最上階2014/03/11 23:16

大震災から3年が経ちました。
様々な媒体で皆さんが言われている通り、
私も同感と感じながら、
毎年の区切りではなく、
延々と続く再生への道を見定めようと
心に思う日でありました。

2011年12月には義父も亡くなり、
この年は忘れられない年号として
記憶されております。
作曲家ばかりではないですが、
創作活動を続けた方が亡くなっても
創作物は必ず残るわけです。
大事なモニュメントと見る一方、
管理して行かなければならない財産と
見なす事も出来るわけです。
現在の日本の著作権法では50年間の
著作物に関する権利が認められており、
権利相続者が保有することになります。
逆に申せば管理する責任があり、
作品群の行く末を任されるのも
権利保有者と言うことになります。

50年間は3世代に亘るかもしれない
長い期間ですので、
管理するばかりではなく、
“紹介”するということも大切です。
管理と紹介をバランスよく行い、
価値を守ることが大事ですが、
大変に難しいことも現実です。

義父の生前から大変厚情を賜り、
長きに亘り仕事の手伝いをして頂いた方と
食事をしながら様々なこれからの事を
話す機会の日でした。
これまでの事に心から感謝をしつつ、
これからの事に姿勢を正す日にもなり、
大切な3.11.の日になりました。

新宿小田急百貨店最上階ら歌舞伎町を望む。
ガラスに反射した写真ですが、
東口歌舞伎町方面に何機もクレーンがそびえ、
街は常に動いている事を知らせます。
天気は良くてもまだ春は足踏みですね。
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