらもグランドには良い風が吹き、
ジワジワと汗ばみながらの2時間の試合。
真剣勝負の打席も球を待つ守りも、
全ては明日の自分のためにあると実感します。

そんな仰々しいものでもないが、
草野球熱いまだ冷めず。
これが一番うれしいのです。

単品フルコース2014/08/03 23:52

毎日毎日譜面に囲まれています・・・。

あたりまえ?
えぇ、そうなんです音楽家ですので。

然しながら、まとまった譜面を1冊握って、
練習をして公演、とか、
少し分厚い200年前のオーケストラスコアを
抱えて指揮をして出来上がりというのは、
理想的な目の前が片付いた生活。

もちろん名曲クラシック作品と
向かい合っているときはそうですが、
大抵はそう簡単ではない・・・。

“単品”といわれる曲があります。
これら単品は、A種の単品ばかりではなく、
B種の単品もC種、D種の単品もあり、
この単品(単品単品って煩い?)を集めての
公演になるとA~C,D飛んでZの単品を
それぞれ揃えなくてはならないものです。

これ大変なんです。

Aの棚って言ったってAには沢山歴史があり、
この中から5年前の歌曲<アレ>を引っ張り出す。
次にBの棚から序曲<ソレ>を探し回ると、
最終ページがカットされていて更に探しまわる。
やっとCの引き出し(棚とは限らないのだ)に
辿り着いたはいいが、もう10年前の仕事の単品
セレナーデ<ドレ>なんて探せない・・・。

こういうことを20数曲もやらないといけない。
引っ張りだして確認して、余計なモノしまって、
間違えて頭掻いて、汗もかいてそれでも続け、
汗疹はかいてはならず、
ようやく3時間後に5曲揃う・・・。

この間、床は紙が散乱して足の踏み場はなく、
折角出した譜面が数種の歌曲<アレ>であって、
挙句の果てにみな重なって訳が判らなくなり、
振り出しにもどる・・・

こういう仕事に台本とか、台詞とか、
そういった文芸の紙が加わるともう・・・。
私の場合、このA~Zという単品の棚がさらに、
三木 稔作品とか言って別室にしこたまあって、
この譜面たちも同時に処理しなくてはいけない。

〔整理されてない、だから人も来ない、
人が来たって価値は無いから入場無料だけど、
誰も手伝ってくれないので来ないでください!〕
と思っている図書館館長の気分である。

デジタル化しているんですよ人一倍。
それでも気が狂いそうなほど紙がアル。
それほど気風もよくなく、女々しいほどの
男らしさで、滅多な事では譜面を捨てられない。
この性格がまた紙を呼ぶんだな。

今日も来月の単品のフルコース公演の譜面を
端から揃えながら七転八倒。
しかし出来上がると達成感に震えた。

この快感を知るものにこういう役回りは
来るものなのだと知ってはいます。

Blast 体験2014/08/07 23:26

Blast ご存知ですか?

金管楽器と打楽器奏者、
加えてパフォーマーが入っての、
ステージショーのアメリカのグループです。

アメリカで発足して、
2003年の初来日以来今年が11年目。
ようやく見に行くことができました。

基本的にはステージドリルを中心として、
音楽+パフォーマンスで魅せる演奏。
基本的に演奏家として成り立たないと
聴かす事ができないのですが、
全ての演者が演奏技術が相当高く、
音楽家+パフォーマーというスタンスに
徹している質の高さが、
評価とリピーターの支持される理由です。

こういう種類のステージパフォーマンスで、
特に生の楽器を多用していると、
どのように技術的に解決させているかが、
特に興味深いものです。
PAとは言っても元々の管楽器の良さがあり、
1つ間違えると安っぽいショーにもなります。
でもPAもミックスも十分考えられ、
さらに打ち込みのリズムも合理的に使用して、
誰が何処にいても、全体のアンサンブルは
決して乱れない工夫もありました。
あらゆる打楽器を駆使して、
たった5人の奏者は上と下を行き来して、
舞台を盛り上げます。
マーチングの真骨頂である担いでの演奏も、
据え置きの演奏でも一糸乱れぬリズムが
Blastの生命線でもあり要ですね。
ずっと活躍しているもうベテランの
打楽器の石川さんの即興性も十分面白く、
彼が他の外国人奏者を牽引しているのは、
とてもうれしく頼もしかった。

このBlastでは初年より、
三木 稔<Marimba Spiritual>が演奏され
マリンバと打楽器奏者のアンサンブルが、
ショーの最後を締めくくります。

この関係から聴かせて頂いたのですが、
全世界で年間通じて演奏されている曲は、
興奮の坩堝に落とし込む最大のマジック。
目と耳で楽しませながらも、
「打つ」「吹く」という原始的な奏法の
管打楽器に相応しい地球の大地の響きは、
この曲を続けてくださる意味と重なり、
とても嬉しかったのです。

お客様の拍手がひときわ大きかった。

管楽器奏者という看板を外して久しいですが、
こういうアンサンブルは、
同じ釜の飯を喰わないと共鳴できないもので、
そんないくつモノ時代と仲間を思い出し、
少しセンチメンタルにもなる始末。

全国ツァーですからコンディション管理も大変。
いまや3人在籍する日本人の方々は、
日本中、何処に言っても人気者でしょう。
素晴らしいBlast !
またしばらくしたら行きたくなる、
体験しておきたくなる素晴らしい舞台でした。

大敗2014/08/09 23:59

少し野球に参加する時間が出来ています。
とはいえ驚異的に暑い夏なので、
部員一堂用心深く臨んでいます。

相変わらず、そう強くないが、
負けた後も雰囲気は勝ったチームより良く、
喉を潤し胃袋を満足させることに集中。

プロ野球の試合見ていても、
全てのプレイを覚えてはいませんが、
自分たちでやっていると面白いもので、
誰の打席でも、どの回の守りの場面でも
きっちり覚えていて、後で肴となります。
自慢を賞賛し、言い訳も楽しみながら、
箸を進めるのがまた楽しい野球仲間。

今日は台風前だという事で、
曇り空で気温も低く湿気があってよかった。
球って滑るものですから、
多少の湿気はゴムにはよい相性。
これも台風の影響でしょうが、
次の昼からの枠も空いていて、
試合を続けて3時間半・・・
回は草野球の7回制を超えて、
9回フルまでやることに・・・。

流石に皆バテテ来て平均年齢で上回る
わがチームは口数も減る・・・。
陰のエースの私も8~9回を投げた。
調子よく行っていたが、
9回は打ち込まれ大失点。
置きに行ってはダメなんですよね。
やはりなんでも挑戦的にいかないと、、、
と野球で反省することもしきり。

怪我無く疲れも仕事に影響させず、
皆と楽しい野球生活・・・
楽しいんです。

阿波踊り2014/08/13 23:09

徳島“阿波踊り”にいっておりました。

冬の公演の関係で本場をみようという体験。

三木の義父が徳島だった関係から、

20年も前より阿波踊りの話は聞いていながら、

お盆の4日間繰り広げられる当日に、

徳島に行く事は出来なかった。

 

実際に行くとなると大変。

 

なにがって、

徳島はこの4日と他の361日のギャップが大きい。

つまり基本的に観光で訪れる人が多くないために、

飛行機の便数からホテルの数も含め、

4日間はパンクするのである。

 

飛行機は取れなかった・・・。

宿も取れなかった・・・。

でも行こう。

 

昔なら橋がないので、

四国に渡るのは大儀だったが、

今は便利です。

特に淡路の橋を渡ればすぐに徳島。

神戸から車で100kmもない距離。

ランチに鱧(はも)食べるために

いけそうな距離感です。

 

新幹線とレンタカーを駆使して、

多少混んだが楽しいドライブ。

ホテルは根気強く探したら思ったとおり。

2日前にキャンセルが出て取れた!

 

新鮮でした阿波踊り。

しかも狂乱ですね。

 

数万人が踊っている。

道一杯に広がり、輪にもなり、

そして交通規制が解除されても

深夜に及ぶまで歓楽街でも鳴り踊る。

 

ううむ。すごいぞ阿波踊り。

普段穏やかな市内とは打って変わって、

熱狂の坩堝となる4日間なのです。


さて以下、街中から
屋内での選抜連による公演。
深夜に及ぶ様子をどうぞ。

















三木音楽舎2014/08/19 20:56

“三木音楽舎”
慎ましやかに進めています。

三木 稔の著作権の管理や、作品の紹介、
また出版社で扱ったいない楽譜の販売、
レンタルなども行っています。

久しぶりにブログも更新しました。
興味のある方は、
三木 稔ホームページ
http://www.m-miki.com/

と合わせてご贔屓くだされば幸いです。

三木音楽舎ブログ
http://mikiongakusha.seesaa.net/

美味鰻2014/08/21 23:19

美味しいものはありがたいわけで、
しかしながら高いものと欲が比例しないと
満面の笑みで食べられないものです。

鰻の高騰。
近年益々ひどい上がり方ですが、
そもそも頻繁に食べられるものではない。

某国の輸入鰻が安いからといって、
満面の笑みではどうも食べられず。

本鮪だって高いはずです。
そんなに量がないのだから。
いつも食べようってのがオカシイ。

ですので、食通ではない私は、
たまに食べれば嬉しい訳で、
ですから満面の笑みで食べられるモノを
値段に比例した美味しさで頂くのです。

コンビニを1周しても
食べたいものがなくて水だけ買って出ます。
それで正しいと思う。
最低限作っている人の顔が見えるものを食べ、
理想的には何処の食材か知っていれば尚よし。

潔癖な安全なんて最高の贅沢の世の中ですが、
自分で責任取れるものを食べたいとは思います。

・・・いや能書きを垂れようとしたのではなく。

今年初めて鰻を真剣に頂きました。
とても美味しかった。

鄙びた質素な佇まいの店は、
香ばしい蒲焼と蚊取り線香の匂いが混じる
和室の広間が旅館の様です。

美味しい環境ってのもあるでしょうが、
鰻なんかになると、
鰻色と周りの景色は関係するね。

しっかし美味しかった。

New2014/08/24 23:12

ニューカメラにしました。
とは言いながら今までにも、
数多のカメラを購入しているので、
何が新しいかもわからないのですが。

この数年はミラーレス一眼という、
コンパクトで薄っぺらいが、
レンズ交換式で写りは自在という種類に
嵌っているのですが年々小さくなります。
そろそろ究極のコンパクトになっており、
機能的にももう先は無いはずです。
(このサイズで1:1が出たら脅威ですが)

部品をどんどん小さくするのですから、
高い技術の飽くなき追求なのです。
それを面白がっている私のような
購買者がいるので更に研究してくださる。

でもこのカメラの素晴らしいところは、
カメラが通信してくれるという最近の主流。
カード出して差し込んで送らなくても、
スイッチポンでデータを吸い上げてくれる!
しかも、カメラを無線状態で管理できるので、
遠くに離れていても手元のタブレット画面で
確認したり操作したりが自在です!

凄いですね~~
進歩著しいですね~~

それに増してレンズも換えたのさ。
ヒヒヒっと笑うほど、
このレンズで写真が変わる事が面白い。

頻繁に買っているようですが、
前のカメラは2年使いました。
仕事の記録にブログにFB用と、
散々ぱら使い倒していますので、
そろそろ替えてもいいかなと思い、
価格が下がりに下がったところでお買い上げ。
非常に安く手に入れています。

靴買うようなカメラの値段・・・。

大事にします。

俗物2014/08/26 23:11

常日頃から様々な方々にお会いしますが、
専門の研究者、学者方との集いは格別。
私の知識の乏しさを反省しながら、
豊富な引き出しから見識も広い皆さんの
お話は本当に目から色々な俗が落ちます。

真面目な席での講義を聞いたり、
座談会のような対話もいいのですが、
食事をしたり酒を呑んだりしながら、
笑って話す時間というのはまた面白い。

様々な講義を受け持ちそのベースとなる
研究をされている先生方が、
実演家の私を呼んでくださるのは、
光栄ながら気恥ずかしいものでもあります。
でも逆に机上の論理ではなく、
実践にて作品を上演したりする私達にしか
分かり得ない実感というのもあるので、
そんな話を肴にしてもらいます。

単一の研究家だけではなくて、
ドイツ語、フランス語、英語、
ことなる背景をもつ語圏の方々ながら
日本という共通土壌との関係を大事に、
様々交流をする姿に経緯を払いますし、
音楽家というのもはサボり癖ばかりで、
いけない生き物と、これまた反省ばかり。

ご一緒した先生に素晴らしい訳書を
謹呈いただき恐縮しています。
版を重ねて7版目という名著ですね。


ブラームス回想録集①(全3巻)
~ヨハネス・ブラームスの思い出

ディートリヒ、ヘンシェル、クララ・シューマンの
弟子たち著

天崎浩二 編・訳
関根裕子 共訳

音楽之友社
定価3200円(+消費税)

オペレッタガラ2014/08/27 23:37

久しぶりにオペレッタのコンサートです。

ガラコンサートとは言っても、
オペレッタ<こうもり>の筋に添って、
台詞もあるコンサート形式です。

ベテランから若手まで様々な
オペレッタの名曲で楽しくなると思います。
オペレッタに携わった時代が長かったので、
あちこちからオペレッタのネタを聞かれ、
構成やお話を頼まれる事も多いですが、
オーケストラとのオペレッタガラは、
本当に楽しいものです。

これからのリハーサルと準備ですが、
ご案内をしたいと思います。

横浜の県立音楽堂はとても響きが素晴らしく、
木で囲まれたホール内部は木目も美しい。
今では全国でも数少ない稀有なホールです。
最寄の桜木町は、みなとみらい21の開発で、
時代が去った駅なのかと思ったら、
最近では駅中が綺麗になりショップも増え、
とても華やかな雰囲気に様変わり。
こんな駅中で食事してからの公演も、
お勧めいたします。

足を運んで下さる方は是非ご連絡ください!
特典もありますので。

以下HPより引用~~

第24回神奈川オペラフェスティバル'14
第一夜 オペレッタ・ガラコンサート

■日時:2014年9月23日(火・祝)
15:00 開演(14:30開場)

■会場:神奈川県立音楽堂

■入場料:S席5000円 A席4000円

演奏:東京劇場管弦楽団
指揮:榊原徹

出演者
*ソプラノ
稲垣貴子・井上千佳子・悦田 比呂子
小田切一恵・辛島安妃子・櫻井智美
平野香奈子・松井美路子・柳澤涼子

*メゾ・ソプラノ
川口美和

*テノール
田代誠(客演)・君島広昭(助演)

*バリトン
小栗純一・竹村淳(助演)


横浜シティオペラ公式ホームページ
http://www.cityopera.jp/index.html
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